ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 遺伝子コード000±0×0
- 日時: 2011/06/28 16:29
- 名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: Wp/04zaT)
能力者系小説です、ハイ
やっぱり、飽きっぽい私にリメイクと言うものは合わなかったようで
決まった話に沿って更新すると、ガタが来て、読めたものではなくなるので、もう少し
考えてみました
一応注意事項として
荒らさない
荒らされている場合はコメントせず放置でお願いします
騎士の更新はもちろんします
能力者レベルゼロの更新はストップしてしまいましたけど
レベルゼロの設定もある引き継がせています
更新遅めです
用語解説
〆>>9§>>11
キャラクタープロフィール
〆>>13
プロローグ
〆>>1〆
Chapter Ⅰ アビリティ・キラー
〆>>5§>>12§>>14-21§>>26§>>30§>>36
Chapter Ⅱ 反逆者
- Re: 遺伝子コード000±0×0 ( No.20 )
- 日時: 2011/06/13 20:50
- 名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: xr1in99g)
森の中、オーガを打ち倒し進むこと数分。 運が良かったらしい。
森の規模が、狭まっていたらしい。 すぐに森から外れ、目の前には大きな町が見える。
大きな城壁に囲まれた城下町。 エルメスの記憶が正しければ、アンダー一番近くにあったとされているエルニドだろう。
太陽光が反射し、時計塔が光ってよく目立つ。
「うん、案外平気だったな。 リアス、取り合えず……腹ごしらえだ」
「私、お金あんまり持ってきてない」
「あー、じゃあ俺のおごりで。 取り合えずオマエは髪の毛如何にかしろ。 この際麻布でも何でもいいから。 束ねろ、戦闘の邪魔になるだろ」
エルメスの言葉に、リアスは投げやりに、
「髪を締め上げるに分類されるらしくて、別のものに巻きついちゃうんだよ……」
言い放つ。
成程、ここまで髪が伸びているにもかかわらず束ねない理由はそれか!
エルメスは勝手に納得し、適当な店に入る。 そして……
「おっちゃん、取り合えず酒!」
言い放った。
それを聞いて、店主は顔をしかめ、
「オマエさん……地下の人間かい?」
エルメスに問う。 もちろん、
「ああ、そうだ。 俺は追放者だが……何か文句はあるか?」
エルメスが逆に問う。 すると、返って来た反応は意外なものだった。
それに答えたエルメスに、店主は銃を向け、
「この野蛮人が、うちの店に何の用だ?」
それを聞いて、エルメスは呆れたような表情を浮かべ、
「野蛮人って言うね。 俺は丸腰、オマエは銃。 どっちが野蛮人だよ。 それが客に対する態度かい?」
エルメスは呆れた表情のまま手を伸ばし、店主の手にある住のリボルバーを抑え、
「何時の間に地上はこんな野蛮な所になったんだ? 俺が地上に居た頃は銃を人間に向ける奴は兵隊か警察に限られてたぞ?」
その握ったリボルバーをそのまま握りつぶす!
店主は驚いた表情と共に腰を抜かし、その場へ座り込む店主を見下ろし、
「リアス、店変えよう。 この調子だと毒盛られそうだ」
その場を後にした。
- Re: 遺伝子コード000±0×0 ( No.21 )
- 日時: 2011/06/13 23:34
- 名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: xr1in99g)
「エルメス、どうするつもりなの? 地上に出てきて、こんな所でジュースなんか飲んでたら反逆行為なんて出来ないし、政府壊滅なんて夢のまた夢だよ」
「そー慌てんなって」
エルメスはオープンカフェでコーラを口にする。 一方、リアスはハンバーガーをほおばり、エルメスをその死んだような目で注視する。
「ちょっと、良いかな?」
そこへ、一人の女が割り込んでくる。 まあ、自然な流れだ。
椅子は三つ。 あいている席は一つ。そして、他のテーブルは全て人が居て、空いている椅子もあるが、彼女とは余りに年が離れすぎた老人が殆どを占めている。
「ああ、どうぞ」
「うん、私のことは気にしないで」
「アリガト」
彼女は許可を取ると同時に、腕に抱えていたその大きなメロンパンをほおばった。 普通に、食べ切れそうに見えない量のメロンパン。
彼女はその長い金髪がメロンパンにへばりつかないよう、大きなリボンで束ねるとリアスの方を向き、その死んだような瞳を覗き込む。
まるで、面識があるかのような視線で。
「どした?」
エルメスがハンバーガーをくわえ、問う。 だが、その問いに彼女は「なんでもない」というように首を振る。
だが、明らかにその視線はリアスを知っている者のそれだ。
「リアス、知り合いか?」
「いや、違うよ」
金髪の彼女がその問いに答える。
「今度の犠牲で使われる子供のリストに彼女そっくりの子供が居てね、姉……じゃないよね? 黒髪だったし」
その問いに、リアスはしばらく黙り込み、
「私に姉妹は居ない」
小さく呟く。
「ねえ、君たち名前は?」
金髪の彼女は、リアスの問いを聞くと考え込み、更に問う。
「俺はエルメス。 そいつはリアス。 アンダーの住人だった」
「だった?」
「ああ、オーガの森を抜けてアンダーから4年ぶりに地上へ出てきたんだ。 まだ少しまぶしいが、目はある程度なれた」
その予想外の答えに、彼女は少し考え込む。
それが事実であれば、この二人は国軍の一個小隊並みの戦力と同等の力がある。 いや、この二人にはかすり傷すらない。 一個小隊どころではない。 中隊レベル……?
