二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- リリなの衛宮士郎に憧れたもの改
- 日時: 2013/03/21 11:12
- 名前: れ、れ、れ、霊 ◆3gSCMfYtlY (ID: JryR3G2V)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/regist.cgi
この物語は
駄文
主人公チート
キャラの言葉づかいが変わるかも(原作キャラも)
更新は遅い可能性大
原作を知らないと分かりにくいかも
デバイス、魔法、原作知識勉強中
能力が時々変わるかもかも
でお送りします。
ぜひとも温かい目で見守ってください。
感想は、あったほうが嬉しいです。
キャラ設定
主人公
衛上 雪地
魔力ランクD(faterの世界の魔力だから感じないが、本当だったらEXある。しかし、投影した物の魔力は感じる。)
性格
衛宮士郎を目指した少年。困っている人がいたら必ず助ける。生きている者を物みたいに扱う奴がいるとキレル。”自分の事はいい、他人さえ幸せになれば”をモットーにしており、人のためなら自分はどうなってもいいと思っている。
特技
大抵の事は何でもできる。
神の特典
『英霊エミヤの容姿と能力』そのまんまだが、
外套は赤ではなく青。右目は、髪で隠れてしまっている。
剣の他にも様々な物が投影出来る(士郎が神に頼んでやってくれた)
『ディーグレイマンのアレンに変身する能力』イノセンスは右手にある。(目の能力はもとから眼には特殊な力があるので使うときになると△の中に▼の禍々しい感じの目になる。)
この二つの特典はチェンジと唱えるか、己の意思で切り替えられる。
カードの能力と、目の能力はどちらでも使える。
目の能力は、基本右目だけで使うが両目でも使うことが出来る。
『歌姫の力』
シャイニングブレイドの歌姫の力。回復してくれなどと念じて歌えば、その効果が表れる。歌詞は関係ない。
『封印のカード』
どんなものでも封印出来るカード。見た目は、普通のトランプより少し大きいカードで表は白紙(封印してある物が表に写る)、裏は☆と真中に◆が書かれている。
使い方は、カードを投げて結界を作ったり、カードの中に物を封じ込めたりして持ち運ぶことが出来る。封印を解く方法は、自分の意思で念じると解けるが、ある条件を付けてその条件が達成できれば解けたりもする。カードは無限に作ることができるが、作るには負担がかかる。作るカードは元から何か封じ込めてあるカードも出せる。例えば、カリバーン、炎など出せ操れる。カード自体にも効果を付けることが出来る。
ある日、パソコンで見た衛宮士郎の生き方に惹かれ自分も人助けをしようと心に決める。雪地は中学生の時、いじめから人を助けてそのせいで自分がターゲットとなり、引きこもりをしていた。だが、またほかのところで人を助けようと考えていたのだが小さい女の子が指名手配中の男に殺されそうになったところをかばって自分が死んだ。しかし後悔はなく、逆に満足している。あの世の狭間では、神様の力で士郎とセイバーにあって話をして楽しいひと時を過ごした。あと士郎が神様にお願いをして、雪地の能力が強化された。
幼少期編
>>1
>>2
>>3
>>4
>>6
>>8(オリキャラステータス)
>>9
>>10
>>11(裏設定)
>>12
>>13
>>14
少年期
>>15
>>16
>>17
>>18
>>19(キャラ設定)
>>20
>>21
>>22
>>23
>>24
>>25
>>26
>>27
>>28
>>29
>>30
>>31
>>32
- Re: リリなの衛宮士郎に憧れたもの改 ( No.17 )
- 日時: 2012/12/15 10:59
- 名前: れ、れ、れ、霊 (ID: JryR3G2V)
- 参照: http://syaininngu
視点 雪地
あの戦いの後、ものの数分ぐらいで少しだけ力が戻ったので、探したのですがありませんでした…三人の死体は。
大切に抱きしめていたはずのスルナも…いつの間にか消えていました。
何所にいるか探そうとしたのですが…いつの間にかセットしていた封印のカードの緊急テレポートが発動してしまい、ダメでしたね。
無理をすれば戻ることもできたと思いますが…体はボロボロでほとんど動けませんし、管理局も感づいてる頃だと思います。
あの場に行ったら絶対捕まりますね。
無理の一言に尽きます。
………取り敢えず、移動しますかね。
あっと、その前に炎魔の力を解くのも忘れない様にっと。
防波堤を登り終え、炎魔の力を解き、そのまま神におまけで頼んだ自分の住居に向かって歩いて行きます。
少し遠いです。能力を使えば軽くいけますが、まだ完全に力は戻っていませんし、余計に力は使いたくないんですよね。
……………………………そういえば、本当にいつの間に防波堤を登っていたのでしょうか?
