ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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━ESP『エスパー』━ アンケート調査♪
日時: 2010/09/10 22:59
名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)

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第1回アンケート調査>>31
用語集 パート1>>34


〜特別ファイル〜
01話>>29
02話>>30

〜第1章 断罪〜
キャスト>>4 >>21
00話>>1     11話>>23
01話>>2     12話>>24     
02話>>3     13話>>25
03話>>5     14話>>27
04話>>6     15話>>28
05話>>8
06話>>9
07話>>10
08話>>11
09話>>17
10話>>18

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Re: 〜アビリティ・ワールド 第1章 断罪〜 ( No.15 )
日時: 2010/08/21 21:28
名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: Da9K.gCv)

改めて最初から読むのも新鮮だなと思った私がコメントをしにコンニチハ。
相変わらずレベルが高い。これからも更新頑張ってくださいね。

Re: 〜アビリティ・ワールド 第1章 断罪〜 ( No.16 )
日時: 2010/08/21 21:36
名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)

>>15 紅蓮の流星s
ありがとうです!!
自分でもそう思います・・・なぜだろう?
修正しながら更新しているので、楽しみに待っていてくださいm(__)m

紅蓮sの小説も毎回読んでます!!
更新待ってます♪

Re: 〜アビリティ・ワールド 第1章 断罪〜 ( No.17 )
日時: 2010/08/22 08:54
名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)

09【必殺奥義 音破】

1−2の教室を飛び出し、天馬は七海とともに1階へ向かった。
階段を一気に下り廊下に出ると、職員室前で見慣れた顔の職員が倒れていた。
「うそ・・・・相川先生・・・・」
七海は口を抑えて涙を流す。
1年の英語担当をしている相川は、心臓部分から血を流してすでに息絶えていた。
「い、行こう!!とにかく体育館へ戻るんだ!!」
「なんで!?学校の外に出れば・・・・」
「外に行けば・・・被害が大きくなる・・・・」
天馬は七海の保護をしつつ、周りへの被害を最小限に留めることを考えた。
それに、応援が来ることを信じなければならない。

「走れ!!」

天馬は七海の腕を掴み、外へ飛び出す。
体育館は屋根が崩壊しているが、中は多少はまだ大丈夫のはず。
2人は崩壊した体育館に駆け込み、そのまま身を潜めたのだった。


─────


校舎 屋上


屋上には、クライムが逃げゆく生徒たちを見て微笑んでいた。
「・・・・それでは、始めようか。」
クライムは両手を静かに合わせると、目を閉じ集中し始める。
柳沢に火山は、ある程度百宮高校から離れた場所に逃げた。
「太陽は大丈夫だろう・・・・」
クライムはそうつぶやくと、目をカッと開き、両手を拳に変え地面にたたきつけた。
その瞬間だった。


ゴッ!!



ゴゴォォォォォ!!!!!!!



クライムが殴った個所を中心に、校舎が大きく揺れ始める。
除々に多数の亀裂が入り、校舎すべての窓ガラスが一気に割れた。
「必殺奥義 音破。」
クライムがそう言うと、隣に瞬間移動で柳沢が現れた。
「逃げましょう。ここまでやれば、奴らも来るはずよ。」
「あぁ。そうだな。」
クライムは柳沢の手を掴むと、柳沢と共にどこかへ瞬間移動した。

**********

校舎すべてのガラスの破片は地面に飛び散り、周りからは悲鳴が上がった。
門の外に逃げた生徒、教職員は崩壊寸前の我が校舎を見て呆然としていた。

「ここよ!!」

その時、生徒を掻き分け亜樹と三郎、算介の3人が現れる。
「ここって・・・天馬の学校じゃないか!?」
三郎は驚き、算介もその言葉を聞いて表情を変えた。
「クライムの野郎だ・・・やばくないか?」
「行くわよ!!」
亜樹は門を潜り抜け、先陣を切って走りだす。
三郎も亜樹の後を追うように門を潜り抜けた。
「えぇ!?めんどいな・・・・」
算介は渋々2人を追いかけ、学園内へと足を踏み入れた。


***********


体育館


「だ、大丈夫?」
天馬と七海は体育館の瓦礫に隠れ、どうにか落下してきた大量のガラスの破片を凌いだ。
「私は大丈夫だけど・・・・校舎が・・・」
2人は目の前に建つ校舎を見上げ、悲しそうな表情に変わった。
まだ1年生で、そこまで思い出も詰まってないが、自分たちの高校がこんなことになろうとは・・・。
天馬は怒りを覚え、クライムの顔を思い浮かべた。
「くそ・・」
天馬は立ちあがると、今にも崩れそうな校舎へと足を進める。
「ちょ、天馬!!」
「七海は逃げろ。俺は行くよ。」
七海は天馬の初めて見る勇敢な後ろ姿に、なぜか悲しみと孤独感を感じた。

