ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ロックしました
- 日時: 2013/10/20 21:25
- 名前: 金平糖 ◆dv3C2P69LE (ID: HKLnqVHP)
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- Re: 学園と見えない物。オリジナルキャラ募集中 ( No.25 )
- 日時: 2010/06/01 18:20
- 名前: 金平糖 ◆dv3C2P69LE (ID: TQ0p.V5X)
「さて、帰るか……」
俺は鞄を背負い、教室を出ようとした時ノブに話しかけられた。
「お前帰っちゃうのか?部活動とか見ないのか?」
「あー予定では帰宅部だし」
中学校の頃は陸上部だった。
校庭を走るのは楽しかったが、やはり学校が終わったら家に向かって走るのが一番楽しいのだ。
「私も帰宅部の予定なんだべ、
でも中学の頃ろくに部活出来なかったから迷ってるんだべ。
文芸部と新聞部とか気になるべ」
「中学の頃暴れん坊とかが警察に捕まったりして、
先生が北へ南へ走り回ってたもんなー」
ノブと広田がケラケラと笑った。
「挙句、謝りに行く先生が足りないって事あったよねー!」
「あれたしか校長先生が謝りに行ったらしいぜ」
俺はブルリと震えた。
自分の学校では飴の包み紙が落ちてただけでも大事件だったのに……
「なぁ叉叶、お前も中学の頃結構好きにやってたよな!本当、よくばれなかったよな!」
ノブは近くに座っていた男子に話しかけた。
「……」
話しかけた男子生徒は珍しい藍色の髪をした人だった。
その生徒は俺達をジッと見た。
光りが感じられない灰色の目が妙に不安な気持ちにさせた。
そしてそのまま彼は立ち上がり、自分の鞄を持って立ち去ろうとした。
「無視しないでよー」
広田は眉間に皺を寄せた。
次にその男子生徒は俺達を見ようともせず、静かに言った。
「僕は君たちに興味がない…」
そう言って教室を出て行った。
「全く……あの性格どうにかなんないんだべ?」
「アイツ小学生の頃もあんな感じだったよなー」
二人はつまんなそうな顔をして呟いた。
「同じ学校だったの?」
「うん。アイツの名前は叉叶竜(さかのりょう)。中学の頃色々やばかったけど、結構アイツ頭良いんだぜ」
ふーん。と頷いていると、
「奴はヤーさんだべ」
広田は部活動勧誘のチラシを折りながら呟いた。
「え!?」
「枕木中学校の生徒がぐれてる理由は、元々あそこらへんの地域がヤクザがぎょうさん多い地域だったからだべ。
今はもう数え切れる程度しか居ないべぇ。
だから、あそこらへんの地域に昔から住んでいる奴の祖先はヤクザの可能性の方が高いべ」
えぇぇええぇぇー!俺はガタガタと震えた。
「そんな事よりさー!部活見に行こうぜ!じゃあな広田!」
「さよならだべー」
そして部活見学の為、校庭に向かう途中にそっとノブが耳元で囁いた。
「俺も広田も祖先はヤーさんだった。
と言っても俺の所は何十代も前に自然消滅してるけどな」
ピギャーと叫んで倒れそうになった。
怖い!怖いよ父さん!なんでこんなに怖い学校に父さんは入学しろって言ったんだ!
