ダーク・ファンタジー小説
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- 本の世界のワンダーランド【序章】
- 日時: 2022/01/23 09:34
- 名前: ねむねむ (ID: lmEZUI7z)
2022 1/22〜 start
2022 1/23 20話達成
第1章
第1話 >>01 >>02 >>03 >>04
第2話 >>05 >>06 >>07 >>08
第3話 >>09 >>010 >>011 >>012
第4話 >>013 >>014 >>016
登場人物設定 >>015
第5話 >>017 >>019 >>020
wonder rand の専門語 >>018
第6話 >>021 >>022
- Re: wonder land ( No.18 )
- 日時: 2022/02/19 16:14
- 名前: ねむねむ (ID: lmEZUI7z)
【wonder randの専門語】
更新がありましたら再度投稿します
*ワンダーランド*
所謂、異世界。能力が使える。
*アリス様*
wonder randの創成神である。1番強い女神とも言われていたが、悪魔との戦争で封印されてしまう…
*第4王国*
4つの王国を合わせた名称。アリス様の恩恵をそれぞれ受けている。
その中にワンダーメロディーと元ワンダーハートの悪魔王国がある。
*ワンダーデビル戦争*
アリス様と悪魔の女王が戦った1番大きな戦争。この戦争のせいでアリス様が封印された
*白銀兎族*
時の魔法と瞬間魔法を得意とする。ワンダーメロディーの第2貴族。
*翡翠兎族*
自然魔法と同じく瞬間魔法を得意とする。ワンダーメロディーの第2貴族。
*メロディーコア*
ワンダーメロディーの力の源。東西南北に設置されているアリス様の力の恩恵そのもの。
今は悪魔に支配されているが、第2貴族のお陰で不完全な支配となっている
*メロディー悪魔討伐部隊*
ワンダーメロディーの正式な部隊。特殊能力を使う人がほとんどここに入っている。
第5部隊まであり、それぞれ隊長、副隊長がいる
- Re: 本の世界のワンダーランド【序章】 ( No.19 )
- 日時: 2022/01/22 22:10
- 名前: ねむねむ (ID: lmEZUI7z)
「きゃあ!」
急に視界が光り、女の人の声が聞こえた
『貴方に力を授けましょう。
貴方がワンダーランドの英雄になることを願っています』
体が熱くなった。力が漲って、今までよりもずっと体が軽くなった
視界が白くなり、元の大樹に戻った
(これが力…凄い……今までよりもずっと体が軽いし、体の底が熱い…アリス様の力を本当に貰ったんだ…)
宝石を見るとさっきよりもずっと輝き、大樹の幹も今よりも明るい色になっている。
(そうだ。早くテラに報告しよう)
テラのいる方向に振り返るとびっくりした
(さっき見た風景と全然違う。 大樹の葉は少しやつれていたけど、綺麗な緑になっているし、花が強く咲いている。)
「なにが起こっているの? アリス様の力を貰ったことと何か関係があるよね…」
周りをキョロキョロ見渡しているとテラがこちらに向かってきた
「アリスちゃん、アリス様の力を貰ったんだよね? ここの風景が一気に変わって驚いたよ。 きっと、アリス様の目が覚めたんだ。これはワンダーランドにとって大きな進歩だよ!」
テラが嬉しそうに話していた。
(アリス様が目覚めた?今まで封印されていたから眠っていたのかな?)
「目覚めたって今まで眠っていたの?」
「うん。いや起きれなかったの方が正しいかな。力を封印したアリス様は起きるほどの力はなく、ずっと眠っていたんだ。だけどアリスちゃんが来たことによって、眠りが覚めて、起きれるようになったんだ」
「そうなんだ! じゃあこの自然もアリス様のお陰なんだね!よかった!!」
- Re: 本の世界のワンダーランド【序章】 ( No.20 )
- 日時: 2022/01/23 09:18
- 名前: ねむねむ (ID: lmEZUI7z)
「じゃ、このことを伝書鳩で国王に知らせよう」
「伝書鳩?」
「手紙を鳩が届けることだよ。わざわざ国王に会いに行くとなると、めんどくさいし、時間の無駄だから。これで時間短縮させよう!」
「鳩って利口なんだね!あ、これも魔法か」
「そうそう、伝書鳩には魔法がついているんだ。すごい便利だけど専用の伝書鳩って高いんだよね。 343000ゴールドでさ」
「ゴールド。いかにもRPGっぽい!」
「あ、単位がゴールドなだけで、数え方は変わらないよ」
「じゃあ34万円弱?高いね…」
「だから、専用のお店に伝書鳩を一時的に借りることが多いみたいなんだ。まあこの子は買った子なんだけどね。ミラって言うんだ」
テラはミラの首に手紙を括りつけながら言った
「へえ、ミラ。 可愛いね。地球だと、鳩は町の至る所にいるけど、こう見る機会はなかったかな。ちょっと柄が違うね。」
ミラの毛は黒と灰色の虎柄だった
「ちょっと高級な種類で魔法鳩なんだよね。一般的な鳩と違い、護衛魔法や透明化が使えるから危険なところでも手紙を飛ばせる。 ミラ、国王様のところまで届けて」
と、テラが言うとミラは静かに飛び立った。
「これですぐ伝わるね。じゃあアリスちゃん。動きやすい服に着替えて早く力を慣らそう」
「え!……もう今から?」
