二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 少年陰陽師 〜金の桜龍〜 第二章開幕
- 日時: 2012/01/02 19:34
- 名前: 水仙 (ID: prO3xdH6)
はじめまして、水仙といいます。
〜注意〜
☆なんか小説として成り立たないかも…
☆荒らしお断りです
☆恋愛無理な方回れ右して下さい
〜登場人物〜
主人公
名前:沙羅 変化:修羅
身長:145cm
設定:金龍で強い神気を持ち色々な力を持っている
昔晴明と昌浩などと関わりがあった
容姿
沙羅:金色の長い髪に金色の目
修羅:赤銅色の長い髪に赤色の目
性格
沙羅:龍なのに龍らしくなくて優しい
修羅:龍らしくて残虐
武器:大業物 太刀『氷雨』
小太刀『神楽』
これからも設定増やします!!
オリキャラ
>>20 櫂由
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- Re: 少年陰陽師 〜金の桜龍〜 ( No.46 )
- 日時: 2011/12/31 19:58
- 名前: 水仙 (ID: prO3xdH6)
夜皆が寝静まった後沙羅が一人外に出ていた
神将にも気付かれず出るなど流石龍だ
沙羅の居なくなった安倍の屋敷では大騒ぎになっている
「なんじゃ、騒々しい」
「じい様、櫂由さん!沙羅が居なくなりました!」
「…!?」
「一体何処に行ったのでしょう…」
だが自我を持たなくなった沙羅が何故外に居るかは謎だった
「櫂由、先のことを視てくれんか」
「分かりました」
櫂由は未来を見ることができる
それによって沙羅が何処に行って何をしようとしているのか分かるとゆうわけだ
「此処は…異界?沙羅は…!?」
「おい、沙羅はどうなっているんだ!」
「沙羅は、自分に術をかけていたようです」
「それはどうゆう術じゃ」
櫂由は苦しそうに顔を歪めた
それを見た晴明はどうゆうことか分かったようだ
「自身崩壊の術じゃな」
「はい…しかも彼女が封印されていた場所です」
「自分の死に場所にそこを選んだか」
話に付いて行けていない二人に櫂由が分かりやすく説明した
「この術はとても高度な術で限られた者しか出来ません、沙羅の場合は自分の自我が無くなったときに発動されるようにしていたのでしょう」
「まさか…!」
やっとその術の意味が分かった紅蓮は言葉を失った
「そうです、自分で自分を消滅させ、魂が傷つき二度とこの世には戻っては来れません、多分修羅も道連れにするつもりです」
「場所は何処なんだ」
「今ならまだ間に合います、私が案内しますから付いてきてください」
- Re: 少年陰陽師 〜金の桜龍〜 ( No.47 )
- 日時: 2011/12/31 21:12
- 名前: 水仙 (ID: prO3xdH6)
此処は何処だ?
私は何故こんな場所に居る?
…………ああ、そういえば私は術をかけたんだったな
あいつ等には悪いが先に逝かせてもらうぞ
脇に差してある小太刀を取り出し刀身を出すと
腹に刺そうとした
最後にあいつの顔を見たかったな…
そんな事を思いながら居ると異界の裂け目から待ち望んでいた者の姿があった
「沙羅っやめろ!」
その姿を見ただけで死を覚悟した決意が簡単に揺らいでしまった
いやだ、まだ死にたくない!
まだ皆と一緒に居たい!
