ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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abnormal children
日時: 2011/04/25 23:23
名前: スサノオ (ID: chZuMjzt)

初投稿ですが頑張って書くのでよろしくお願いします!!!

なんだか世界観がよく分らん物語ですがそのうち色々明かすと思うのでwよろしくですw


このたび参照が1000を突破しました!!
本当にありがとうございます!!
家族が引くくらいテンションの上がりまくってる俺ですが記念に何かやろうかなーなんて調子に乗っちゃってるわけですww思ってるだけで実際何も思いつかないわけですがww
ですからなんかこんなことやればいいんじゃね?みたいな案がありましたらぜひ言ってください。
逆に1000ぐらいで調子に乗んじゃねーみたいな意見がおありでしたら言ってくださいww


〜目次〜
登場人物紹介…>>1
プロローグ……>>2

第1話…>>8 >>9 >>10
第2話…>>13 >>14 >>15 >>16 >>17 >>20
第3話…>>35 >>36 >>44 >>49
狭間時間…>>61
第4話…>>67 >>68 >>77
第5話…>>82 >>89 >>91 >>94 >>97
第6話…>>98 >>99 >>100
第7話…>>101 >>102
第8話…>>108 >>109
 


オリキャラ募集します!

本編はこれからVS上層部へと突入します。

そこで主人公と共に戦ってくれるレジスタンスのメンバーを募集します。

「どうしても」という方は上層部の敵もOKですw

まあいないかとおもいますが^^;

↓に応募内容を書くのでコピーとかで応募してください^^

【名前】
【性別】
【あだ名など】
【能力】(科学系、魔術系どちらでもOKです)
【容姿・性格など】
【サンプルボイス】
【何かあったら】(遠慮なく!w)

この小説の作者は想像力が貧困なのでどしどし送ってください^^;

よろしくです!><

皆さんが送って下さったオリキャラ(ありがとうございます)

絶櫨様オリキャラ…… 天馬印 紫 >>21     
青銅様オリキャラ……エリック・ロビンソン、ダニエル・サールニオ >>28
パーセンター様オリキャラ……永久 秀夜 >>30 
金平糖様オリキャラ…… 瀬賀 稔 >>40     
若旦那様オリキャラ…… 新羅 慎二 >>42
紅蓮の流星様オリキャラ……皆原 仁哉 >>45
Agu様オリキャラ……雨城 暁 >>50
(V)・∀・(V) 様オリキャラ……光冪 朱雀 >>52
武藤 徹也様オリキャラ……雨宮 久志羅 >>59
ミカド様オリキャラ……山野 ネル >>74
かりん様オリキャラ……香川 灯 >>83
オリキャラ製造工場工場長様オリキャラ……ユリア >>112
葵様オリキャラ……黒山 闇>>116

大事なお客様

空様 ガイ様 遮犬様 joker様 Neon様(絶櫨様  
    
青銅様 パーセンター様 若旦那様 金平糖様 

友桃様 紅蓮の流星様 Agu様 

(V)・∀・(V) 様(黎龍様)武藤 徹也様 ミカド様

かりん様 カミヤ様 暁様 オリキャラ製造工場工場長様

葵様

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Re: abnormal children オリキャラ募集中です>< ( No.95 )
日時: 2011/01/05 09:27
名前: 若旦那 (ID: LQ45f2Hx)

おひさ〜〜

まだ、続けとってんな^^

年賀状ありがとう。

レゲエ掲示板さりげに会話あってんな。

おもろいやつおったやん。

お前、無視したんなよ^^;

俺も、たまにいったるわ^^

Re: abnormal children オリキャラ募集中です>< ( No.96 )
日時: 2011/01/07 18:37
名前: スサノオ (ID: 4yRqeNGS)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode


若旦那様>>

久しぶり!

まだ続けてました。はい。

レゲエの方は気付かんかったんよ^^;

おお!きてくれるか!ありがとう。

ちょくちょく見ときます^^

Real Ridersのほう、久しぶりに更新したんやね^^

応援してるで^^

Re: abnormal children オリキャラ募集中です>< ( No.97 )
日時: 2011/01/13 18:28
名前: スサノオ (ID: 4yRqeNGS)


優は少年のいなくなった部屋に一人きりだった。
少年の去った部屋は暗く、冷たかった。
なぜだろう。あの少年がいたときはあんなに暖かな空気に満ちていたのに……。
優は驚きを隠しえなかった。そばに誰かがいてくれるということがこんなにも安心できることだったなんて。
しかしそう思えるのもここにいたのが他の”誰か”じゃなくて”あの市少年”だからなのかも知れない。
事実、記憶喪失のなかで初対面にあったとき戸惑い無く受け入れられたのは彼だけだった。
彼は毎日来てくれた。
そのたびに記憶を失う前の話など、きっと”私”も楽しかったであろう事をたくさん語ってくれた。
彼の話の聞くところによると、前の”私”はもっと活発でサバサバした感じの女の子だった印象を受けたが、今の私とは違うなあと感じた。
今の私はなかなかの引っ込み思案であんまり人と関わろうとしないから……。

彼はやっぱり前の私のほうが好きだったのだろうか?
そんなことを考えることがしばしあった。
考えるとそれだけで、心がモヤモヤした。

なんだか可笑しかった。
(おんなじ”私”なのに……。自分に嫉妬するなんておかしいよね……)
そう思いいつも馬鹿らしくなる。





だがそれは確実に進行していった。
人格の分裂と言う形で……。



そこに優を見つめる影……。



そして運命はやってくる……。


Re: abnormal children 参照がありえない数に…。 ( No.98 )
日時: 2011/02/10 21:06
名前: スサノオ (ID: pIrKYmvX)

