コメディ・ライト小説(新)
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- ぼっちの俺が、なぜか美少女様達にモテています。
- 日時: 2020/03/13 12:53
- 名前: 京都花漣澪 (ID: GsncfwNf)
- 参照: https://estar.jp/series/11771233
0 登場人物紹介
どうも。京都花漣澪です。今回コメディ・ライト小説(新)ので、新シリーズを書きます。ジャンルは恋愛です。出来るだけ投稿ペースを上げていきたいと思います!ぜひ、続きも読んで下さい!今回は、登場人物紹介をします!
坂木勇太
高校二年生。主人公。ぼっち。
朝霞彩
高校二年生。学園一の美少女。
水品理沙
高校二年生。クール系美少女。
坂木朱莉
中学三年生。勇太の妹で、女優&モデル。
エブリスタで小説投稿始めました
リア充夢見る青春部
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京都花漣澪作
- Re: 愛してるって言ったらあなたは私を好きになってくれる? ( No.1 )
- 日時: 2019/08/18 14:35
- 名前: 京都花漣澪 (ID: LmekyLqy)
1 プロローグ
俺は平凡な高校二年生だ。どこにでもいるような普通の高校二年生だ。
俺が通っている浅木高校も、普通の公立だった。ちょっと偏差値が低いくらい。二年生はA~Fクラスまであって、俺はBクラスだ。
偏差値が低いだけあって、明らかに頭悪そうなギャルは結構いるものの、ヤンキー・ギャル学校ではない。荒れてる訳でもない。
俺のような、ぼっちも何人かいる。けれど、いじめがあったりはしない。リア充は楽しそうにしてる。
俺は、平凡だ。
どこにでもいるような高校二年生だ。ぼ、ぼっちを除けば平凡か・・・。
ぼっちはぼっちで青春を謳歌している訳で、悲しくもない。教室で一人でいても、悲しくなんかないからねっ。
そんな俺は、ある日人生が変わった。
学園一の美少女と会って、人生が変わった。
- Re: 愛してるって言ったらあなたは私を好きになってくれる? ( No.2 )
- 日時: 2019/08/22 08:12
- 名前: 京都花漣澪 (ID: Q8zG8i9B)
2 いつもの日常
「ねぇねぇ。今日、どこで遊ぶ?」
「カラオケにしない?マジ、歌いたいわー」
「じゃ、カラオケでいい?」
「OK。ビックカラオケ集合ね」
「いいよー」
「賛成っ!じゃあ、あとでね」
「ばいばーい!」
俺はそんな会話を聞きながら、思う。みんなでカラオケ行って楽しいのか、と。俺には分からない。盛り上がるかもしれないが、一人で行ったほうがたくさん歌えるじゃん。
そういう考えを持つのは、俺だけだろうか。違う。
リア充はみんなで行ったほうが楽しいと思うだろうが、ぼっちはまず一緒に行く人がいないので、即一人決定である。
しかし俺は、そもそもカラオケにも行きたくない。
毎日、学校に来てはリア充の会話を聞き、ぼっち視点で心の中で語る。それは、ぼっち日課というかあるあるだろう。ソースは俺。
すると、あっちのほうからも会話が聞こえてきた。
「なぁ、今日、ゲーセン行こうぜ。やりたいのあんだよ」
「おお、いいな。ゲーセンにしよーぜ」
「そのあと、タピオカミルクティー飲もうぜ」
男までタピオカ飲むのかよ。
ここでもやっぱり、思うのだ。みんなでゲーセン行って楽しいのか、と。俺には分からない。一人で行ったほうが絶対楽しい。これ、絶対。
みんなで行くと、一人がやりたいと言ったゲームに付き合わされるのだ。俺、やりたくないよ、といえば「空気読めねーの?」みたいな反応をされる。ソースは俺、でもない。だって俺は、誘われることもないからな!
結論 リア充爆発しろ
- Re: 愛してるって言ったらあなたは私を好きになってくれる? ( No.3 )
- 日時: 2019/08/22 15:25
- 名前: 京都花漣澪 (ID: LmekyLqy)
3 ぼっちの考え
リア充爆発しろと思うぼっちは多いだろう。俺もそうだ。リア充爆発しろ。常に思っていることである。これはぼっちの勲章だ。(少なくとも俺はそう思っている。)だから決して負け惜しみではない。まず、負けてなんかいない。というかぼっちのほうが勝ち組だろ。青春ラブコメなんてくだらない。ぼっちこそが青春なのだ。リア充なんか滅びろ、と思ってしまうほど。
結論 リア充爆発しろ
そもそも、リア充ってなんだよ。高校生活リアルに充実してますー。ということだろうか。そうしたら、ぼっちだってリア充だ。だってぼっちだってリアルに充実してるから!一人で青春を満喫する。これこそが、真のリア充じゃないか!友達いないからってぼっち、というわけじゃないんだぞ!
