ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- whose hand is that ? 敵キャラ募集
- 日時: 2010/05/16 13:44
- 名前: 金平糖 ◆dv3C2P69LE (ID: TQ0p.V5X)
小説を書くのは小学生の時以来です。
ですがなるべく面白いお話を書けるように心がけます。
どうぞよろしくお願いします。
注意、私の趣味で少し話がエロくなるかもしれない。
目次
登場人物紹介>>1
プロローグ>>25
第一幕 寂しい町、他人の手。
第一話>>2-3
第二話>>4
第三話>>12-13
第四話>>14>>18
第五話>>19-20
第二幕 whose hand is that ?
第六話>>23>>27
第七話>>29
第八話>>30>>33
第九話>>34>>36
第十話>>38>>42-23
第三幕 青ずきんちゃんと日常と非日常
ただいまオリキャラを募集させていただいております。
その中から魅力を感じた物を選ばせていただく予定です。
魅力を感じた物があれば採用するので、数に限りはありません。
それと、あまり詳しすぎなくても大丈夫です。
最後に、キャラクターはこちらの都合で設定が少し変わるかもしれません。
オリキャラ用紙
名前「」
性格・性別「」
年齢「」
外見・容姿「」
敵か味方か「敵」
なるべく個性豊かな方だと嬉しいです。
- Re: whose hand is that ? 敵キャラ募集 ( No.41 )
- 日時: 2010/05/15 17:47
- 名前: 金平糖 ◆dv3C2P69LE (ID: TQ0p.V5X)
上げます。部活が最近忙しい。
- Re: whose hand is that ? 敵キャラ募集 ( No.42 )
- 日時: 2010/05/16 11:52
- 名前: 金平糖 ◆dv3C2P69LE (ID: TQ0p.V5X)
♪〜♪〜♪〜
突然携帯から音楽が流れた。
「電話……?」
スクーシニャは携帯から流れている音楽を聴いて変に思った。
流れている音楽は『ポーリシュカ・ポーレ』。
ロシア民謡……たしかこの前母さんが勝手に俺の携帯に入れて、
あぁ、あの後シーニャヤ シャーパチカの会長からの電話の着メロをこれにしたんだっけ……
『団体名がロシア語だし丁度良いかもな』
とか呟いたいたんだ!
……息子の携帯に軍歌を入れる母親って何なんだろう。
そう思いながら俺は電話に出た。
「もしもし?」
「今すぐ蛮浄寺に来て」
電話からは聞きなれた声が聞こえた。
「なんでだよ。電話で話せよ……」
その後少し間を置いてから、
「電話ではきっと話しきれないわ。
きっと話し終える前に電話の電源が切れてしまう」
聞いていると、静かで穏やかな女性の声だが、
しかし電話の向こうから感じる殺意や怒りがスクーシニャにはひしひしと伝わってきていた。
「会長……何か怒ってる……?僕怖い……」
「下手な演技はやめて、早く来て。
貴方の家から近い寺だから、五分もかからないでしょう?」
今友達の家に居ると言いかけた所で電話が切られてしまった。
蛮浄寺とは、この町にある観光名所的な所で古くからの歴史ある寺らしい(学が教えてくれた)。
たしか重要文化財やら世界遺産に登録されているらしい。
その寺を見る為だけにこんな寂れた町にやって来る観光客が大勢居る。
「行くしかないか……」
スクーシニャは玄冬の家から出て、蛮浄寺に向かった。
- Re: whose hand is that ? 敵キャラ募集 ( No.43 )
- 日時: 2010/05/16 13:47
- 名前: 金平糖 ◆dv3C2P69LE (ID: TQ0p.V5X)
「遅い。10分以上立ってる」
長い長い石の階段を上り終えた所に女性は立っていた。
「しょうがないだろー。さっきまで俺友達の家に居たんだぜ!」
「お友達の名前は?」
「んー?玄冬だよ」
女性は親指を唇に当て、少しだけ考え事をした。
女性は黒い、艶のある綺麗な髪を背中まで伸ばし、麦藁帽子を被っていた。
それに薄い桃色のワンピースに白のガーディガンが羽織っている。
清楚な雰囲気の女性だったが、それでいて血色の悪い肌は恐ろしく白く、ふっくらした唇は苺の様に真っ赤清楚な雰囲気に色っぽさも感じられ、スッとした鼻と切れ長の細い目からは気品も感じられた。
彼女は典型的なアジアンビューティーと言えるだろう。
「あぁ、玄人(くろうと)の弟か。あのいらない子」
しかしそんな女性から出てきた言葉は酷い物で、
「そんな事言うなよ……」
「でも本当の事よ?
