ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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とある愛情と記憶を忘却したぼく。
日時: 2012/02/19 14:24
名前: イカ飯 ◆woH8nI2Q5A (ID: SyX71hU.)

————————あの日。ぼくは愛と記憶を失った。





こんにちは、またはこんばんは、またはおh(以下略。
駄作者ことイカ飯です、多分一年くらい温めていたアイデアを小説化しました。
この小説のテーマは『愛』です。まあ、形は数え切れないくらいあると思います。
それを主題に今回は書いていきます。ジャンルは『人間ドラマ』どうぞ宜しく。


※注意:結構グロテスクな表現も入る可能性があります。
微妙にドロドロな感じもあるかも知れません。気分を悪くした場合はは戻るをクリックして下さい。
荒らしは厳禁、軽くスルーです。駄文を読んだら嘔吐をする危険性もありますのでご了承ください。


—目次—
プロローグ
#>>1

第一章『愛というものを探求するぼく。』
#>>2#>>5#>>9#>>10#>>11#>>12#>>15#>>20#>>21#>>22#>>25#>>27#


おまけ 
『イメージ曲』#>>19#
『プロフ』#川崎真人>>26#


—お客様—
Xatkas ああs Makiahuts 風猫(元:風s 夢姫s





さあ駄文の世界へご案内しましょう。

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Re: とある愛情と記憶を忘却したぼく。 ( No.5 )
日時: 2011/12/26 15:16
名前: イカ飯 ◆woH8nI2Q5A (ID: SyX71hU.)


「ん……、ふあぁ〜〜〜」

朝っぱらから黄金に輝く青春でも物語っているぐらい眩しい朝日が部屋から指す。

「ぐわあぁぁあ!やめろ、体が……、体が焼けるぅぅうう!!」
と、布団の中で馬鹿らしくぼくはもがいた。


———————————やばいな、自分でも虚しさを感じるぐらいつまらないネタだ(さっきのは吸血鬼の真似である)。
ぼくは虚しさを心に抱きながら、体を腹筋を最低限使って起こす。そして周りを見渡した。
すると家中静けさで満たされていた。どうやら姉ちゃんはもう出かけたようだ。
枕元には書置きがあったのでその書置きに手を伸ばした。


『真人へ。—仕事いってくるね、台所に二千円置いておくから朝ごはんとか賄って。千円といいたいところだけどサービスだから— 皐より』

そうか、姉ちゃんも優しいな。意外と面倒見のいい姉であったとぼくは確信する。
とにかくよっこいしょ、と体を持ち上げてのそのそと台所へ向かう。

そこには信じられない光景が。


二千円札。何故二千円札?絶対めんどくさかったから押し付けただろう!くそお!
いいように利用された感じがしてぼくはその場に立ち尽くして呆れ返っていた。
ともかくぼくは家を出る準備をする。これでもやはり学校には通っていたらしい。
昨夜川崎真人と記名してあるぼくの生徒手帳を確認したところ、桜花高校という公立の学校に通っていたらしい。
桜花は偏差値は高いほうの高校で部活が盛んな学校だと記載してあった。
場所的にはあまり遠くはなく電車を利用するが気軽に行ける場所に位置している。


そしてぼくは二年生で六組らしい、メンバーは分からずじまいなのだが仕様が無いことだろう。
そこは何とかカバーするしか無い、ぼくは自分の可能性を信じて学校へ行く準備を続けた。




そして旅立ち。長き旅に出る勇者、ぼく………。とか格好つけた瞬間に自分の存在を痛く感じる。
まあ口に出ていないだけ幸いだ。こんな事が口に出たら……。


「おいっ、川崎ぃ。お前中二病にでも侵されたんじゃないのか?」
「ん」


これってアリですか?まさかの何か駆け出し勇者が口走りそうな台詞を偶然口にしてしまい、
その恥ずかしい台詞を聞かれてしまったなんて!不覚!
………ていうか誰なんだ、こいつ。

