ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- SOUL WEAPON キャラ詳細UP
- 日時: 2010/01/03 20:54
- 名前: シャープ ◆A4jsQTgi.Q (ID: 2iNdd8Sa)
どもーwクリックあざっす!
シャープと申しますv
まず注意です!
!注意!
・更新遅いです((
・誤字等あればすみません!すぐ修正します
・グロは…はっきり言って分かりません…
・コメント大歓迎ですが、荒し、チェンメ等は戻るをポチッ〆
・ダメだしされると凹みます
以上です!長々すいませry
- Re: SOUL WEAPON −契約者 ( No.6 )
- 日時: 2009/12/01 21:09
- 名前: シャープ ◆A4jsQTgi.Q (ID: 2iNdd8Sa)
三話『殴りこみ』
彼が店を出ていった後の空いた席は、
今になってはただ虚しいだけだった。
———私が悪いのは分かってる。
私が勝手に思い出して、泣いてしまったから
彼は行ってしまったんだろう。
嫌だ。
こんな自分最低。
…結局は、みんな彼に押し付けてしまった。
本当は私があいつ等に狙われるはずだった。
でも彼が私をかばい、私は狙われずに済んだ。
代わりに、今彼が狙われている。
なのに…私は今、彼をあいつ等の所に行かせてしまった。
面倒事を押しつけてしまった。
奴らにしては、目を付けた相手を目の前から消せば
気が済むのだろう。
でも、
私が行くべきだったところを、彼に行かせてしまった。
私ではなく、彼が消されてしまう。
…最低。
最低最低最低最低…
この卑怯者。
今の私にピッタリ当てはまる言葉。
でもでも…
本 当 に こ ん な の お か し い 。
私の責任なのだから、彼に死を押し付けてはいけないでしょ!?私!
行かなくては。
私が行かなくては。
「っ…ヴァン!」
私はレジに余分にお金を置いて、店を後にした。
お願い、間に合って—————
俺は、レフィを助けた路地に来た。
奴らが居る。
勘って当たるもんなんだな。
…それとも、俺がここに来るってわかってて
奴等はここで待ってたのか?
「ん…?」
でも、一人多い。
三人の後ろに誰かが立っている。
「まさか————」
あいつがレフィの言う、“ブラック・ウルフの契約者”か————?
“契約者”は黙ったまま余裕の笑みを浮かべて俺を睨んでいた———…
- Re: SOUL WEAPON −契約者 ( No.7 )
- 日時: 2009/12/03 21:30
- 名前: シャープ ◆A4jsQTgi.Q (ID: 2iNdd8Sa)
4話『挑発、そして』
少しの間、睨み合いが続く。
どちらとも目を逸らすことは無い。
すると、奥にいた…ブラック・ウルフの契約者と思われる人物が先に口を開いた。
「…おい、テメー等こんなガキにやられたってかぁ?
どー見ても“普通”じゃねーか」
普通、おそらく一般人の事。
「あの時は油断しただけっすよ、今度は俺等が殺る番さ」
奴等はニヤニヤしてそう言う。
—————…
「じゃあ、さっさとかかって来いよ?」
俺はワザと挑発的に言った。
早く済ませたい。できれば———…
「ほう…?」
「…そう言う口きいてられるのは、今だけだ…!!!!」
————きた。
ブラック・ウルフの契約者を除く挑発に乗った三人は、
一気にsoulの力を解放した。
ビュオッと一瞬風が吹く。
「…!」
奴らが契約していたsoulは、
普通よりも明らかに大きな“鼬[イタチ]”だった。
ドォン!!!
———そう、凄まじい音が聞こえてきたのは店を出てすぐの事だった。
思わず、レフィは足を止める。
「…まさかヴァン…?」
嫌な予感が、頭をよぎった。
もしかすると————今のでもう…?