「休憩したい気持ちは分かるけど、ちょっと時間がきついからね…じゃアリスちゃん行こう!」
「う、うん。」
(耐えられるかな…私)
- Re: 本の世界のワンダーランド【序章】 ( No.21 )
- 日時: 2022/01/23 09:21
- 名前: ねむねむ (ID: lmEZUI7z)
大樹の場所から抜けて、首都から離れていった。
「テラ、今からどこにいくの?訓練って言ったら訓練場?」
「そう!訓練場に行くよ、僕が作った特別訓練場!」
「テラが作ったの?すごいね!」
テラは少し照れながら顔をかいた
「えへへ、まあ魔法を使ったら簡単にできるよ。」
「魔法ってすごい便利だね。早く使ってみたいなあ…。あ、訓練場に行ったら初めになにするの?」
「まず初めにアリスちゃんが持っている能力確認をしたいだ。」
「ああ、どんな魔法が使えるかっていうことだね。 でもどうやって魔法なんか出せるの?」
「簡単だよ。魔法は体の1部と思ってつかうんだ」
(体の1部…… 結構簡単そうだけど。)
暫く、魔法のことを聞きながら歩いていたら、大きなコンクリートに囲まれた土地が見えた。いかにも訓練場っぽく、時計を持った白い兎がのっている旗もたててあった
「さあついた。ここが特別訓練場だよ!」
とテラは言いながら訓練場の門を開けた
「誰もいないね。テラ専用の訓練場なの?」
「うん。他に誰もいない」
「テラもここで訓練してるんだ。」
コンクリートで固められた壁に内には広い土地があった。
「さ、ここには宿もあるし早く訓練を始めよう」
「うん、じゃあ能力確認だよね? 」
テラと私は訓練場の真ん中に移った
「体の芯に力を溜める感じでグッと力をいれて」
テラの言葉通り、体の芯から力を入れた。どんどん体の芯が熱くなった。力をもらった時と同じ感覚だ。暫く体の芯に熱さが篭っていると、急に体の周りが燃えた。真っ赤な火に囲まれている
(え!!なんで急に!力が暴走したの!?)
「テ、テラ!どうしよう!」
「アリスちゃん、落ち着いて!これは一見火に見えるけどオーラというものなんだ。」
「オーラ?確かに…熱くないし…力が使えてるの?」
「うん。力が発動した証拠だね。この色は…火属性の魔法が使えるみたい。他にも使える魔法はある?」
「他の魔法…?どうやって火属性の魔法から他の魔法に切り替えるの?」
「どんな魔法かイメージすればいいだけだよ。属性を切り替えるのはすごい簡単だから。」
(イメージ…イメージ…私が思う魔法は…火が使えるなら水属性の魔法とか?)
水属性の魔法と頭の中でイメージすると、周りを囲むオーラの色が青色へと変化した。
「これが水属性?」
「そう!次は風属性の魔法をイメージしてみて。 」
「風…風…」
(風で飛び交う大きな台風のイメージ…力強い…台風…みたいな感じかな…)
すると水と火のオーラより何倍もの量の風のオーラが出てきた。緑でとても綺麗な色だ。
「こ、これって」
「アリスちゃんの適正属性がわかった。アリスちゃんは風の魔法が適正なんだね」
「風の魔法は私にあってる気がする。私は風属性の魔法を使うの?」
「そうだね。風の魔法を中心的に使おう。ワンダーランドの基本的な第3魔法の火、水、風。この3つを使うんだ。まあそれに加えて特殊魔法があるって感じかな。例えば、僕が使う時の魔法、さっき使われた移動魔法、飛行魔法、精神魔法。」
「特殊の魔法って、私は使えるの?」
「どうだろ…特殊魔法は引き継がれた魔法だからね。自分から発症するっていう例は少ないんだ。あ、もしかしたら…歌の魔法とか使えるかも」
- Re: 本の世界のワンダーランド【序章】 ( No.22 )
- 日時: 2022/01/23 09:34
- 名前: ねむねむ (ID: lmEZUI7z)
「歌の魔法…?あ、ワンダーメロディーって歌の恩恵が込められたんだよね。じゃあ歌の魔法があってもおかしくないか」
「アリスちゃんが思う、綺麗な音色をイメージしてみて」
「うん、わかった」
(私が思う…綺麗な音色は、緑色の宝石で聞いた綺麗な音色、ハープと綺麗な声色が優しく混ざっている…)
耳の中に微かに残っている美しく綺麗な音色を思い出しながら自分なりにイメージしてみた。すると…緑がかっているオーロラみたいなオーラが出てきた。
「これが…歌属性のオーラ?」
「すごい!ここまでの圧倒的なオーラは中々見ないよ!じゃあアリスちゃんは歌の魔法と風の魔法をこの三日間で鍛えよう!」
「うん!出来る限りのことは尽くすよ!」
そこから私とテラの訓練が始まった___
初めは戸惑ったが、3日目が始まる頃には簡単な魔法を使えるようになった
私が使える魔法は
【風の魔法】 攻撃〜守備
【歌の魔法】 特性能力を発動→攻撃〜守備、精神
【物理上昇魔法】 物理的攻撃の威力や耐久性をUPさせる
【火の魔法】 軽い攻撃
【水の魔法】 治癒、軽い守備
元々は風の魔法と歌の魔法だけを訓練する予定だったが、他3つも鍛えてバランスをつけることになった。 物理上昇魔法のお陰で近接戦でもある程度は戦えるようになり、剣を使った訓練も今日の1日でやり切る。筋肉痛で痛めた手足を水の魔法の治癒で抑え、私は訓練場に向かった。
「うん、風と歌、物理の魔法はある程度完成しているね。火と水の魔法はサブ魔法として未完成なままでいいよ。今日教えたいのは、剣術と風の魔法と歌の魔法のオーラ技術だね。じゃ早速始めよう!」
「うん」