ダーク・ファンタジー小説
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- 翼を付けた悪魔 〜悪魔を知らない少女〜
- 日時: 2013/09/17 20:11
- 名前: 清楓ユズハ ◆AoQvVmjntM (ID: Ouicm1PF)
初めまして! 清楓ユズハ(サヤカユズハ)と言います!!
題名通りのことです。とにかく説明なんてありません。
荒らし・中傷・商売宣伝は禁止ですが、アドバイスや見てるだけの人、コメントは受け付けます!
下手なので広くて大きい心で見てください汗
登場人物からどうぞ!
——
§主な登場人物§
§水幻 海紗 スイゲン ミスズ§ ミスズ・レイ・カリン∮コレット
φ風吹 風花 イブキ フウカ φ フウカ・ラン・モリア∮イリナ
φ土里 徹平 ツチザト テッペイφ テッペイ・マキ・タキズ∮トウヤ
§織音 音羽 オリオト オトハ § オトハ・リネ・セレン∮トウカ
・碧空 夕泰 カイクウ ユウダイ § ユウダイ・ジーロ・ロイズ∮レン
・日原 陽架 ヒナハラ ハルカ ・ ハルカ・エリ・ミイナ∮クーナ
§植森 森 ウエモリ シン § シン・トーキ・クノル∮ケイト
※§は悪魔 φは天使 ・は人間
※生まれた時に自分の持つ魔法力に合わせた人間名・悪魔・天使名をつける
- Re: 翼を付けた悪魔 〜悪魔を知らない少女〜 ( No.14 )
- 日時: 2013/09/14 19:59
- 名前: 清楓ユズハ (ID: Ouicm1PF)
- 参照: 参照だけ増えていて…。客はいない!それでもがんばるのさ
「救急車…リアはどれくらいいるんだろ?」
「気絶してるだけだから 大丈夫だと思うけど、トートバックに 応急手当のやつも入ってると思う。」
ミスズとケイトは 倒れたオトハの看病中。
「よくわからないけれどあっさり断ってくれたのね。 オトハにパスポートくれるなんて。よくわかんないけど よかったわね。オトハ 私、ミスズ姫って言われてたけどどういうことだろう?」
「僕にもわかんない。でも 僕、ケイトって名前 初めて使うに決まってると思ってたけど 前に一回ケイトって名前を使ってたことがある気がするんだ。」
「私は…記憶がブッ飛んでるみたいで 分からないけれど」
しばらくそこで 休憩していると
「…んっ…?」
「オトハ!起きたんだ!」
「よかった。」
「あた…し——。」
「どうだ?歩けそうか?おまえ これ首にかけとけ」
ケイトが 先ほど 天空から声を上げた人にもらったパスポートを渡す。
「う、うん 分かった。 って こんなとこで休憩してる場合じゃないでしょ!ほら とっとと行くよ!」
「今まで自分が一番休憩してたくせに」
「はははww」
ケイトとミスズはこっそり耳打ちしつつ苦笑いを浮かべた。
スキップでかけだすオトハの背中を 二人は追いかけた。
「おー!コレ、さっき見た看板だよ!」
案外 すんなり レイアン村についた。
「お腹 すいてない?」
ミスズは 空腹を訴えるお腹を見て言う。
「……ん〜っ 何か引っかかるんだよなあ。」
ケイトは、ミスズに同情しつつ、考え込んだ。
「ムーブってヤツもなんか 怪しい発言してるし さっきの人も…両方とも、親切だったけど なんだか 親切じゃないというか」
「分かるよ。その気持ち。 でも いま何考えても あたしたちにはわかんない。とりあいず 進むしかないってこと。 学校で学んで、それを生かして 考えるしかないの」
オトハがしっかり言うと、三人はうなずいた。
「そうだね。とにかく がんばろ!」
三人は 空腹に耐えながら、レイアン村を進んでいった。
