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黒い魔人
日時: 2011/02/24 19:36
名前: misako (ID: EftjYibB)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

〜プロローグ〜


俺の頭上には青い空



俺の横には青い空



俺の下には青い空



すべてが青い空



しかし一瞬にして



すべてが闇に包まれる




あの黒い魔人によって…




俺は何をすればいい?




俺は今生きていていいのか?




どうすればいい?




奴と戦わなければいけないのか?



だれか





俺をここから出してくれ




この終わりのない世界から…




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Re: 黒い魔人 ( No.27 )
日時: 2011/04/03 16:19
名前: misako (ID: ZTqYxzs4)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

玖龍s>うん……
    だけど今日は更新するw

Re: 黒い魔人 ( No.28 )
日時: 2011/04/03 16:28
名前: misako (ID: ZTqYxzs4)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

〜第七章〜  1/2

———3年前

「ただいまぁ」

涙が家に帰った時だった。


いつもだったら聞こえる明るい声が今日はない。


「お母〜さん。お父〜さん。」


もう一度かけるが


返事はない。


「どうしたんだろ??」


とりあえず部屋に入ろうとすると


真っ赤な液体が流れてくるのだ。



「キャッ!!
 ……もしかして……………。」

涙は何かを感じ


すぐに中に入った。


涙が感じたものは的中した。



「お母さん!!!お父さん!!!」


涙の母と父は真っ赤な液体。


血を流して倒れていたのだ。


「そんなどうして………。」


その時だった。


———シュッ


キッチンの方から


ナイフが飛んできた。


そのナイフは



涙のほほをきり、落ちた。


「うっ。誰…誰なの!!!!」


涙は叫んだ。


しかし返事はない。



「もう……。誰なの……」


涙は泣きそうになった。


母と父が目の前で死んでいる悲しさ


犯人がすぐ近くにいる恐怖


頭の中はパニック状態だった。


「ごめん……」


低い男の声が聞こえた。


「え??
 

 キャッ‼」



Re: 黒い魔人 ( No.29 )
日時: 2011/04/03 16:37
名前: misako (ID: ZTqYxzs4)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

〜第七章〜  2/2


涙の首は黒い手に押さえつけられていた。


「ゃめて…」


「でも
 キミは目撃者なんだ。
 殺すしかないんだ…」


黒い手はもっと強くなる。


「ぃ………………ゃ……………」


「ごめん……
 だけど…………
 しんでくれ………」


その顔は少し悲しそうな顔をしていた。



肩まである茶色い髪


大きなキリッとしている眼


黒いダテ眼鏡をかけている



「ぉ……兄ちゃん?」



その顔は涙の兄の顔だった。



「あぁ。ごめんな涙。 
 どうしても許せなかった……」


しかし涙はその後は何も聞かなかった。


兄弟としてちゃんと今の兄の気持ちを分かったからだ。


2人はずっと泣いていた。


涙(なみだ)が枯れるまで泣いた。


兄が首を絞める手は少しずつ緩んでいった。


「本当にごめんな……
 お前には迷惑をかけたくない……
 でも……
 捕まりたくないんだ……
 じゃぁな。涙……」


「ぇ……。いかないでよ……
 お願い……いかないでよ!!!!!」


しかし


兄は振り向きもせず


玄関を出ようとした。


しかし


兄の体が変だ。


なんと


青白く光りだしたのだ。



「お兄ちゃん!!!!!!!!!」



涙は兄の手をつかみ



消えていった。 


Re: 黒い魔人 ( No.30 )
日時: 2011/04/03 16:47
名前: misako (ID: ZTqYxzs4)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

〜第八章〜

「それで気づいたらここにいて……」


「あたしたちとおなじね…」


「ってかさぁ。
 お前の兄ちゃんは? 
 一緒に来たんじゃねぇの?」


「え…それは…。」


「そういえばあたしたちも…
 あの男の子いないよね……」


3人は謎に包まれてしまった。



———30分後


まだ同じことを考えていた。


しかしそんな空気を乱すKYな音が鳴り響いた。


———グゥ———


「?」


「「……」」

百合亜と涙は顔を見合わせた。


「もしかして…」


「ですかね…」


2人は同じ方向を見た。


その先には



「腹減った。」


という海がいたのだ。

「やっぱり…」


「でしたね…」


2人の予想は当たっていたようだ。



「はぁ。
 KYすぎる…」


「ですね…」


「なんだよ!!
 文句あっかよ!
 腹減っただけだろうが!!!」


「あきれるわ……」



「「「……………………」」」

「「「ハハハハハ〜〜」」」


3人は笑った。


しかし


そんな様子をじっと見てる人の事なんて気づきもしなかった。

Re: 黒い魔人 ( No.31 )
日時: 2011/04/03 16:53
名前: misako (ID: ZTqYxzs4)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

〜第九章〜


「うっせぇな…」


「どうします??あいつら」


「いっそ殺しちゃえば…」


           ・・
「そんなことしたら例のアレが台無しになるだろう…」



「そうか……。
 ・・
 アレの事を忘れていた…」


「まぁそのことについては
 また考えておく。
 お前たちはえさでもやってこい。」


「わかりました。」


ボスらしき人は奥へはいって行った。


「はぁ…。
 俺らの体力も限界なんだよ……
 あいつらを喜ばすのにも…」


そうつぶやいて


消えていった。


「俺もいくか…」


続いてもう一人の男も。


「はぁ。俺はえさやりか……」


最後の一人は


奥へはいって行った。


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