ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- シリウスの空
- 日時: 2010/12/14 17:29
- 名前: 櫻井業火 (ID: enDlMgfn)
- 参照: http://goukasyousetu
よろしくお願いします
コメント歓迎です。
- Re: シリウスの空 ( No.18 )
- 日時: 2011/02/12 14:00
- 名前: 櫻井業火 (ID: enDlMgfn)
私が塔の最上階につくとあいつがいた。
「あ、楓。怪我は?」
晴登はもうまるで気力がぬけたようなぐったりした顔していた。
「もう大丈夫よ。」
「そう、よかった。」
「ねぇあんた・・・
『大変やお二人さん。敵だ。』
「いこう。」
「ちょっと・・・。」
私が止めるよりも早くに晴登は塔から飛び下りた。
「ちょ!?」
突如に爆音が響き、下を見下ろすと道を走っている晴登の姿がみえた。
「あれが、アルテミスの力・・。」
- Re: シリウスの空 ( No.19 )
- 日時: 2011/01/04 20:43
- 名前: 櫻井業火 (ID: enDlMgfn)
〜アメリカ国防省〜
「特殊部隊ベテルギウスから救援要請がきました!!エリア46で戦闘、ロシア、アルテミス隊の隊員一人を撃破、他は撤退した模様です。被害は町一つが壊滅し隣のエリア45に謎の炎で半分が焼野原状態だそうです!!」
「住民は!?」
「エリア46からの生存者の可能性はないとベテルギウス所属のアーレスからの報告きてます!!」
「エリア45、巡回部隊からの援軍要請です!!敵は・・・飛燕です!!」
「飛燕だと!?となりのベテルギウスに援軍に向かわせろ!!」
「ベテルギウスは隊長不在との報告が来ていますが・・・。」
「かまわん!!」
「国防長!!」
「なんだ!!」
「研究開発班からの新型AAAの実践配備の準備整ったとのことです!!」
「そうか、それではペガサスに搭載しエリア45に急行させろ!!」
「了解!」
- Re: シリウスの空 ( No.20 )
- 日時: 2011/01/04 21:04
- 名前: 櫻井業火 (ID: enDlMgfn)
〜晴登〜
僕たちは今までの町を離れ隣町の廃墟に来ていた。
「晴登、国防省から命令が下った。敵は飛燕、殲滅せよ。だそうだ。」
明良がそういうと楓が身を乗り出して
「そういうこと!?私たちは今3人なのよ!?」
「まぁまぁ、時間を稼いでくれれば新兵器がくるらしいから。」
楓は渋々と立ち上がり、WP2000を背負いながら
「その新兵器、弱かったら国防省に襲撃するって伝えといて。」
物騒な・・・・。
「ちょっと、あんた早くしなさいよ!!」
「あぁうん。」
せかされつつもUZIを左手に、短剣を右手に持ち楓とともに走り出した。
「明良は?」
「俺もいくにきまってるやろ!!」
廃墟をでると遠くで光の柱が立っているのが見えた。
「そういえば飛燕ってなに?」
「敵のアルテミス使いらしい、光を使うらしいで〜。」
「やりずらいね・・・。」
また、光の柱が地面に突き刺さり大きな揺れが起きた。
「きゃ!?」
「晴登!!敵さんや!!!」
明良はそう怒鳴ると同時にハンドガンを発砲する。
僕もそれに続くようにシリウスを発動した。
「新兵器が来る前に終わらせる!グァアァァァアァァァァ!!!!!!」
熱風が吹き荒れる。
「晴登!?大丈夫なのか!?」
「気にしないでくれ、楓は俺の半径10mに入らないように援護!!」
「了解!」
- Re: シリウスの空 ( No.21 )
- 日時: 2011/01/05 09:19