- Re: 翼を付けた悪魔 〜悪魔を知らない少女〜 ( No.15 )
- 日時: 2013/09/14 20:44
- 名前: 清楓ユズハ (ID: Ouicm1PF)
- 参照: 参照だけ増えていて…。客はいない!それでもがんばるのさ
「いい匂〜い!」
フラワーカフェ・スリープという店から、オムライスのかおりがして、オトハはついつい吸い寄せられていく。
「でもここの お値段高いよ。 学費が払えなくなると困るし…」
「そうね。トートバックから出したほうが手っ取り早いね!」
トートバックは何でも出てくるので、三人は二日目で愛用しているのだ。
「じゃあ、公園でも探すか。」
ケイトは地図のボタンを押して
「公園」
というと、
「ここから一番近いのは ヤミドリ公園です 徒歩10分 ここから魔っすぐ行き、右カーブした突き当りを左に曲がるとあります」
と詳しく言ってくるのだ。
「じゃ、そこで休憩するかー」
「そうだね。 」
オトハとミスズもうなずいて 歩き出す。
もう少し だと思えば 力も自然と振り絞れるものである。
「ヤミドリ公園は 自然にあふれており、とても大きな公園です。ヤミドリ公園の端まで行くと、壊れかけた橋があり、そこを渡れば アンレイ村に到着です」
「ほんと ご丁寧にいつもありがとうね。」
ミスズが地図をなでると、赤くなって。
「いえ ミスズさまのお役に立てて光栄です。」
と 照れくさそうに言った。
「でも ここの右カーブ結構 上り坂になっててキツイぞ!あ、そうだ! ブラック シャイニング!」
「ケイト?何言ってんの?」
オトハがあっけらかんとしていると、ケイトの周りが黒色に暗光を出して、ケイトは消えていた。
「ええーっ!」
二人は素っ頓狂な声を上げた。
「ブラックシャイニングってなんだろ?」
オトハが首をひねっていると
ミスズが思いついたように言った。
「そういえば、ムーブが、ブラックシャイニングと言って、私たちに制服を着せていたのよ」
「それじゃあ 魔法でも使えるのかな? ブラック シャイニング!」
「ブラック シャイニング!」
二人は 声をそろえてブラックシャイニングといった。
すると 自分たちの足元が黒くなって みるみるうちに暗光に包まれた。
———
ヤミドリ公園 入口
という看板がご丁寧に書かれていた。
マップもちゃんと書いてあり、バーベキュー場もある大きな公園だ。
「ケイト!」
「ミスズそれに オトハ!」
「こういう方法があったのね。」
三人は 笑顔で言うが地図は 嬉しそうじゃなかった。
「この方法 あまり無闇に使うと いいこと置きませんよ。自分で歩かないと…」
「大丈夫よ 成功したんだから ね?」
オトハの屈託ない笑顔に載せられて、二人は笑った。
「そうです!大丈夫ですよ」
「だよな?!」
ケイトは マップを持って、目でバーベキュー場を追った。
「ここか?」
三人は歩き出した。
———
「ねえ、バーベキュー場 って言っても あまり人いないみたいよ」
「木が腐ってる」
「そういえば誰も人いなかったよな。」
「なんでだろ。 ここ灰だらけ」
「汚い…。」
「なにこれ〜っ!」
————
- Re: 翼を付けた悪魔 〜悪魔を知らない少女〜 ( No.16 )
- 日時: 2013/09/15 09:17
- 名前: 清楓ユズハ (ID: Ouicm1PF)
- 参照: そこの見てるだけの人!コメント……入れてくれぇ——
「人があんまりいないのね」
ミスズが不安そうに、深緑で今にも吸い込まれそうな地面と遊具を見て、つぶやいた。
「土地が広すぎるんじゃねーの?でも、やっぱ魔界なんだな 周りが暗いし」
ケイトも周りを見回す。
