ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ホワイトパレット
日時: 2011/11/28 19:06
名前: 涙崎竜胆 ◆mkO.AgyQJg (ID: khvYzXY.)

純白の少年は、運命をも斬り裂いた。

はじめましてな方、お久しぶりな方、こんにちは、こんばんは、おはようございます。
私は涙崎竜胆と申します。
なお、PSPからの為、内容がブツ切りなどご迷惑をおかけします。

Thank you!
紅蓮の流星様 友桃様 朝倉疾風様
その他読んでくださっている方々

ごゆるりと。

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Re: ホワイトパレット ( No.18 )
日時: 2011/11/28 20:15
名前: 涙崎竜胆 ◆mkO.AgyQJg (ID: khvYzXY.)

Re:朝倉疾風様

はわわわっ、わざわざコメントすいませんっ!
嬉しすぎる…

そう、ですね
少年…ネージュの強さを感じ取ったのかもしれないな、と。
作者も知りません←

未成年の飲酒ry

虚ろ、かなぁ。
キャッチコピーが『生きる街』にしては虚ろだと思いますw
いいですよね、裏社会!素敵すぎる。涙崎も大好きです。

ネージュが怒ったのは、椅子の恨みもあったり…
そうですね、多額の損害賠償が彼に…
ネロかわいそす

ネージュ、強いです。
でもどっかのチート級主人公()とは違う強さのつもりです。
お店大惨事!

長いくらいで嬉しいです。
ありがとうございました!

第1話 そのじゅう ( No.19 )
日時: 2011/11/28 20:12
名前: 涙崎竜胆 ◆mkO.AgyQJg (ID: khvYzXY.)
参照: 参照100突破!感謝感激です。

「なにって…アルコール類を凍らせまいと思って速攻で編み出した
『相手の能力を凍らせてみる』という新☆戦法の結果だけど」
 イチかバチかだったけど成功してよかったよ、テヘ。
なんて淡々とした声でネージュが言うと、ネロは頭を抱えた。
「ネロ、水。あとこれね」
 そんなネロを気にする様子もなくネージュは懐から取り出した10枚前後の紙をネロに手渡す。
ネロはため息をつきながらも手から出した水をノビている男たちにかけながら、ネージュの差し出した紙を受け取った。
「…!おかね!」
 そして疲れたような顔でその紙を見たネロの表情が、パッと輝いた。
ネロの手に握られているのは、今はデザインが変わっているが、かつては福沢諭吉が描かれていた紙幣。
はわわわ、とそれを見つめるネロにネージュは微笑をうかべる。
「それ、店の修理に使えよ。今回ばかりは壊したのの大半が俺だしな。
それから、そこに混ざってる名刺は裏(こっち)じゃかなり良心的で腕の確かなとこの。
俺の紹介だって言えば相当いいサービスが受けられると思うぜ?」
「どうしちゃったのネージュ!普段は払わないくせに…なんか悪いものでも食べたの!?」

第1話 (11) ( No.20 )
日時: 2011/12/01 07:09
名前: 崎竜胆 ◆mkO.AgyQJg (ID: khvYzXY.)
参照: 久々の更新。意欲がわかなかったのだよ。

 それとも熱でもあるの?
紙幣はちゃっかりと握りしめたまま、ネージュの額に触れたりするネロ。
「どういう意味だお前。返してもらっていいか?」
「すいません、有り難く頂いておきます」
 眉間に皺をよせたネージュが呟くと、ネロは全力で頭を下げた後カウンターの奥に素早く逃げ込んだ。
ネージュはそんなネロに小さく笑うと、ネロの水を浴びて身じろぎしているシトゥの頬を軽くたたいた。
「ん…」
「起きたか。楽しい取り調べの時間だぜ?そこに座れ」
 起きた早々にネージュのにたりとした笑みと、無理矢理ドスを効かせた声にシトゥは驚いた。
そして、ネージュから言い得ない威圧感を受け取り、素直に座った。
それにくらべ、レザージャケットの青年は未だ床にノビている。
ネージュは、特に気にした様子もなく椅子に座り、床に正座させたシトゥを見下ろした。
「おっさん、シトゥって言ってたよな?本当にか?」
 ネージュは、眠たげにシトゥに問いかける。
頷きかけたシトゥはネージュがもう一度、本当か?と問いかければ頭がもげるのではないかという勢いで首を横に振った。
「また偽物か…。悲しいが、デウスの権力(ちから)を認めざるを得ないよなぁ」

第1話 (12) ( No.21 )
日時: 2011/12/01 17:42
名前: 涙崎竜胆 ◆mkO.AgyQJg (ID: khvYzXY.)

 元々気が付いていたのか、ネージュはつまらなそうに呟く。
帰っていい、と一言告げると男は一目散に走り出した。
それを見たネージュが吹き出す。
「くっ…。ああいう奴は嫌いじゃないな…。…と、皮ジャンのにーさんは、と」
 レザージャケットの青年がノビていた場所にネージュが振り返った時には、すでにそこに青年の姿はない。
どこにいった?とネージュが辺りを見回し始めた時。
「いやぁ…強いなアンタ!アンタが噂のネージュ?まだガキじゃねえか」
「…いつの間に」
 背後からいきなりかけられた声に、ネージュは振り返る。
ガキと言われたことも含めて睨みつけてやれば、青年は首を傾げてから、にかっと笑った。
「俺は“イグニス”。ま、よろしく頼むぜ。ネージュちゃん♪」


第1話 自由の国 終わり

第2話 (1) ( No.22 )
日時: 2011/12/04 05:37
名前: 涙崎竜胆 ◆mkO.AgyQJg (ID: khvYzXY.)
参照: 久々のこうしーん

「俺は“イグニス”。ま、よろしく頼むぜ。ネージュちゃん♪」
 笑った青年をネージュは静かに見つめた。
無邪気な笑みをうかべた、どこか幼い印象をうける整った顔。
フカフカの茶髪に、赤いレザージャケット。
ぱっと見の年齢は、20歳いくかいかないか。ちょうど、青年と少年とで揺れている年頃だろう。
 ネージュは、自分の名を呼んだその男が知り合いだったか、自分の記憶の中をかき回していた。
ネージュであっても一応、知り合いなら失礼だな、というくらいの考え方はあるようだ。
「あぁ、アンタは俺を知らないかもな。けど、俺はアンタをよーく知ってるぜ?なぁ、愛しいネージュちゃん?」
 眉をひそめて考え込むネージュに、イグニスはウィンクを投げかけた。
その、仕草一つ一つがなんだかうざったく見えるのはなぜだろうか、とネロは苦笑をもらした。
「…あぁ、確信した。俺はお前を知らない。というか知りたくもない。ネージュちゃんってなんだよ、気色悪い。そして俺をどこまで知ってるんだよ、変態」
 ネージュは、眉をひそめたまま、イグニスを心底気持ち悪そうに見つめながら、鳥肌のたった腕をさすっている。
淡々とした口調からは、嫌悪の色が見え隠れしている


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