ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 【参照】五つの光、クリスティン。 【500だとぅっ!?】
- 日時: 2011/05/04 16:55
- 名前: 楓 ◆nxYfjsTN/c (ID: 3lmdTyLL)
こんにちは!(普通〜という突っ込みはなしでw
始めましての方もそうでない方もクリック、心より感謝します。
駄文小説書き、楓と申します。
今回は冒険モノをちょこちょこーっと書かせてもらいます。
もしよければ読んでやってください。
◆注意◆
・楓、または楓の書く小説がとてつもなく嫌いだという方、
プラウザバックをお願いします。
・荒らしてやんよ!という方は、即、電源ボタンの長押しを推奨しまs
(ry
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■プロローグ >>1
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2章■ゴールドミレ-金の国- >>8*>>12*>>15*>>17*>>19*>>20*>>23*>>25
3章■ファム‐土の国‐>>26*>>36*>>37*>>38*>>39*>>44*>>50*>>57*>>59*>>60*>>61*>>66*>>70*>>73
4章■ウォータールージュ-水の国-
>>77*>>78*>>81*>>82*>>83
オリキャラ募集 >>6
thanks! オリキャラ(登場→◎ 名前のみ登場→○)
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朔様 リリバ・ヴェレンジェ >>9◎
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- Re: 【参照】五つの光、クリスティン。 【400だとぅっ!?】 ( No.77 )
- 日時: 2011/04/28 18:07
- 名前: 楓 ◆nxYfjsTN/c (ID: 3lmdTyLL)
4章■ウォータールージュ‐水の国‐
ファムを出発したのが、太陽が昇るころで、それから4回太陽を見たから…。
出発して4日たったことになる。
エリアルの能力を使っても良かったのだが、もしものために能力を取っておくことにしたのだ。
兎に角、能力は不安定なようでいつ使えていつ使えないのかが分からないというのも理由の1つになる。
土っぽい風景は2日目に消え、だんだんと水の音が聞こえてきた。今は潮風が頬に当たる。
磯の香りが鼻をツンとつき、【夏】を感じさせている。
次に俺達が向かっているウォータールージュは、一年中夏。
特別南にあるわけでも、赤道(のようなもの)に近いわけでもないのだが、
暖かい海とその上を通る風のせいもあって蒸し暑い。
じりじりと太陽が照りつけるこの暑い国では少し薄い色の織物が発達し、皆が薄着だ。
「あっ、関所だよ〜っ!今度はお金持ちの商人探し、頑張るぞぉ〜っ」
関所が見えたとたん、うだるような暑さに溶けそうになっていたエリアルは大声で叫んだ。
…はぁ、またか。しかし何でコイツはこんなに元気なんだ?
苦笑に近い笑いを2人、俺とフィアンマでこぼしながらも、関所に入る。
手続きを済まし、通り過ぎるとそこには港町が広がっていた。
船が波止場につき、人が荷物を出したり入れたりしている。空にはかもめが飛んでいて、
人間達が魚介類を捨てるころを意外に怖い目で見ていたりした。
「まずは、どうするでござるか?」
とフィアンマは俺に聞き、長い髪を暑そうに払いのけた。
少しくしゃくしゃになった紙を俺は取り出し、指で目的の文字を指差す。
「そうだな…、ここの『光』についてわかってることは、ゴールドミレで聞いた、『深海洞窟奥にて』ってことだけだ。ただ、
深海ってことは海の底だろ?そこまでいけるような方法を考えなければなんない」
「確かに素潜りでは限界があるでござるな」
ふむ、と考えながらフィアンマは歩いており、時折石に躓いていた。
その時——
「やめろっ!お前ら何もんだっ!!」
- Re: 【参照】五つの光、クリスティン。 【500だとぅっ!?】 ( No.78 )
- 日時: 2011/04/29 12:17
- 名前: 楓 ◆nxYfjsTN/c (ID: 3lmdTyLL)
向こうから女の子の声がする。港の中でも特に海賊船のようなものが集まっている、そんな怪しいところに一人の少女らしき人影と、一人の少年が見えた。
これは関わらないほうがいいな。くるりと方向転換した俺達の中に一人、方向転換していない奴がいた。
「アンタ達〜っ!何やってんのよっ!!」
「あっこら、馬鹿!」
エリアルは俺が止める前にそちらに向かって走っていく。俺とフィアンマは必死に追いかけるのだが、
追いつかない。
「あ゛!?」
そこには想像通り、というかお決まりの、柄の悪い兄ちゃん達がいた——
みんな顔やらうでやらに傷があり、かかわってはいけないことを物語っている。
ただ……もうヤケクソだ!
