ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 〜忍びへの道〜
- 日時: 2011/01/23 15:45
- 名前: ☆チョコ☆ (ID: QKK1E4WD)
時は、江戸。 ある道場に通っている1人の男の子の話しである。
男の子の名は「竜太」天を舞う竜のように・・・という意味だそうだ。だが、竜太は生まれつき気が弱く、いつも泣かされていたのです。 今日もまた、広場で泣かされています。 「お前は、夢がねぇんだよなぁ!! 馬鹿だな〜オイ」「僕は! 夢が無いわけじゃない!! ただ・・」 「ただなんだよ! 言ってみな!」 ただ・・言ったら笑われるから・・・。「ほら、言えない! やっぱお前はバカだからなぁ!」 はっはっはっはっは!
僕は、気が弱い。 いつも馬鹿にされる。 いつも泣かされる。 こんな僕でも、自分でいられる場所がある。 「あっ見えてきた・・・。」 僕は、走って森の中にある一軒の家の中に飛び込んだ。 「こんにちは」 「こんにちは!」ここにいるみんなは、快く僕に挨拶を返してくれている。 僕は、当たり前のような事でもいつも感謝しながら、先生に挨拶をしに行く。「先生、こんにちは」「はい、こんにちは」「今日もよろしくお願いします」 「はいはい」先生は、いつも門下生の事を考えてくれている。とにかく、優しい先生なのだ。僕はこの先生を憧れている。 「稽古を始めるぞ! 整列!!」みんなは、急いで整列をし、静かに黙想をする。「やめ!!」「詞韻波羅蜜大光明!」みんなで、声を合わせて言う。これは、「慈悲の心」「真の心」「自然に従う心」「自然に励む心」を大切にするという意味です。 「弓矢を持て!」「はい!!」そうここは、小さなヒミツの道場・・・忍法専門黒狼道場なのだ! ここは、忍法について詳しく学び、弓矢などの武器を使った稽古をしている。 僕が得意とするのは、弓矢・手裏剣・棒術などなど。 1人の門下生が、弓矢で怪我をしたらしい。「なにをしているんだ!? ちゃんとしろ! オイ!竜太。見本を見せてやれ!」「はい」 僕は、弓矢を持つと、馬に乗った。 そして、馬を走らせる。
チャンスは、一度きり・・・乗っている場所から、的までの、一直線!!そこを狙えば、打てる!!
精神を集中させた
的の前にきた! バシュッ カツッ
馬を引き返させ、的の前に見に行った。 するとそこには・・・。
- Re: 〜忍びへの道〜10本目 ( No.15 )
- 日時: 2011/01/23 15:46
- 名前: ☆チョコ☆ (ID: QKK1E4WD)
「おーい竜太!もう少しで街い着くぞ!」亮太は、羽で空を飛びながら答えた。「わかった。」その下で馬に乗った僕が、返事をした。「そういえば、お前ってほんとに動物ニガテなんだな。」「べつに、そういうわぇじゃ無いケド・・・ブワァって来るのが怖いんだ。」温泉の時も結局気絶しちゃったし・・・。「あ!そういえば!なんで服着せてくれなかったの!?おかげで、風邪ひく所だったじゃん!!」「あぁ、わりぃらりぃ!」「まったく」そんなおしゃべりをしていたら、街まで着いちゃった。「よし、今日の宿はここで決まりだな!」「そうだね」「宿屋探すぞ!」そう言うと亮太は、羽をしまって歩き出した。僕も、馬を牽きながら歩き出した。「ちょっと、そこの男子!」話しかけてきたのは若い男性・・。「はぁ?」亮太は、返事っぽくない返事をした。「大会に出てみないかい?」「「大会!?」」亮太は、興味津々に話を聞いている。「今日の午後3時から始まる、題名江戸っ子大勝負!!