コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 私の好きな、あいつ。 《参照1500突破感謝》
- 日時： 2016/08/08 14:40
- 名前： こん （ID: 3dpbYiWo）
- 参照： http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=41461
皆様、こんにちは。
作者のこんと申します。
クリックしていただき、ありがとうございます。
この作品はカキコで私が初めて投稿させていただく物となります。
至らぬ点があるかとは思いますが、どうぞよろしくお願いします。
コメントは大歓迎です。
荒らしやなりすましはご遠慮ください。
なお、上記のURLはこの小説のpast storyやanother storyをまとめた「私はあの時恋をして、あいつはそのときこう思う。」のものとなります。
もしよければご覧頂けると嬉しいです。
《スレッド設立日》
2016.02.07
《作者の他の作品》
・気まま自由な短編小説
・空腹キケンちゅういほう
・私はあの時恋をして、あいつはそのときこう思う。
・君を想って三万里
-prologue-
今から思い返せば。
あの時、私は恋をしていた。
誕生日が一緒で、
背の順が隣で、
あんまり勉強は得意ではなくて、
走り回るのが好きで、
太陽のように笑う、
あいつが好きだった。
小学校を卒業して6年。
中学・高校を通過して、いつの間に大学1年生。
背が伸びた。
中学の最初は小さい方だったのに、高校を卒業する頃には後ろから数えた方が早くなった。
でも、
きっと。
あいつはもっと大きくなってて、
見上げなきゃならないのかもしれない。
今、何をしているのだろう。
今、どこにいるのだろう。
今、どういう風な見た目だろう。
色々と変わっているだろう。
もしかしたら、昔の面影なんて残ってないかもしれない。
でも。
絶対に変わっていないものがある。
それは。
あいつと私の、
生まれた日。
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- Re: 私の好きな、あいつ。 ( No.19 )
- 日時： 2016/02/17 19:19
- 名前： こん （ID: kwjWR4CH）
-9-
「え、うそ。俺もそこの大学なんだけど。」
「えっ。」
電車に乗った。
大学はどこかと聞かれて答えると、中原はびっくりしていた。
「いや、まじで。…ほら。」
「…。」
中原が財布から取り出した学生証は、確かに私の大学のものだった。
「…ほんとだ。」
驚いた。
知らないうちに同じ大学だったなんて。
「えっ、薬学科なの。」
学生証に書いてある学科名に目が釘付けになった。
「うん。須藤は？」
「私も薬学科。」
「…まじ？」
「…まじ。」
まさかの同学科。
いちおう私も学生証を取り出して、中原に見せた。
「…こんなことってあるんだな。」
「あるんだね。」
中原も私もあまりの驚きに黙り込んでしまった。
「…。」
「…。」
そこで目的の駅に着いた。
「降りよう。」
「うん。」
降りて並んで歩いてるうちに沈黙が耐えられなくなって口を開いた。
「中原の学生証の写真、少し幼く見えた。」
「あ、そういうこと言うんだ。…須藤の写真はちょっと老けてた。」
「うわー、女子にそういうこと言う？さいてー。」
「須藤が先に言い出したんだろ。…まあ、写真より実際の方がよく見えるってことだよ。」
中原はさらっとそんなことを言った。
「…そりゃ、どーも。中原だって実際の方がいいってことだよ。」
私がお返しにそう言うと、中原は少しうつむいた。
「ごめん。なんか変なこと言ったな、俺。」
そう言って笑う。
「いや、まあ、こっちこそ。」
私もそう言って笑った。
ショッピングモールはすごい人で賑わっている。
「2週間ぶりくらいだなー。」
「俺もそのくらいかな。」
「まあ、定期的にはくるよね。」
「最寄り駅になんもないからな。」
2階に上がってケーキ屋さんに入った。
「ここ、初めて入った。」
「そうなの？」
「おう。須藤はよく入るの。」
「うん。結構今話題のチェーン店だし。」
「へえ。じゃ、俺も話題にしよ。」
「女子じゃん。」
「ははは。」
私はフルーツのタルトとアイスティー、中原はベイクドチーズケーキとアイスコーヒーを頼んだ。
「今日はコーヒーじゃないんだ。」
「うん。コーヒーは後でコンビニのやつ飲む。」
「是非ともうちのコンビニへどうぞ。」
「うん、そうします。」
そんなことを喋ってるうちに飲み物が運ばれてきた。
- Re: 私の好きな、あいつ。 ( No.20 )
- 日時： 2016/02/18 00:08
- 名前： 火野カフカ （ID: CWo1/r7X）
- 参照： h
同じ大学にいたなんて!!
展開が気になって寝れない!!!
豪ちゃん気に入ってるよ♪
更新ガンバ！
- Re: 私の好きな、あいつ。 ( No.21 )
- 日時： 2016/02/18 15:24
- 名前： こん （ID: iuj9z/RI）
>>火野カフカ さん
コメントありがとう^_^
頑張ります！
- Re: 私の好きな、あいつ。 ( No.22 )
- 日時： 2016/02/18 16:17
- 名前： てるてる522 ◆9dE6w2yW3o （ID: lKhy8GBa）
- 参照： http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
こういう恋愛物の小説……凄く大好きですッ!!
一昨日から読み始めてあっという間に、虜になりました(笑)
初めまして、てるてる522と申します。
作者様の文章力が素晴らしくて、羨ましいなぁと感じて居ます。
初めのPrologueのような部分から既に惹き付けられて続きが読みたいと凄く思いました!!
今も最新更新まであっという間に読んでしまい、続きが読みたくてうずうずしている次第です←
此れからも楽しみにしてます^^
更新頑張って下さい(^^ゞ
byてるてる522
- Re: 私の好きな、あいつ。 ( No.23 )
- 日時： 2016/02/18 19:02
- 名前： ようかん （ID: JjNmRcbN）
初めまして！じゃないですね^_^;
この前は私の小説を読んでくださってありがとうございました！m(__)m
というわけで、こんさんの小説にもお邪魔させてもらったわけですが、本当に素晴らしいです！（≧∇≦）
改行を多く使っている分読みやすくて、お話の内容も続きがとても気になります！
これからも、応援しているので頑張って下さい！( ´ ▽ ` )ノ
ようかんm(__)m
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