ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ━ESP『エスパー』━ アンケート調査♪
- 日時: 2010/09/10 22:59
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
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第1回アンケート調査>>31
用語集 パート1>>34
〜特別ファイル〜
01話>>29
02話>>30
〜第1章 断罪〜
キャスト>>4 >>21
00話>>1 11話>>23
01話>>2 12話>>24
02話>>3 13話>>25
03話>>5 14話>>27
04話>>6 15話>>28
05話>>8
06話>>9
07話>>10
08話>>11
09話>>17
10話>>18
- Re: 〜アビリティ・ワールド 第1章 断罪〜 ( No.20 )
- 日時: 2010/08/22 13:25
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
>>19 獏s
おぉ!!
前作ではありがとうございます!!!
今回は改良しているので、木枯紅月は死なないです♪
デーモン七魔将編は無くなったので・・・
新編をお楽しみに(^_^メ)
- Re: 〜アビリティ・ワールド 第1章 断罪〜 ( No.21 )
- 日時: 2010/08/22 13:41
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
☆☆アビリティワールドのキャスト紹介 『非能力者』☆☆
海藤塔子 [カイドウ トウコ]
職業:中学生
2年前の2008年に海藤一家にきた養子。旧姓「亜堂」。
以前引き取られた時は虐待により再び施設に戻るが、たまたま居合わせた海藤由美子と英明に引き取られる。
天馬のことを彼女のように慕う。天馬のことは‘天兄’と呼んでいる。
天馬が超能力者ということを知っている数少ない人物の一人。
海藤英明 [カイドウ ヒデアキ]
職業:防衛大臣補佐官
防衛省に勤める天馬の父親。現在44歳。
家族思いで、常に天馬と塔子の安全を望む良き父。
海藤由美子 [カイドウ ユミコ]
職業:某店の店員
天馬の母。現在42歳。英明とは中学時代から付き合っていた。
英明と同じで、天馬と塔子の安全を第一に考える。
傘本正義 [カサモト マサヨシ]
職業:警視庁刑事部管理官
IQ140の天才ベテラン刑事。39歳の独身。
東大卒で賢く、今まで迷宮入りの事件も解決してきた。FBIからも一目置かれている。
百宮学園高校襲撃事件をきっかけに、能力者の存在に薄々気づき始めている。
加藤留美 [カトウ ルミ]
職業:警視庁刑事部係員
傘本の助手である若い婦警。23歳の独身。
水崎七海 [ミズサキ ナナミ]
職業:高校生
百宮学園高校に通う高校1年生。天馬の幼馴染。
天馬が能力者ということを知っている人物。
日高将 [ヒダカ ショウ]
職業:高校生
百宮学園高校に通う高校1年生。野球部所属。
中学の時に関西から引っ越して、その後は天馬と仲良くなった。
- Re: 〜アビリティ・ワールド 第1章 断罪〜 ( No.22 )
- 日時: 2010/08/22 13:48
- 名前: 獏 ◆jOx0pAVPUA (ID: tuG0e6yh)
楽しみにしてます!!
愛読者になりましたよw
- Re: 〜アビリティ・ワールド 第1章 断罪〜 ( No.23 )
- 日時: 2010/08/22 17:44
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
11【計画阻止】
渋谷区 廃ビル
クライム、火山は柳沢の瞬間移動で廃ビルの3階に現れた。
「よし、一旦休んで3分後に襲うぞ。」
「分かりやした!!」
「志村はどうするの?彼なしでやる気?」
柳沢の言葉に、クライムは首を横に振る。
「太陽には色々説明してある。彼も今頃は奴らの会社に向かっているはずだ。」
クライムはそう言うと、天井のない上を見上げ、青い空を見つめる。
「我々の邪魔をする者は、悪なのだ。必ず、断罪する。」
「ご立派だね〜ぇ。」
3人は突然の声に驚き、後方を振り向く。
3人の後ろには‘アビリティ’の社長である冥堂に、刀を腰に持つ男女がいた。
「・・・あんた、知ってるよ。」
クライムは冥堂の顔を見ると、ニヤリと表情を不気味に変える。
「ほぉ・・・。私のことを知ってる?」
「そうさ。あんた昔、政府で・・・・」
「口を慎め!!!」
クライムが話し始めた途端、冥堂の右に立っていた木枯紅月が剣を構えて襲いかかる。
すると、クライムの横にいた火山は両手から炎を出し、真剣白羽取りをした。
「なめんでくれや!!」
「それは・・・俺のセリフだ!!」
ブシュ!!