心の中で数回叫んだ後、まぁいいやと感じてきて、
なんとなくな部活動見学を始めた。
- Re: 学園と見えない物。オリジナルキャラ募集中 ( No.26 )
- 日時: 2010/06/04 20:32
- 名前: 金平糖 ◆dv3C2P69LE (ID: TQ0p.V5X)
適当に校庭で殆どの部活動を見た後、
その次に向かった体育館でバスケ部がノブをスカウトし始めて、
ノブが意外とバスケを楽しんでいて、
俺はやる事が無かったんで先に帰らしてもらった。
後ろでは信勝君凄ーい!カッコイイー!すげー!と男子と女子両方からの声が聞こえた。
校門の所で二度目のすげーっ!を呟いた。
朝は講堂のでかさに驚いていて周りなんて全然見ていなかった。
学園には柵で囲まれた薔薇園があり、どれも満開で綺麗だった。
色や種類も豊富で、凄いとしか言い様が無かった。
「赤、白、黄色と紫にピンク……」
男ながらも乙女チックな気分になってしまった。
「ふざけんじゃないわよ!!!」
「!?」
しかしそんな気分をぶち壊す乱暴な声が、俺の耳に入った。
何事かと俺は声のした方へ向かった。
そこには紫のネクタイをした女子三人が一人の女子を取り囲んでいた。
「あれは……」
その取り囲まれている女子は、同じクラスの六角さんだった。
そして取り囲んでいる方はさっき俺達の事を貧乏人と馬鹿にした女子達だった。
「あれだけの事しておいて、未だに中立ぶってんじゃないわよ!」
どうやら、三人の中の中心人物は明るい茶色の髪をクロワッサン(ドリル?)の様に二つに巻いている女子の様だった。
「あんた苛められてる奴を見て同情したんでしょ?だからそいつの代わりに学級委員になった。違う?」
三人の中で一番背が高く、髪の長い大人っぽい女子が髪を弄りながら言った。
あと一人背が低くてちょっとだけふっくらとした子が居たが、その子は二人の言っている事に頷いたり、そうだよとか言っているだけの腰巾着だった。
「なんとか言いなさいよ……」
六角さんは黙って、何も喋らずにただ前を見つめていた。
「あーあ、いじめってカッコ悪いんだけどぉ」
「!?」
いつの間にやら隣りに人が立っていた。
この人……今日の全校集会で司会をやっていた人だ。
近くで見ると、少しだけ化粧をしているのが分かった。
「流石五クラスは馬鹿すぎるんだけどぉ……ふぅん、君マジかっこいいんだけどぉ。
だから、止めて来なさい」
そう言ってその人は俺の背中を力いっぱい押した。
それでバランスを崩した俺は、ひわぁ!と変な声を上げて派手な転び方をしてしまった。
「だ、誰!?」
髪の長い女子が上擦った声を上げた。
どうしようどうしよう!そう思いながら生まれたての小鹿の様に俺はヨロヨロと立ち上がった。
「えっと、その……なんと言うか……一人相手にね、そのね、まぁ、三人はね……まーそのね……」
「何よ!?聞こえないんだけど?」
クロワッサンが怖くて思わずヒィッ!と情けない声を上げてしまった。
「アンタさっきの貧乏人じゃないの!やだ気持ち悪い!何でここに居るのよ!」
クロワッサンの言葉がグサグサと突き刺さる。
「あ、その……あー……」
「あー!待ちなさいよ!」
クロワッサンはさっきよりもずっと大きな声を上げた。
六角さんは、クロワッサンが俺と話している隙に逃げ出したのだ。
もうすでに六角さんの後姿は米粒程になっていた。
- Re: 学園と見えない物。オリジナルキャラ募集中 ( No.27 )
- 日時: 2010/06/02 21:15
- 名前: ロン (ID: MbxSjGAk)
うちのキャラがつかわれてる?!うれしいですー!
- Re: 学園と見えない物。オリジナルキャラ募集中 ( No.28 )
- 日時: 2010/06/02 21:27
- 名前: ローファ (ID: MbxSjGAk)
名前「砺鈴 真衣」れりん まい
性別「女」
性格「冷めている、人に興味がない、叉叶竜は別」
容姿「紫の髪でロング肩のかけている、眼は赤」
クラス「3(どちらでもない中立の人))」
口調「凄くや、大きい、の後に「…」をよくつける」サンプルボイス「私にまとわり付かないで、凄く…目障り」
その他・設定「枕木中学校、元ヤクザ、叉叶竜には心を開いている、頭は凄くいいほう、
自分からは人に手を上げない、やられそうになったら、カウンターする」
作者に一言「こんなキャラでよければつかってください!ロンから許可とってます!」
- Re: 学園と見えない物。オリジナルキャラ募集中 ( No.29 )
- 日時: 2010/06/04 20:29
- 名前: 金平糖 ◆dv3C2P69LE (ID: TQ0p.V5X)
オリキャラ有難うございます。
同じようなキャラですね!しかもこの人もヤーさんですか!
クールで頭が良いキャラって人気ですよね!私も好きです。