コメディ・ライト小説(新)
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- 妖戯れ
- 日時: 2019/04/05 09:20
- 名前: 天使のような悪魔 (ID: nsrOqY/c)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12331
妖探偵事務所活動記録
最初に断っておくが『妖探偵事務所活動記録』だなんて格好つけて書き出しているが探偵事務所公認というわけでわない
(春夏秋冬部長に提案してみたがあっさり却下された)
ただ僕が個人的にたらたらと不思議な世界について 否、僕がただ妖と戯れるだけだ
それでも僕の話を聞いてくれるのであれば僕は嬉々として語ろうと思っている
第1話
【札切 璃空の妖戯れ】
未公開
第2話
【春夏秋冬 一年の妖戯れ】
>>12
第3話
【犬神 駒理の妖戯れ】
投稿中
第4話
【霧野 切子の妖戯れない】
未完成
第5話
【柏崎 波戯の戯れ】
未構成
- Re: 妖戯れ ( No.1 )
- 日時: 2018/08/06 11:03
- 名前: 天使のような悪魔 (ID: 710duu2T)
4月6日 土曜日
この日、僕は初の妖探偵社に出社した
初めてのアルバイトがこんな胡散臭い所で多少残念な気持ちがある
それでも、僕がこの会社に勤める理由は妖探偵社に300万の借金があるからだ
あるとき払いの催促なしだが、高校生にとって...いや社会人にとっても重い額だろう
そこで、僕は妖探偵社で働き300万の借金を返すことにした
探偵社は荒れた空き地で囲われている
荒れた空き地というかもうちょっとした森と呼ぶべき惨状である
その空き地(森?)に隠れるように建っているのが妖探偵社のビルディングだ
いや、「隠れるように」ではなく実際に幻術をかけて普通の人には見えないように「隠して」いる
まぁでもこのビル、壁に苔が生えていたりツタが絡まっていたり...酷い所でビルから木が生えているから幻術なんて使わなくても一般人にはきずかれないと思うんだけれど...
そして「出社した」と断言しているが正確には入り口の前まで来ただけだ
速く入れよと思うかもしれないが生憎入り口の鍵を渡されていないのだ
結果無駄に大きな正面玄関の前で立ち尽くしている
立ち往生である
(佐藤さんが言うには人だけでなく人以外の「もの」まで入り口から入れるようにということだそうだ)
駄目元でドアノブに「左腕」を掛けた が左腕の肘から先が失くなっていた
ドアノブに触れてたはずの左腕が朱くなっていた
- Re: 妖戯れ ( No.2 )
- 日時: 2018/08/06 11:03
- 名前: 天使のような悪魔 (ID: 710duu2T)
4月6日 土曜日 午前6:00
『痛ッッでェェぇえ? あれ?』
あれ? あれれ?
全くと言って良い程、痛みを感じない
なにが起こっているんだ?
確かに、左腕の肘から先は失くなっている、朱くなっている
今も血が噴き出し続けている
が、全く痛くない
なんらかの特異現象で痛覚が失われているのだろうか
しかし特異現象を引き起こすようなことはしていないはずだが
というか、もし仮に痛覚が失われていたとしても僕の左腕が失くなっているということに説明がつかない
そこまで考えたところでひどくイライラしたような声が聞こえてきた
『うるっせぇなぁ 今何時だと思ってんだよ ああん?』