ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

狂 華 酔 月
日時: 2010/10/17 09:45
名前: 狂音 (ID: L11BZFL.)

はじめまして

シリアス・ダークでの初の投稿となります

注意点がありますので…

1.荒らしはお控え下さい

2.中傷はおやめ下さい

3.作者の私が嫌いな方はお下がり下さい

4.更新が遅くても許してください

以上で参りたいと思いますので…

どうぞお願いいたします…

Page:1 2 3 4 5 6



Re: 狂 華 酔 月 ( No.3 )
日時: 2010/10/18 17:23
名前: 狂音 (ID: L11BZFL.)


 『パリッ、ガシャンッ!」

同じ音が何度も鳴る
「あ〜、うるせぇうるせぇ」
諒は片手で片方の耳を塞ぎ、言った
「てっ…手前!窓を割りやがって…」
本当に柚璃の言った通りだった
サンダルを履いている者全てが先ほどよりかなり動きが鈍くなった
「わお…ファンタスティック!」
諒はその言葉と同時に銃を構えた
「俺の相手は…不幸なこったぁ…」
ガラスの破片を履いていた鉄板仕込みのシューズで次々と踏んでいく
「さぁ…かかってこい!」



—あっちはもう始まったか…
—ならコチラも…
「おい…貴様」
私は銃を構えながら言った
「あ?なんだぁ?」
「まったく…返事に品がないな…呆れる」
「うるせぇ!串刺しにしてやろうか!」
「串刺し?馬鹿もいい加減にしておけ」
—こんな馬鹿を相手するのは面倒臭いな…
「お前は…私には勝てない…」
「あぁ??」
「何故なら……私が負ける動機などないからだ…」
この言葉で地獄絵図の始まりの笛が鳴った…
 
 『パアアアン!』

Re: 狂 華 酔 月 ( No.4 )
日時: 2010/10/21 18:14
名前: 狂音 (ID: L11BZFL.)


「うわああああああっ!」
相手の悲鳴、
「ん?お前、打たれることの経験はあまりないのか?」
—経験のある人間なら叫ぶはずない…
「うっ…うるさいっ!」
—さっきから『うるさい』しか言ってないじゃないか…これだから低脳は困るんんだ…
「お前なんかっ…うっ…うっ…打ってやる!」
かなり震えている、先ほど弾丸を喰らったせいからなのだろうか
—打たれたばっかりだろ…
と思いつつ、柚璃は走っていく
「うっ…うわああああ!」
怯えながらに放たれた一発
—誰が喰らうか
サッという擬音がとても似合う避け方だ
「このっ…このぉぉぉぉぉぉ!」
相手は避けられて焦ったせいか乱射している
—この銃はPD397470だから…20発までか…
「全然当たらないぞ?」
余興の笑みを浮かべてみせる
「…くっ!」
—相手の最後の玉、これさえ避ければ!
しかし…
 『ガシャンッ!』
「しまった……!?」
相手の放った玉が自分の腕に命中して、拳銃を落としてしまった
—だけどっ…もう相手には…
「へへへっ…やっとチャンスだぜぇ…」
「チャンス?もうお前の玉は終わった…つまり…お前は既に命を落とす存在となっているのよ!」
「はぁ…?何言ってるんだ。普通スペアぐらいは持ってるもんだろ」
—……っ!油断した…
柚璃の額には冷や汗がかなり流れている
「オラオラァ!ひゃはっ、ざまぁねぇぜ!」
柚璃の手に銃がないことをいいことに高笑いする男
「…………」
「何か言えよ!オラぁ!」
「…下卑た男だ」
「あ?お前自分の立場分かっているのか?」
「分かってるさ…」
「あ〜あ…お前…死んだぜ」
いつの間にか自分の隣に座っていた諒に驚いた男
「はははっ…やっと本気が出せる」
柚璃は笑い、一本のナイフを取り出した

Re: 狂 華 酔 月 ( No.5 )
日時: 2010/10/24 09:46
名前: 狂音 (ID: L11BZFL.)


「なっ…なんだ!?」
柚璃が取り出した一本のナイフ
ナイフの柄には大量の傷がついておい、どれだけの修羅場をくぐってきたかが一目瞭然だった
「あなた…名前は?」
柚璃がたずねる、その声にはかなりの威圧感が押し込まれている
「なんでお前なんかに教えなきゃいけねぇんだよ!」
こちらも負けじと声を出すが大声にしかならない
—何故…なんでだっ!
相手は思う
—ナイフと拳銃じゃ…今は遠距離戦だから有利なはずなのに…勝てる気がしねぇ…!
「じゃあ…行くわよ!」
—早く構えねぇと…

 『ザクッ』

鈍い音が倉庫に響き渡る
「ガボッ……」
口から血を出して倒れる相手
「やっぱり…人間ってこんなものよね」
指についた血をビジネススーツにはいっていたハンカチでふき取る
「最後に…やっといて頂戴」
「はいはいっ…っと」

 『パアアアアン!』

相手は心臓を打ち抜かれ倒れている
「これで…終わりね、任務は果たしたわ」
「もっと遊んで帰ろうぜ」
「馬鹿ね、任務中に遊ぶとか考えられないわ、ビジネススーツ…また変えなくちゃね…」
「つまんない女」
「五月蝿いわね」

  殺し屋という職業に手を染めてしまった哀れな女
   君達のすぐそばにもそんな
   哀れな人間が潜んでいるかもしれない…

Re: 狂 華 酔 月 ( No.6 )
日時: 2010/10/25 16:58
名前: 狂音 (ID: L11BZFL.)


第二の迷い人  踏み躙られた日常

「はぁっ…はぁっ…」
薄暗い路地裏、町は酒の匂いで充満し、あたりには酔い潰れたサラリーマンが千鳥足で駅のホームに向かっていた。
そんななんとも下品な光景の中で、1人の少年が走っていた。顔立ちや服装はなんとも上品なものでこんな下界に彷徨ってはもったいないほどであった
「なんでっ…僕がこんなこと…」
次々と過ぎていく街の木や街灯、
「逃げるなんて…十年いや…千年早いよ!」
落ち着いた20代前半の男の声
「僕が…何をしたの?」
少年は追い付かれそうになる直前に立ち止まり聞いた。男は歩みを止め、大袈裟に手を振って言った
「君は何もしていないさ…大初望(オオハツノゾム)君はね…」
大初望と呼ばれた少年は身を縮こまらせている
「でも…じゃあなんで追いかけるのさ…」
この質問が…彼の日常を踏み躙られることとなる…

Re: 狂 華 酔 月 ( No.7 )
日時: 2010/10/25 17:55
名前: 狂音 (ID: L11BZFL.)

あれ?上がりませんね…


Page:1 2 3 4 5 6



この掲示板は過去ログ化されています。