結論 ぼっち=リア充
友達いる奴がリア充?はっ、違うな。まず、友達とは何か。親しくしていれば友達か。よく放課後遊べば友達か。メール、LINEをやれば友達か。友達関係って難しい。相手から、「友達になってください」と言われれば、完全なる友達だが、そんなこと言うのか。結局、人によって定義は違う。どこからどこまでが友達かは自分が決める。それは結論じゃない。人によって違うなら、結論じゃないのだ。そんなの、自分だけかもしれない。こういう話がある。
あるところに一人の中学三年生の少年がいた。その少年は、クラスのリア充から遊びに誘われる。それまで、ぼっちで、遊びに誘われたこともなかった少年は、喜んでOKした。それから、誘いはしばらく続き、ある日、少年は自分から誘ってみることにした。「ねぇ、今日一緒に遊ぼうよ。俺たち、友達だろ?」
少年は、そう言った。あぁ、これが青春、リア充というやつか。少年が友情を感じた時・・・。
「え、何言ってんの、坂木が可哀そうだから言っただけだし・・・。え、違うから。俺、ぼっちとは友達になりたくないな・・・」
ある一人の男子がそう言った。少年は、地獄に落ちたような感覚になった。
「何それ、キモ・・・。それだから、友達も彼女もできないんだよ」
「え、坂木と友達とかやめてくんない、冗談だろ。ぼっちの勘違い引くわー」
「うわ・・・。もう誘うのやめるわ。みんな、行こーぜ」
「だな」
男子達は、少年のことなど忘れたかのように、去って行った。
少年は、家に帰って泣いた。裏切られた。リア充なんて爆発しろ!とその時初めて思った。今まではリア充に憧れていたが、もうリア充爆発しろ。と思うようになった。
翌日。もう堂々とぼっち生活を満喫しよう。と思って、教室に入ったら、黒板に、
坂木勇太はキモいやつ 童貞ぼっち野郎 こいつとだけは友達になりたくない。
そんな言葉が書かれた黒板を見て、少年はまた、家に帰って泣いた―――――――。
あぁ、あれめっちゃ悲しかっ―――いや、俺の話じゃねぇぞ。名前が坂木勇太というのは、ま、まぁ、あえて自分の名前使ってみただけだから。だ、だけだから!
・・・・・・・・・・・。
畜生・・・。認めるよ。俺だよ。中学時代の俺だよ。・・・ほんとあれ辛かった・・・。
最終結論 とにかくリア充爆発しろ
- Re: 愛してるって言ったらあなたは私を好きになってくれる? ( No.4 )
- 日時: 2019/09/15 14:53
- 名前: 京都花漣澪 (ID: LmekyLqy)
4 帰り道
HRが終わった。・・・というかあれなんでHRって言うんだろう?絶対ホームじゃないし。アウェーだ、アウェー。俺以外のクラスメイト=ホーム、俺=アウェー。なにそれ悲しすぎるでしょ。仲間いないじゃん。俺、一人じゃん。俺のクラスは、リア充が多い。というか、俺以外リア充。なんというアウェー。ぼっちが多いAクラスに入りたかった。
HRが終わると、先生が教室から出て行った。すると、リア充達が、放課後どうする?とか言い合っていた。俺は、その会話を聞きながら教室を出る。教室には、まだ大勢のクラスメ・・・、生徒がいる。俺なんか、クラスメイト以下の存在だ。というかこの学校の生徒、としても認識されてなさそうで、怖い。・・・別にいいけど。
ぼっちは、目立たないように教室から出る。騒がしい教室を後にして、廊下を歩く。廊下を歩いている生徒は少ない。というか、教室から聞こえてくる声がうるさい。ったく、少しは静かにしろよ。
ある意味地獄の学校を出て、家路につく。もちろん一人で。誰かと一緒に、帰ったことはない。悲しい・・・。
学校から家までは歩いて5分くらい。結構近い。3分くらい歩いていると、浅木高校の制服は見えなくなった。よし、ホームの奴らはいなくなった。
ああ、これ最高だよ。憎たらしいリア充野郎がいない。これ、最高だろ。ああ、ぼっちって素敵。リア充のいないところ、素敵。よーし、じゃあ家に走って帰りますかぁ!
俺が走り出す、その瞬間・・・。
「坂木くんっ!」
女子生徒の声がした。
「・・・は?」
信じられず振り返ると、そこには美少女がいた。