ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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whose hand is that ? 敵キャラ募集
日時: 2010/05/16 13:44
名前: 金平糖  ◆dv3C2P69LE (ID: TQ0p.V5X)

小説を書くのは小学生の時以来です。
ですがなるべく面白いお話を書けるように心がけます。
どうぞよろしくお願いします。
注意、私の趣味で少し話がエロくなるかもしれない。

目次
登場人物紹介>>1
プロローグ>>25

第一幕 寂しい町、他人の手。

第一話>>2-3
第二話>>4
第三話>>12-13
第四話>>14>>18
第五話>>19-20

第二幕 whose hand is that ?

第六話>>23>>27
第七話>>29
第八話>>30>>33
第九話>>34>>36
第十話>>38>>42-23

第三幕 青ずきんちゃんと日常と非日常

ただいまオリキャラを募集させていただいております。
その中から魅力を感じた物を選ばせていただく予定です。
魅力を感じた物があれば採用するので、数に限りはありません。
それと、あまり詳しすぎなくても大丈夫です。
最後に、キャラクターはこちらの都合で設定が少し変わるかもしれません。

オリキャラ用紙
名前「」
性格・性別「」
年齢「」
外見・容姿「」
敵か味方か「敵」
なるべく個性豊かな方だと嬉しいです。

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Re: whose hand is that ? オリキャラ募集 ( No.26 )
日時: 2010/05/05 13:37
名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)

オリキャラ用紙
名前「白凪 魅鎖」(しらなぎ みさ)
性格・性別「♀かなり人間としておかしい考えが目立つ。良く言えば正直で率直。悪く言えばキング・オブ・KY。危機的状態に置かれると身体能力が一時的にに異常に上昇する」
年齢「15」
外見・容姿「銀の長髪、かなりの癖毛。紅い目。ジーパンにジャンバーが多い。左目が義眼」
敵か味方か「敵」
備考「3歳の時、旅客機の墜落事故にあったため、左目が義眼。」

Re: whose hand is that ? オリキャラ募集 ( No.27 )
日時: 2010/05/05 14:18
名前: 金平糖  ◆dv3C2P69LE (ID: fh.wbL8r)

「昨日午後六時、またもテレビ局に『謎のビデオ』が送られた模様です。
 差出人は不明のまま。目撃者は無し、証拠も指紋も無いとの事です……」

ニュースキャスターが淡々と語る。

「いやぁ、怖いですねぇ」

隣りの男が会話を始める。

「これで四通目でしょう。しかも中身がとても不気味ならしくて……
 そしてなんとビデオの中では、『あの』宗教団体について流されているとか……」
「はい。そして今日の七時からの特番でそのビデオの内容が一般にも公開される事になっております」

テレビを見ていた少女は急いでテレビの番組表を見た。

「本当だ……七時から……十時半まで!」

嬉しそうに声を出した後、少女、德川淋は自分の部屋のベッドにダイブをした。
その時にかけていた眼鏡が床に落ちたが、本人はそれを気にしていなかった。

「まさかここまで上手くいくなんて……」

彼女は……德川淋は宗教団体『シーニャヤ シャーパチカ』の副会長である。
元は彼女は普通の高校生であったのだが、ある日謎の男に話しかけられて、この宗教に入れられてしまったのである。
しかし彼女は嫌がる所か、面白がってインターネットを中心に色々な活動をして会員を万単位にまで増やしたのだ。
彼女は会長に名誉副会長に任命された。
もちろん副会長の正体が学校では根暗な本を読んでいるような少女とは誰も知らない。
淋は肩に行くか行かないか位の、短い黒髪を後頭部にぎゅうぎゅうに縛った。
ちゃんとした手入れをしていない髪は、枝毛が何本もあった。
双子の姉とは違い、オシャレと言うものに無頓着な彼女はいつも髪はぼさぼさで、肌は運動しないお陰で色白で綺麗なのに、ガサガサだった。
しかしながらも顔は双子の姉と瓜二つで、パッチリとした目に本数の多いまつげ。
そして、目の色だけは姉と違い琥珀色をしていた。
彼女は一言で『もったいない女』だ。
いつも本を読むか、テレビかパソコン。
学校では牛乳瓶の底の様な眼鏡をかけていて、根暗。
誰も知らないだろうし、気付きもしないだろう。
そして、信じる人も居ないだろう。

それでも彼女は宗教集団『シーニャヤ シャーパチカ』かの副会長なのだ。

Re: whose hand is that ? オリキャラ募集 ( No.28 )
日時: 2010/05/05 14:19
名前: 金平糖  ◆dv3C2P69LE (ID: fh.wbL8r)

>>26 オリキャラ有難うございます!