そこで勝ち抜いたものはこの街に伝わる幻の武器を貰えるんだ。」「おぉ!!」「で、出てみないかい?」ヤバい・・・亮太の目はキラキラしてる。「幻の武器ぃぃー!!出ます!!出ます!!」「あぁ、本当かい?」「出ますよ!なぁ、竜太!!」え?僕も!!?「なぁ、竜太!」そ・・その輝いている目は止めてぇ〜。「は・・はい出ます。ところで、お金はかかるんですか?」「もっちろん!む・りょ・う・だ・よ☆」「おおおぉぉいえぇぇい!!ナイスだぜ!兄さん!!」「だろだろ?よしじゃぁ、午後2時30分にあそこの広場に来い!そこから、山へ移動して始まるんだからな?わかったな?じゃぁな!」と、言い残して消えた。「・・・・あの人も多分大会に出ると思う。」亮太は真面目な顔つきで言った。「え!どうしたの。さっきまであんなに夢中だったのに・・」「はぁ?何言ってんだお前・・・?さっきのは演技だぞ!」「えええぇぇ・・・気づかなかった。」「アホだな」「・・・」「さてと、今は、午前の10時か・・・ん?何時間あるんだ・・・?」「はぁ・・・集合時間まであと、4時間30分あるよ。」「マジか・・・よし、じゃぁルールをあの人に聞こうじゃないか」亮太の指差した方には、僕たちと同じ歳くらいの少女がいた。「・・・なんで?」僕が聞くと、亮太は顔を真っ赤に染めて、「べ・・別にどうでもいんだよ!」「・・・」亮太はそう言うと、少女の所へ聞きに行った。「この大会にルールってあるんですか?」な・・なんでそんな上品なの!?僕は内心思った。「この大会のルールは2つです。1つは、殺さない程度に戦う。2つはめは、勝つ・・・ですわ」随分強気の女子だなぁ・・・。「・・・・そうか、ありがとう。」「・・・あなたはこの大会に出るのですか?」少女は、亮太に問いかけた。「あぁ、出るとも」そう言うと、少女は微笑んで「では、ライバルですわ。よろしくね」「「え!?」」僕と亮太は少し驚いた。「では、失礼いたします。」そう言って少女は去っていった・・・。「りょ・・亮太?」「な・・なに?」亮太が振り向くと僕は、腰を抜かした・・・。「りょ・・亮太!は・・鼻血が」「あぁ、あははは」亮太は、宿屋に入っていった。「2時30分まであと2時間しかない!」「あそ。時間になったら起こして。」と、寝てしまった!!時が経つのは早いなぁ。
次回は、本番!!大会で亮太と竜太の敵とは!? 次回もドキドキのワクワクの渦にあなたを引き込む・・・。 次回も夜露死苦!!
- Re: 〜忍びへの道〜 ( No.16 )
- 日時: 2011/01/24 21:55
- 名前: ☆チョコ☆ (ID: QKK1E4WD)
「おいっ起きろよ馬鹿やろう」「ん?」「なんで、俺が起こせって言ったはずなのに、お前が寝てんだよ!」いつの間にか、寝てしまったのか・・・。「ところで、今何時だ?」僕は、眠たそうな細い目で時計を見た。・・・2時・・・20分・・?「2時20分・・・」「2時20分・・?・・おい・・集合の時間は何時だったっけ」「たしか、2時30分・・だよ」「・・・」「「あぁぁあ」」「やべぇぞ!遅れる!!」僕は、準備できてるから・・・。「なんで、お前は動いてないんだよ!?」「え、だって用意できてるから」「・・・あぁぁぁ」「そんなこと言ってると遅れちゃうよ?」「わーてる!わーてるから!!」 そんな事言いながら、やっと準備が出来たみたいだ。「行くぞ!」「おぉ!」僕たちは歩いてすぐ近くにある広場に向かった。「遅いぞ!山へ向かう!みな逸れぬ様に注意せよ!」「はっ!!」どうやら、僕たちを誘ってきた人が、長官みたいだな・・・。「あら、また会いましたね?」