ダーク・ファンタジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 黒蛇と白蛇【コメ募】
- 日時: 2014/02/02 12:56
- 名前: crow (ID: jhXfiZTU)
- 参照: http://crownosyousetu
勝手に色々消去して掛け持ち3のcrowですw
またまた新しく作ってます←能無しめ!
注意事項↓↓
・荒しだよん
・悪&中傷コメ書きに来たのだ!
・なりすましだよん
↑の方々は退出or無視orスレ消去↑
・応援するー!
・キャラ投稿!
・いぇい!←は?w
↑の方々はよろしく!↑
小説を度々書いては消し書いては…を
している私ですがぁ、
それでも応援してくださる方は、
とてもお力になります!
あと、コメくれた方々の小説も見たい
ので、URLかなんか載せて頂きたいです!
ではでは!
- Re: 黒蛇と白蛇 ( No.2 )
- 日時: 2013/11/17 16:15
- 名前: crow (ID: 9ihy0/Vy)
- 参照: http://crownosyousetu
第一話 ー名付けー
「私もそれがいい!!」
言い出したのは白蛇の娘だ。
俺がこの双子を拾って、
一週間がたった頃だ。
白蛇の子は女の子、
黒蛇の子は男の子とようやくわかった。
遅すぎじゃないかって?
いや、
拾った翌朝にこの子たちは病にかかった。
そして回復して今になる。
どちらにも名前などつけられておらず、
性格小さい子なのに17だと言う。
身長は白蛇の子が152で、17
黒蛇の子が168で18だ。
案外でかいのだ。
もちろん大人の子らしいところはある。
双子は爬虫類となら何とでも会話可能で、
その蛇と会話しているときは、
白蛇の子が母親のように優しく微笑む。
黒蛇の子はぼーっとはしているものの、
言葉は大人染みたものだったのだ。
しかし、
名前がないというのも不便。
やはり名前はあればいいものだ。
そう考えた俺は、
まずは黒蛇の子に名前をつけた。
「んー…毒蛇イラクサは?」
「僕はいいと思う。白は?」
兄の黒蛇の子は
妹の白蛇の子を『白』と呼ぶ。
「私もそれがいい!!」
「んー……じゃあ同じでいっか」
俺の答えに黒いイラクサが言う。
「呼び方だけ変えようよ」
「おう、それもそうか」
俺は唸りながら
まとめた黒髪をゆらし、
左と右をいったり来たり。
それを黒と白のイラクサは目で追う。
「あ!白イラと黒イラはどうだ?」
「却下」
即答された。
「じゃあ、イラとイライラ!」
「同じく却下」
うぅ、、、
「じゃあ、じゃあ!黒と白」
「うん、却下!」
今度は白まで言い出す。
「はぁ……マシなの思いつかない?」
ため息混じりに黒が言う。
「うぅう…………」
考えつつ寝転がってもがく。
それを見ていた黒は、
「はぁ…じゃあ黒イラと白イラでいい」
「マジか?!」
「………二度も言わせるな」
にらまれるが無視して起き上がる。
「よし!今日から黒イラと白イラだ!」
「うん!」
白イラは無邪気ににこっとする。
黒イラは両手を腰に当てつつもうなづく。
「さすがに、その服も変えるか?」
「当たり前だ」
黒イラはマシなのを出せよ、
と心への念を送ってくる。
「新しいのあるから待っててねー」
俺は崩れかけた奥の部屋へ進む。
歪んだ棚を足をかけて開き、
中をあさる。
「んーっとぉ……どこだぁ?」
「手伝う?」
気づけば白イラが側にいた。
「んー?いいや、トゲとかあるから」
「わかったー」
素直にすたすたと黒イラのとこへいく。
拾ったときから二人は
白装束なので、
やはりかわいそうなのである。
「よーっし、あったぁ!」
俺は引っ張り出したものを整え、
双子のもとへ行く。
黒イラは読書をし、
白イラは外の空を見ていた。
「ほいほい、黒イラにはこれだ」
