二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ≪完結≫ねこずきん
- 日時: 2013/05/26 10:51
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
こんにちは!!れおなです。
駄作者ですが、それでもみてってやるぜ、というお優しいお方だけお進みください。
ちなみに一つ二次(紙ほか)では小説おわらせました。
それとつながってるかもしんないので、よろしくです。(何をよろしくだよw
ここでは主人公目線が主なんで、そんなんでもおkだったらどうぞ…。
ちなみに、もうお分かりでしょうが童話の『赤ずきん』をいじくります
アドバイス・感想等を頂けると嬉しいです(キツくいうのはできればやめてください。
では二次童話シリーズ、はじまりはじまり〜((殴 勝手に名付けんなww
○●○●○●○●○●○●○○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
幼いことからいわれてきた
『頭巾を人前でぬいでは駄目よ』
母もそういわれたらしい
一族代々守られている約束事。
だって—…
人間は怖いから
頭巾の下の秘密を知られたら
ここで、生活できなくなる
- Re: ねこずきん ( No.19 )
- 日時: 2012/10/13 18:10
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
—午後三時くらい、私が倒れた後の事。
「はぁ…、さてどうするか」
俺はそう呟いて抱きかかえ辺りを見渡した
…といってももう行き先は決まっていたけど。
森の奥の猫田 七瀬(78)のこぢんまりとしたかわいらしい小屋だ
幼い頃から親を亡くした俺にとっては義母的な存在だった
俺が今住んでいるところにつれっててもいいが、なにせ汚いのでやめといた
「あら、真くん」
七瀬さんの家につくと外で畑仕事をしている七瀬さんがいつも道理、俺を笑顔で迎えてくれた
「こんにちは。あの…このこが倒れていたんですが。」
「うん…?あら!!春じゃない!!」
俺の腕に抱きかかえられている春を見て驚く七瀬さん
「…お知り合いですか?」
「知り合いもなにも孫さ。さ、真くんも疲れただろうから家に上がってゆっくりしておいき。」
そういわれたのでいつも道理素直に家の中に「お邪魔します。」といつつはいった
そして、春をベッドの上に横たわらせた
- Re: ねこずきん ( No.20 )
- 日時: 2012/10/19 19:30
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
「…という事になるかな」
そういってとりあえず淡々と喋って貰った
その直後扉が開きおばあちゃんがはいってきた
「あら、春。おきたのね。まったく…猫でもあるんだからこんなにマタタビ浴びちゃだめよ!!」
「お、おばあちゃん!!」
とっさにおばあちゃんが私のことを“猫”といい、慌てる
「あ、貴方には言ってなかったわね。真くん、私たちの仲間だから。」
…………はい?
「えっと…どゆ意味?」
「俺、獣族なんだ。まぁ、細かく言うと狼種だけど…」
えっと…つまり?
「……………仲間?」
「だから私がそれいったじゃないのさ」
驚き、思わず言葉を漏らした私におばあちゃんがあきれ顔で鼻で笑い、私にそう言った
- Re: ねこずきん ( No.21 )
- 日時: 2012/10/21 11:19
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
「真くんてそれじゃあすっごい化けるの得意じゃん!!」
驚き半分、うらやましさ半分の目を向け、驚く
わたしは尻尾と耳が出ちゃうのに…
完璧に化けてるじゃん!!
真くん。
「あ……いや、でもこの家から半径1キロ超えると化けれなくなると言うか…自分でもまだよくわからない……」
「ふぅん、特殊だね」
「それほどのことでもないけど…」
「あ、じゃあこの森と同じ範囲だよね?森からでたらやっぱり…狼になっちゃうとか。」
「うん…。それになんかたまにこの姿じゃカラダが鈍る日があってその日は狼として過ごしている…かな……」
「なんかいろいろ特例じゃない!!?ねっ、おばあちゃん!!」
隣にいたおばあちゃんに目を輝かせてそう問う
「わからないど………私が知る限りじゃいなかったね」
「おぉ!!」
なんか感心…
「そういや、兄弟とかいないの?」
「分からない…。親を亡くしたっていっても、その記憶がないだけで、生きてるかもしれないし……。」
「そっか…。なんかごめんね?」
「いや、いいよ。」
しんみりとした空気になる
「あーっ、もうなんかお腹空いた!!」
その空気が何となく嫌だったので壊した
「もう、たく。お騒がせ娘が!!…あ、いや、孫か。」
おばあちゃんがそういって私のおでこをつんと突いた
- Re: ねこずきん ( No.22 )
- 日時: 2012/10/21 11:37
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
「んふふ」
頬が思わず緩めてしまう
昨日は楽しかったな
3人であれからわいわいして夕暮れ時に帰った
自分の部屋のベッドでそう思いながらごろごろと横たわる
「何変なこといってんの?」
いつの間にか私の部屋にいたお母さんがこちらを引くようにして見る
「ん。ひみつ〜」
笑顔を向けてそこを立ち去ろうとしたとき
「あ、ちょっと待って。今日、紹介したい人がいるから。」
「ん?」
「おいで」
そういって母は玄関へと向かう
二階建ての家の二階にある私の部屋から玄関に向かうため、階段を下りる途中に玄関先で誰かの脚が見えた
「……………?」
玄関まで向かってみると一人の少年と一匹の銀色に近い毛並みの犬がいた
「こちらねー、猟師さん。若いけど腕は確かなはずだから。」
そういってにこやかに微笑む母
なんか違和感を感じた
「ほら、最近森に黒い狼が出るらしいのよ。それでこの小さな村に猟師さんが退治しに来たらしいからせっかくだし、春にも紹介しとこうとおもって。年も近いし、仲良くしてね。」
くろい…おおかみ…………?
「春さんって名前なんだ。宜しくね。」
少年はそういってこちらに微笑みかける
「あ、ども…」
「僕は野崎健太。まぁ、年は14だから」
そういって隣の犬を撫でる
「あ。紹介し忘れてたけどこのこはフィーラって名前の犬なんだ。勇ましく見えて実は女の子。犬種は雑種だよ。」
そういって茶髪のさらっとした髪を揺らし微笑んだ
- Re: ねこずきん ( No.23 )
- 日時: 2012/10/27 17:34
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
「ふーん、そのケンタって人?が俺を捕らえにきたと…」
私は昨日あった出来事を真くんに全て話した
「うん。ここまでくるのホント大変だったんだよ。なんか私のこと怪しんでるのかしらないけどずーっとついてくるんだもん。」
わたしが下を向きながらため息をつくと真くんがふっと笑った
「それは大変だったな。」
「他人事みたいにいって…。真くんの命が危ないかもなんだよ?」
「いや、森の外へ出なければ大丈夫だし。」
そういってこちらを見て目を細めた
「あ、そっか。」
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