綺麗な声だけど、どこかで聞いた事が・・・「あっ少女!!」僕は、言葉に出てしまいました。「少女・・・?私の名前は、静音よ。もしかしたら敵になるかもしれないけど、よろしくね。それと、ここにいる人は半分以上は、中忍よ。頑張って。」「中忍か・・・僕たちも中忍だよ。」「・・・奇遇ね・・・さぁ、山へ向かうらしいわ。ちゃんとついてきなさいよ。置いてかれたら終わりよ。」そういた瞬間、参加者が走り出したり、飛び出したり・・・。「竜太!お前も乗れ!」「あぁ、ありがとう。」僕は、亮太の羽に乗せてもらった。しばらく、飛んでいると静音さんが見えた。「あの人は、なんだろう。何使いだろう?」僕は気になった。「さぁ、知るか」「全体とまれ!!」「はっ!!」「着いたっぽいな。」「うん」そこは広々とした草原・・・。「綺麗だねぇ〜」僕は、言った。「綺麗なんかじゃないわよ。これから、忍びたちによってここは変わるんだから・・・」「変わるって?」「・・・見てたら分かるわよ・・・じゃぁ」静音さんは行ってしまった。「えっと、亮太!亮太って奴は来い!」亮太?「は・・はい」亮太は呼ばれた所に行って、すぐ帰って来た。「なんだったの?」「俺の、敵の名前と何番目かってやつ。」「へぇ・・・何番目の誰とだった?」「えっと・・3番目の・・蛮骨って奴だったかな?」・・・知るわけないか。「竜太!竜太来い!」「・・・・」僕は、呼ばれた所に行った。「君は、2番目の・・・あぁ!静音とだ!幸運を祈る」「あ・・ありがとうございます」まさか、静音って・・・さっきの?「おぉ!どうだった?」亮太には全てを話した。「マジか!?頑張れよっ」「ありがとう」「てか、第一回戦始まってんじゃん。」僕は、その広い草原を見た。「え?」そこには綺麗な草原ではなく、森林になっていた。「あそこにいる人の術だな。木遁使いだ」「あぁ。納得」やっぱり、なにか術を使わなきゃだめか・・・と言っても、術なんて1つしか持ってない。「あぁ、どうしよう!!」「大丈夫だって!頑張れって!」「うん。あっ」木遁使いの攻撃が当たり、相手が倒れた。((ピィィー!!!))悲鳴と歓声・・・次は、僕だ。「頑張れよ。絶対負けるなよ」「ありがとう」僕は、草原に向かって歩き出した。「次は、同じ歳の大会中の最年少の勝負だよ! 今年初めて出場した、竜太!! そして、去年も出て準優勝を勝ち取った静音!!」歓声が大きくなっていく。「竜太ぁー頑張れよ!!」亮太の声が聞こえる。「おおおおぉぉぉぉ!!!」僕は、ウルトラ大きな声で、言った。「・・・そんな余裕・・あるのかしら?」「え?」「そんな甘かったら、私に勝てないわよ」「そんなのわかんないじゃないか!!」「・・・フッ」笑った!!こいつ完璧笑って見下した!!「覚悟ありってことね。」「そっちがね」僕は静かに睨んでた。
次回、静音vs竜太 どっちが勝つのかはお楽しみぃ〜次回もヨロシク!!
- Re: 〜忍びへの道〜 ( No.17 )
- 日時: 2011/01/24 22:25
- 名前: ぱぴ(`・ω・´)よん (ID: AtEKy/.l)
こんばんわ、”さあ、本の世界へ”を書いてるぱぴ(`・ω・´)よんです。
私も、チョコさんの小説を読みました^^
竜太くんなんかカッコイイですね∑Ыω<(ぇ
- Re: 〜忍びへの道〜 ( No.18 )
- 日時: 2011/01/25 19:28
- 名前: ☆チョコ☆ (ID: QKK1E4WD)
こんばんわぁ〜 コメント感謝です☆ これからも読み続けてくれるとウレシイです☆☆
私も、「さあ、本の世界へ」を読んでますよ。 お互い頑張りましょう☆
では、さらばだ!!
