二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

D.Gray-man 双人天花
日時: 2010/12/28 23:47
名前: 淡幸 (ID: 3sIbxPMr)

私、淡幸(アワユキと呼びます)と申しまして、初めて夢小説を書かせて貰います。
D灰に挑戦します。
至らぬところもございますと思いますので、なにとぞよろしくお願いします。
(堅苦しくてごめんなさいです)

 まずは注意事項を
   ・この作品はかなりのスローペースで更新していく予定です。ご了承ください。m(_ _)m
    ・あらしなどはしないで下さい。作者のハートは繊細で、ガラスよりも脆い素材でできています。
   ・オリキャラ等が何人か出てきますし、主人公もオリキャラです。主人公絶対主義の方にはお勧めできません。
   ・キャラ崩壊は控えるよう心がけますが、作者の腕はイマイチなので不快に思いましたらお戻り下さい。
   ・新要素が多少含まれます。
   ・R15程度のグロ描写が含まれる可能性があります。血、等が嫌いな方は避けたほうがいいです。
以上です。また増えるかもしれません。
  因みに作者はD灰キャラの中で一番、神田が好きです。(二番目 ロード、三番目 アレン・ラビ・リナリー)

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13



Re: D.Gray-man 双人天花 ( No.34 )
日時: 2010/12/05 18:01
名前: 淡幸 (ID: 3sIbxPMr)

   第六夜【14番目ノ子守唄】


———同時刻、江戸城付近———

 「お願い“刻盤タイムレコード”!! あの舟の時間を止めてぇ!!」

 ミランダの悲痛な叫びが、今まさに消えゆく箱舟に掛けられた。
 だが、白い箱舟はミランダの思いも虚しく空へ吸い込まれていく。
 「力が足りないの? お願いよっ!!」
 最後の一欠けらまでもが消え、穴の開いた空は修復されようとしていた。

———此れが終われば箱舟は二度と元には戻らない。

 「お願い“刻盤”…!! 止まってぇぇえぇえぇっ」

 ミランダの叫びが響き、しかし空は何事も無かった様に塞がってしまった。
 絶望に打ちひしがれるなか、六角形の欠片が雪の様に舞い落ちる。
 「マリ…」
 「………。何も…聴こえなくなりました」
 縋る様なティエドールの願いも打ち砕かれる。
 俯き、マリはイヤホンに手を掛けたまま独り言のように呟いた。
 「神田…デイシャを失ったばかりでお前までもか…?」
 ほとんどの者が地面に座り込み、地に視線を落としていた。
 「なんてことだ…」
 誰が呟いたのかわからない。ただ、此れが引き金になったかのように、箱舟と共に消えてしまった者の名を呼ぶ声が溢れた。
 「私が…っ、もっとちゃんと……!!」
 悲しみの色に染まる中、悠々と黒い箱舟が空に浮かんでいた。


 『……応答無し…生存反応確認できず………』
 『コガネ、どう?』
 白い箱舟が消えた方角を見つめながらぶつぶつと呟くコガネに、楓は声を掛けた。
 くるりと此方を振り返り、頭を横に振る。
 『だめ。まったく反応がないの』
 『そう…』
 余りの事に溜息を着く。
 まさかあのクロス師匠が死ぬことがあるなんて、天地がひっくり返っても有り得ないとばかり思っていた。
 まあ、実際には時空の狭間に飲み込まれているだけであって、死んではいないのだが。
 『帰ってこれないのなら死んだのと同じよ…』
 『楓ちゃん…』
 コガネが気遣わしそうにそっと肩に手を置いてくる。
 『大丈夫よ。少し昔を思い出しただけだから』
 母様、父様、友人、仲間、そして…先生。帰ってこなくなった人達は数え切れないほどいる。
 『本当に、お師匠は死んじゃったのかな…』
 弱気になって、悪い方向に考えが行こうとしていた其の時。
 『…っ痛あ!? 何するのよ! ギン!』
 思いっきり背中を蹴られた。
 座っていたため前めのりに転がりかけたところを辛うじて踏ん張る。
 当たり前だが、かなり痛かった。
 キッと睨み付けるが当の本人はしれっとしていて、指で空を指す。
 『何よ』
 『…(空を見ろ。歌が聴こえてくる)』
 唇の動きで何を言おうとしているのかを読み取り、言われたとおり、だが訝しげに空に目を向け瞼を閉じる。




