コメディ・ライト小説(新)
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- Nameless Fighter
- 日時: 2023/02/04 18:10
- 名前: 黒猫&ミートスパゲティ&緋彗&此雨真狐 (ID: O.mDLNUw)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「ん…。」
ブルーアントは、目を覚ました。
私はブルーアント。
仲間のためなら、自分の身を滅ぼしてまで戦いますわ!
髪型は、先だけ内側にカールしている、ふわふわのロングヘアーですわ。
衣装は、氷の女王のドレスの短い版のような衣装ですわ。
私、担当カラーブルーの、氷技をメインとする人でして。
次回からよろしくお願いいたしますわ。
- Re: Nameless Fighter ( No.20 )
- 日時: 2023/03/08 22:39
- 名前: 亜悠 (ID: GDWSGe53)
「人間失格」
「リアムさん!?」
どういうこと、でしょうか‥?
というか、大丈夫なのでしょうか…?
でも、なんで、わたしの所に……ッッ
自分たちの方が苦戦しているというのに。
「‥‥へぇ……分身、か。」
「シャドウ、なにか知っているのです?」
「知ってるも何も、こういうデータは全部入ってるよ。コイツらみたいな人間と違って有能だから。」
「ッッ、人間をバカにしてるというのですか?」
「でも、キミ‥アメリアも人間とロボットの半々だろ?だから一応人間としてカウントしてないけどさ。」
「そういう問題じゃないんですよ!」
本当に、シャドウが言ってるような問題じゃない。
フラムさんが自分を犠牲にしてまで分身を使って援護してくれたのだから…
ここで期待を裏切るようなことしたらダメですもんね。
「とりあえず、決着つけましょうかね。」
「そろそろ決着つけないと意味ないもんねぇ。」
分身のリアムさんたちは恐らく喋らないのでしょうかね…?
今のところ喋ってませんし。
でも、分身さんたちを此処で死なせたりするのも勿体ないですから。
「リアムさんの分身さんたち。なにも動かず、待っていてくださいね。…別の加勢に言って下さい。」
「1人でいくつもり?」
「勿論です。」
「喧嘩、勝ってあげるよ。伝説の殺し屋さん。」
「行きますよ…カタルシスセメタリー…!」
「……えっ……。」
こんなところでくたばってたら、人間失格…ですからね。
- Re: Nameless Fighter ( No.21 )
- 日時: 2023/03/12 13:40
- 名前: 此雨真狐 (ID: NywdsHCz)
「常世と現世」
「burnout」
無我夢中で、後先考えずに俺は術式を使った。もう、どうなっても構わない!
目が覚めると、僕は海を揺蕩っていた。
「此処は?」
俺が聞くと、船を操縦していた男はこう言った。
「そうか、お前さん。自覚ねぇのかい。お前さんはよぉ、死んだんだべ。此処は三途の川だべよ。」
どうやら、僕が海だと思っていたのは三途の川だったのだ。てっきり、もう着いていたものだと思っていた。
今から、少しばかりの天国での短期休暇。みんなには悪いが、魔力のない僕がいても足手纏いになるだけだろう。それなら、現世を分身達に任せて、僕は魔力回復に専念した方が良いはずだ。ルピアに会えたら良いな、なんて事も少し考えてしまった。いくら相手が洗脳されてたとはいえ、ルピアは僕が殺したんだ。会えるはずがない。会えたとしても、許してもらえないだろう。、、、その前に僕は地獄行きじゃね?
やがて、陸が見えてきた。その先に僕は信じられないものを見たのだ。
それは、僕に向かって手を振る、ルピアだった。
「おーい!リアム〜!」
「ルピア?何故、、、?」
僕は、何かの幻覚か?と思いながらも、陸に降りて、ルピアの元へ駆け出した。
しかし、急に腹部に衝撃がはしる。
「アガゴッ!」
顔を上げると、ルピアが満面の笑みで立っていた。おそらく、ルピアが殴ったのだろう。そりゃあそうだよな、相手のことを殺しておいて、そっちはお咎めなしですか?って話だろうし。やっぱり僕は許されない、、、
「よし、これでチャラにしてやるよ!」
「?」
「いや、やっぱりさ、リアムに殺されたとはいえ、悪いのは研究所の奴らだったじゃん?それに、うちがリアムを殴りだしたんだからなってこと!」
思わずぽけーっとしている自分をよそに、ルピアはどんどん話を進めて行く。
「リアムがこっちに長くはいられないってことは理解してる。だから、今のうちにゆっくり休んじゃって!レーラー達も待ってるからさ!」
ルピアに促されるままに僕は進んで行った。
しばらく歩いたその先にはアカデミーが襲われた時に死んでいった仲間達が待っていた。
「リアム、ゆっくりしような!」
「長くは居させないからな!」
現世には、ブルーアントやアメリア、フラム、レクリエムが居る。