- 名前: 櫻井業火 (ID: enDlMgfn)
〜楓〜
「グゥァァァァアァァァア!!!!」
獣のような咆哮をあげると敵、装甲車が一瞬で溶けた。
「あ、アルテミス!?報告にないぞ!?」
私は動きを止めた敵兵の足に銃弾を撃ち込み戦闘不能にさせる。
アーレスは拳銃を巧みに操り周りにいる敵兵達の両腕を次々と撃っていく。
・・・意外と敵の数多いわね・・・・。
「楓!!!」
「っ!!」
目の前で手榴弾が炸裂した。
私の腕に何個もの破片が突き刺さる。
「くっそ!!!」
晴登は短剣で周りの敵兵を切り刻み私のとこへ走ってきた。
「べ、別にあんたに心配されるほどじゃないわよ・・・。」
なんて強がりを言ったけど正直もう銃は持てないだろう。
「待って。」
そういうと晴登の腕から出てきた炎が私の腕を包む。
それと同時に傷がどんどん治っていった。
「よし、あの装甲車鹵獲するよ。」
無線に向かって晴登がそういうと、
『了解!』
と、アーレスからの返事が返ってきた。
「この力は温存したかったが・・・・。」
晴登の指先に炎が集まり圧縮されていく。
「撃ち乱れろ!!!!」
晴登が怒鳴ると同時に指先から次々とビームのような物が放たれた。
それは次々と敵の手足を貫いていく。
「楓!走って!!」
晴登は私の腕を引っ張りながら走る。
「ちょ・・・・離しなさいよ!!!」
「つれない事言うなよ!!」
「きゃ!」
装甲車に投げ込まれた。
「何すんのよ!!」
「走らせて!!」
「なんで、私が
「いいから!!死にたいのか!!!」
「わわかったわよ。」
私は装甲車を緊急発進させる。途中でアーレスも飛び乗り操縦を替わった。
「ふぅ・・・・無線使える?新兵器とかやらはいつ来るんだ?」
「もう来てるみたいやで。」
モニターに映る空に超特大な飛行要塞がそびえていた。
- Re: シリウスの空 ( No.22 )
- 日時: 2011/01/07 11:24
- 名前: 櫻井業火 (ID: enDlMgfn)
〜晴登〜
『ベテルギウス、聞こえるかベテルギウス。こちら強襲特装艦ペガサスだ。』
装甲車の無線から男の声が響いてきた。
「こちらベテルギウス所属、えっと俺のコードネームは?」
「シリウス。」
「ベテルギウス所属、シリウスです。」
『今からその装甲車を収容する。緊急収容!5番収容ハッチ開けろ!!」
空に浮かぶペガサスの一部が開くとそこからビームワイヤーが飛び出して装甲車を包んだ。
いきなり上に引き上げられ、一瞬でペガサスの中に入った。
『艦長室へ来い。』
「了解・・・。」
ふらふらする頭を押さえながら装甲車の外に出た。
「わぁ広い・・・・。」
「同意や、いつの間にこんなん作ったんやろうな。」
「なぁ明良。」
「なんや?」
「お前いつの間に関西弁になった?」
「・・・・・さぁ?」
そんな無駄口をたたいていると一人の乗組員がこっちに駆け寄ってきた。
「私は第64狙撃隊所属大和弘樹です。階級は准尉です。」
「俺はベテルギウス所属アーレス。階級は中尉。よろしくな。」
「私はベテルギウス所属イーリス。階級は少佐です。」
「意外と楓って偉いね。」
どつかれた。
「あぁごめん。僕はベテルギウス所属シリウス。階級は特別階級ブラッド。」
「「特別階級?」」
「特別階級は俺みたいな普通じゃないやつとか英雄につく階級で、ブラッドは・・・准将くらいかな?ま、階級は二等兵だけどね。」
「「准将!?」」
まさかそこまでおどろくとは・・・・・。
「では、艦長室まで案内いたします。」
「よろしく。」
僕たちは大和准尉の案内のもと艦長室に向かった。
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