「あ・・・が・・・・!?」
火山は突如、血を吐きだしてその場に倒れる。
木枯の左目からは血が流れ、平然と血を拭きとる。
「俺の能力は左目で見つめたものを破壊する力。お前の神経、血管をいくつかつぶしてもらった。」
「くそ・・・が・・・」
火山は両手から炎を出そうとするが、神経が破損し動かせることさえできない。
クライムは火山を見て舌打ちをすると、柳沢の方に走りだす。
「烈香!!逃げるぞ!!」
柳沢がクライムに向かって手を伸ばす。
その瞬間だった。
「させないわよ!!」
剣を両手で持ったまま、村佐円は髪を靡かせ2人の間に飛び込む。
と同時に、剣はスタンガンに変わり柳沢の腹めがけて突きつけた。
「あぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
柳沢は悲鳴を上げ痙攣を起こし、一瞬でその場で気絶した。
クライムは足を止め、冥堂の方を向き睨みつける。
「なぜ・・・ここに来ると分かった?」
「君とは顔見知りで、性格も知ってるからね。君は計画を確実に行う人格だ。ここに寄ると思ったんだよ。お父さん似の性格だね、やっぱり。」
「黙れ!!」
クライムは叫び、気絶している烈香の手を握る。
すると、烈香は薄らと目を開きクライムの手を握りしめる。
「今回はやめだ。また会おう。」
クライムはそう言うと、烈香と共にその場から姿を消した。
しかし、冥堂、木枯、村佐は止めることはせず、安堵の息を漏らした。
「その男はこちらで身柄を拘束する。紅月、円、帰ろうか。」
紅月は気絶している火山を抱え、3人は会社へと戻って行った。
**********
百宮学園高校
騒ぎで警察も動き出し、天馬は算介と亜樹と三郎とともに裏門から学校を抜け出した。
元々止めてあった会社専用の黒いバンに乗り込むと、ひとまず安堵の息を漏らす。
「社長からの報告だ。クライムを追い返し、敵の一人を拘束した。」
「マジッすか!?」
算介はその言葉を聞いてガッツポーズをする。
天馬もその言葉を聞いて安心した。
「とりあえず、ここは警察に任して会社に戻りましょう。」
亜樹の言葉に全員に賛同する。
「よっしゃ!!会社戻るぞ!!!」
三郎はエンジンをかけ、会社へと車を出発させた。
- Re: 〜アビリティ・ワールド 第1章 断罪〜 ( No.24 )
- 日時: 2010/08/24 17:24
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
12【IQ140の天才刑事】
百宮学園高校
グラウンドに整列させられた生徒は、壊れた体育館と窓が全壊した校舎を唖然と見ていた。
「七海!!天馬がおらへんで!!」
天馬のクラスメイトであり、友人である日高将は七海に問う。
「さぁ・・・どこかで欠伸でもしてんじゃない・・・」
「・・・なんかあったんか?」
将は七海の暗い表情を見て疑問を抱く。いつもの七海ではないのは確かだ。
七海は体操座りのまま俯き、大きなため息をついた。
天馬、あなたは
一体何者なの・・・手から炎出して・・・・
七海は先ほどのことを思い出す。
天馬は手が刃物になった男と戦っていた。
男は、確かに天馬に向かって「同志」と言ってたから、天馬は超能力者?
「もう・・・・分かんない・・・・」
七海がそうつぶやいたその時だった。
「皆さん!!こんにちは。」
七海はマイク越しに聞こえる男性の声に驚き、前を向いた。
一番前に、スーツ姿に顔がキリッとした謎の男性がマイク片手に立っている。
「私は東京県警殺人課に勤める刑事、傘本正義といいます。ただいまより、君たちには強制帰宅してもらう。」
傘本は職員の方を向くと、職員は各クラスの前について生徒を立たせた。
七海も言われるがままにその場を立つ。
「今日から2日間、君たちは自宅待機。今回の体育館崩壊及びに校舎の窓全壊の原因が分かるまでです。」
傘本はマイクを職員に渡し返すと、そのまま校舎の方へ歩いて行く。
七海は傘本の経緯が気になり、生徒を掻き分け校舎の裏へと走った。
どうやらばれなかったらしい。
このまま・・・・
「わいもついてくで!!」
「きゃ!!・・・って日高・・・・」
七海は突然の声に後ろを振り向く。
そこには笑顔で楽しそうな日高が立っていた。
「なんで一緒に来るのよ!!」
「このまま帰れるか!それに、あの警察テレビで見たことあるで。」
「テレビ?」
七海は日高の言葉に首を傾げた。
「あの刑事、外国のテロ事件にも加わるすごい刑事や。一時期有名になったこともあるで。」
「そういえば、ずいぶん前に聞いたことあるかも・・。」
七海は傘本の顔を薄らだが頭に思い浮かべ、以前見たことがあるような気がしてきた。
「そ、それより!!早くあの刑事追いかけよ!!」
七海は傘本のことを考えるより、傘本の行動が気になる。
2人は隠れながら、傘本の後を追った。
**********
体育館
傘本は白い手袋をしながら、現場を見渡した。
体育館の屋根は完全に消え、その残骸が体育館の床を覆い隠している。
「・・・手抜き工事という雰囲気はないな。」
「傘本先輩!!」
傘本の後ろから、警察制服を着た女性が走ってやってきた。
「加藤刑事、何か分かった?」
同じ殺人課に勤め、傘本の助手である加藤留美は一枚の紙を手渡す。
傘本は体育館から紙に視線を移すと、眉間に皺を寄せた。
「先ほど分かったことです。1−2の生徒である海藤天馬が現在行方不明です。」
「この生徒・・・名前をどこかで・・・・」
写真も添付されていたので、傘本は天馬の顔を見た。
その時、傘本は表情を一変し驚きの表情を見せた。
「こいつを探せ!!今回の事件と関連性があるかもしれない!!」
「え?でも、ただの生徒ですし、安全課か交通課に任せれば・・・」
「殺人課でやれ!!急げ!!」
傘本の言葉で、加藤は一礼をしてすぐさま応援を呼びに行った。
傘本はもう一度添付された天馬の写真を見る。
「こいつは・・・・昔の連続不審火事件に関わっていた・・・・子供。ここで再び会うとは・・・」
傘本はそう言うと、紙を折りたたんでポケットにしまい、校舎の方へと足を進めた。
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