常世にはエイジのみんなが居る。
そう思うと、少しほっとした。
「長く居座るなんて事はしねぇよ!」
気づくと僕はみんなの元へ駆けていた。
- Re: Nameless Fighter ( No.22 )
- 日時: 2023/03/13 23:18
- 名前: ミートスパゲティ ◆heCfCBWnjk (ID: LQINEF0U)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「昔話」
「いててて…」
「そんな暴れるからですよ。」
俺はブルーアントに治療されながらそう言われる。
「そういえばさっきのザガンって人誰なんですか?」
「あー…。」
あまり収容所時代のことは話したくないのだが、ブルーアントなら話は別だ。
「昔、俺収容所にいて。そこの所長がザガンだったんだ。」
「へぇ…。」
そうブルーアントは頷くだけだ。
「さっき何か『S-666のことまだ怒ってんのか?』って…」
「っ…!」
「嫌なら大丈夫ですよ!」
「いや。話しておくべきだろう。」
俺はそう言い一度間を開ける。
「S-665は俺の収容所時代の親友だ。」
「その方は今…」
「もう…な…?」
「すいません!」
ブルーアントが急いで謝る。
「いいよいいよ。」
ブルーアント本当にいい子だなぁとつくづく思う。
「それでいつか一緒にここを出ようって約束してた。けどあいつは殺された。」
「…誰に?」
「わからねぇんだ。だから俺はそいつを探すために戦う。」
いつか絶対に見つけてやる。俺の願いだった。
「それなら。こんなところでくたばれませんね。」
「あぁ。」
俺はそう言い残りの敵を倒すことにした。
- Re: Nameless Fighter ( No.23 )
- 日時: 2023/03/16 06:55
- 名前: 亜悠 (ID: GDWSGe53)
「なんで、」
「なに、その技…データにはなかったはずなのに!」
「なぜって、私が独自に今生み出したからですよ。」
「はぁ!?人間でもロボットでもそんなことはできるはずがない。」
「できる出来ないじゃなくて、挑戦することが大切なんですよ!」
「‥‥カタルシス、気持ちが救われる‥か。」
「アナタを仲間にしたい。だからこれを生み出したのです。」
「仲間、か。面白い事いうね。」
「!?誰です!?」
「誰って‥分かるだろ。」
「サヴィ!?殺したはずなのに何故‥」
「完全に殺されてはいなかったからなぁ。まぁギリギリ致命傷にはならなかった。」
「サヴィ‥?」
「ああ、シャドウ。久しぶり。」
「はぁ?久しぶりっていっても‥お前と会ったことなんてないよ?」
「ククク‥そりゃ覚えてないよね。単刀直入に言うとシャドウを作ったのはこの俺。」
…サヴィがシャドウを作ったですって!?
嘘でしょう…
「サヴィ…。」
「なに?アメリア。」
「なんで‥どうしてそこまで私を追いかけまわすのですか‥?」
- Re: Nameless Fighter ( No.24 )
- 日時: 2023/03/17 18:06
- 名前: 緋彗 (ID: 5R9KQYNH)
「覚醒」
「...ここ、は」
気がつけば一面真っ白の何もない空間に横たわっていた。
意識を失って、どのくらいが経ったのか。今頃、みんなは大丈夫だろうか。そんな心配が脳裏をよぎっては、どこかに消える。
「やあ、お目覚めかい?」
「...」
「僕は君の中に棲む悪魔とでも思っておいてくれ」
姿が見えないが声は聴こえるという、不愉快な現象。
「今、君の仲間たちはほぼ死にかけみたいなものだ。そして君の体はほとんど死んでいる。反射で、たまに体が動くくらいだ」
「だから?」
「選択肢をあげよう。諦めて、何もない世界を旅するか。ここで生き返り人間としての枠を超えた、本来存在してはいけないモノとしてみんなを助けた後消滅するか」
どちらを選んでも、待っているのは死。絶望のリセットか、はたまた希望のコンテニューか。
俺の選ぶものは全て同じだ。
「後者を選ぶね」
「はっ!まずい、フラムさん!」
ガキィィィン!!!
甲高い音が鳴り響き、俺の体が宙に浮く。
「っ、ははははははは!!!戻ってきたか、クソ失敗作がぁ!!」
ドーベン・ノウマンは、俺の目の前にやってくる。
「久しぶりだな、ドーベンさん...!」
「その汚ねえ口で俺の名前を口に出すんじゃねえ!」
魔力を帯びた蹴りは俺の眼前で止まる。というより、それ以上動かないの方が正しいのかもしれない。
俺は人間を辞めた。
「なっ...!まさかてめえ、人間を...!?」
「そうだよ、辞めた」
そのままアヴァランチデブリを使い、後方に吹き飛ばす。
「か、かひゅっ...!」
「今まで世話になったな、ドーベンさん。あんたは俺がぶっ殺す」
「っ、へへ...!」
笑うドーベンさんの後ろから、壁を突き破った異形の何かがドーベンさんを食い殺した。
「...なるほどねぇ」
AMDCV-999∞「審判」、それは完全なるこの世界の支配者だった。