上が黒、下が枯れ葉色の袴を渡す。
「んで、白イラにはこれだ」
上が透き通るように澄んだ水色、
下は黒イラと同じ枯れ葉色の袴を渡す。
互いに顔を見合わせ、
両者は少し微笑む。
「あれれ?気に入らないか?」
少し困ったように俺が言うと、
二人は同時に首を横に振る。
「手伝われたくなければ早く着よう」
にこやかに言うと、
慌てて着ようとする二人を見て、
俺は思わず微笑む。
「黒イラ、白イラ。似合ってるよ」
着終わった二人は
またも顔を見合わせてにっと
満面の笑みをこぼした。
「ところで、お兄さん」
「ん?」
黒イラの声似振り向く。
「名前の由来は?」
- Re: 黒蛇と白蛇 ( No.3 )
- 日時: 2013/11/16 23:13
- 名前: 麟凱 (ID: Ga7wPm2O)
不思議な名前・・・。
オリキャラ投稿してもいいのかな・・・。
- Re: 黒蛇と白蛇 ( No.4 )
- 日時: 2013/11/17 15:14
- 名前: crow (ID: 9ihy0/Vy)
- 参照: http://crownosyousetu
コメントどーもでーす!!
あ、んーとぉ……
************************
【名前/読み】
【歳】
【性別】
【性格】
【容姿】
【人間or獣人etc】
【備考】
************************
ぇいやっ!とw
キャラ募集早めにしましたー
なお、
人間か獣人などについては、
獣人は何の獣かも追加でお願いします
んで、魔法使いとかありですが、
チート(最強設定)は
不採用とさせていただきますので
ご了承くださいな*
一人キャラは二人まででよろしくです!
ではではー
- Re: 黒蛇と白蛇 ( No.5 )
- 日時: 2013/11/17 16:11
- 名前: crow (ID: 9ihy0/Vy)
- 参照: http://crownosyousetu
第二話 ー日常ー
「ねぇ、名前の由来は?」
黒イラが突然聞いてきた。
由来ならば単純だ。
「拾ったときに
イラクサがかごにあったからだよ」
「ふぅん」
あと、君の性格からしてだけどね。
そう言おうかと思ったが止めた。
「白ちゃんはユキに
しようかと思ったんだけどねー」
「で、あんた名前は?」
そういやいってなかったな、と思いつつ
「月狼 呉羽(つくが くれは)だよ」
というと、黒イラは瞳孔を縮めて
「まさか、あんた女??」
「うん。いってなかったかな?」
あ、俺の男っぽさに唖然してる。
失礼だなぁ、まったく。
なんて思いつつ微笑んでやると、
「…えと……悪かった…」
顔をそらすと口を尖らせて言ってくる。
可愛いなぁまったくw
「よしよし」
と撫でてやると、顔を赤らめて逃げた。
「ねぇ!呉羽も獣人?」
白イラは案外鋭いからびっくりだ。
「うん、鴉だよ」
「翼は?!」
「あぁ、今出すね……っと、どう?」
黒髪を揺らしつつクルッと回って見せる。
「綺麗!」
「そう?…ありがとねー」
白イラも撫でてやる。
綺麗なんて言われたのは初めてだ。
とても嬉しかった。
「あ、お腹すいちゃった…」
「そっかそっか、今作ろうねっ」
翼をしまって切り開いた所へ行く。
クレイモアという大きな剣をだし、
炎を炊くための薪を割る。
斧がないので自分のを使う。
そこへ、黒イラがやって来た。
「何それ?剣?」
「あぁ、危ないからね。そう、剣さ」
薪を割るのを一旦止めて、
柄を差し出してやる。
おそるおそる黒イラは掴み、
案の定金属音をたてて
剣を地面につけた。
「あぅ……重……っいっ!」
必死に黒イラは持とうとする。
「重いでしょ?なら、強くならなきゃ」
「強くか………?」
俺は剣を取り、肩に軽々と担ぐ。
それを見て目を輝かせる黒イラ。
「うん、わかった!強くなる!」
