二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ボカロ】悪ノ物語【小説】完結!(?)
日時: 2011/04/24 19:15
名前: 奏 (ID: DcPYr5mR)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=10428

こんにちゎ、奏/かなで(元・都和★)です。
小説(一応)初挑戦です。
暖かく見守ってくださると嬉しいです♪

★荒らしとか中傷とかお断り。
★チェンメもお断り。
★ボカロ嫌いな人は回れ右。
★奏のことが嫌いな人もなおさら回れ右。
★更新超遅いけど許してください。
★「悪ノシリーズ」知らない人は、一度曲を聴くといいかもしれないです^^

とりあえず、自分なりに悪ノシリーズを小説化してみようと思いました。。

表現が変だったり誤字があったら教えてください;
あくまでも解釈は「自分なり」なのでそこらへんはご了承くださいませ。

「〜視点」というものがあるのは番外編と番外編後の本編のみです。
他本編は客観的なナレーションでお送りしています。

参考・原曲  悪ノ娘  悪ノ召使
       リグレットメッセージ
       Re birthday
       South North Story(これは若干?)
       白ノ娘
       その他、緑の娘など・・・。




4/24 追記 上のURLから、複雑ファジーの新しい小説に飛べると思います。

      よければ見に来てやってくださいまし^^

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Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】コメ募集;; ( No.324 )
日時: 2011/04/17 20:29
名前: 奏 (ID: up0sn.la)

続き

凛&???視点

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

蓮は不安げな表情で私の方を向いた。

きっと、私が不信がってると思ってるに違いない。

私は、少しだけ笑って答えた。

「たしかに、変な話ではあるよね。」

蓮は「うっ・・・」と言うと、俯いて黙り込んでしまった。

ちょっと言い過ぎたかな?

