ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- [怖]短編集 更新!“ドラえもん”
- 日時: 2010/02/26 20:36
- 名前: 3 ◆A4jsQTgi.Q (ID: qManwW4a)
これは、フィクション、実話、さまざまな話(短編集)です。
幽霊、自分の実体験、呪、さまざまな話が出てきますが、
本当に呪いのある話が混ざってるかもしれませんよ…
とか言ってみたり((
雰囲気はあんまし出ませんが、がんばって書いていきますので
1回でも読んでみてください。
※本物の呪いの話とか書きませんのでご安心を。
というよりか自分が怖くて書けないのですが(笑)
注意
・本当に呪いのある話は書きません!(断固)
最初のは雰囲気出すためだけです。
・深く考えずに気軽に見てください。
ほぼフィクションと思ってくださって結構ですw
・名前等はオンリー仮名です(当たり前
以上です!
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- Re: [怖]短編集 ( No.49 )
- 日時: 2010/02/13 17:10
- 名前: 修也 ◆ohF1HVPuR. (ID: BsB4CdF8)
>>3
えっ!!そうなんだ!
初めて、知ったよ〜!
しかも、実際にあったとか・・・((やば・・
- Re: [怖]短編集 ( No.50 )
- 日時: 2010/02/13 22:07
- 名前: テイル (ID: acQ6X1OT)
俺はねぇ、勘違いなら良くするよwww(関係無し
一回夜に親の主寝室行って頼まれ事をしてたんだけど、
そしたら、白くて長い手がユラユラって揺れててね…………
薄暗がりの中だからやけに怖くて、でも『もしあれが俗に言う幽霊だとしたら、
触ってみるのも面白そうだ。』
なんて馬鹿な事考えて近づいた訳ですよ。
そしたらね…………
ただのビニールテープが風に揺れてるだけだったんだ。(……うわぁ。
- Re: [怖]短編集 ( No.51 )
- 日時: 2010/02/17 20:28
- 名前: 3 ◆A4jsQTgi.Q (ID: qManwW4a)
HA!
久しぶりの更新です…!((オイ
すいません、遅れて本当に申し訳ありません。
おまけに、微妙な仕上がりです。
自分でも今回のはあんましアレかなと思いました。
次からはオンリー『都市伝説』でGO!的な感じでいきます。
知っている都市伝説等(となりのトトロのとかドラえもんのとか)
あれば、よかったら教えてください^^
Are you OK?
では、更新ですm(_ _)m
- Re: [怖]短編集 ( No.52 )
- 日時: 2010/02/17 20:31
- 名前: 3 ◆A4jsQTgi.Q (ID: qManwW4a)
コツーン… コツーン…
南校舎の廊下に、足音が響き渡った。
さすが夜の校舎。
一人でいる時でも二人でいる時でも地味に怖い。
俺たちの足音ってわかってても、怖い物は怖い。
つーか…そもそもなところ、俺は
ドッペルヘンガーの事について詳しくない。
「…なぁ、健司。ドッペルヘンガーってそもそも何なんだ?」
すると、後ろから付いてきている健司が
「うーん…そーだなぁ」
と言いながら話し始めた。
ドッペルヘンガー
人の強い感情や思いから、その意志だけがその場にいとどまってしまう現象。
霊体に近い状態で、その人と近い姿をしているらしい。
しかし、ドッペルヘンガーは他の人の意思とも混ざる事がある。
自分と同じような考え、似た感情に影響されやすいという事だ。
そして、ドッペルヘンガーは“生霊”と呼ばれるものに近い存在らしい。
しかし、生霊の場合は他の人の意思と混ざる事はなく、
強い、本当に強い“恨み”や“嫉み”やマイナス感情の集合体みたいなものだ。
人の恨みは恐ろしい。
人を呪い殺してしまう事もある。
ちなみに、呪われた人の大半は不可解な死を遂げると言われている。
異常な死に方というか、奇妙な死に方というか…。
…なぜ、人の思いがそんなにも強力なものかというと、
人は感情に飢えている生き物だからだ。
実例として、ある国の王様がこんな実験をしたらしい。
