ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 狂 華 酔 月
- 日時: 2010/10/17 09:45
- 名前: 狂音 (ID: L11BZFL.)
はじめまして
シリアス・ダークでの初の投稿となります
注意点がありますので…
1.荒らしはお控え下さい
2.中傷はおやめ下さい
3.作者の私が嫌いな方はお下がり下さい
4.更新が遅くても許してください
以上で参りたいと思いますので…
どうぞお願いいたします…
- Re: 狂 華 酔 月 ( No.1 )
- 日時: 2010/10/17 09:53
- 名前: 狂音 (ID: L11BZFL.)
プロローグ
—孤独— この言葉が示す意味を深く…どこまでも深く考えたことがない…
そんな人間がこの世界に迷い込むのだ
—失望— この言葉に恐れ戦いた者達…
そんな人間がこの世界に迷い込むのだ
—希望— こんな甘ったるい欲望(モノ)などこの世にはない
そう感じた人間がこの世界に迷い込むのだ
ここは… 狂華酔月(キョウカスイゲツ)…
- Re: 狂 華 酔 月 ( No.2 )
- 日時: 2010/10/21 19:27
- 名前: 狂音 (ID: L11BZFL.)
- 参照: http://plaza.rakuten.co.jp/k2naduki0623/
第一の迷い人 夜の星屑
コツコツ…
軽快なリズムが夜のこの街を彩る
トントン…
そしてそれに重ねようとしているのか分からないタイミングで奏でられるシューズの音
私の名前は「寿 柚璃【コトブキ ユリ】」
この「遊覧丁」という街(ブタイ)で主役を務めているはずの美しき女
隣で歩いているのはなんとも下品な姿をした男「基内 諒【キウチ リョウ】」私と並んで歩くのだからもっとマシな格好をしてほしい、何故シャツの裾を出してズボンはダボダボにしていて平気なのだろうか…
「おい、柚璃」
「何よ…うっとおしい」
「さっきから何俺を見てるんだ?まさか俺に惚れたか?」
歯をむきだしにして笑う
「そう…それはきっと白昼夢ね、あなたに惚れる奴なんて…そこらへんの下種な女共以外いやしないわ」
「ははっ…冷たい女だねぇ」
私はその言葉を無視してひたすら歩く
しばらく歩いていると人気のない道にたどり着いた
周りは廃品倉庫ばかり並んでいる、そして倉庫の屋根には沢山の鴉
「ったく…ギャアギャアうるせぇ鴉だな」
『パァン』
と乾いた音が夜の倉庫に発散する
「鴉ごときを打つなんてね…少しは五月蝿いのを我慢できないの?」
「俺にそんなことできると思うか?」
「はいはい…じゃあチャッチャと済ませるわよ、仕事」
私の仕事…それは…殺し屋
依頼を今まで遂行できなかったことはない
まぁ…この男がいるのは今回不満だけど…
任務には関係ないわ
『パァン!』
私は任務の依頼場所の倉庫に入り、まずは挑発の為の一発を打った
「ああ?なんだぁおめえら、ここはワイ達の『彌屋義組』の縄張りじゃい」
はぁ…今回の標的(ターゲット)はベタな連中だな、しかもかなり下種な人間
「ふん…いちいち死んでもらう人間に名前なんて言わないわ」
「アァ?お前らかかれぇ!」
ほう…組長はアイツか…
組長を潰せば相手の判断力は鈍るだろうと考え、私は走り出した
「お〜、アレが戦う女ってヤツ?」
「うるさい!お前はすべての窓を銃で粉砕しろ!」
「そりゃまたなんで?」
「相手はサンダルのヤツもいる!ガラスの破片であまり動けなくすれば殺れる確率は高い!」
「ふ〜ん、判断力も高いねぇ」
諒はそう言いながら銃を放った
「さぁ…覚悟しなさい!」
私に勝てる者など…
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