あれですか、人間の眠っていた本能が覚醒したり、みたいな?
と、言う余計な考えはやめて、これからの事を整理します。
まず、今年は原作が始まる年です。ですから原作キャラと同じ学校に入り、護衛をします。もしもあのバカが妙な行動を起こすものなら、即刻排除。
以上…簡単すぎますかね?
まぁ、油断大敵という言葉もありますし、気をつけていきましょう。
……………………………………………………………………………………………
………はぁ、いつまでも落ち込んでいられない。もう“何十回”も繰り返しているんだ。…約束もしたしな。
さぁ!気を引き締めて行きま…す……かぁ。
ドサッと僕は力なく地に伏し、意識を絶った。
視点 雪地OUT
視点 フェイト
…だめ、見つからない。
ずっと探しているのになかなか見つからない。
暗くまだまだ宵の開けない薄暗い街の空の上を、フェイトとその使い魔アルフは飛ぶ。
ずっと何かを探しているようだがそれは一向に見つかる気配を出さない。
むしろその探しものにかかる負担のせいでもっと効率が悪くなるであろう。
母さんに頼まれて探しているのに、まだたった3つしか見つからない。
このままじゃ…母さんを笑顔に出来ない。
最初のころは、優しくいつも笑顔だったのに…なんであんな風になってしまったんだろう?
私にきつく当たって、何か考え事をしたかと思えば、すぐに怒鳴って。
…私は戻ってほしい。昔の優しかったお母さんに。
だから、私は努力した。昔の母さんに戻ってもらうために…
だけど…このままじゃ絶対だめ。
ジェルシードと呼ばれるロストギアをもっと早く探さなきゃ。
ロストギアは全次元を崩壊することが出来る程の危険な物。
それを集めるのがどれだけいけないことかはしっかりと分かってる。
けど…それが母さんのお願いだから、きっと全部しっかり集めれば昔のような優しい母さんに戻ってくれる。
だから、私は絶対に全部見つけて見せる!
フェイトはやる気を出し、足に力を入れ、先程よりも速く移動する。
「フェイト!!これ以上はもう駄目だよ」
フェイトの疲労に気付いたアルフは、自分の主人に休むように伝える。
「でも、まだ今月のノルマには…」
「ダメだよ、しっかりと休まなきゃ。それにもうすぐ夜が明けるよ、早めに帰らないと誰かに見つかっちゃうかもしれないし」
「…分かった」
アルフの警告に渋々とだが従うフェイト。
「(ん?何だろ??)」
ここから少し先の海岸近くの道路に、人らしきものが倒れているのを確認する。
暗くてよく見えないから、少し気になって近づいてみると、そこには自分と同じくらいの子供が倒れていいた。
「アルフ…あそこにいる子、見える?」
「何言ってんだいフェイト、見えるに決まっ!フェイト!!!」
アルフが急に叫んだと思えば、すぐに人らしきものの場所に降りた。
私もすぐに後を追い、着地する。
「!!」
思わず言葉を失った。
その倒れている少年は、団服の様なものを着て、白いマントをつけていた。
けど、驚くのはそこじゃない。
「ひどい怪我…」
「……」
そう、この少年は重傷を負っている。
服が所々破れ、その箇所から血が滲み。
白い髪は赤い液体が付着し、白いマントは真っ赤に染まっていた。
「…アルフ、運んで」
「ちょ、フェイト!いいのかい!?この的かもしれない子供を持って帰って」
「…手当てをするだけ。それに、もしも敵だったら容赦はしないから」
「はぁ…分かったよ。その代わり、傷が治ったらすぐ追い出すからね」
「…うん」
私はコクリと頷き、アルフは少年を担いで一緒に空を飛ぶ。
丁度日が昇り、暗くてよく見えなかった少年の顔がよく分かる。
「(えっ?)」
その少年は…泣いていた。
右目がつぶれてて左目にしか流れていなかったけど…
「(綺麗…)」
その顔は、とても綺麗だった。
- Re: リリなの衛宮士郎に憧れたもの改 ( No.18 )
- 日時: 2012/12/22 18:04
- 名前: れ、れ、れ、霊 (ID: JryR3G2V)
- 参照: http://syaininngu
視点 雪地
…温かく、とてもホッとする感じがする。
こんな感じはいつ振りでしょうか?