「悪いけど、俺らのツレなんだわ」
一回り身体をぐんと大きくみせようと腰に手を置いた。
これ…動物の本能らしいな、なんて心の中で笑ってみる。
「んだとぉ?ハハハ馬鹿なおこちゃまは道理というものを知らんな」
ボスのようなものが笑い、周りは下品な笑い声に包まれた。
「まぁ、そう思うなら今のうちだ」
俺の合図でフィアンマは剣を抜く。すると今まで黙っていた天パの少年のほうがガンを取り出した。
そして。
「ボクに向かって、乱暴な真似をするなんて許さないよ?」
なんてなんともサディエストな雰囲気を漂わせながら相手に銃口を向ける。
それにしても物凄い殺気だ。
相手も飲み込まれているようだ。
「よし、お前も加われ!」
俺とフィアンマ、それからガンの少年は相手に向かう。
フィアンマが飛ぶ!そしていつの間に獲得したのか分からない技を出し始めた。
「——桜吹雪百花繚乱」
国の違う俺には言葉は分からなかったがうす桃色の花びらが舞いちり相手の目くらませに使われていた。
むせるような甘い香りが辺りを包む。
剣を立てに振るい、『乱』という字のようなものを描いている。
それにしても早い。ストロボスコープでとったような残像にしか見えない。
- Re: 【参照】五つの光、クリスティン。 【500だとぅっ!?】 ( No.79 )
- 日時: 2011/04/29 18:01
- 名前: 風(元:秋空 ◆jU80AwU6/. (ID: 4.ooa1lg)
- 参照: 全力……全力!!全力!!!全力……オー!!YES!!!!
水の国編始まりましたねぇ^^
何か,章区切りにドンドン面白さのレベルが上がっている気がします♪
ぼく口調のサディスト良いですね!
- Re: 【参照】五つの光、クリスティン。 【500だとぅっ!?】 ( No.80 )
- 日時: 2011/04/30 11:55
- 名前: 楓 ◆nxYfjsTN/c (ID: 3lmdTyLL)
風さん
いつもコメ有難う御座います!!
そのわりにいけなくてすみません…。
サディストくんは、塾の友人提供、というか外見提供をしてもらったので、
結構固定されていてやりやすいです。
気に入っているので、そういってくださると嬉しいです。
- Re: 【参照】五つの光、クリスティン。 【500だとぅっ!?】 ( No.81 )
- 日時: 2011/04/30 11:57
- 名前: 楓 ◆nxYfjsTN/c (ID: 3lmdTyLL)
少年のほうも少年のほうで物凄かった。
天パの髪の毛せいで左側——いや右目が隠れており、距離感がつかめないはずなのだが確実にしとめている。
威力も抜群だ。
少女はただ座り自分のガンを拭いている……
っておい!
「てめぇも戦えるなら戦え!」
「いやだいっ!」
ふん、と向こうを向く。くそ、あのアマッッ。
あとでしめてやる、そう思いながら剣を抜こうとしたが、その時点でもはや殆ど壊滅状態だった。
「よし!逃げるぞ!!」
俺の合図で皆走り出す。戦っていた2人は少し口惜しそうだったが。
走る。
走る走る。
走る走る走る。
どれくらい走っただろうか。
皆、はあはあと肩で息をしている。天パ少年だけがけろりとしていた。
「あの!助けてくれて有難う御座いましたっ」
少女はポニーテールを揺らし、頭を下げた。
「てめ、何であの時参戦しなかった?」
俺はお礼の返事もせずどす黒く笑った。
「女だってなぁ—」
そこまで言うと遮られた。
「い、一応は男だぞ!!」
ちょっと涙目になった彼女いや彼は男だった。
「は!?男!!?」
俺の目は飛び出そうになった。
「え、気付かなかったの?」
とエリアル。っ待て!!いったん落ち着こう。まずエリアル、お前は何でそんなことに敏感なんだ。
気付きすぎだぞ、いろんな面で!
「いろんな言葉を与えると混乱するで御座るよ。クリスは。とりあえず、どうしてあそこにいたのか教えてくれぬか?」
フィアンマが話を仕切る。
俺は無視か?
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