二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ≪完結≫ねこずきん
- 日時: 2013/05/26 10:51
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
こんにちは!!れおなです。
駄作者ですが、それでもみてってやるぜ、というお優しいお方だけお進みください。
ちなみに一つ二次(紙ほか)では小説おわらせました。
それとつながってるかもしんないので、よろしくです。(何をよろしくだよw
ここでは主人公目線が主なんで、そんなんでもおkだったらどうぞ…。
ちなみに、もうお分かりでしょうが童話の『赤ずきん』をいじくります
アドバイス・感想等を頂けると嬉しいです(キツくいうのはできればやめてください。
では二次童話シリーズ、はじまりはじまり〜((殴 勝手に名付けんなww
○●○●○●○●○●○●○○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
幼いことからいわれてきた
『頭巾を人前でぬいでは駄目よ』
母もそういわれたらしい
一族代々守られている約束事。
だって—…
人間は怖いから
頭巾の下の秘密を知られたら
ここで、生活できなくなる
- Re: ねこずきん ( No.9 )
- 日時: 2012/09/22 12:22
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
「…………………ひぃっ!!」
おばちゃん家についたのはいいものの…なぜか、狼が横たわって寝ていた
全て真っ黒な狼。
毛並みも瞳も鼻も綺麗な黒…
怖かったけど美しい佇まいだったので、思わず見とれてしまった
すると、ゆっくりと狼が起きあがってこちらをのぞくように見てきた
「お、おきた…」
少し襲いかかりそうで不安だったけどそのような思いはないらしく、私から視線を外し、またつまらなさそうに寝始めた
「あら、春じゃないの。」
家の窓からおばあちゃんの陽気な声が聞こえた
そしてしばらく経った後に扉がきしむ音を立てながらゆっくりと開いた
「驚いたでしょう、この狼。私になついちゃってねぇ。」
そういって微笑むおばあちゃん。
「大人しいコだから、安心してこちらにおいで。」
「ふーん。なんでわかるの?」
「秘密!!」
楽しそうに笑うおばあちゃんの近くに行き、「えー、教えてよ」などとたわいもない雑談をして家の中へと入っていった
- Re: ねこずきん ( No.10 )
- 日時: 2012/09/22 12:38
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
空がほんのりと夕焼け色に染まる時間帯。
「んじゃ、かえるねー。」
「うん、またおいで」
そういって私はおばあちゃん家から出て行った
「あれ………?」
ふと、みると狼が消えていた
「どこいったんだろ…………」
そういってなんとな空を見ていた
…まぁ、特に何もなかったけど
「さてと、帰るか」
一時考えにふけこんでいた、私は顔を下げ、正面を向いた
暮れる前に帰らないと、心配かけちゃうしね、
「…………あ」
正面を向くと、あの真っ黒な狼がこちらを見て、森の影に潜んでいた
- Re: ねこずきん ( No.11 )
- 日時: 2012/10/02 22:00
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
「こんにちは」
返答がないと解っていつつも、そう言ってみた
すると狼は驚いたようにこちらを見る
「?」
何にたいしてそれほど目を見張っているのかわかんなかったけど、どうせお話しできないから、と思い「じゃあね」の一言の後にその場を立ち去った
何となく後ろを振り返ってみたが、私に興味などやっぱりないらしく後ろを向いて森の奥へと消えていった後だった
そしてこの日は何事もなくただ、平凡な日々が過ぎていっただけだった
- Re: ねこずきん ( No.12 )
- 日時: 2012/10/05 16:46
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
「あ、帰ってきた。お帰り。」
母がそういって私を迎える
もう夕刻の時間で家の中からはおいしそうな夜ご飯の匂いが漂っていた
「うん、ただいまー。」
そういいながら靴を脱ぎ頭にかぶせていた白い頭巾を手に取る
「おばあちゃん、どうだった?」
「うん、元気だったよ?」
「……………」
母は、私のその言葉をきいて一瞬、顔をしかめたけどすぐに笑顔になり「そう、良かった」といった
- Re: ねこずきん ( No.13 )
- 日時: 2012/10/05 16:45
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
「ふぁぁぁぁ〜〜。」
口からでる大きな欠伸
目から涙がにじむ
今日は何もない平凡な日々だった
おばあちゃん家には昨日、行ったばかりだから今日は行く意味もない
家でもたいしたことはないし…
正直、暇だなぁ。
そうおもいつつぼんやり辺りを見回しながらゆっくりと散歩していた
「あ」
そういって誰かの声とともに目に前に広がる白煙
視界が遮られ、喉に何か詰まるような間隔が襲う
「ごめん、ずきんちゃん!!」
そういって視界がようやく見えてきた頃には村の人が謝りながら周りに散らかっているモノを片づけていた
「う…ん、だいじょぶ………」
突如、吐き気と目眩が同時に襲い涙目になる
「もしかして…マタタビ、目にはいちゃった?」
「え、マタタビ…」
「ごめんッ、だいじょうぶ?」
こちらの顔をのぞき込む村の人
「大丈夫…、じゃあねっ」
そういって慌てて後ろへ向き、森の中へ逃げ込む
「あ………!!」
後ろで引き留めるような声がしたけどそれどころじゃなかった
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