僕は今、多分…夢を見ています。多分…幼い頃の記憶でしょう。
前世での父と母、そして兄の4人で野原を歩いています。
僕は母におぶさっていますが、みんなで仲良く会話をしながら楽しく歩いています。
この様な平穏はいつ振りでしょうか…。
しかし、少しすると急に辺りの風景が一変し、温かい感じも兄さん達も消えてしまいました。
風景は先程とは違い、まるで魔界の様な禍々しい瘴気の漂う、地面の罅われた火山が噴火している恐ろしい風景でした。
「ここは!?…」
「お前の心情風景だ。雪地」
「ッ!誰だ!?」
何故か前世の体から成長しただけで変身が出来ないので、両手を手刀にし、前でクロスし、いつでも攻撃から対処できるようにする。
「やれやれ…昔とは違いずいぶん攻撃的になったものだな、“雪”」
「!!その呼び方は!?」
そう、俺をこんな呼び方をするやつは一人しかいない。
「兄さん!?」
声がした方を向くとそこには
長い黒髪を一つにまとめて
綺麗な顔つきの一見女の子にも見える青年が
肩に一本の日本刀をかけて
……メイド服を着ていた
「誰だよ!!?」
「お前の兄だよ!!」
「嘘だろ!!」
「嘘だよ!!」
「認めた!!?」
「いや〜実は俺、いや、私女だったんだよね〜」
「さらっと、とんでもないことを言うな!?」
「いや、マジで」
「信じられるか!!」
「じゃあどうしたら信じる?」
「もういいよ…」
「じゃあ信じろ」
そういい、姉さんは(仮)にやり、と無邪気に笑った。
「…判った。信じるよ“姉さん”」
「よろしい」
と、満足げに笑う姉さん。
…いや、女とみると本当に綺麗だな…。
「…綺麗だな…」
「ほへッ!!?」(///)
「えっ??」
姉さんが急に変な声を出したと思ったら首からみるみる顔まで真っ赤になっていった。
「急に、へっ、変なことを言うな!!」(///)
変なこと?
「綺麗だな、とか」(///)
えっ、つ ま り 俺の気持ちが漏れてたのか。ってか、それで顔を赤くするってかわいいな姉さん」
「———〜〜〜!!!??」(///)
「あ、やべ。ッ!!」
あ、っぶねぇ。姉さんが何所から出したか分からない短刀が俺の頭があった位置を高速で突き抜けた。
「ば、ばか雪ィィイイイ!!!!!!!」
「どわぁぁぁぁ!!!」
姉さんが先程の短刀を次々投げてくる。
しかし俺も鍛え抜かれた反射神経を駆使して全力で避ける。
ヒュッ(短刀が投げられる)
パシッ(キャッチする)
ヒュッ(短刀が投げられる)
パシッ(キャッチする)
シュバッ(姉さんが抱きついてくる)
スルッ(真横に避ける)
ガシッ(ラリアットをされる)
ドシャッ(一緒に倒れる)
ムニッ(…ノーコメント)
今俺は姉さんの下敷きになっている。
…重いので早くどいてほしい。
「姉さ「…元気だったか?体を壊してないか?何か悲しいことはなかったか?会えてうれしいか?何か言いたいことはあるか?私はある…会えてうれしい」…」
体を起こし、姉さんと対面して、抱きしめる。
「…俺もだよ、姉さん…」
二人の顔には、涙が伝っていた。
〜数分後〜
「さて、それで姉さん。なんで俺がここにいるのかな?」
「私もよく知らないが、お前と戦え、だと」
先程とは打って変わってまじめな対応をする“元”兄さん(現在は姉)。
「…誰に言われた?」
「切嗣」
「神様ね」
「いや、どうやらあの神。マジで切嗣らしいぞ」
「へっ???」
思わずおかしな声が出てしまった俺は悪くないと思う。
「…まぁいいや」
「いいのか」
「それより姉さん。戦うって此処で?」
「あぁ」
「ルールは?」
「な〜し。安心しろ、殺さない様にしてやる」
姉さんは不敵に笑い、背中の日本刀を抜き、こちらに突き付け挑発してくる。
「そいつはありがとよ」
俺は先程と同じように構え、少し前かがみになり、いつでも出れるようにする。
「…お前、獲物はどうした?」
「……えっ?出せんの?」
「いや…此処お前の心情風景だし、念じれば出てくるんじゃね?」
「——投影・開始」
一度構えを解き、両手に干将莫邪を投影する。
あっ、ホントだ。
アレンには変身出来なかったのに…
まっ、いいや。
「それじゃ」
俺は先程と同じ様に構え、いつでも出れるようにする。
「行くぞ」
姉さんは体を半身にし、日本刀を胸の前に構え、体を前に屈める。
「「うおおおおおおおお!!!」」
両者が特攻し、同時に剣を相手にたたきつける。
ガッキィィィィィィ!!!