何にしろ、強いことに変わりは無い。
「そういうお前の名前は?」
「私は……イリス。 イリス・バベロ。 D能力者だよ」
- Re: 遺伝子コード000±0×0 ( No.22 )
- 日時: 2011/06/16 11:26
- 名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: jrQJ0.d7)
不覚にもPCウィルスに感染してしまった(笑)問題解消したんで近いうちに更新再開します
- Re: 遺伝子コード000±0×0 ( No.23 )
- 日時: 2011/06/16 13:32
- 名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: jrQJ0.d7)
- 参照: エルメスのキャラソンを考えてもらった 原作者:夢見るイモムシさん
楽しければいいじゃないか?
君はそれをどう思う
軽蔑するか
便乗するか
俺の考えはグチャグチャだ
楽しくっても楽しくなくて
天邪鬼な自分を見つめなおして
そして視界がグルリと回る
天が地で地が天で
俺はそれを否定する
正すんじゃない
全て俺に合わせる
だけど皆はそれを受け入れた
楽しければいいじゃないか?
君たちはそれを受け入れる
楽しくなくとも
面白みが無くとも
君たちの考えは何も無い
俺は楽しければそれでいい
否定する気も何も無い
けれど
俺は楽しく生きていたい
死ぬまで周りに合わせたくない
周りにどんな目で見られても
俺は俺で楽しもう
せっかく生まれたんだから
俺はこの世を楽しもう
君たちはどうするつもりなんだ?
思い浮かばないんだ?
それなら、俺みたいに楽しめばいい
俺の考えはグチャグチャだ
楽しくても楽しくなくて
天邪鬼な自分を見つめなおして
そして世界をグルリと回す
合わせるだけの人生なんて
何も面白くない
俺はこの世を楽しもう
せっかく生まれたこの世界
楽しければいいじゃないか?
枠にとらわれるだけの世界なんて
面白みが無いだろう?
- Re: 遺伝子コード000±0×0 ( No.24 )
- 日時: 2011/06/16 21:00
- 名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: jrQJ0.d7)
- 参照: リアスのキャラソンを考えてもらった 原作者:夢見るイモムシさん
私は必要なんて無い
既に死んでいるはずだった
最近私は友達ができた
凶暴で凶悪で自由人
私の望む生き方をそのまま体現したような
私は貴方とは違う
生き方から考え方も
増えすぎた雑草を刈るように
人間も刈ってしまえばいい
増えすぎた人間の数を減らすこの儀式
選ばれたのは幼い私
助けてくれたのは君だった
覚えていないかもしれないけれど
確かに君が助けてくれた
私の首へ近づく刃
君が触ったとたん崩れ去った
皆忌み嫌う力だけれど
私はそれが救いの手に見えた
今もそれは変わらない
私は君を知っている
君が私を知らなくて
私を覚えていなくても
私が生きている意味はあるのかな?
既に死んでいるはずだった
私は最近気がついた
自分が生きているその意味を
凶暴で凶悪な人から
私はその意味を学び取った
でも
私は貴方とは違う
考え方も行動も
些細な癖から人生も
増えすぎた動物を減らすように
人間もそれで減らすなら
考えた奴を消せばいい
増えすぎた雑草を刈るように
奴らの首も刈ればいい
私は君が大好きだよ
君は私を知らないけど
たとえ覚えて無くても
私が君を覚えてる
いつでもいい私のことを
思い出してほしい少しだけ