- Re: 〜忍びへの道〜 ( No.19 )
- 日時: 2011/01/25 20:14
- 名前: ☆チョコ☆ (ID: QKK1E4WD)
「ところで、竜太君・・君の武器は?なにかな」「僕は、弓矢と火竜骨で行きます!」「なるほど!じゃぁ、静音ちゃんは?」「私は、術と格闘で行きます。」「そうかそうか、よしよし。じゃぁ・・・試合開始!!!」 「あなたと、勝負出来るなんてね!思ってもいなかったわ!今日は、とことん楽しみましょう!」「楽しまないし!」「・・・そちらから、どうぞ」 プチッ・・・「あぁ、そうさせてもらうよ。この野郎!!」僕は、先のとがった矢を彼女の眉間に放った。だが、矢が戻ってきたのだ。「え!?」うわっ!僕は、必死で避けた。「な・・何をしたんだ!」「私は、念力使いよ。それだけは、教えてあげるわ」「「ね・・念力!?」」ぎゃぁぁ!もうやだぁー「弓矢がだめなら、火竜骨だ!火竜骨!!」僕は、彼女に向かって力いっぱい投げた。しかしその先には彼女はいない・・・。「フフフ・・ここよ。」後ろから、声がした。首の辺りから輝いた刃・・・。最悪の状況だな・・・。「これで、終わり?はぁ、話にもならないわ・・・。」僕は、降参しようとした時、ふと思い出した。(あきらめるな!)たしか自分は、こういった筈だ、本人が守らなくてどうする・・・。情けない!「怖くて、声が出ないのね?いいわ・・これは幻術だから、ここで私があなたの首を切ったら、気絶くらいですむから。」幻術・・・?そうか!幻術なんだ!!それなら・・・。「ばいばい!竜太。あなたはとても弱かったわ!」彼女が刃を振りかぶったと同時に、僕は、彼女の後ろへ回った。それも何かの術をかけて。「・・形勢逆転だね。」僕は、彼女の首を切る手前でとめていた。「そうかしら・・」「そうなんだ・・・よ」僕は、言葉をとめてしまった。彼女の足が顔の前にあったからだ。「これこそ、形勢逆転・・。」そうだった・・・彼女は、格闘技を出来るんだった。でも・・「もしもそれが、偽者だったらどうする・・?静音」「偽者?そんなわけないわ!これが偽者じゃなかったら、切ったらどうなるかしらね!」彼女は、僕の腹を刺した。だが、痛くない。なぜなら、それはダミーだから・・・。「!!なぜ血が出ない!!まさか・・」「そう!そのまさかだよ。静音さん」
僕がそう言うと、切られたはずの僕は木に変わり、本物の僕は木の後ろに隠れていた。「・・・・」「終わりだね。さんざん僕を見下したくせに!!」僕は、矢を放った。見事に、右耳の横に刺さった。「君は、僕を侮辱しすぎた。」僕は、矢を放ち矢先で彼女の服の袖などの開いている隙間を狙って刺さった。「意外に、見事じゃないの」彼女がそう言うと、僕は、矢先を彼女の首元に向けた。「僕は・・・」僕は、人を殺す事が出来ない。「何泣いてんのよ・・・早く斬りなさいよ。」僕は・・「もう良いわ・・・後は自分でなんとかするのよ。私は負けた身よ・・。己を騙したくないわ」静音がそう言うと、僕の矢を奪い自分で自分の首を少し刺した。「え?」僕が、そう言っている間に勝者になってしまったのだ。「勝負あり!!竜太の勝ち!」また、歓声が聞こえる中、彼女は、治療室に運ばれていく・・・「よっ!おつかれ!今度は俺だからな!見てろよ!・・なぁ、竜太!!」僕は、彼女の事が気になっていた。「ん?あ、あぁ頑張ってみてるから・・・」「ありがとよ!じゃ!行って来るから!」そう言い残して、亮太は行ってしまった。
次回、竜太が選んだのは亮太か、静音か!そして、蛮骨とは何者か!?次回も〜忍びへの道〜よろしくね★
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