バリィィィィ!!!
大きな音の後に、両者の武器が砕ける。
「クッ!」
「ッセイ!!」
姉が懐から二本の短刀をクナイ持ちし、そのままクロスで切りかかって来る。
しかし俺も新たに投影した手甲で打ち払い、吹き飛ばす!!
「まだまだ!!」
「オリャッ!!」
しかし、その勢いを利用してバックステップで距離を取り、両手の短刀を投げてくる。
だが俺も負けじと、その短刀を掴み逆に投げ返す。
姉さんはそれを頭を動かすだけで避け、一瞬で俺に近づき、何所から出したか分からない拳銃を直に腹につけ、銃を撃t
「ハッ!!」
前に俺はバク転、銃を蹴り上げる。
「流っ石、私の弟だ!!!」
「姉さんこそね!!」
両者距離を取り、また最初と同じ武器を出す。
「次で決めないか!!雪!!!」
「当然だよ!!姉さん!!!」
「そうか、では賭けをしよう」
「賭け?」
姉さんは一度構えを解き、俺に賭けを提案してくる。
「私が勝ったら、今日から“お姉ちゃん”と言え!!」
「…っは?」
えっ?それだけでいいの?
「雪が勝ったら…私をあげ「イラナイ」最後まで言わせろ!!!」
「それより…決めようよ。勝負の決着を…」
「はぁ…分かったよ」
また構えなおし、先程とは違い剣を正眼にし、力をためる姉さん。
俺もさっきとは違い、干将莫邪を普通に持ちクロスさせ、クラウチングスタートの様な体勢を取る。
両者息をのみ…決めにかかる!!!
「雪ィィィィイイイイイイイ!!!!」
「姉さぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」
雪地は特攻をし、自分の技を出しにかかる。
しかし、姉さんはまだ力をためるようだ。
俺はそのまま突撃すると思いきや、先程の走る力を利用して空高くジャンプをし、重力を利用して頭から落ちていく。
しかし、その際に体を高速回転させ、自分が竜巻となり姉さんの方に切りかかる。
「キリモミ嵐!!!」
姉さんはそのまま雪地の方を向き、思いっきり力を込めた一撃をお見舞いする。
「…秘剣、風王波!!」
今までに溜めに溜めた一撃が、風を切り、かなりの威力で向かってくる!!
ドォォォォォォォォン!!!