無邪気に言う姿はとても18には見えない。
むしろ12歳くらいに見えた。
「うん。じゃあご飯いっぱいたべようか」
こんな日常が続いたらなぁ、
と思ってしまう瞬間だった。
袴以外に洋服があり、
それを着て料理をする。
袴はさすがに動きづらいのだ。
「今日のデザートはキイチゴだよ!」
「え?!やったー!!」
「よっし!」
二人とも嬉しそうだ。
もうすでに夕食は終わり、食後菓子…
洋風に言えばデザートを出した。
また無邪気に喜ぶ姿も可愛い。
思わず口がほころぶ。
あぁ、幸せだなぁ。
とまた思えた。
- Re: 黒蛇と白蛇【キャラ募集中!】 ( No.6 )
- 日時: 2013/11/23 15:55
- 名前: crow (ID: 9ihy0/Vy)
- 参照: http://crownosyousetu
テストにより更新遅れましたcrowです
更新じゃよ!!w
第三話 ー悲劇ー
黒イラと白イラは寝てしまった。
寝顔がとても幸せそうで、
思わず口元が緩んでしまう。
「……俺が…守るからな…」
ちょっとばかし密かな誓い。
微笑んで双子を撫でていると、
森の奥。
茂みから
『ガササッ』
『おい、静かにしろ!!』
『…すみません…』
といった、かすかな囁きが聞こえた。
俺の耳は地獄耳らしい。
たぶん、
あそこまでは250mほど離れている。
これも獣人の特権だろう。
光が一瞬見えた。
あれはなんだ?
双子から離れ、排神社を出る。
目を細めて様子を見た。
俺のこの黒い服はとても
擬態に役立つので堂々と立ってられる。
「人間か…。しかも
ライフルを持ってるか………」
ここからでもはっきりと見える。
再びライフルが光る。
俺は仕方なく翼で
極力、羽音を立てないように飛んだ。
人間二人か……。
何をしに来たのだろう?
ふと、俺のこめかみに冷たい物が触れる。
「……………?」
きょとんとして、
振り替える俺の左太股に痛み。
恐る恐る見ると、注射器だった。
小さいときに見た、
鹿などに刺さっていた物だ。
「よし、こいつを運んで行け」
「はっ!」
小声での会話からして、
俺は捕まってしまったようだ。
あぁ、
双子はどうか見つかりませんように。
しかし俺の心の懇願はあっさり壊れた。
「あそこの排神社になんかいるぞ」
「どういたしましょうか?」
「………よし、研体にしよう」
「ぁ……やめっ……」
薄れていく意識をとどめ、
必死に立ち上がる。
クレイモアで凪ぎ払うが、
ハエを切るのと同じようにかわされた。
「やはりきかぬか。おい。アレを…」
後ろの男が声をかけると、
俺は羽交い締めにされる。
「ぅっ……ああぁっ!」
俺は必死にもがく。
「獣人でも所詮は女。力は足りぬ」
獣人のもうひとつの特権は強力。
しかし、それでも逃げられない。
相当訓練された奴等らしい。
「ああぁっ!!」
唸り声を出し威嚇するが、
それもあえなく口を押さえられる。
「うぐぐぐぅっ!!!うぅ!!」
布からの変な匂いで、
意識が更に持っていかれる。
「……ぐくっ……………」
最後にもう一度もがくが、
それほど力も出ず、やっと倒れる。
「……よし……連れていけ…」
朦朧とする意識の中、
長身の男に担がれるのがわかった。
……逃げろ………。
双子に念じたが、それも無駄だった。
荷台の敷物に乱暴に寝かされたが、
しばらくして双子も隣に寝かされる。
あぁ、
だから人間は……。。
とうとう、俺は幻想の中に引き込まれた。
俺と双子ののせられた荷台は、
青いビニールシートにおおわれる。
そして、
喧しいエンジン音と共に走り出す。
森の排神社から離れた所には、
俺の羽が何枚か散っているだけで、
さも、何も無かったように
静寂を取り戻した………。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14