ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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リディラテは微かに笑う 参照300!!
日時: 2011/02/13 12:55
名前: とらばさみ ◆rL9ltCA.s2 (ID: cebg9jtM)
参照: 感動エンドを目指して。

オリキャラ募集は終了いたしました。


【Aerith様】>>10【レイチェル・リーバルトン】 【ヴィオラ様】>>24【ヤマ・ジュヴァイアル】
【繭様】>>36【シオン・レイフィーノ】

—————————————————————————
>>0001 Prologue
>>0002 登場人物
>>0051 用語集
>>0070 フロンティアメンバー説明

—————————————本編—————————————

番外編    - Last War -     

Point I [>>59] Point II [>>61] Point III [>>62] Point IV [>>65]

第一章 『悪魔とダレンと女と武器と』
[>>4][>>5][>>8][>>11][>>18]

第二章 『人里離れた獣の里』
[>>19][>>20][>>21][>>23][>>28]

第三章 『人は獣を呼び、獣は闇を呼ぶ』
[>>32][>>34][>>38][>>40][>>45][>>47][>>50]

第四章 『狂い始める歯車のワルツ』

[>>55][>>57][>>66]

第五章 『フロンティア、本格始動』

[>>69][>>73][>>74][>>77][>>78]

第六章 『フロンティアとエージェント』

[>>80][>>81][>>84][>>87][>>91]

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Re: リディラテは微かに笑う。 第四章始まりました!! ( No.59 )
日時: 2011/02/05 19:21
名前: とらばさみ ◆rL9ltCA.s2 (ID: cebg9jtM)
参照: 参照200突破…!?

番外編        - Last War -         


荒廃した街 バレットヒルズ。
かつてこの青い惑星を代表する大都市だったが、いつしか繁栄は途絶え、戦争が起きた。
政府はこれを見かね、バレットヒルズを封鎖し、外部からの通信も電磁シールドで完全にシャットダウンする。
そして戦争はバレットヒルズ内のみで起き、大量の人が死んだ。
そして封鎖され地獄と化したバレットヒルズは、無人となった。
それから十年後、バレットヒルズに政府から特殊部隊が派遣された。
任務は、『バレットヒルズの状況を確認せよ。』


シュタッ、という音と共に重装備を纏った“戦士”達が徐々に集まってゆく。

いざバレットタウンに入ると、荒廃の如く、瓦礫と粉塵は吹き溢れ、眼を開けると埃が入る。
砂煙はバレットヒルズに漂う不穏な空気を一層引き上げる。
そして砂煙がやがて消えると、目の前には男が居た。
どうやら政府から派遣された部隊の一員の様だが、胸に装着されたボタンにはBと書かれている。
どうやらB部隊の男の様だ。

「やあウォーロック 私はB部隊のエデン・スチュアートだ、よろしく頼むよ。」
エデンはそう言うと、右手を差し出し握手を求める。
快く左手を差し出すと、相手の手の感触が直接的に伝わる。

俺の名はウォーロック、政府から派遣されたA部隊の隊長だ。
そして相手も隊長、いわば同じ立ち位置である。
「手には何か着けないのか? 怪我をしたらどうするつもりだスチュアート。」
俺はスチュアートにそう言うと、すかさずスチュアートは何処から出したのかラペリングブラグを手に着ける。
「よし、それで大丈夫だ  ……隊員達! 六人残れ、六人以外の隊員は俺に続け!」
俺はA部隊の隊員達に大声で言うと、適当に隊員内で残る六人がきめられてゆく。
俺は六人以外の隊員達を手招きすると、B部隊と六人を残し状況の確認をしようと奥へ走った。

Re: リディラテは微かに笑う。 第四章始まりました!! ( No.60 )
日時: 2011/02/05 19:22
名前: とらばさみ ◆rL9ltCA.s2 (ID: cebg9jtM)
参照: 参照200突破…!?