両者の技がぶつかり合い、大きな轟音とともに砂嵐が起ち込める。
そして、砂煙がやみ、立っていたのは………
姉さんでした。
姉さん…滅茶強ですな。
- Re: リリなの衛宮士郎に憧れたもの改 ( No.19 )
- 日時: 2012/12/27 18:04
- 名前: れ、れ、れ、霊 (ID: JryR3G2V)
- 参照: http://syaininngu
新キャラ設定
海清 琴葉
容姿は真剣恋の川神百代にほぼそっくり。
筋力など全てSランク。(魔力、幸運を除いて)
武器は背中に背負っている太刀と、暗器など。
琴葉は爆発事故の後、そのまま幽霊となり雪地の世界を彷徨っていたが雪地が死ぬと同時になぜか雪地(弓矢)の精神世界へと入り込んでしまった。
弓矢の精神世界にいるはずだが、一か月に一度は雪地の精神世界に入れる。リリカルなのはの世界に入った頃は弓矢の動きを真似てずっと鍛錬をしていた。
次第に善悪構わず、衛宮士郎の目指していることが出来るようになって、どんどん自分を傷付けている雪地を心配している。さらに、助けられなかった人に対する責任感のせいで、一度つけられた傷は跡が残っても跡を消さないと言うことも平気でやっていて、いつか壊れてしまうかもしれないと悩んでいる。
ランディ
黒髪緑眼でアイマスの響きに似ている。
いつも元気いっぱいで、暗い雰囲気だったら何とかしようとする頑張り屋さん。
時々、ドジをしたりするけどそこがまた愛らしい。
カミラ
青髪碧眼で生徒会の一存の紅葉知弦に似ている。
常に冷静で、いつも仲間を心配しているみんなのお姉さん役。
怒るときには怒り、悲しんでいる時にはしっかりと慰める。
…実は激情家。
スルナ
赤髪黒目でぬらりひょんの孫の氷麗に似ている。
例え見ず知らずの人でも困っていたら助けるし、困っていたら助けをちゃんと求められる女の子。
悲しんでるときは一緒に悲しみ、悩んでる時があったら一緒に悩む、しかしそのせいでたまに困ってしまう。
雪地と弓矢の精神世界は別々で、弓矢の精神世界に琴がいて、雪地の精神世界に死んだはずのランディ、カミラ、スルナがいる。
実はあの死んで少しした後、進化する力がイノセンスに人格を作成しようと発動し、イノセンスの中にスルナ達が取り込まれてしまった。
本人たちも最初は戸惑っていたが雪地の力になれると喜び、物語が進んだら雪地と共に生きていくことになる。
雪地がイノセンスを発動している間は、外の世界に自由に出ていける。
- Re: リリなの衛宮士郎に憧れたもの改 ( No.20 )
- 日時: 2013/01/02 19:52
- 名前: れ、れ、れ、霊 (ID: JryR3G2V)
- 参照: http://syaininngu
視点 琴
私は倒れた雪地を見下ろしながら考える。
「あの目…間違いなく“歪んでいる”」
雪地は別に狂気染みている訳ではない。
しっかりと喜ぶこともできるし、悲しむこともできる。
けど……
———雪地は自分が大切だと思ったことはない。
今は雪地の精神世界にいるが弓矢の精神世界にいる時はどうだったかな…。
…自分の体が壊れてもすぐに治し、死にそうになっても戦い、本当に死んでも少しの間だけ体が動けば一矢報いる。
確かにあいつは戦うことが嫌いだ。
だけど、それは“個人的な理由”で戦う時だけ。
誰かが傷ついている時、誰かが挫けそうな時、誰かが死にそうな時。
あいつは善悪構わず助けるだろう。
これは全部悪いがもっと悪いのは
———これがどんな茨の道なのかを知っているうえでやっているのだ。
考えたこともあるか?
例えばある男の人がお金に困っているとしよう。
その人は他人でしかも悪人ときたもんだ。
そんな人から『お金をください』と言われたらどうする?
しかもその金額は払えるが、自分がもう生活出来なくなると分かるぐらいの金額だ。
君らならどうする?
私だったらぜったいに渡さない。
だが、雪地は渡すだろう。
誰よりも他人を思う奴だ、さらに『また困ったことがあったら言ってください』と言うだろう。
これを歪んでいると言わずなんと言う?
…私には打つ手はないと思うが、何か思いついたらすぐに実行しよう。
すっと屈み、あいつの頭を優しく撫でる。
心なしか、雪地の顔がにやけた様な気がした。
「…こいつはあたしの大事な弟だ。絶対に守ってやる」
そう心に決め、私は弓矢の精神世界に消えた。
視点 琴OUT
視点 雪地
う…くぅ。
視界がゆっくりと開ける。
まだ少しぼやけるが、意識は回復している。
いや…回復しました。
「…あれ?」
少し状態を起こして周りを見渡しました。
僕は今、まったく見たこともない家にいます。
なぜ此処にいるか、よく覚えていませんが…!!?
