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シリウスの空
日時: 2010/12/14 17:29
名前: 櫻井業火 (ID: enDlMgfn)
参照: http://goukasyousetu

 よろしくお願いします
コメント歓迎です。

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Re: シリウスの空 ( No.3 )
日時: 2010/12/18 13:46
名前: 櫻井 (ID: enDlMgfn)
参照: http://goukasyousetu

第一話 出会いと再会そして・・・・ 

 アルテミス。
それはロシアの学者アレクレが月で発見した超能力みたいな力。
晴登それを生まれながら体に宿している。
この力を晴登は制御しきれず軍の養成学校の生徒を何人か大やけどさせたりしてしまった。
そんな話はともかく、晴登は今日、軍人としてこの基地、といっても学園にしか見えない土地にきている。
「えぇっと・・・・。第一特殊部隊ベテルギウスの本部は・・・・。」
(あぁ!こんなことならもっとちゃんと場所を把握しておくべきだった。)
なんて思いつつ、誰かに場所を聞こうと周りを見渡した。
「あ、すみませーん。」
公園の木の下にいた同年代ぐらいの女の子に声をかけてみた。
「誰?」
という素気ない返事が来た。
「あ、ええと・・・・ベテルギウスの本部の場所知りませんか?」
女の子は赤い瞳に黒髪を伸ばした日本人のようだった。
「へぇ。あんたが今日から私のバディの。」
「???」
「じゃあちょっと実力見せてよ。」
そういって女の子は腰にぶら下がっていた拳銃をこちらに向けてきた。
「やめたほうがいいですよ。・・・・自分が聞いてるのはベテルギウスの本部の場所であって
「うるさい。」
僕の説得を聞かないかのように銃声が響いた。
「やめとけっていったろ?」
「!?」
晴登は目に留まらぬ速さで女の子の後ろに回り首元に短剣を突き付けていた。
「僕は晴登、桐谷晴登。きみは?」
「吹雪・・・楓。」
楓は相当ショックを受けたらしくその場にしゃがみ込んでしまった。
「いい名前だね。じゃあ案内して。」
小さくうなずき楓は歩き出した。

Re: シリウスの空 ( No.4 )
日時: 2010/12/18 15:33
名前: 櫻井業火 (ID: enDlMgfn)
参照: http://goukasyousetu

本部につくとそこは、
「ただの音楽室じゃないか。」
ただの音楽室だった。
「えぇ音楽室です。」
奥のピアノの山から18歳くらいの長髪男が出てきた。
「あぁ申し遅れました。俺は杉山誠司。ここではゼウスと呼んでくれ。こんなんでも一応ここの隊長だよろしく。」
骨と皮だけでできてそうな程細い腕を差し出してきた。
(人は見かけにはよらないってことか。)
「ん?楓ちゃん。どうした〜?そんな暗い顔して、まさか晴登君にまけちゃったのかなぁ?まぁ晴登君と楓ちゃんはまだ15なんだしまだまだだいじょうぶだよー。」
「隊長。あんまりうるさいと戦闘中に後ろから撃ちますよ?」
「おぉー怖い怖い。」
(ふーん楓は俺と同い年なんだ。)
「あ、隊長さん。」
「ゼウスでいいよ。なんだい?」
晴登は昔の親友、明良の写真を見せた。
「あんた、あのアーレスの知り合い?」
楓の顔が不機嫌モードに変わった。
それを見たゼウスは少し笑いながら、
「明良君なら射撃練習場だよ。」
「ありがとうございます。楓、案内頼んでいい?」
「なんで私があんたの召使いみたいに扱われなきゃならないのよ!」
「はっはっは。まぁまぁいいじゃないか。楓ちゃんと晴登君はバディなんだしさ。」
楓は不満そうな顔しながらこっちよと言って歩き出した。

Re: シリウスの空 ( No.5 )
日時: 2010/12/20 17:52
名前: 櫻井業火 (ID: enDlMgfn)
参照: http://goukasyousetu

射撃練習場とはどうもただの教室の黒板に的をつけただけだった。
「あのさぁ楓。」
「なに?ってかなれなれしい。」
「気にすんなよそれぐらい。」
「・・・・・死ねば?」
「ひど!?っていうかここは学校だよね?」
「元学校を改造して作られた基地よ。」
(まぁ少し広くなってるっぽいけどさ・・・・。)
なんて考えつつ晴登は射撃練習をしていた古い友に話しかけてみた。
「相変わらず、ハンドガンだけなんだね。明良は。」
「ん?あぁ!晴登!!」
「うるさいのも相変わらずか。」
明良は晴登に向けて発砲した。
「なっ!」
「こういう挨拶は・・・・5年ぶりだね!」
晴登は腰に差してある短剣で銃弾を切り伏せた。
「はっはっは。流石だよ晴登。」

Re: シリウスの空 ( No.6 )
日時: 2010/12/25 14:04
名前: 櫻井業火 (ID: enDlMgfn)
参照: http://goukasyousetu

『緊急任務だ。さっさと会議室に来い!以上』
というゼウスの放送がながれた。
「いくかぁ。」


会議室につくとゼウスがいろんな説明をしだした。
「簡単に言うとーここから3kのとこにロシア軍が侵入した。叩き潰しに行くぞ。」
「移動手段は?」
「ヘリだ。酔うなよ?」
ゼウスが晴登にそういうと、
「まさか。」
と笑って答えた。

Re: シリウスの空 ( No.7 )
日時: 2010/12/25 14:30
名前: 櫻井業火 (ID: enDlMgfn)
参照: http://goukasyousetu

〜楓〜

 私は愛用しているWP2000と予備にファイブ・セブンを装備するとすぐにヘリのところへ向かった。
ヘリの前ではさっきと全然装備が変わってないであろう晴登がいた。
「あんた、何ぼけっとしてるのよ。短剣ひとつで大丈夫なわけ?」
「ん?あぁ楓か。短剣ひとつじゃないよ。UZIももってるよ。」
「それでも足りないんじゃないの?」
「それWP2000とファイブセブンだけの楓に言われたくないな。」
「うるさい。私はどーせヘリからの支援だけよ。」
隊長とアーレスが来たのを確認してヘリに乗り込んだ。
ヘリはすぐに飛び出した。
「いいかいイーリス。君は晴登とともに行動してくれ。」
「え?ヘリからの支援じゃないんですか?」
「何を言ってるんだい?君はパートナーを一人で戦わせて殺すきかい?」
それはそれで構わないけど。
「でも私装備これだけなんですけど・・・。」
「じゃあ僕のUZI貸すよ。僕2つ持ってるから。弾薬は・・・現地にあるといいね。」
晴登からUZIを手渡される。
「・・・・わかりました。」
ヘリがもう戦闘区域につこうとしている。

〜晴登〜

 ヘリが戦闘区域についた。
「高度相当高いですね。どうやって降りるんです?」
僕が聞くと楓が、
「パラシュート降下よ。」
「危険だね。」
「大丈夫。パラシュートは防弾素材でできてるわ。」
便利なものもあるんだな。
「さ、降りよーか。」
僕はそのまま楓と同時にヘリから飛び降りた。
今回は大丈夫だといいな。シリウスの力だけは・・・・。


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