ああ、さては前のぼくの友達だな!?えっと………。

「……赤毛天パチビ?」
「市原だよ!市原飛雄馬。ハッハーン、さてはもうボケが来たな?ハハハっ、お前の寿命は戦国時代の人だなあ」

こいつが姉ちゃんの言っていた生意気市原か。確かに生意気だ。
こんな調子に乗った口調で同じように姉ちゃんに話しかけているといえば、
姉ちゃんの罵倒にも納得できる。ていうかあれだろ。
何でこいつは勝手にくだらない話を進行させているんだ。

「何故淡々と話を進める、市原!まずぼくは成人してもいないぞ、さらに何だ戦国時代って!室町だろうっ、戦国なんて年号は存在しないぞ!」
「うるさいな、確かにお前が突っ込む人だとは思っていたが何だ長ったらしい。ハッハーン、さては突っ込みの鮮度が落ちたな、だからもう少し短くまとめろ!」
「お前は馬鹿だ」

いや、それ以外どんな言葉がある。口癖に『ハッハーン、さては』なんて使うか!
口癖含め古風すぎる!ぼくは心の奥底で雄たけびを上げる。
制服だって学ランで校章が同じ高校生なのに戦国時代と室町時代の区別がつかないのか!
ぼくは只管市原を駄目出しし続けた(別にいじめとかそういう類ではないのだが)。


「馬鹿じゃない!紛れも無い千年に一人の天才だというのは嘘で常識人だ!」
「紛らわしいこと言うんじゃない!」

と、ぼく。勢いで言葉を吐く。
一段落したところでぼくはふと思い立って腕時計を見て、現在状況を確認する。
時間的には多分詰まっており、徒歩では最寄の駅には間に合わないぐらい時間が迫っていた。

「………あ」
「どうした、川崎ぃ」

ぼくはやっと危機的状況を認知する。そして一人で抜け駆けしようとフライングした。
市原の方も僕が駅へ向かっているのを感知して階段を下りた僕に遅れて走り出す。

「ずるいぞ、川崎ぃ、抜け駆けとは卑怯だ!フン、まあいい。俺がお前を華麗にギャフンと言わせて見せる!」
「やっぱり古風だ!」

そしてぼくと市原は必死にくだらない意地とプライドをぶつけ合って駅まで突っ切った。

Re: とある愛情と記憶を忘却したぼく。 ( No.6 )
日時: 2011/12/20 23:56
名前: ああ (ID: sb4c5jj4)
参照: http://ポケガイインパクト
















































つまんね くそして寝ろ

Re: とある愛情と記憶を忘却したぼく。 ( No.7 )
日時: 2011/12/20 23:57
名前: ああ (ID: sb4c5jj4)
参照: http://ポケガイインパクト



























































































つまんねくそして寝ろ

Re: とある愛情と記憶を忘却したぼく。 ( No.8 )
日時: 2011/12/21 07:11
名前: イカ飯 ◆woH8nI2Q5A (ID: 7TIkZQxU)

ああs>

駄文を見て吐き気を催されましたか……。
まあつまらないというのは十分承知していますので。
ああsには駄文がつりあわなさそうなのでもう見るのをやめるのをお勧めします。

Re: とある愛情と記憶を忘却したぼく。 ( No.9 )
日時: 2012/01/03 22:22
名前: イカ飯 ◆woH8nI2Q5A (ID: SyX71hU.)

ぼくと市原は最後の最後までくだらない競争をしていた。
案の定、ぼくと市原は目の前が真っ暗になって校門前で倒れた。
もちろんまだ競争心についた火が燃え尽きたわけではなかったので、五分もせずぼくと市原は起き上がって一歩踏み出す。そして意地を張ってもう一回歩き出す。
とはいう物のまあ結局のところぼくはリタイアという事で靴を履き替え保健室へ直行した。
もう気持ち悪いさえ超越しているぐらい気分が悪かったのでさすがに心に灯っていた火は燃え尽きていた。
しかし市原はそのまま教室というゴールに向かった。
まあ、こんな状態になってもまだ意地を張るとは全く子供だな。
そしてその阿呆と競争している奴も馬鹿だ。それは正しくぼくだった。
一分足らずでぼくは保健室の前まで来た、そしてぼくは保健室のドアを開けた。