姉さん!?
「姉さん!?」
そうだ、僕は海岸の近くで意識を失って、気が付いたら姉さんと会って、そしてまた気絶して。
「どこに…ッグ!!」
体が…痛みます。
まだあの時の傷が癒えてませんか…。
そういえばここは現実の世界、姉さんは精神世界にいるはず。
もしかしたら姉さんのことが夢だということもあるから…
等と、冷静になった頭で考えているとふいに横から声を掛けられました。
「大丈夫?」
横を見てみると、金髪のツインテールのかわいい女の子が…って、
「…テスタロッサさんじゃないか」
「えっ、な、何で…」
「あ…」
しまったァァァァァァァァァァァァ!!
か、体から嫌な汗が止まりません!
「フェイト!すぐに離れて!!」
フェイトさんが、耳の生えた強靭な肉体を持った女性と前後を交代し、女性は明らかな敵意を見せてきます。
「やっぱり…アンタフェイトに何をする気だ!!」
「…」
仕方がありません、O☆HA☆NAS……お話をしますか。
視点 雪地OUT
視点 アルフ
やっぱり…あいつは危険だ。
どうも怪しいと思ったけど…やっぱり敵だね!!
「この体で何が出来ると思いますか」
「生憎、そんな言葉は受けないよ」
「警戒心が流石に高いですね」
「その口振り…あたしらの事を知っているようだけど」
「もちろん知っていますよ」
「!?…そうか、だったらタダじゃすまな「アルフ」…」
フェイトが私を止めてきた、どうやらあいつと話をするみたいだけど。
「…ごはん、食べる?」
「「………はっ?」」
あまりの事に思わず呆気に取られたあたしは悪くないと思う。
あいつもそんな言葉が来ると思わなかったらしく、ぽけっと口をあけている。
はっ、と我に返ったあいつはフェイトをじっと見つめこう返した。
「いただきます」
「食べるのかい!?」
「…どうぞ」
「ちょ、フェイト!!ホントに渡すのかい!?」
持っていたゼリー状の栄養剤(ドリンク型)を渡す。
「どうもすいません」
あいつはにこりと笑い、嬉しそうにドリンクを飲む。
…ハァ、なんか毒牙を抜かれた気分だよ。
「他にありますか」
「さっきまであんなんだったのに…遠慮がないね、アンタ」
「…もうない」
「そうですか…。あ、助けていただきありがとうございます」
「…別に助けた訳じゃない」
「じゃあ、何でこんな得体のしれない僕を助けたんですか?」
「……聞きたいことがある」
食べ物のことからいきなり話が変わっている。
…これは視点をフェイトに変えた方がいいんじゃないかい?
(メタ発言は控えてください)
…悪かったね
視点 駄犬(駄犬て何だよ!!)←アルフOUT
視点 フェイト
…続きは次回で。
(貴方もですか!!)
OUT
- Re: リリなの衛宮士郎に憧れたもの改 ( No.21 )
- 日時: 2013/01/04 12:35
- 名前: れ、れ、れ、霊 (ID: JryR3G2V)
- 参照: http://www.kakiko./novel/novel3/regist.cgi
視点 雪地
さてさて、何を答えればいいんでしょうか?
現在、僕はフェイトさんが質問をしたいということなので、少しドキドキしながら待ちます。
フェイト(以降、フェイ)「…貴方は何者?」
開口一番、僕の正体を聞いてきますね。
まぁ、一番初めに気になるのはそれですよね。
こんな怪しい服に所々傷がついていたり、小さな男の子が重傷を負って倒れてたりしたらそうなりますよね〜…ん?
あれ?そういえば体が縮んでますね?
…ま、そこは置いておきましょう。まずは質問に答えないと…
雪地(以降、雪)「ただの…」
なんて答えましょうか?
