ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- SOUL WEAPON キャラ詳細UP
- 日時: 2010/01/03 20:54
- 名前: シャープ ◆A4jsQTgi.Q (ID: 2iNdd8Sa)
どもーwクリックあざっす!
シャープと申しますv
まず注意です!
!注意!
・更新遅いです((
・誤字等あればすみません!すぐ修正します
・グロは…はっきり言って分かりません…
・コメント大歓迎ですが、荒し、チェンメ等は戻るをポチッ〆
・ダメだしされると凹みます
以上です!長々すいませry
- Re: SOUL WEAPON −契約者(オリキャラぼしゅ ( No.16 )
- 日時: 2009/12/09 21:07
- 名前: シャープ ◆A4jsQTgi.Q (ID: 2iNdd8Sa)
六話『ブラック・ウルフの契約者』①
ヴァンは、とても寂しそうな顔をしていた。
目はずっと下に伏せられている。
しかし彼は、目をギュッと閉じると、またゆっくり開いた。
「隠すつもりは…なかった。
けど、レフィが傷つくのも見たくなかった」
その時、彼は呟いた。
“嫌い…契約者なんて嫌い…”——————
「…!!」
今になってそう言ってしまった事を後悔した。
なんであんな事言ってしまったんだろうか。
あのと言葉を聞いて、彼はどれほど傷ついたんだろう。
「———ククク…ここで本物に出会えるとはな…。
テメーのsoulを喰らって、俺のsoulを本物の“ブラック・ウルフ”に
してやろーじゃねーかよぉ!!!」
そう奴は笑っていた。
と…言う事は…
ヴァンがやはり—————本物のブラック・ウルフの契約者…。
————…っ、
私…どうしたらいいんだろう…
ヴァンはゆっくり目を開いた。
ついにレフィに知られてしまった。
できれば知られたくなかったけど、何を言ってももう遅い。
でも今は、
奴の…粛清をしなくてはならない。
ブラック・ウルフや俺を騙った罪、人々を脅し続けてきた罪は、
そう軽くはないのだ—————
「俺とコイツを騙った罪。そして、今まで人を脅し続けてきた罪———、
今、此処で償え…!」
俺はそう言うと同時に、目を見開いた。
それと同時に俺の“相棒”も牙をむき唸る。
「一瞬で終わらせせる」
強い風が、あたりに吹く。
相棒の…本物のブラック・ウルフの力の解放だ。
『ワオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!』
ブラック・ウルフの遠吠えは、轟音にも近かった。
「な、ぁ…!」
思わず奴は引き下がる。
圧倒的すぎる力に、押されたのだ。
「っそがぁぁぁぁぁぁ!」
奴はブラック・ウルフにsoulで攻撃を仕掛けた。
追いこまれて、取り乱したらしい。
「それでも…相棒には程遠い…!」
その瞬間、ブラック・ウルフは動いた。
正面から相手のsoulに突っ込む。
ドォォォォン!!
凄まじい音があたりに響いた。
さっきよりすごい砂ぼこりが、視界を遮る。
勝負はついた。
壁に叩きつけられているのは、奴のsoul。
腹には大きな爪痕があった。
戦闘不能な状態だった。
soulは『クゥゥゥン…』と弱々しく吠えると、霧散して消えていった。
「っ…、がぁ…」
soulと、その契約者は魂と契約を結んでいる。
故に、soulのダメージは契約者にも及ぶのだ。
奴はそのまま気絶し、その場に倒れこんだ。
戦いは終わった。
- Re: SOUL WEAPON −契約者(オリキャラぼしゅ ( No.17 )
- 日時: 2009/12/06 22:28
- 名前: みちる君 (ID: 6PSxBKjg)
魔法は結界貼るとかの守り系がいいです、ではでは〜♪
- Re: SOUL WEAPON −契約者(オリキャラぼしゅ ( No.18 )
- 日時: 2009/12/07 05:11
- 名前: シャープ ◆A4jsQTgi.Q (ID: 2iNdd8Sa)
了解です^^*
本当にありがとうございました!!