—————そして坊やは眠りについた……


                 —————息衝く灰の中の炎
                                  ひとつふたつと 浮かぶふくらみ愛しい横顔




 『…歌? 不思議な音階…。まるで子守唄のような…』
 『楓ちゃん! 空が!!』




—————大地に垂るる 幾千の夢

                   銀の瞳のゆらぐ夜に
                              生まれおちた
                                     輝くおまえ………



 「!」
 「何だ!?」
 突如現れた白い欠片。
 それらは幾百ともなり、満月を囲む帯のように一本の輪になった。
 其れはまるで、箱舟が消えたときと真逆の光景であった。
 「……なんだ? この音は…」
 「どうしたんだい? マリ」
 ヘッドホンを抑えているマリを不思議に思ったのか、ティエドールが尋ねる。
 「いえ。ただ歌が……これは、子守唄?」
 「子守唄?………!?」



—————幾億の年月が
             いくつ祈りを土へ還しても…





                          ワタシは   祈り続ける…





 『空が…!!』
 白い欠片一つ一つから稲妻のような光がほとばしり、中心に集まる。

 そして、其れが形作るモノは。
 

 『『…箱舟!!』』

Re: D.Gray-man 双人天花 ( No.35 )
日時: 2010/11/21 14:22
名前: 風 (ID: nNH22Zc.)

いやいや(汗
そんなに攻めてる訳じゃないから!!
僕なんて明日更新しますとか言って一ヵ月後に更新したとか有りますから(汗

テッサイア「……次元が違うぜ流石俺達の主」
風「褒められてる気がしないのは何故?」
ラウ「褒めてねぇからだろう?」

神田ストーリーって言うとアルマの話?それともスキンの辺り?
いや,スキンの辺りまでならまだLevel3も威厳有りましたよね…
ルル・ベル姉さんがLevel3大量に連れて来た辺りからかな安っぽくなったの…
兎に角,私も奴等に後方支援の能力タイプと戦闘特化タイプが有るのは同感です。
まぁ,Level3ではエシはトップクラスだったろうと思いますね…


保留中すみません

Re: D.Gray-man 双人天花 ( No.36 )
日時: 2010/11/22 23:58
名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)

>>31 淡雪さん・・・貴方は(貴女は、でしょうか?)神ですか。
そうですか、神ですか。
小説のみならず、絵までもがこれほどのレベルとは・・・
・・・なんだか、別次元の方を見ているようですよ〜・・・
(豆電球は、白い灰と化した!)
陰ながら、応援しておりますので・・・更新頑張ってくださいませ。

Re: D.Gray-man 双人天花 ( No.37 )
日時: 2010/11/23 00:33
名前: 淡幸 (ID: 3sIbxPMr)

もともとは絵が中心だったんです。(お絵かきカキコとか)
英語の授業中とか、淡幸の妄想が止まらなくなりまして、
その発散というかまとめるために小説を書き始めたんです(^^)

そんなコメントを下さるなんて…!!
《  淡幸はてれた!“(( *=.=*))” 》
今度はギン&コガネを描く予定です〜

豆電球さんの小説も十分神レベルじゃないですか!!
大聖神 レベルですよ!
(そして私は貧民)

ちなみに女です〜

Re: D.Gray-man 双人天花 ( No.38 )
日時: 2010/11/27 21:55
名前: 淡幸 (ID: 3sIbxPMr)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?549895

今読み返して思った。
“目を閉じながら空を見る”って、どうやってするんだ!?
…我ながらすばらしい間違いです。

直しておくです。


ついでにギンの絵を載せておきます〜
コガネも描こうと思ったんですが、断念しました…
また今度描きます〜


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13



この掲示板は過去ログ化されています。