二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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イナイレ*最強姉弟参上?!*〜碧空と雨空〜番外編更新
日時: 2012/11/13 07:52
名前: 伊莉寿 (ID: M9rbiW/d)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=21564

初めましてもしくは、こんにちは伊莉寿といいます♪
この小説では私の1作目「イナイレ*最強姉弟参上?!*」の番外編を書いて行きます。
短編、中編が主です。
コメントなど、気軽に下さると嬉しいです!小説を書いていたら教えて下さい、直ぐコメントに行きます☆


*注意事項*
・文章グタグタに注意
・変換ミスがあるかもしれません。
・荒らし等はやめて下さい。マナーを守って下さい!!

以上の事を許せる方はwelcome!!


伊莉寿のイナイレスレッド
・イナイレ*最強姉弟参上?!*(1作目です!ロック中。上のURLからいけます)
・〜続・イナイレ*最強姉弟参上?!*(イナGO!編です。4作目になります。)
・イナズマイレブン#私達のココロ#(映像にあります。挫折したのでロック。←)
・[イナズマ小説集](映像で更新中。長編、中編、短編色々あります。リク受付中。)


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瑠璃花「よろしくお願いしますっ☆」
魁渡「よし!行くぞっ!!」

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中編その1.仲間? ( No.121 )
日時: 2011/11/19 15:45
名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)

バダップが寮の外を歩いているのを見て、ミストレは彼の近くまで降りて行った。

どうやらヒビキ提督から命令された事があるらしく他言無用、との事だったから何も話してはもらえなかった。

ミ「最近俺達には何も言えない事が多い様な気が…」

バ「仕方がない。不確定要素を含んでいるからな。」

と、エスカバが2人の方にかけて来る。

エ「ミストレっ、さっきお前の部屋の近くから何か割れる音が…!!」

ミ「?!割れる物…なんて無いと思ったけど。」

エスカバに手を引っ張られて、普段なら振り切るが今回は思考を巡らせていた為、素直に従った。

バダップも気になるらしい、ついて来ている。

そこで3人が目にしたのは、割れた強化ガラスの窓。

ミ「!!」

エ「なっ…」

バ「相当の輩らしいな。」

ミ「…ッ、」

ミストレは戦闘機の類からサッカーボールを引っ張り出し、それを抱えてその部屋まで跳ねていく。

自らの身体能力がそれを可能にさせた。

エ「あれってミストレの部屋だったか?」

バ「その1つ隣だな。エスカ、俺達も行くぞ。」

エ「ああ。」




意識は遠ざかっていく。

何故体が動かないのか、私は分からない。きっと侵入者の方が仕込んできた何かの影響なんだろうけど…。

苦しい、もう何も話せない。


唐突に訪れる死の実感。

狭まって暗くなっていく視界、遠くで何か物音がした。何て言ってるんだろう…ラピス、って聞こえた気が…、私を呼んでる?

ラ「…っ…ぁ、」

死んじゃうの?