- Re: SOUL WEAPON −契約者(オリキャラぼしゅ ( No.19 )
- 日時: 2009/12/08 00:14
- 名前: シャープ ◆A4jsQTgi.Q (ID: 2iNdd8Sa)
②
俺はレフィに歩み寄った。
レフィは下を向いて震えている。
「レフィ…」
俺はレフィの前にしゃがみ込んだ。
「ゴメン。本当に隠すつもりはなかった」
俺は深く頭を下げた。
…すると、レフィは俺の手を掴み、
「ううん…。私こそ本当にゴメンなさい」
そう言って微笑んだんだ。
「私…ね、過去に嫌な思い出があったから、契約者なんて大嫌いだった…。
まだ、好きとか思えないけど…でも、ヴァンみたいな優しい人も
中にはいるって知ったんだ。だからさ…」
レフィはそう言うと、立ち上がった。
「お礼も…色々しなきゃダメだし、契約者の見方も、ヴァンといたら
変わると思うんだ…。
だからさ、ヴァンに…ついてっていいかな?これからずっと…!」
——————…
俺は、豆鉄砲をくらった気分だった。
俺は正体がバレて嫌われたんだろうと思っていた。
でも、違ったのか。
レフィは俺について行きたいと言ってくれた。
誰にもそんなこと言われなかった。
皆、俺から逃げてゆくから。
…何よりうれしい言葉。
そして、もしレフィが契約者を好きになってくれる日が来るなら、
俺は——————
「…もちろん!」
俺は、喜んで力になろう。
さぁ、冒険は始まったばかりだ————————
二人の髪を風がさらっていった。
- Re: SOUL WEAPON −契約者(オリキャラぼしゅ ( No.20 )
- 日時: 2009/12/08 00:21
- 名前: シャープ ◆A4jsQTgi.Q (ID: 2iNdd8Sa)
番外編① 『汽車移動中での出来事』
昨日の夜出発した汽車の中、私とヴァンはそこにいた。
最初は嘘だと思ったけど、本当にヴァンは旅人だったのだ。
なーんか以外。
てゆーか出会いがしら餓死寸前なのに…よく今まで旅なんてできたよね…;
と、そんな事を思いつつ…
「うーん…」
私は買ったばかりのあの魔法書と向き合っていた。
「ん?どうした?」
さっきから本と睨み合っている私に、ヴァンは声をかけてきた。
「いや、実はねー…」
ヴァンとレストランにいた時、
“護身術になる魔法くらいは覚えておかなくちゃダメだからね”
と思った瞬間があった。
でも、あれからまだ護身術になる魔法を決めていなかったのだ。
「んなもん、強そうな魔法片っ端から覚えればいいんじゃねーの?」
「ダーメーなーの!」
一様、魔法にも規則がある。
回復魔法も入るが、防御魔法等はいくらでも覚えてもいい!
しかーし!
攻撃魔法等はあまり多く覚えてはならない!
理由はシンプルで、
その者が強い魔法をたくさん覚えたら、政府への反逆をしかねないからだ。
その他にも世界征服(無いとは思いけどね)や、権力欲しさに強い魔法を覚えたりとか…
んでもって、正当防衛用の攻撃魔法でもダメ!理由は以下同じ!
これに叛いた者は、厳しい処分とともに、世間には“違法魔導師”として、
そういう目で見られるようになるの。
「…分かった?」
一様ヴァンに聞いてみる。
「ま、一様は?」
ヴァンはイマイチ分かってない風な顔をしていた。
…おぉ———い、ヴァン君?
分かった…よね?
「———んじゃ、こんなのいいんじゃねーの?」
いつの間にか覗いていた魔法書を見て、ヴァンは言った。
「…召喚魔法?何でまた?」
「んなもん決まってんじゃねーか!」
きっぱりと言う彼を見て、私は少し期待。
「召喚魔法の応用で、食えるもん召喚するんだよ!野菜とか!
それがダメなら牛とか豚とか!」
ずごぉぉぉッ!
そーいう事かっ!
でも、召喚魔法ねぇ…
「覚えるの面倒くさそうだからムリって事で」
「えぇー?でも、旅してっと食費とかその辺の金は色々浮かしたほうが…」
「…リアルな話ね…;」
少しヴァンの話を聞いてアハハ…と苦笑いが浮かぶ。
この旅、先が思いやられるなぁ…;
と、思いつつ窓の外を眺めた。
私の心境とは裏腹に、空はえらく晴れていたのだった。
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