Re: whose hand is that ? オリキャラ募集 ( No.29 )
日時: 2010/05/07 21:20
名前: 金平糖  ◆dv3C2P69LE (ID: fh.wbL8r)

第7話

「特番!宗教団体『シーニャヤ シャーパチカ』と謎のビデオ!」

テレビがつけられたリビングで、德川樰と音樂スクーシニャはソファに座ってその番組を見ていた。
今日は樰の家の母はいつも仕事で帰りが遅く、父は出張で来週まで家に帰ってこない。
つまりこの家にはの、このリビングには樰とスクーシニャしか居なかった。

「ねぇーわざわざこれを見る為だけに私の家に来たのぉー?」

退屈そうに樰は呟いた。

「だってぇー私マンションでほぼ一人暮らしだからぁー、一人でテレビ見るの寂しいのぉー」

スクーシニャは樰の喋り方を真似ながら喋った。

「私の喋り方そんなにキモくなーい!」

樰はスクーシニャの頭をぺスンッと一回叩いた。

「でさ、何でアンタは俺にそんなにピッタリくっ付いてんの?正直キツイし苦しい……」

ついさっきまでは樰はソファの真ん中にどっかりと、スクーシニャはソファのはじっこに座っていたのだが、いつの間にか樰もはじっこに寄ってスクーシニャにピッタリとくっ付いていた。

「別にいーでしょー?減るもんじゃないしぃー。
 スクーシニャちゃんがぁーカワイイのが悪いー」
「あー、俺は暑苦しいしイライラしてくるわ……
 どうせやるなら淋ちゃんも呼んで、両手に花やりたいなー」

スクーシニャは長い前置きは終わらない物かとテレビをチラチラと観た。
しかし、その横で樰は……

「ねー、なんで淋の事知ってるの……?」
「知ってるも何も同じ学校だし、アンタの妹だろ」
「……そーだけど。その、誰にも言わないよねー?
 私、あんな子の双子の姉だって知られるの嫌だもーん」

スクーシニャは樰の顔を見て一回小さく笑った後、

「言っても良い事ないし、言うわけ無いじゃん」

その言葉を聞いた途端に樰の顔はパッと明るくなった。
感謝の言葉を言おうとした時、スクーシニャは樰の口を塞いだ。

「それでは、ビデオを流します……」

スクーシニャはニヤリと笑った。
二階の部屋では、淋も同じように笑っていた。

Re: whose hand is that ? オリキャラ募集 ( No.30 )
日時: 2010/05/05 15:59
名前: 金平糖  ◆dv3C2P69LE (ID: fh.wbL8r)

第8話

「嘘!嘘嘘嘘嘘!なんで……なんでなの!?」

淋は自分の部屋で一人、自分の髪を掴みながら叫んだ。

「なんで、おかしい……どのビデオも私が送るように指示した奴じゃない……!なんで!なんで……!」

テレビでは謎の不協和音となんと言っているか分からない人の声が流れていた。

「これはシーニャヤ シャーパチカが送ったビデオじゃない!
 誰よ……誰がこれを送ったのよ……!
 
 裏切り者……裏切り者がいるんだ!」

淋はパソコンの電源を入れた。
そして、とあるサイトにアクセスした。
シーニャヤ シャーパチカのサイトだ。
そこには限られた者だけしか入れないようになっていた。
淋は慣れた手つきで長いパスワードを入れた。
ビデオを変えたと言う知らせはなかった。
念の為自分のメールボックスを見た。
もちろんその様なメールは無い。
最後にとある巨大掲示板を見た。
すでにそこには幾つかのシーニャヤ シャーパチカについてのスレッドが立てられていた。
そしてコメントの多くは……

『あのビデオ結局なんなんwwwww』
『マジイミフだしwwww』
『結局はただの宗教団体かw』
『カッコ付けようとして失敗した感じだな』

シーニャヤ シャーパチカのサイトにも、同じ様な事と、会長と副会長に対する中傷や暴言が書かれていた。

淋はマウスをパソコンの画面に叩きつけた。

「もう……面目が丸つぶれ……こんな筈じゃなかったのに……いったい誰が……誰が……
 こんなんじゃなかったのに……」

淋の大きな瞳から涙があふれ出た。

「私は……違うのよ……」

しゃっくり上げながら、淋は部屋の電気を全て消してベッドの中に潜り込んだ。


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