御手洗組の跡継ぎは玄人で決まってるから、あの子必要ないじゃない」
スクーシニャは苛立った様子で女性を見た。
御手洗組……御手洗玄冬の祖父はその組の組長。
つまりヤクザで、玄冬はその家の次男だった。
長男の名前は玄人。彼は玄冬の年の離れた兄。
文武両道を貫いており、喧嘩には絶対に負けず、それでいて勉強でも一位以外を取らず。
出来すぎた兄は将来組長になる事を認めており、運動も勉強も常人レベルの弟は必要とされなかった。
目の前の女性は、その玄人の恋人であり婚約者でもある。
……そして玄冬を『必要のない、いらない子』と誰よりもバカにしていた。
スクーシニャはそれがとても気に入らなかった。
何故わざわざ自分の前で悪口を言う必要があるのか、スクーシニャの拳はプルプルと震えていた。
「ちょっと黙ろうぜ。とっとと本題に入って話を終わらせようぜ。
会長。」
「……今日はどうしたのかしら。
何時もなら機嫌が悪くても顔には絶対に出さないのに」
今そこでスクーシニャは自分自身の顔が醜く歪んでいる事に気付く。
急いでいつもの様にニッコリと笑った。
やっぱりおかしい……こんな事前はないのに……
「別になんでもない……」
- Re: whose hand is that ? 敵キャラ募集 ( No.44 )
- 日時: 2010/05/18 21:13
- 名前: 金平糖 ◆dv3C2P69LE (ID: TQ0p.V5X)
第11話
会長と呼ばれたその女性は、スクーシニャの頬に平手打ちをした。
スクーシニャの頬にはくっきりとした赤い手形が出来た。
「やっぱり貴方はマゾヒストなの?」
「まさか!暴力を振られても俺は性的興奮は感じない!
すごく痛いし苦しいよ!」
平手打ちをされたスクーシニャは頬を擦りながらグッと涙が出てくるのを堪えた。
「じゃぁ、なんで貴方は私の邪魔をするのかしら……?」
次に女性はスクーシニャの首を掴み、キリキリと力を入れた。
「次は命無いよって言った筈よ……?やっぱり頭の悪い露助には分からなかったのかしら?」
「や……やめ……」
もうだめ……と意識がなくなる寸前、突然女性はスクーシニャから手を離した。
手を離されたスクーシニャはそのまま地面に倒れてしまった。
「何があったんですか!大丈夫ですか!?」
「救急車……!救急車呼ばないと!」
階段の数段程下で若い夫婦らしき女と男が声を張り上げた。
女性はこの二人が階段に上って来るのに気付いて、手を離したのだ。
すぐにその二人はスクーシニャ達の方に駆け寄った。
「有難う。でもこの子は大丈夫よ。
ちょっと疲れているだけだから。そっとしておいてあげて?
……ね?」
スクーシニャはガタガタと震える体を無理矢理起こして、何事も無かったかのように立ち上がった。
服に付いた汚れを手で払い、「心配は御無用です」と夫婦に頭を下げた。
「もう貴方は帰りなさい、今日はこれで良いよ。
本当はまだ言わなければいけない事があるけど、後でメ−ルで教えてあげるわ」
「……」
スクーシニャは女性を一回見た後、すぐにその場から立ち去った。
夫婦は訳の分からぬといった状態で二人を見ていた。
女性は、
「変な物を見せてごめんなさいね?それでは私は失礼するわ」
そう言って去っていった。
- Re: whose hand is that ? 敵キャラ募集 ( No.45 )
- 日時: 2010/05/22 21:31
- 名前: 金平糖 ◆dv3C2P69LE (ID: TQ0p.V5X)
コメントが無くて寂しいです。
誰かアドバイスを下さい……。
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