ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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俺がおカしクなったあの日
日時: 2012/04/05 23:46
名前: 下母 (ID: SpLhUj83)

どうも、下母という者です。
読み方はガムです。


↓注意事項の様なもの↓

・不定期更新
・文章にまとまりがない
・少々流血表現アリ
・ガム食べたい

「ちょっとガム買ってくる」って方はぜひ読んでいただけると嬉しいです、買ってくれなくてもぜひ読んでいただけると嬉しいです


1章赤ずきん編—>>1 >>2 >>3 >>4 >>5 >>8 >>11 >>13 >>15 >>17 >>18 >>19

2章不思議の国のアリス編—>>22 >>24 >>28





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Re: 俺がおカしクなったあの日 ( No.9 )
日時: 2012/03/20 17:46
名前: 菜の花 (ID: TaF97fNV)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

あ、赤頭巾が現実(リアル)にっ!?
でもっこっわΣ(゜Д゜;)
続きはまだかしら〜♪

Re: 俺がおカしクなったあの日 ( No.10 )
日時: 2012/03/20 22:04
名前: 下母 (ID: SDJp1hu/)


菜の花様>>おぅふ…2回もコメントありがとうございますっ
     更新ちょっと遅くなりがち^p^
     スランプでもネタ切れでもありま…す((^ω^=^ω^))

Re: 俺がおカしクなったあの日 ( No.11 )
日時: 2012/03/21 02:37
名前: 下母 (ID: SDJp1hu/)


「−っ!!…グホッ…ケホッ…」

「おっ、どうしたどうした」

「さっ…さっき外にオオ…カ…ゲホッ…」

喉がゴロゴロしてうまく喋れない

「オオカミ…が…いた」

なんとかそれだけを伝えると銃士はニヤッと笑みを浮かべ外に出ていった



「てめェエェェエエェっ!!いくら自動回復だってこれはひどくねェかァ!?穴だらけだよ畜生ッ!どうしてくれんだよこれェ!?こんなんじゃせっかく食べた物が穴から出ちまうよォ!?」