『人の感情に触れなかった人は、どのように成長するのか』
というものだ。
生まれたばかりの赤ちゃんに声もかけず、泣いているのもほったらかし。
一切の感情をむけないのだ。
だが、ちゃんとご飯もあげ、世話もきっちり行った。
生きていくのに必要な事は、全てした。
…しかし、一切人の感情に触れなかったその赤ちゃんは
一歳になる前に、必ず死んでしまったという。
何回その実験をしても、結果は変わる事なはかったそうだ。
その話は…実際にあった出来事だ。
ひどい話だ。
…では、ドッペルヘンガーは何もしない、
というわけじゃない。
“自分のドッペルヘンガーに会うと死ぬ”
と言われているのはあながち間違いじゃないのだ。
なぜ、そう言われるかというと、
ドッペルヘンガーも“人が持っている感情”を持っているからだ。
人の強い意思から生まれた存在ならば、
感情を持ってもおかしくはないだろう。
もちろん、ドッペルヘンガーは最初その人が思っていた
感情しか持ち合わせていない。
しかし、初めに言ったがドッペルヘンガーは他人の意思も混ざる事がある。
そしてたくさんの違う人の意思と混ざり、
ドッペルヘンガーは様々な感情を得るのだ。
そして、人間独特だと言われる感情もまた手にする。
『独占欲』だ。
人は、共有するという意思がどの動物よりも薄い。
自分の為ならどんな犠牲を払ってもいい、
そんな生き物なのだ。
そして、その“独占欲”をドッペルヘンガーも…じきに覚えていく。
そうすれば、そのドッペルヘンガーはこう思うようになる。
「“自分は一人だけで十分だ”ってね」
健司は、そこまで話し終えると黙り込んでしまった。
「…滑稽だな」
俺は黙り込んでしまった健司にそう言った。
「…と言うと?」
「だってお前」
俺は皮肉に笑った。
「そのドッペルヘンガーが独占欲を覚えて、
“自分は一人だけで十分だ”って思うんだろ?
だったらつまり、ドッペルヘンガーにそいつが殺されるってわけか?」
「まぁ、言っちゃえばね」
健司はそう答えた。
ならばおかしな話だ。
「体の無い、霊体であるドッペルヘンガーがどうやって人を殺すんだ?
おまけに、殺した所で人になれるわけでもあるまいし…」
健司の話通りなら、俺がもし俺のドッペルヘンガーにあったら殺されるじゃないか。
「———あぁ、それね」
すると、健司はクスクスッと笑った。
「ドッペルヘンガーはつまりは霊、自分で意思を持っちゃう厄介なね。
…で、そのドッペルヘンガーは錯覚しちゃうんだよ、自分は本物の人だって」
そして、続けてこう言った。
「だって、自分には感情があって、自由に考える事もできる。
…それって人にそっくりじゃん?」
言われればそうなる…。
「でも、じゃあそいつを殺して何のメリットがあるんだよ」
すると、さっきまで付いてきていた健司の足音が立ち止った。
「?」
俺は不思議に思い健司の方を向いた。
「何のメリット?そりゃあ決まってる。自分の欲を満たしたいだけさ」
…そう言う健司の顔は
怖かった。
「人ではないが、ドッペルヘンガーは自分を人だと思ってる。
そして、あげくの果てには人独特の独占欲という感情を覚える。
で、その独占欲からドッペルヘンガーは“世界に自分は一人だけでいい”って思う。
————なら、そいつを殺しちゃえばいいんだ、って考える。
なんせ、人からできたドッペルヘンガーだから、
その欲を満たすためには、どんな犠牲を払っててもいいと思ってるからね!」
その時、俺は一歩後退していた。
健司が…怖い。
何故かわからない。
コイツが怖い。
恐ろしくて仕方がない。
「ね、そう思わない?」
俺は唾を呑んだ。
何が言いたいんだ、健司は。
————ドッペルヘンガーを信じていたわけじゃない。
でも、今となっては…信じるしかないだろう。
こんな話されたなら。
「渚?」
そう言って、健司が俺の肩に手をポンッと置いた。
—————その瞬間だった、俺がその光景を目にしたのは。
「え…————」
南校舎と北校舎の間には、中庭がある。
そこにいたのはまぎれもない…健司だった。
なんで、お前がそこにいる。
なんで、お前は目の前にいるはずじゃ————…
そう思った瞬間、俺は心臓がとまったかと思った。
なんで
今まで気がつかなかった。
健司だと思い込んでいたせいか?