私と天馬は違う______

「・・・・分かった。気をつけてね・・・・」
「おう。」
七海は下を俯きながら生徒たちが逃げた方向へ走って行った。
天馬は七海を見届けると、校舎を見上げる。
「絶対許さねえ。」
天馬はそう言うと、両手から炎を出し、再び校舎の中へと駆け込んだ。

Re: 〜アビリティ・ワールド 第1章 断罪〜 ( No.18 )
日時: 2010/08/22 11:57
名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)

10【逃走】

校舎

窓ガラスが全壊した校舎へ踏み行った天馬は、2階へ続く階段を駆け上がる。
所々、壁が崩れ落ちて廊下に壁の破片が散乱している。
「あいつ・・・まだ教室いるかな?」
天馬は志村を倒すべく、再び1−2の教室に足を踏み入れた。
しかし、教室にはだれもおらず、床にガラスや照明灯の破片が落ちているだけ。
志村の姿はどこにもない。一体どこへ?
天馬は教室を一通り見ると、振り返り廊下を見る。
その時だった。

「・・・・お前は・・・海藤天馬という名前か?」

天馬の視線の先には、左肩から血を流した志村が立っていた。
どうやら、先ほどガラスの破片が散らばった時に切ったらしい。
「な、なんで俺の名前を・・・?言った覚えはない・・・ぞ・・・」
「ふふ・・・お前とは・・・いい友達になれそうだよ・・・」
志村はそう言うと、無傷の右手を刃物に変え、コンクリートの壁を簡単に破壊した。

「さらばだ・・・また何れ・・・会うだろう・・・・」

志村は天馬に言い残すと、壁を破壊した穴から外へ出て行った。
「お、おい!!」
天馬が追いかけようとした時だった。階段から聞きなれた声と足音が聞こえる。

「天馬君!!」

階段の方を見ると、亜樹、算介、三郎の3人が汗だくで天馬に駆け寄ってきた。
「大丈夫か!?怪我はないか!?」
「は、はい・・。それより、クライムらしき男が学校を・・・」
「分かってる。能力のことは運良くばれてないみたいだな!!」
天馬は三郎の言葉で、七海の存在を思い出す。
「はい、能力についてはばれていません。」
七海のためだ。こういう時、能力の存在を知った人間は殺される運命のはずだ。
映画の中でよくある。だから、真実は伏せておこう。
「とりあえず、今生徒たちは自宅へ強制帰宅になってる。君も戻れ。」
三郎はそう言うと、亜樹と算介と共にその場を後にした。


「七海・・・・」
天馬はその場にしゃがみ込み、不穏な空気を漂わせたまま終わった戦いに安堵の息を漏らす。
「天馬・・大丈夫か?」
天馬は突然の声に驚き顔を上げた。
先ほど三郎達と行ったはずの算介が、天馬の前に立っている。
「算介さん・・・」
「算介でいいよ。年齢はそこまで変わんねえんだし。それより、志村と会ったか?」
算介は天馬の隣に座りながら質問するが、天馬は首を傾げて復唱する。
「志村?」
「両手を刃物に変える奴だ。」
「あ!!会いました・・・あいつ、強いですね。」
天馬は自分の手を見ながら、込み上げる悔しさと負けず嫌いの意地を堪える。
志村は強い。恐らく、あの左肩の怪我がなければ、自分は殺されていただろう。

「奴ら、たぶんこれで終わらせる気はない。」

「え?」

天馬は算介の言葉に言葉を失う。
「クライムはこんな意味のないことをしない。恐らく、違う目的があるはずだ・・・」
「違う目的って・・。ここを狙ってあいつらが得するようなことって・・・」
天馬は頭を捻って考えるが、どう考えても結びつかない。
「例えば、ここを狙ってどこかを襲撃するとか?よくテレビでありますよね。」
「襲撃って、別に・・・・・」
2人はその時、目を合わせて最悪の事態を予想してしまった。
「ま、まさか・・・本当の狙いは・・・・」




超能力専門会社‘アビリティ’______

Re: 〜アビリティ・ワールド 第1章 断罪〜 ( No.19 )
日時: 2010/08/22 13:17
名前: 獏 ◆jOx0pAVPUA (ID: tuG0e6yh)

どもです!! 
前まで読んでました!! 確か題名が違うやつでしたよね?
復活嬉しいです^^
名前変えちゃったんですけど…。
確か木枯 紅月をオリキャラ投稿したものです。


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