「でも・・・私は信じる、信じられるよ。」

「・・・なんで?」

「だって、蓮の言うことだし・・・それに、もう1人の私たちのことも、

 なんとなくだけど、理解できたから・・・。」

「それって、正体がわかるってことか?」

言うべきかどうか悩んだ末、

私は短く答えた。

「・・・うん。」

蓮は目を丸くして、興奮したように聞いてきた。

「誰?あいつらは。」

「・・・・・・うーん・・・秘密・・・かな?」

「え、な、なんで!?」

私だって、言いたい。

でも、これは秘密にしておいたほうがいいんだと思う。

なんとなくだけど。

それに・・・

「たぶんだけど、蓮もそのうち気づくと思うよ。

 ・・・・・・きっと、ね。」

蓮は不思議そうな顔をした。

私は、あの本と夢の中で出会ったもう1人の私・・・いや、昔の私を思い出していた。

あの悲しいお話を、私も蓮も体験している。

今の生活からじゃ、全く想像もできないことだけれど・・・。

それでも、長い長い時間をかけて、

私も蓮も幸せに暮らしているのだ。

私は蓮の手を握り直し、尋ねた。

「ねぇ、蓮。」

「ん?」

「私たち、ずっとずーっと、双子でいれるよね?」

蓮は一瞬間を置いて、笑顔で私に話した。

「何言ってんだよ、当たり前だろ?」

「えへへ、だよね!私たち、ずっと幸せだよね!」

私たちはそんな会話を楽しみながら、オレンジ色の道を歩いていく。

そうだ。

私たちは、ずっと一緒。

ずっとずっと、仲良しの双子の姉弟。

たとえ、昔の私たちがどんな経験をしていたとしても・・・。



ねぇ、昔の私と、その弟くん。

貴方たちの願いは、絶対に叶うからね。

きっと2人とも、幸せに暮らせるからね。

ずっと、2人一緒にいられるから。

だから・・・、

絶対に、自分が幸せになれるような選択をしてね。




「蓮、帰ったら一緒におやつ食べようよ。」

「おやつ・・・って、凛、小学生じゃないんだからさぁ・・・。」

「いいじゃんたまには!!私が作るからさ!!」

「何を?」

「うーん・・・ホットケーキ?」

「・・・真っ黒焦げに500円賭ける。」

「うわ、何それひどい!」

「俺も一緒に作る。焦げは食いたくないし。」

「え、蓮の食べたい!・・・って焦げないってば!!」

そんな他愛もない会話を楽しむ日々。

こんな生活から、悪と呼ばれし王女の面影なんてない。

それでも過去は変えられない。

だから私も、これから幸せになるあの子も、

未来が幸せになるような生き方をしていくよ。

私は空を見上げた。

隣にいる蓮も、つられて空を見上げる。

「私は、昼」

「え?」

「蓮は?」

「・・・俺は、夜」

「2人をつないでいるものは・・・?」

私たちは、冷たい空気を吸い込んだ後、答えた。

「「オレンジ色の空。」」

「それを、俺たちは・・・。」

「「はんぶんこ」」

「だよね?」

私たちはお互い顔を見合わせて笑いあった。

「嬉しいことも楽しいことも、」

「悲しいことも苦しいことも、」

「「全部全部、はんぶんこ!」」

これほど息ぴったりなのは、初めてかもしれない。

私たちは、いつまでも笑いあっていた。

その光景は、きっと誰が見ても幸せなものだっただろう・・・。



「・・・今度は、2人とも幸せにね。凛、蓮。

 お互いをずっと、いつまでも大切にね?」

そんな声が、どこからか聞こえた気がした。












これが、全ての物語。

悪逆非道と呼ばれた国と、その頂点に立った悪の娘と、その娘に仕えた悪の召使

それらが終焉を迎え、そして、新たな人生を迎えるまでの物語。

楽しんでいただけただろうか?

新たな人生を迎えた、悪の面影を見せない双子が、最期を迎えるまで

幸せに生き続けるかどうか、それは私にも分からない。

彼女たちの選択次第で、運命の歯車は廻る。

大切なもののために、決断をした召使・・・いや、幼き王子のように。

この物語も、もうすこしで終焉を迎える。

貴方たちは、大事なもののために選択を強いられることがあるだろうか?

もしもあるのなら、それは悔いのない選択だっただろうか?

過去は誰にも変えられない。

それは、誰もが知ることである。

ならば、この双子のように、これから先の未来を変えていけばいい。

・・・・私はそう思うけど、貴方はどう?

・・・残念だけれど、もう時間みたいね。

この物語は終焉を迎え、物語を知る、貴方の中だけで存在する。

私は、お腹を満たすために、また彷徨うことになるわ。

じゃあね。

また貴方に会える日を楽しみにしてるわ。

そして、この悪の物語を忘れないでいてね。






   悪ノ物語


    原曲「悪ノ娘」「悪ノ召使」「リグレットメッセージ」「白ノ娘」
      「Re_birthday」「South North Story」「トワイライトプランク」
      「ぜんまい仕掛けの子守唄」

    悪ノP様、ゆにめもP様



               by奏

           Thank you & See you again!


Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】コメ募集;; ( No.325 )
日時: 2011/04/17 20:28
名前: 奏 (ID: up0sn.la)

>>323 紫 s

すんません、マジで女中が正体っていうのは・・・
なんというか、あまりにもぶっつけすぎましたね;;
私も、曲を聴いたときには「あれ?コンチータ?」って思ったんですが、
話の流れ的にコンチータ出すと・・・うへぁ・・・って感じになるので
やめました←

ありがとうございます、
カオス的な意味で凄(ry
終わり方は、自分も謎でした、というか、どうやって終わらせればいいのか分からなくなり、
結局最期まで謎になってしまいました。

なんかすんませんとしか言えない(´д⊂)

Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】コメ募集;; ( No.326 )
日時: 2011/04/17 20:36
名前: 奏 (ID: up0sn.la)



■奏の戯言■

と、いうわけで、

なんやかんやで、イマイチな完結の仕方をしてしまいました。

すんません。

か、過去は変えられないから書き直せなy(ry

えーっと・・・

結構長く続いてしまいましたが、完結できて良かったです!

書いてる俺は頭くるくるぱーです!(

見てくれた方、コメくれた方、本当にありがとうございました。


この小説はもう終わりましたが、

俺自身はたぶん、おそらく、もう少ししたら複雑・ファジーの方に現れると思いますので、

見かけたら絡んでやってといいますか、その小説見てやってくださいませ。


では!!


Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】完結!(?) ( No.327 )
日時: 2011/04/18 14:02
名前: 夏茱萸 (ID: wJNgr93.)

完結おめでとうございますっっ!!!
おわ〜、感動だ〜><

終わった瞬間に映画が終わったときの感じに近いものが((

絶対忘れないよぉぉおッ
さ、私もさっさと完結しちゃうぞ〜♪

次の作品にもお邪魔させてもらうかもしれませんが
そのときはよろしくお願いしますね☆

では改めて…
完結おめでとうございます!

失礼しました♪

Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】完結!(?) ( No.328 )
日時: 2011/04/18 21:11
名前: 紫 ◆v9jt8.IUtE (ID: W6MelwHU)

完結おめでとうございますー。

コンチータ出すと恐ろしいですもんね、おばけなんてものじゃないですよ←
最後の最後まで謎なのがまたセンスあるゥー!
いえいえ、この悪ノワールドを体験できてとても楽しかったです。
こんなに曲に忠実で、かつオリジナリティのある小説は私は今まで見た事がない位です。

とても楽しませていただきました。これからも頑張ってください^^


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