もう、誰も…思い出せ、な…

男「っ!!!!!?」

ラ「ぁっ!!?」

突然、呼吸が楽に…ううん、男が…ぶっ飛んで…。

ラ「カハッ…!!」

呼吸が、うまく出来ない…。

体を起こそうとして、バランスを崩した。でも冷たい床には触れずに、自分より少し冷たい肌の感触があった。

ミ「ラピスっ!!!!!!」

ラ「ミ、ス…」

無理に話さなくて良い、と言いながらミストレさんは私を抱き上げた。温かい、安心できる人の匂いがします…。

1人で歩かないと迷惑がかかる、と思ったけれど…ごめんなさい、もう少しこのままでいさせて下さい。

体が感じた恐怖を、忘れられるまで……もう少しだけ。



男が割ったと思われる窓ガラス、その先では男が部屋の住人に馬乗りになっていた。

住人———ラピス・フォルールは対応できていない。

男の手がラピスの首を締め付ける。このままだと彼女は、窒息死…。

ミ「ラピス!」

男がニタリ、と笑って俺を見やった……それで何かが吹っ切れた。腕に抱えていたボールを、男に向かって蹴る。

あっという間に、玄関のドアに男は打ち付けられた。

男の手から解放されたラピスが咳き込みながら呼吸をして、立ち上がろうとする様子を見て俺は駆け寄った。

案の定、彼女は俺の腕の中に倒れ込む。

ミ「ラピス!!!!」

ラ「ミ、ス…」

安心した…。

無理に話さなくても良い、と言えば彼女は安心した様に、俺の服(みぞおちより少し上辺り)を震える左手で握りしめた。

安堵してから、心が安らかになるのを感じてハッとする。

ダメだ、こんな風に思ってしまったら、今までミッションに向けてやって来た事が崩れる。

本来凶暴だったサッカーを取り戻すために立ち上がったヒビキ提督の下に居る俺が、こんな風に穏やかになるなど。

じゃあ…どうすればいいんだ。

エ「王牙学園の寮に入りこむとは、相当自信があった様だが、残念ながらこの部屋の隣は3TOPの1人の部屋。その痛みは当然の報いだと…(バ「気絶してる、言っても意味が無い。」

気付けば部屋の中に居たエスカバとバダップ。バダップは不法侵入者を縛り上げている。

エ「それにしても、この部屋の空気…」

ミ「体の動きを封じる成分が僅かに含まれている。コイツ、ラピスを本気で殺すつもりだったんだ…」

バ「この部屋が、侵入に適当な位置にあったのだろう。」

王牙の上層部がやって来た。俺達は部屋を退いて、隣の俺の部屋でまずはラピスを寝かせる。

事件の裏が分からない今、簡単に病院には行けない。

既に穏やかに眠り始めた彼女の首には、赤く締め付けられた跡が残っている。



何故、俺は迷わず彼女を助けに行った…?

これが…もし、エスカバだったとしたら、と考えてみる。きっと同じだ。今回と同じ事をする。

ミッションのメンバーだから?

ミ「…もうやめておこう。」

どちらにせよ、自問自答しても答えは出せなそうだ。



Re: イナイレ*最強姉弟参上?!*〜碧空と雨空〜オーガ編連載中 ( No.122 )
日時: 2011/11/19 15:57
名前: 姫佳 (ID: yjbtW0vq)

ラピスちゃあ((ry

ラティア「はい、強制終了。」

ゲフンゲフン…。だ、大丈夫だった?!

バダップさん、さりげなく酷い…。相手を縛りあげるって…;

Re: イナイレ*最強姉弟参上?!*〜碧空と雨空〜オーガ編連載中 ( No.123 )
日時: 2011/11/19 21:04
名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)

姫佳さん

バダップさんのはまあ、逃げない様にですよ(笑)
さっきポケ○ンBWやっててバオップが出て来たんですけど…地味に「バオップ???!」って思っちゃいました(笑)
キャラソン、ぜひ聞いてみて下さい(*^^*)「栄光へのエール!」です☆
ティアラちゃんはロリータかぁ。
愛「私も、10回に2回位はロリータを着るよ♪」
確率低いなっ!!!
コメありがとございました♪



*参照400!皆さんありがとうございます☆彡*

Re: イナイレ*最強姉弟参上?!*〜碧空と雨空〜オーガ編連載中 ( No.124 )
日時: 2011/11/19 21:22
名前: 姫佳 (ID: yjbtW0vq)

蜜柑様のロリータ…、どうしよう。すっごい萌える///←

バオップかぁ〜!!私、レシラムゲットしてから捨てたwww((おい

中編その1.堂々と ( No.125 )
日時: 2011/12/04 17:15
名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)

