二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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るろうに剣心 —銀魂—
日時: 2010/09/01 22:33
名前: song (ID: kulimlUM)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=vqQR8QWI2xQ

 songです。銀魂がついに映画化! 嬉しい限りです。触発されたワケじゃありませんが、ここに『るろうに剣心』と『銀魂』のコラボ二次小説を立てようと思います。
 楽しく読んで頂けたら嬉しいです。
 
 ちなみに、この小説は一度消えた物ですので、あらかじめご了承を。感想・意見など気軽に書き込んで下さい。待ってます!

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Re: るろうに剣心 — 侍への鎮魂歌 — ( No.27 )
日時: 2010/05/05 20:41
名前: 牡丹 (ID: tMBSASgt)


突然横から失礼します^^

28巻全巻は手元にありませんが通っている塾で置いてあったので読んだことはあります!今兄が全巻を揃え様と買っているのですが私的には完全版を買って欲しかった…←知らんわい

というかめちゃくちゃお久しぶりですねsongさん!

Re: るろうに剣心 — 侍への鎮魂歌 — ( No.28 )
日時: 2010/05/10 21:06
名前: song (ID: vQ7cfuks)

お久しぶりです!
完全版は私も欲しかったんですが、何せ経済力の無い学生ですから、中々手が出せませんよね。
私的にはカバー裏の『再筆剣心』が見たいのが本音ですが……
でも一応、『弥彦の逆刃刀』は読みました!

Re: るろうに剣心 — 侍への鎮魂歌 — ( No.29 )
日時: 2010/05/10 22:33
名前: 牡丹 (ID: L4PKWHqz)

どうも牡丹です^^
再筆の剣心は公式サイトで一度だけ見たことあります!

いや〜かっこいいですよね(∀)しかもその上描きおろしですから!

Re: るろうに剣心 — 侍への鎮魂歌 — ( No.30 )
日時: 2010/05/10 22:51
名前: song (ID: vQ7cfuks)

「沖田……?」
 斎藤はその名を繰り返し、疑念をさらに強める。
「何ぼーっと突っ立ってる。テメーを廃刀令違反で逮捕する。おい、お前らッ!」
 総悟は切先を斎藤に向けたまま部下を数人呼びつけた。
「随分とガラの悪い連中だな……」
 斎藤はまるで物怖じせず、真撰組に囲まれる状況を愉しむ。
「余裕だな。抵抗するならしても構わねーぜ?」
 さらに続ける総悟。
「罪を重ねてどうする。連れて行きたいなら連れていいけ」
 以外にも無抵抗な斎藤。
 とは言え、右も左も分からないこの土地で、無暗に刀を抜いても意味はない。
 まさか自分が警察系統に逮捕されるなど、さすがの斎藤も予想してはいなかっただろう。
「つまんねーの……まぁいいや。屯所までコイツを連れて行け!」
 総悟は部下に斎藤を補導させ、廃墟の荒れ地を後にする。

 ***

「副長ー! 土方副長ー?」
 武装警察真撰組……その屯所での声が一つ響き渡る。
「……何だうるせーな! 今刀の手入れしてんだ、邪魔すんじゃねぇよ」
 ガラッとふすまが開くと、綿糸を片手に持つ土方が現れた。
「いや、報告書なんですけど、ちょいと気になる部分が」
 いつになく神妙な面持ちで山崎は土方に一枚の書類を渡す。
「ん? 総悟じゃねーか。アイツがちゃんと報告書出すなんざ珍しいこともあるもんだ……」
 そう言いながら、土方はその内容を読んでゆく。
「……『刀を帯びた長身痩躯の藤田と名乗る男が四-一〇七三番区(侵入禁止区域)に突如現れた。出入り口は警備が厳重に配備されていたにも関わらず。加えて、男は身元不明で、少なくとも江戸には住所を持ち合わせていない模様』」
 土方は報告書を読み切ると溜息をついた後、煙草を一本加える。
「あの場所は攘夷派・天界党の武装・弾薬が大量に格納されていたトップシークレット・ゾーンです。天界党の残党とも考えましたが、取り調べの結果、裏の取れる証言はありません」
 仰々しく山崎は結果報告をすませる。
「ごくろう。んで? 肝心の総悟は今どこに?」
「はぁ……『後はてめぇにまかせる』って言って僕に報告書押し付けたままどこぞへふらふらと……」
「あの馬鹿……まぁいい。後は俺が引き受ける。例の男はまだ取り調べ室にいるんだよな」
 土方は早々と刀を打ち直し、帯びて立ち上がる。
「はい。副長も何か気になることでも……?」
「いや別に」
 そう言って、土方は縁側に立ってその場を去って行った。

Re: るろうに剣心 — 侍への鎮魂歌 — ( No.31 )
日時: 2010/05/19 20:50
名前: song (ID: vQ7cfuks)

 取調室の前に立つ土方と山崎。目の前の男はその鋭い眼光を二人に向けた。
「こいつか……」
 土方は煙草をふかし、男を睨む。
「はい。人を見かけで判断するのは好きじゃありませんが、見るからに危険そうな人物で……」
 山崎が若干おびえるように土方の後に立つ。
「だろうな。ヤツからは殺気しか感じねぇ」
 すると、土方は取調室の戸をガラッと勢い良く開けた。
「よう」
「…………」
 土方の簡易な挨拶は受け流される。
「何だよ。別に取って食おうってわけじゃねぇんだ。気軽に喋ってくれて一向にかまないぜ?」
 軽妙に土方は男に近づく。
「あんた……名は?」
 男は土方に問い寄る。
「あん? 土方、土方十四郎だ。お前は……藤田五郎っつたっけか?」
 土方は椅子に腰かけ、話を続くように会話を持って行った。
「あぁ……」
 男は静かに答える。
「まぁいい。単刀直入に聞く。てめぇあそこで何やってた?」
 声を響かせ、土方は言う。
「…………」
 しかし、男は何も答えない。
「おいおい。てめぇが攘夷浪士じゃねぇってんなら断別話したって問題ないだろ——」
 土方はそう言い終えるか否かのその時、男は不敵な笑みを浮かべ、言う。

「血の匂いがするな……」

「何?」
 当然土方にはその言葉の意味が解らなかった。
「アンタ、相当人を斬ってるな……」
「何が言いたい?」
 殺人狂さながらの男に土方は一瞬嫌悪感を抱く。
「俺をこの『真撰組』に入れてはくれないか? 」
「何だと……?」


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