第6話


男はその日も極寒の寒空の下、待っていた。
男は紺のスーツでを着ていて、一見すると普通のサラリーマン。だがガッチリとワックスで固めた頭とかなり厳つめな容姿が相まってヤの付く職業の人のように見えた。
その手にはコーンポタージュが握られており、容姿とのミスマッチを演出していた。

男は存在を感づかれないように十分に風下に廻っていたが見つかる可能性は否めなかった。

気配を消すのに気を配りながらも対象者の観察はさらに注意して行う。

この計画には俺の首がかかっている。
もし失敗すれば物理的な意味で首が飛ぶだろう。
だが男は失敗の心配は全くしていなかった。


男が待っていた時が着々と近づいていた。
男は全てわかっていた。
男がコーンポタージュの最後の一粒まで飲み干した途端、空気が変わった。
男は風下からか風上まで一気に跳躍する。
男がもと居た場所には男に放られ空中を舞うポタージュの缶だけが残った。
そして缶が地面に落ちるころ、男の体は、とあるレジスタンスの基地の裏口の扉の前に有った。




優はその日も見舞いに来てくれた少年を見送った後、温度差を感じ一人でむなしく丸くなっていた。
”あの日”から彼のことが気になってしかたない。
今何してるんだろうとか色々考えてしまう。
「何だろうね……。この気持ち……。」
そう呟いた優の顔には微笑みが浮かんでいた。




男はとある部屋の前に居た。
ここまで来るのは容易な事だった。
この基地にしては珍しくこの日だけは警備が手薄になるのだ。
いや、ならざるを得ない、と言ったほうが正しい。
そして男は今回の最大の目的、出来なければ首が飛ぶであろう作戦を実行するために、ドアノブに手を掛けた……。

Re: abnormal children 参照がありえない数に…。 ( No.99 )
日時: 2011/01/18 18:46
名前: スサノオ (ID: 4yRqeNGS)


とある神聖な行事の最中のことだった。
それまでブルーを保っていた警告色がオレンジを飛び越していきなりレッドに変わった。真っ先に反応したのは入り口付近に座っていた天馬印 紫その人は、いち早く危機を察知した者のうちの一人だった。

「……っ!!行くぞ!」
その肩に掴まる者が数名。
そのほとんどが古くからここに所属する古参のメンバーで最近入ってきた者、こういう経験の無いものは訳が分からず慌てている。
「慌てるなっ!お前らは警備を固めろっ!」
紫が叱咤する。
「ですが……。しかし……」
「こういった経験の無いお前らに来られても足手まといだッ」
そう告げた紫とその肩に掴まる者たちが突如として消えた。

空間制御の応用。

還身。

そして次の瞬間、紫たちの体は優の部屋の前にあった。
男が寝ている優に触れようとするその瞬間のことであった。
男の耳に、いや脳内に奇怪な音が鳴り響いた。
途端男は優に触れようとする体勢のまま動かなくなってしまった。

「…………っぁ……」

今の男にはこれくらいの声を出すことしか出来なかった。

男が自分の状況に驚愕していると紫を先頭とする団の後方から声を上げる者があった。

「稔のねー、音を聴くとー、体がカチカチになっちゃうんだよねー。ちなみにー、今まで動けたのは紫さんくらいだったかなー?」
稔はボブカットの髪を揺らしながら、前に出てきた。
稔はジャージにパーカと言ういたってシンプルな格好だったが、顔とおでこ、計2箇所に掛けられた眼鏡が異様だった。


紫は動けなくなっている男を優のベットから引き離した。
「さて。捕まえたし、なんでレジスタンスのメンバーでもないあの子を狙ったのか、何をしようとしたのか向こうの色々と道具のある部屋に行って洗いざらい、すっきり全部話してもらおうか」

「断る」

男が口を開いたと同時に、それまで男を固定する役割を担っていたはずの稔の体がグラッと揺らめき床に崩れ落ちた。

それまで余裕の笑みすら浮かべていた仲間の顔が一瞬で凍りつく。
それはかつて紫が稔の術を破ったときと同じ光景だったから。
「逆接かっ!」

敵の体を動けなくする。
聞くだけなら便利な技だ。
しかしそんな便利すぎる技が代償なしで行使されることなどありえないのだ。その代償は術者の制御が緩慢になること。
だがこれは内面の話なので通常ならば関係ない。だからこの術は代償は軽く便利なまさに便利な技、そういう構成だった。
紫はそれを読んだ。紫は流れてくる音楽の根源を見抜き、ルーツをたどることによって術者の内側を圧迫し、気絶させた。
それは魔術、科学に限らずどんな術でもそうなのだが術の逆算、しかもそこから逆接は事実上、出来ない。だから理論上は逆接は机上の空論ということで連盟の会議でも話が付いたはずだった。
だが紫とこの男はそれをやり遂げた。これはどういうことなのか、術者達ならばよく分かっていた。

だからこそこの男は紫にしか相手が出来ないとわかった。
だが男はこの状況を不利と読んだらしく身を翻し逃げた。
紫並みの速さで逃げる男を仲間達は捕まえられなかった。
唯一男に敵うはずの紫はどうしたのか放心状態で固まっていた。
だがしばらくしてかぶりを振ると、還身で追跡するために姿を消した。




男を見つけられず悔しそうな表情をして紫が戻ってきたのはそれから小一時間が経ったころだった。



男を取り逃がしたものの、あれだけの実力者が襲撃してきたにも関わらず損傷なく追い返せた事で安心しきっていたメンバー達。

今の彼らは忘れていた。危機はいつも安心による心の緩慢さに付け込んで這いよって来る。
あるいはいつもの彼らでも気づかなかったかもしれない微妙なズレを。

この時にはもう手遅れだったことを後に彼らは知ることになる。



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