大ミス発見・・・くそう・・・

Re: リディラテは微かに笑う。 第四章始まりました!! ( No.61 )
日時: 2011/02/05 20:35
名前: とらばさみ ◆rL9ltCA.s2 (ID: cebg9jtM)
参照: 参照200突破…!?

番外編        - Last War -    Point II




少し歩くと、やがて開けた場所に着いた。
荒廃した都市とは思えない程、破損した部分は少なく、まるで普通の街と思わせる様な場所も多かった。
しかし今の問題はそれでは無い、状況観察という任務で此処に来ている。
普通の街を見つけ喜悦に浸りたいのは山々なのだが、俺達にはちゃんと助かる綱がいつも後ろに付いてきている。
いわば喜ぶ暇など必要無いという事だ。

「こちらA部隊 開けた場所に到着、破損部所少量 応答頼む。」
俺はすかさずB部隊に無線で連絡を送る。

「了解 探索を続行せよ、ではB部隊はキャンプを作製し滞留する、グッドラック。」
その言葉と共に無線は途切れ、静けさが一層引き立つ。
だが『恐ろしい』、『怖い』なんて戯言を呟いている時間など俺達には用意されていない。
今見えるのは絶望でも希望でも無く不自然に用意されたレールなのだ。
そのレールを喜んで踏むのなら、俺達には不自然な安堵が迎えてくれるだろう。
だがそれだけだ、たったそれだけのために俺は此処に居る。
政府の目を掻い潜り、何か俺達に出来る事をしてやろうじゃないか。

「……それにしても静かだな、不自然すぎる。」
隊員の一人が呟いた。
そういわれると、この不自然な静けさは明らかに創られた物と疑う。
しかしそんな事を訝しげに結論を求めている場合ではない、あくまでも今回の主目的は『状況を伝える事』だ。


そして静けさの中から飛び出してきたのは、喧騒を作り出す化物だった。


Re: リディラテは微かに笑う。 第四章始まりました!! ( No.62 )
日時: 2011/02/05 22:25
名前: とらばさみ ◆rL9ltCA.s2 (ID: cebg9jtM)
参照: 参照200突破…!?

番外編        - Last War -    Point III



その化物は、顔面の皮は火傷を受けたかの様に酷く剥がれており、茶色い肉が露わになっている。
腕も顔と同じ茶色で、まるで腐った肉の様な色をしている。
まるでゾンビ、映画のゾンビの様な体をした化物だった。

「ひ、怯むなァ! お、応戦し……うわあぁぁぁぁぁぁぁぁっ……!!」
右で銃を構えていた一人の隊員は化物に押し倒され、見るにも無残に体を食い荒らされてゆく。
隊員は驚愕のあまり銃の引き金を引けないのか、銃声すら鳴らずに悲鳴が響く。
時間と共に周りの隊員は次々と血を流し地面の倒れて行き、残る隊員は俺も合わせて三人となる。
そして化物の数は四匹。

「……チッ。」
俺は小さく舌打ちすると、腰のマグナムを段々と近づいてくる化物に撃ち出した。
近い距離だったが、化物は少し怯んだだけで、死んではいないのを確認するとマグナムを次々と撃つ。
次第にマグナムの弾が切れ、化物は何度も目に直撃したマグナムの弾丸を手で必死に取ろうとする無様な光景が視線に入る。


「…………邪魔だあああッ!」
俺はけたたましい声を上げると、序々に近づいてくる化物に拳を振るう。
ベキッ、という鈍い音と共に化物は遥か遠くに吹っ飛ぶ。
だが次の化物がすぐこちらに近づいてくる。
二人の隊員は腰をぬかし、銃を撃てない状況。
そして二匹の化物がこちらに近づいてくる。
絶体絶命に相応しいシチュエーションだった。

Re: リディラテは微かに笑う 番外編Up!! ( No.63 )
日時: 2011/02/06 01:25
名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y

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