「失礼しまーす」

ガシャン!……何故今ぼくは反射的に保健室のドアを閉めたでしょう?
正解はそこに金髪つり目の不良っぽい女子高生がいたからでした。
あはは、しかし今時の不良って言うのは保健室までも占拠して自分の縄張りにしてしまうんだなあ。
ぼくは感心した、そして逃走しようとした。だが手遅れ。

「おい。お前保健室に用があって来たんだろう、入れよ」
「いや、教室間違えました」
「どんな嘘だよ、保健室と教室を間違える阿呆なんているはずないだろ」
「おいおい、まだ気づかないのか。ここにぼくがいるだろ」
「黙れよ」
「ぐあああ!!」

そこで僕の真剣な眼差しは二本の一見するとか弱いがどこか男らしい指に串刺しにされた。
そしてぼくは不良女子高生に保健室に引き込まれた。さらに用心に不良女子高生はドアに鍵を掛けた。
鍵を掛ける必要あるんですか、いつもの防犯対策とかいってもぼくには通じないぞ。
確実ににわざとだろ。ぼくにはこいつの意図が全く読めなかった。


「よお、俺は相模杏子だ」
「世界恐慌?物騒な名前だな」

ああ、メキシカンジョークではあったんだが……。まさかぶん殴ってこようとは思わないだろ!
いや女子だよね、彼女一人称俺だけど女の子だよね。馬鹿力過ぎるだろ。
多分幕ノ内一歩の右ストレートと肩並べられるぞ!


「お前が人の名前を小馬鹿にするからだろ。自業自得だ」
「もうその事はいいんだが……、ぼくは川崎真人。宜しく相模」
「ああ、宜しく。ていうかお前、よく平然と話していられるな」
「ん?まあ、初対面のときは凄く怖かったけどな。今は大丈夫だ」

そして保健室という恋愛シュミレーションだとフラグが立ってしまいそうなところに二人きりでも別にドキドキなんかはしなかった。
もちろん理由なんて分からない。だけど全くドキドキしないんだ、変に言い換えるなら煩悩が消えたみたいな。


「……お前変わってんな。久し振りに見た、お前みたいな奴。まず俺と会った奴は何が何でも俺から逃げるんだが」
「なあ、それより何かぼくに用でもあるのか、ていうか何で保健室にいるんだ」
「保健室登校って奴さ、一応ノートはクラスの奴が持ってきてくれるし何もいつもこうって訳じゃないんだぞ。てきとーに勉強してるし」
「お前の勉強はあてにならないな。てきとーって自称してる時点で馬鹿ってぐらいわかるぞ」
「ば、馬鹿にするな!これでもわかるところはできてるぞ」
「わからないところは何割だ」
「九割九分九厘……」

ほとんどじゃねえか!馬鹿ではないと言い張れる部分が全く無いぞ!
目をそらして口笛吹くな、図星なんだろ!やっぱり図星なんだろ!


「ああ、そうだよ!俺は馬鹿だよ!」
「開き直った!?」

最終的にそう落ち着くか。まあいいか、と一息ついてぼくは違う話題を切り出した。






「ところでお前何で保健室登校してるんだ?」
「…………」

相模はぼくの質問に答えずに黙り込んだ。いやこの場合は答えられず黙り込んでしまったと言うべきか。
まずい事を聞いてしまったみたいだ、さてどうしようか。
この気まずい空気を和ます方法って言うのはないのか。
ぼくは頭の中で丁度いい話題を模索する、しかしなかなか見つからない。
何でこんな時に!?と自分自身に八つ当たり。

「……一応健康体だよ、俺は」
「っそ、そうか。あ、ぼくは気持ち悪いのも治ったし教室に戻るよ、じゃあな、相模!」

ぼくはあの気まずい空気の中で明るい挨拶など出来るわけがなかった。
かと言って暗いムードで終わってしまうのも逆に気まずいので、
何とか虚勢で別れを告げ、ドアの鍵を開けて保健室を退散した。
その時ぼくの背中には相模のどこか悲しげな眼差しが突き刺さったままだった。


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