カ「…あれ、おかしい…」

帝国戦は、ひどいことになっていた。雷門イレブンは圧倒的な力の差で帝国イレブンにねじ伏せられ、段々崩れていく。

円堂がまたシュートによってゴールネットに突き刺さる。帝国のスコアは20にまで跳ね上がった。

諦めない想いでキーパーグローブを叩き仲間を鼓舞し続けた円堂、その闘志と帝国の脅威にメガネは逃げ出してしまった。

傷付く雷門イレブンに、弱さを嘲笑う帝国。怒りを通り越して、この状況に魁渡が目を背けたくなった時だった。

魁「おかしいって、何が…?」

カ「豪炎寺さんが、現れない…確か、帝国が20点目を入れた直後に来るはずなの、に……って…」

まさか、というかすれた声。魁渡も思った事は同じだった。

魁「歴史の介入??!」

カノンが慌てて周囲を見回した。と、雷門の背番号10のユニフォームを着た豪炎寺の姿。

しかし、顔は驚きと困惑に満ちている。

カ「豪炎寺夕香さん…!!?」

豪炎寺を潤んだ瞳で見つめる幼女、それは彼の妹。昏睡状態のはずで、正史では登場しない少女だ。

動き出したか、とカノンが緊張気味に呟く。魁渡はその言葉を聞き、インカムで未来のキラードに連絡を取ろうとした。

そしてその手をはたと止める。

夕香「おにいちゃん、いっちゃだめ…」

潤んだ瞳から、涙がこぼれた。豪炎寺は一歩引いた姿勢から動けない。

魁「カノン、俺から離れててくれ。」

カ「え?!」

魁「俺はジッと草葉の陰から見守るなんて性に合わないから、堂々と宣戦布告してやるんだ。」

驚いて目を見開くカノンは、言葉の意味を悟って止めようとした。今敵に姿をさらすなど危険極まりない。

魁「最近は瑠璃姉からの報告も無い、俺の存在も素性もバレてるかもしれない。」

瑠璃姉からの報告、と言う単語を聞いてカノンは俯く。

王牙学園に潜入中の瑠璃花は、何か動きがあったら報告する様に、また何も無くても毎日報告する様にとキラードから言われていた。

しかしここ数日、何も報告が入っていない。

キラード側から通信を入れると王牙側にバレてしまう可能性が高いため通信は不可、どうなっているのか全く分からないのだ。

夕香「お兄ちゃん、忘れたの?」

魁「俺はこれから円堂達にくっ付いて行く、よろしくな。」

カ「魁渡君っ!!」

ニッ、と笑って魁渡は草陰を飛びだした。

夕香「サッカーなんて、」

豪炎寺の目が、鋭いものに変わる。

そして魁渡は夕香に近付いた。夕香は口を閉じて魁渡を見る。

表情が、驚きに変わった。

夕香「なっ…」

魁渡「あのさ、」


一瞬だけ笑みを浮かべて、それからホークアイで夕香ソレを見つめて。




「早く帰って、ダミーさん。」







評議員達は驚いた。椅子から立ち上がる者も少なくない。

口々に少年の介入に驚く文句を言い、バウゼンもディスプレイを凝視している。

何者かは分からないが、幻影夕香を消滅に追い込んだ少年は未来からの者と見て間違いないのだ。

すると、評議員達の敵という事になる。

ヒ「静まれ、まだ手は有る。」

過去の映像では、今まさに夕香の幻影が消滅した所だ。豪炎寺が橙の髪の少年を見て、少年は早く行けと彼を諭す(サトス)。

こうして、これから大きな影響を及ぼす雷門の背番号10、豪炎寺修也は帝国学園との戦いに出る事になった。

歴史の通りだ。ただ、過程が異なるだけで。

バウゼンは今までの流れを逆再生した。そこで驚き息を呑む。

バ「提督…、少年は突然出現しています。」

ヒ「?!」

評議員達がバウゼンに注目する。もう一度逆再生すると、確かに少年は突然幻影夕香の付近に出現していた。

ヒ「今の流れを確認する。戻せ。」

バ「はっ!」



豪炎寺は無言でピッチに入り、少年はその後ろ姿を見送っていた。

と、少年がカメラを振り返る。

カメラ目線で、不敵な笑みを浮かべて見せた。そして何語か分からない言葉で何かを言い、豪炎寺が居た木陰へ移動する。

評議員A「何といったんだ…?」

顔を見合わせざわめく評議員達。それを静めたのは、ヒビキ提督の一言だ。



『俺はお前たちによって過去を変えさせはしない。必ず俺が潰してやる。』






ヒ「…どう思う、バダップ。」

提督の隣に居る少年、チームオーガのキャプテンであるバダップは、無言で少年の顔を見つめる。


ヒ「これで、アイツがスパイである確率は90%以上だ。」

バ「はい。」

バダップは、小さく息を呑んだ。

それから、心の中で1人呟く。














似ている、と。
















*to be continued...*


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