「た、たぶん、あたしたちも、バーベキュー場へ行けば、人に会えるよ!」
オトハも困惑そうに言う。
「でも、バーベキュー場まで そんなに距離はないの。 家族でやっているところもあったりしたら……子供さんはそばで遊んでいてもおかしくない」
「ミスズの言うとおりだと僕も思う。まして 人がいないんじゃないか?」
「もう足が疲れたよ〜っ。歩きすぎて、おやつの時間ですよーっ!」
三人はしばらく歩き続け、こげ茶色の地面で、黒い大木のベンチやテーブルのところで止まった。
「……ここみたいだ。」
「とても、バーベキューができそうな雰囲気じゃないわね。」
三人の周りに広がる その光景は
「木 は 腐ってるわ」
「灰だらけだ」
ミスズとケイトは、空いた席にあちこち触りながら言った
「…人 というより 悪魔のランチ場になってる」
「もう!せっかく休めると思ったのにぃ!」
オトハがだらだらと崩れ落ちる。
「オトハは疲れてて普通よ。さっき弾き飛ばされたばかりだから。でも、この悪魔だらけのところで食事は無理よ。」
まして ここは 魔界
悪魔の国 自分たちも 悪魔
「どこかでテントを使おう」
ケイトが冷静に言って、あちこち探しだした。
『〜待って!私たちとバーベキュー しようよ〜』
ミスズは 後ろで声がしたような気がして 振り向いた。
「誰?」
『〜ほら 速く こっちへおいで!〜』
「なに…?」
『〜みんなと 仲良くなれたらいいなあ〜』
「ねえ、だあれ? 私たち 疲れているの。 ここで一緒に バーベキューさせてもらえるの?」
「ケイト・オトハ 待って!」
ケイトとオトハには 声が聞こえていないのか、ずんずん歩いて行ってしまう。
『〜ほら 速く休憩しようよ。 みんなと リラックスできたらいいなあ〜』
その声に ミスズは乗せられて、悪魔ばかりのバーベキュー場のベンチに座った。
- Re: 翼を付けた悪魔 〜悪魔を知らない少女〜 ( No.17 )
- 日時: 2013/09/15 17:39
- 名前: 清楓ユズハ ◆AoQvVmjntM (ID: Ouicm1PF)
「あのねえ、わたし フウカ・ラン・モリア∮イリナっていうの。天使なんだよ。ここを超えると、転死という場所になるんだけど、正確には天使」
ミスズは ケイトとオトハと反対の方向へ歩き出した。
「なんか お名前 聞いたことある・・・・」
「あるはずよ レノンが言ったもの」
「レノン?」
フウカは 私の前で、白い翼をぱたぱたと動かして言う。
「レノンって、天空から声を出す 天空の支配者レノン 知らないの?」
「あ…ごめん 私 まだここに来たばかりで」
フウカとミスズは 天使という場所の白い綺麗なベンチに座った。
「あなた……、お名前は?」
「ミスズです。 ミスズ・ラン・カリン∮コレット」
「あなたが…ランネさま」
「ら ん ね ?」
フウカの口から 知らない言葉ばかり出てきて よくわからなくて
「天使の世界で有名な 神秘の心の使い手様ではないですか!ランネさま。ご失礼申し上げました。」
(…?どういうことだろう)
「フウカさん 私には何が何だか」
「分からなくて大丈夫ですよ でも一つだけ あなたが特別だということ」
(トクベツ…)
自分は人と同じでいいのに なぜ 特別特別特別 と言われなければならないのだろうか。
トクベツな力なんていらない。
そんな力 私には…。
- Re: 翼を付けた悪魔 〜悪魔を知らない少女〜 ( No.18 )
- 日時: 2013/09/15 18:25
- 名前: 清楓ユズハ ◆AoQvVmjntM (ID: Ouicm1PF)
- 参照: コメなし=小説宣伝の人が見に来てるってコト?
ふうーー…。