「そのために穴を開けたんだが」

「ふっざけんなよォ!?そこに赤ずきんがいる事は知ってんだよォオオカミの情報力なめんなァホラさっさとよこす!」

「生憎だがあの子を渡すぐらいならあの子と死ぬ」

「いっみわかんねェんだよこンのヤンデレ銃士ィ…ってか自動回復だから死なねェしィ?そんな事も忘れちゃうほど老化現象進んでるゥ?」

「死にくされこのロリコンンンンンンッ!!」

次の瞬間激しい銃声と共にオオカミの叫び声と窓が割れる音がした

「え…窓?」

どうやらオオカミはこの家の窓を突き破って入ってきたらしい

獣の異臭がむわんと広がりだす
う…吐く…

「死ねばいいのに死ねばいいのに死ねばいいのに死ねばいいのに」

ブツブツとつぶやいている銃士はほっといてオオカミを見つけなくては…
赤ずきんを狙っているに違いない

俺はそこら辺に置いてあったステッキを手に取る
何故こんな所にステッキがあるかなんていちいちツッコんでられないな…

「見ィつけたァ…」

大柄の体のせいでそこらへんの家具をガラガラと蹴散らしながら赤ずきんに近づくオオカミ

当の本人は表情一つ変えず黙々とスケッチブックに向かってる

「今日こそは、今日こそは食べてあげるからねェ…」

舌なめずりを数回し勢いよく飛びかかった…所を俺が思いっきりステッキをスイングしヒットさせる

オオカミは2度、3度痛みを堪えたような声を漏らしよろめく

「赤ずきん!!」

そう叫んで赤ずきんの手をグイッと引っ張る
反応がないので慌てて肩に担ぎ部屋を後にした

…軽

外に出ると銃士の姿は無く血が何滴か落ちていて森につづいていた
俺は迷う暇なく血の跡を追って逃げる

後ろからはオオカミの遠吠えが響いたが追いかけてくる様子は無い
諦めたのか?そう思いつつも俺は足を止めずにひたすら走った



しばらく走り続け一軒の小屋に着く、銃士の小屋ではない事を確認しドアをノックする

「…はい」

しわがれた声が返ってきた、俺は人がいる事にまず安心し口を開く

「あの、追われてるんです…家に入れてもらえませんか?」

「あぁそれは大変…どうぞどうぞ」

そう言ってドアが開き、中に入ると優しそうなおばあさんがニコニコと笑ってどうぞと椅子に座らせてくれた

ガクガクする足を落ち着かせ赤ずきんの顔をうかがう
目はうつろでスケッチブックを握りしめたまま動かない

「さぞお疲れでしょう、ゆっくり休んでくださいな」

「あっ、ありがとうございます」

おだやかな声でさっきまでの恐怖心はいくらか和らぎホッと息をつく

「…そう永遠に休んでていいのよ?」

ボソッとそう言ったのが聞こえどういう意味なのか聞こうとした2秒後頭に激痛を覚え床にぐしゃっと崩れた

「…なっ…痛っ…」

ぐわんぐわんする…何だこれ…何されたっ!?
視界もぼやけだし俺はとうとうその場に気絶してしまった


俺がおカしクなったあの日 ( No.12 )
日時: 2012/03/21 21:23
名前: 菜の花 (ID: TaF97fNV)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

こ、このおばあさん誰———————?!

Re: 俺がおカしクなったあの日 ( No.13 )
日時: 2012/03/23 20:43
名前: 下母 (ID: SDJp1hu/)



……

「ギャハハハハッ!!!!!」


嫌な笑い声で目が覚めた
まだ半分寝ぼけている頭を声の方向に向けようとするとチャリッと音がして動けない

「…?あ?んだこれ」

よく見るとどうやら首を犬みたいに繋がれているらしい
状況が理解できな…

「ハハハ…ん?起きたのかァ、どうだァ?犬に生まれ変わった気分は?ギャハハハッ」

隣を見ると同じく首輪が繋がれていて何故か下半身がないオオカミが笑っていた

うぇ…銃弾の跡は治ってるのに今度は下半身かよ…

「…なぁ、なんで俺もお前も繋がれ…ってか下半身どこいった」

「ククク…それが聞いてくれよォ俺達どうやらあンのババァに捕まっちゃったみてェだ。俺は足が速いのが自慢だからサ、すぐ逃げようとしたのに下半身をやられちまったら走ろうにも走られねェよなァ?」

「は?ババァ?あ…そうだ俺おばあさんに多分頭殴られて気絶したんだっけ」

「ププ…頭殴られただけでテメェ気絶しちゃったの?ひ弱だねェ。ま、俺には関係ない事だけど」

「関係ないってお前も繋がれてんじゃん」

「だァかァらァ俺達は自動回復だっての」

「ミンチにもなれない程潰されても回復すんの?」

「……………」

オオカミと普通に会話している自分に引きながらとりあえず脱出方法を考える

ここはどうやら地下室の様で埃くさい、上からは誰が歩いているのか時々キシキシと音がした

「おいィ、生きてるかァ?」

自動回復しない可能性に不安を感じたのか若干あせりを見せるオオカミ

「生きてるよ…なんとか脱出方法を考えなくちゃな…アンタその長い爪で首輪切れねぇの?」

「ハッそんな事できたらとっくにやってるっつのォ。なんでかわかんねェが切れねェわ。まぁあのババァが作った首輪だからすっごい頑丈なんだろうなァ」

「すっごい頑丈て…適当か。ばあさんそんなにすごいの?そこら辺にいるババァにしか見えなかったが…」

「バッカ、人は見かけによらねェんだよ。いいかァ?あのババァは異常だ。異常なくらい赤ずきんに執着していて近づくものには容赦ない変態だ」

「へ…へぇ。変態ってお前も言えないけどな」

「俺が変態ィ!?お前自分が何言ってんのかわかってんのかァ!?俺が変態ならこの世界の肉食動物全部変態って言ってるのと同じだぞ」

「あー…そうかあんた獣だっけ…」

「そうかってなんだそうかって!?俺は立派なオオカミだっつの」

「言葉を発するオオカミなんざ世界でお前だけだと思う」

「マジか。って事は俺はオオカミじゃないかもしれん」

「…」


その後も半分脱出方法、半分雑談をしているとオオカミがふと顔をピクッと上げ俺の方に顔を向けた

「なァ、なァ。」

「あ?何?」

「お前サ。この世界の事何も知らねェから教えてやるよ。
 だから俺にいい物くんね?」

「はぁ?いい物?俺手ぶらだっつの」

「いいからいいから話聞けって」

そう言って語り始めるオオカミ
俺の意見はシカトか




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