だがそんな事お構いなしに術は進んでいく
「やめろと言っているのが分からんのかっ」
小太刀を掴むと沙羅の手から放り投げた
が術は止まらない
だが何処からか符が飛んできて沙羅の動きを止めた
「騰蛇、少しは落ち着きなさい、そんな事で術が止まるわけが無いでしょう」
少し遅れて櫂由、晴明、昌浩、神将達が入ってきた
「間に合って良かったのぅ、沙羅。一人で抱え込んじゃいかんぞ」
「晴明、この状態じゃ話せないと思うぞ」
「そうじゃった、そうじゃった」
今思い出したとゆうように沙羅のかけた術を解き始めた
『何故、此処が分かった』
「櫂由おかげじゃよ」
『いらんぬことをしよって』
「それはすみません」
軽口を叩きながらも皆の表情は安堵していた
「それと届け物が一つありますよ」
『誰にだ?』
「修羅にです」
そう言うと人型をとりだし呪文を唱えた
すると人型は男の形となった
沙羅は驚きすぎて呆然としていた
『そ、そいつは…』
「はい、あの男です」
あの男とは修羅に狂わされ沙羅を傷つけた張本人だった
- Re: 少年陰陽師 〜金の桜龍〜 ( No.48 )
- 日時: 2012/01/02 10:56
- 名前: 水仙 (ID: prO3xdH6)
【沙羅…すまなかった】
『小太郎、なってしまった事を悔やんでも何も無いぞ』
そう言うと自分が晴明にしてもらった様に優しく頭を撫でた
『櫂由、こいつは昇天したはずだが?』
「はい、極楽浄土から来てもらいました」
あまりに突拍子の無い事だったので言葉を失った
一度深呼吸をして話を続けた
『で、修羅への送り物か?』
「ええ、そうです。沙羅、修羅に出てきてもらってください」
周りの者たちはもう内容を聞いていたようであとは沙羅の行動を待つばかりだった
私だけ置き去りか!
ちっ、仕方ない呼んでやるか
修羅、修羅、出て来い
心の中で修羅に呼びかけたが一向に出てくる気配が無い
痺れを切らした沙羅は神気を微かに見つけ引っ張り出した
おい、何をしている。今までのあの強気はどうした
<う、五月蝿い。何で小太郎が…>
そんな事知らん、早く行け
修羅の事を無造作に投げ飛ばすと現実世界の沙羅は修羅に変わっていた
だが出ると同時に岩陰に隠れていた
今までの修羅と違い弱気で皆何が起こったのか把握出来ていなかった
【修羅、そんな所に居ないで出てきてよ】
『いやだ、小太郎は私の事を恨んでいるだろ』
【そんな事無いよ】
岩陰から出てきた修羅はまるで恋をしている少女のような顔をしていた
まあ、姿が沙羅なので紅蓮的には納得がいっていなかった
【一緒に帰ろう】
『いいのか?』
一度、晴明たちの方を心配そうに見た
晴明は行って来いとゆうように頷いた
それを見た修羅は小太郎と共に光となり霧散した
『無事に行ったか』
「ああ、とても幸せそうな顔じゃったよ」
『そうか』
「帰るぞ」
皆が帰ろうとしている中櫂由だけが思案していた
(修羅や小太郎さんは咎をおっていたはず…まさか!?)
一度沙羅の事を見ると不安が現実のことになるという考えが次第に大きくなっている事がわかった
- Re: 少年陰陽師 〜金の桜龍〜 第一章終幕 ( No.49 )
- 日時: 2012/01/02 12:28
- 名前: 水仙 (ID: prO3xdH6)
満月が綺麗に映し出されている夜
紅蓮と沙羅は屋根の上で月見をしていた
「月が、綺麗だな」
『ああ』
空を仰ぐと一面に散りばめられた宝石のような星があった
それとは似合わぬ不安な沙羅の顔があった
「どうした」
『いや、考え事をしていてな』
それ以上あえて聞かず二人の間に沈黙が流れた
その沈黙を破ったのは沙羅だった
『もう、夜も遅い昌浩の所に帰れ』
「ああ、一つ聞いてもいいか?」
『何だ』
「あの時、最後に言った言葉はなんだったんだ?」
苦虫を噛み潰したような表情になり
重い口を開いた
『ありがとうと言ったんだ』
「…そうか、ありがとうか」
今は物の怪の姿だからいいが本性に戻った姿でこんなに笑っていたら気味が悪いだろう
『だから、言いたくなかったんだ』
「まさか、お前からありがとうなんて言葉が聞けるなんて」
まだ顔がにやついていた
こんなに笑われるくらいなら言わなければ良かった
『もう、私は寝る!』
「分かったよ」
怒った沙羅はもう手が付けられなくなるため笑いを収めた
そしてその姿を見送った
- Re: 少年陰陽師 〜金の桜龍〜 第一章終幕 ( No.50 )
- 日時: 2012/01/02 14:50
- 名前: 光彩 (ID: 2Qew4i4z)
第一幕終了?!
も、もちろん第二幕もあるよね?!
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