いや、そもそも俺と同じ格好をしている地点で何故気付けなかった。
目の前にいるのは
俺だ。
- Re: [怖]短編集 ( No.53 )
- 日時: 2010/02/17 20:31
- 名前: 3 ◆A4jsQTgi.Q (ID: qManwW4a)
「気がついた?でも遅い遅い。もう終わりだよ」
目の前にいる奴は、ニタァ、と不気味に笑った。
「ずーっと殺したかったんだ」
そう言って奴はかたに置く手で俺の肩をすごい力で掴んだ。
「っ…!!」
俺は何もできなかった。
怖さのせいだろうか。
何なのかは分からない…。
「死にたい」
…?
突然、奴がそう言った。
「俺はお前のその気持ちから生まれた」
…!?
「そんな事…」
思っていない、と言おうとしたが俺は、はっと気がついた。
俺は健司に以前言った事がある。
『学校ダリぃ』
確か…二年になって半年が経った頃だった。
俺は同じような事の繰り返しの毎日が憂鬱になった時期があった。
『えー、俺は楽しいと思いけどー?』
『はぁ?いいな、お気楽なお前は。
学校なんかたのしくねーし。つーかむしろ、ダリぃ』
でも、それは本音ではない。
言うだけの言葉であって、
別に深い意味の無い、どうでもいい些細な言葉。
ふざけて言うレベルの言葉だった。
『別に関りたくねぇ周りの奴に合わせたり、大体学校来ると疲れるだけ。
何か死んだ方が楽だと思うんだよなー。死ねるもんなら死にてーよ』
死 ン ダ 方 ガ 楽 ダ ト 思 ウ
死 ネ ル モ ン ナ ラ 死 ニ タ イ
「————…れは!冗談…に決まっ、てるだろ…!?」
俺は声を振り絞って言った。
「知ってる」
でも奴は、そう言ってまた笑う。
「自分では気が付かないけど、
些細なことで他人を傷つけてる時ってあるだろ?
それと同じ。まーったく一緒。
どんな些細なことでも、冗談でも、くだらない事でも、
強く思うならば…それが、俺の存在を示すんだ」
そんなの——————
「じゃあ、サヨウナラ」
そんなの、俺に拒む権利がないという事じゃないか。
俺が自分を殺しているのと同じじゃないか。
どんな理由があろうと、俺がこいつを生み出してしまったならば。
ブツッ——————————
頭の中で、そう音が鳴ったのが最期だった。
ドッペルヘンガー
居るかは定かではない。
しかし、自分が何かを思う強い意思を持っていたなら、
その思いが独り歩きしてしまうものありえなくは無いですよね。
噂が誰かを通して微妙に変化しながら広がっていくように、
その“元のもの”とはかけ離れた形として“それ”がつくりあげられます。
伝言ゲームなんかいい例でしょう。
最終的に、お題と全く違う答えが返ってくる場合が多いですよね。
つまりは、気持というものが様々であるように、
気持の表れる形と言うものも、様々で違っているということです。
何気ない一言が、自分と相手の考え方の違いや、受け取り方の違いだけで
深く傷つけてしまう時もあります。
自分は好意で言ったつもりが、相手は悪意を抱いてしまう事があるという事です。
あなたも…気が付かないうちに人を傷つけてはいませんか?
気持の表れ方と言うのは、
自分の思っているものとかけ離れている時がありますからね————
…さて、今回はこの辺にしましょう。
またいつかお会いしましょう。
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