「——っ!」
レフィはその嫌な予感を振り払って、音のしたほうへと走っていった。
どうか無事でいて————
痛い。
思わず、苦痛で顔をいがませた。
ヴァンは、ギリギリのところでsoulの攻撃を避けた。
しかし、相手は三匹。全員の攻撃は避けられずに、
右腕を盾に攻撃を受けた。
…、
でも、鼬のsoulは素早さだけで、威力は無いと読んだ。
soulと生身の人間では、圧倒的に人間のほうが弱い。
しかし、右腕で受け止めた攻撃は、骨折の手前程の威力で、
普通のsoulよりは弱かった。
これなら…
俺は、隠し持っていた“刀”を取り出した。
それを見て、相手は少しギョッとしていたが、
フンと鼻で笑い、また攻撃を仕掛けてきた。
『そんな程度もので』と、言いたいのだろう。
仕掛けてきた三匹同時の攻撃。
「…避けさせはしねぇってか…!!」
俺はその瞬間に、刀を抜き去った。
「…!」
その時、奥の契約者だけが…顔色を変えた。
- Re: SOUL WEAPON −契約者 ( No.8 )
- 日時: 2009/12/08 00:00
- 名前: シャープ ◆A4jsQTgi.Q (ID: 2iNdd8Sa)
五話『正体』
明らかに“普通”が持つモノじゃない“殺気”。
俺は疑問に思っていた。
いくら普通でも、俺たち契約者を拳だけで気絶させてしまうとは、
思っていなかった。
…しかし、今奴が手にしている刀をみたその時、
俺は奴の“何か”を悟った。
俺は、数メートルほど後ろに下がる。
ある予感が、俺の顔色を変えさせた。
ザシュッ
ヴァンは、刀で三体のsoulを一気に引裂いた。
…soulは人のように血もあれば痛みも感じる。
その三体のsoulから、一瞬血が噴き出したかと思えば、
地面に血が落ちるよりも早く、血もすべて霧散し消えていった。
切り裂いたsoulの契約者は、恐ろしいモノを見たかのような顔をしていた。
自分のsoulが“一般人”だと思っていたのも余計だと思うが、
恐らく俺の手にしている刀を見てだろう。
「な…んだ…?その刀が纏ってる“黒い靄”は…?」
俺の刀が纏っている黒い靄、か…。
奴らが言う俺の刀は、黒い靄を纏い、本来の刀より一メートルは
長くなっていた。太刀にも見える長さだ。
しかし、相手からすれば…なぜその靄がsoul、物体を切り裂いてしまうのか
疑問で仕方がないだろう。
「…テメー、厄介なモン知ってんだなぁ?」
すると、さっきまで高みの見物をしていた、あの契約者が突然前に出てきた。
「“ソレ”はなぁ、絶対に“普通”が使える訳無ぇんだよ…!」
そう言いsoulの力を解放させ、ゆっくりと歩み寄ってきた。
また、ザワザワと風が吹く。
奴が開放させたsoulはやはり“狼”…。
でも、ヴァンは引き下がらなかった。
“黒い靄”を纏わせた刀を構える。
しかしその時—————
「ヴァン————…!!!」
!?
不意に聞こえた声。
「レフィ!?」
思わず彼女のほうを向いた。
恐れていたことが…————!!
「余所見してんじゃねーぞ?」
「っ!!」
ドォォン!
「————ヴァン!?」
その時、soulの力で奴に攻撃され、俺は壁に叩きつけられた————
遅かった。
いや、間に合ったんだ。
私のほうに気を取られて…ヴァンは—————
私は不意にヴァンを攻撃した奴のほうを見た。
「ひっ…」
奴の背後には、大きな黒い狼…
本当に、あいつ等の言うとおりだった。
足の震えが止まらない。
ヴァンが今やられてしまった。
私のせい。
そして、今度は私が奴にやられるんだ…
本当に弱虫…。
こんな自分、本当嫌になる。
でも、その時彼の…ヴァンの声が聞こえた。
「…さすがに、もう隠すのは無理だ…な」
砂ぼこりの中から彼の影は起き上った。
「え…?」
しかし私は、目の前の光景に愕然としたんだ。
「…契約者しかできねーはずのsoulの“武器化”をテメーはして見せた…!」
奴はヴァンの姿を見て、口の端でニヤリと笑う。
「…やはりテメーは、契約者だったのか———…!」
彼の本当の正体。
それは、腹ペコで死にかけていた“旅人”なんかじゃない。
私の大嫌いな、“契約者”だったんだ。
しかも、それだけじゃない。
彼の側にいるsoulは、
何もかも飲み込んでしまうような漆黒の毛をした狼…
間違いなく本物の“ブラック・ウルフ”だった。
- Re: SOUL WEAPON −契約者 ( No.9 )
- 日時: 2009/12/04 21:12
- 名前: シャープ ◆A4jsQTgi.Q (ID: 2iNdd8Sa)
ちなみに、靄は『もや』と読みます^^;
分かりずらく変換してしまって、すみませんでした;
- Re: SOUL WEAPON −契約者(オリキャラぼしゅ ( No.10 )
- 日時: 2009/12/05 21:42
- 名前: シャープ ◆A4jsQTgi.Q (ID: 2iNdd8Sa)
次の章から出てくる敵キャラ募集します!
応募してくださると本当にありがたいです+
よろしくお願いします^^
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