魔術師……は弓矢の時の名乗りですし…。
う〜ん。
「……ただの、何?」
フェイトさんが問いただしてきますね。
う〜ん、まぁ呼び方は一緒で少し意味を変えればいいですかね。
雪「…手品師、ですね」
フェイ「…マジシャン?」
雪「そうですね、所謂手品師ですね」
すると「ふざけてるのかい!!」と、アルフさんに怒鳴られました。
ふざけてないのに…なのでこれからはもっと、真面目に、淡々と、質問に答えていきたいと思います。
雪「ふざけてませんよ」
フェイ「…手品師が、あんな怪我をするとは思えない」
雪「そうですね……でも、それ以外に表せないんですよ。2つしか…ね」
アルフ(変わらずアルフ)「じゃあ、その二つは何だってんだい?」
怪訝そうにこちらを睨むアルフさん。
…はぁ、少し力を出しますかね。
雪「この二つは周りからの呼び名ですね。一つ目は…『救世主』」
僕はそういいながら、右手でカードをだし、宙に浮かばせます。
フェイトさんが少し驚いていますね、そりゃあ魔力がないのにこんなことが出来たら少しおかしいですね。
雪「もう一つは…『化け物』だ」
僕は…いや、俺は炎魔の力を解放させ、カードを握りつぶし、ドスの利いた声を出して睨みつける。
フェイとアルフ「「!!?」」
フェイト達が少し怯えた表情を見せて、少し距離を取る。
今の俺は、どっからどう見ても人間じゃねぇからな。
雪「ふぅ…」
炎魔の力を解いて、また元の姿に戻ります。…まだ体に響きますね。
…どうも感情が高ぶったり、炎魔の力を解放させると口調が変わるみたいですね。
雪「で、質問はそれだけですか?」
フェイ「ま、まだある」
少しまだ余裕がなさそうだけれども、何とか持ち直したらしいですね。
雪「何でしょうか?」
今度は微笑みながら、優しく聞いてみる。
フェイ「え、えっと…。(か、かっこいい。…はっ、じゃなくて)」(///)
何やら顔が赤いようです…。
フェイ「…なんであんな重傷を負ってたの?」
雪「ちょっと、戦った後でしてね。それで命からがら逃げてきたんですよ」
嘘は言ってません。…全部は。
フェイ「次…さっきのアレは何?」
さっきのって…ああ、炎魔の力ですか。
雪「だから、手品ですよ、て・じ・な」
アルフ「嘘をつくんじゃないよ!!」
雪「そうは言われても…実際そんな感じですよ。まぁ、貴方達とは違う魔法使いと言う所ですね」
フェイ「!?………何で知ってるの」
アルフ「やっぱり!!「すいません。アルフさんは少し静かにしてください」…分かったよ」
雪「ありがとうございます。で、何で知ってるかと言うと、僕の能力…そちらで言うと情報の“レアスキル”ですかね?」
とりあえず、レアスキルということで納得してもらいましょう。
フェイ「…解った。あと二つだけお願い」
フェイトさんはこちらを見つめていいます。
フェイ「ジェルシード…青い宝石をどこかで見なかった?」
雪「…見てませんね、僕がここに来たのは多分貴女方に拾われた時ですね」
フェイ「そう…じゃあ最後に……これからどうするの?」
少し心配しているような声で尋ねてきます。多分住処について心配してくれてますね。
一応、この世界で神が用意してくれた場所がありますが…まぁ、そこまでホントの事を言う必要はありませんよね。
雪「帰る所は今のところありません…」
フェイ「…なら、少しの間だけ、此処に居る?」
アルフと雪「「…………へっ?」」
視点 雪地OUT
視点 フェイト
あ、あれ?
何を言っているんだろう私は…
そんな事を言っている暇はないのに…早くジェルシードを集めないといけないのに。
同情したのかな?それとも……アルフが居るけど、少し寂しいのかな?
それより彼はどうなんだろう…見ず知らずの人にこんなことを言われても、私だったら断るし、彼も断るのかな…
何故か判らないけど、彼が居なくなってしまうのが、少し残念に思ってしまったん。
雪「えっと、じゃあ…お世話になります」
……えっ?私は思わず耳を疑った。
フェイ「い、いいの?」
雪「はい。どうせ行くあてもありませんし…それに」
彼は笑いながら、でも、少し寂しそうに。
雪「一人は…寂しいですから……ね」
……この後、アルフに反対されたけど押しきり、私に同居人が増えるのだった。
視点 フェイトOUT
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