二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- POCKET MONSTERS アンケート始めました
- 日時: 2011/03/11 22:42
- 名前: 黒影 ◆BX9zGDO0G. (ID: NoXA3WbV)
- 参照: http://pokemon-ds.net/cgi/novel/index.cgi?mode=view&no=1810
どうも、こんにちは。
黒影です。
これはポケモンの二次創作です。
作者が原作をベースに独自の視点から作り上げ、かなりリアルにしたものです。
その上で幾つか注意点を挙げていきます。
・性的な(要はエロ)表現、グロ表現などが苦手な方は注意してください。
・誤字、脱字等あれば、指摘していただけると有り難いです。
・章のサブタイトルは英語版の名前ですが、スペルが間違っていたら、指摘して下さい。
・本編キャラの勝手な設定があります。
・何か要望等あれば、お申し付け下さい。出来る限り答えます。(ト書きにして、等は受けられませんが)
・実在する銃器や車種、エンジンなどまで出てきます。
とまぁ、こんな具合です。
作者の趣味丸出しです。
尚、この小説はとある小説(設定資料URL)の世界とリンクしています。
—目次—
>>2
—お知らせ—
—オリキャラテンプレ—募集はしてません
>>3
—アンケート—やってます
>>37
- Re: POCKET MONSTERS アンケート始めました ( No.39 )
- 日時: 2011/03/16 21:29
- 名前: 五十嵐 ◆geiwiq3Neg (ID: WgY/GR3l)
どうもお久しぶりです、元椎羅です。
話がかなり進んでいたので、一気に読ませていただきました!
アンケ中だという事で書かせてもらいました、行進頑張ってください^^
【アンケート】
Q1 応答に丁寧でとても印象は良いと思います^^
Q2 独創的な世界観で、読んでいて飽きが来ませんw
安定した文章なので更新が楽しみです。
Q3 蒼姐さんです(`・ω・´)
Q4 妖艶な雰囲気が好きだったりします(キリッ
Q5 特にはないでふ((
Q6 更新頑張って下されぇえええい!((黙。
- Re: POCKET MONSTERS アンケート始めました ( No.40 )
- 日時: 2011/03/16 22:15
- 名前: 黒影 ◆BX9zGDO0G. (ID: NoXA3WbV)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
>>39
お久しぶりですね。
アンケート回答ありがとうございます。
独創的……褒め言葉ですね、感謝です。
蒼に「姐さん言うな!」とか怒られそうですが、まぁ良いでしょう。
雰囲気はそれ結構意識してます(特にレッドに対して)。
応援ありがとうございます!
まだまだ未熟者ではありますが、何卒よろしくおねがいします!
- Re: POCKET MONSTERS アンケート始めました ( No.41 )
- 日時: 2011/04/18 20:56
- 名前: 黒影 ◆BX9zGDO0G. (ID: NoXA3WbV)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
第13話
2002/06/15(金)08:38
ニビシティ、ポケモンジム。
「どうしたの? 入らないの?」
「……相性が悪い。みずタイプかくさタイプかのどれかを捕まえて来ないと……」
「そっか。あ、私のポケモン貸そうか?」
「いや、いい」
レッドはさっさと歩き出した。
蒼も続く。
向かう先には、御月見山。
御月見山の頂上、白っぽいパーカーにジーンズ、黒のハイカットスニーカーという、民間人と同じ様な格好をしたラースは木に寄り掛かりながら、通信機の電源を入れた。
「作戦開始10分前。これまで民間人の出入りは?」
『数分前にTシャツにジーンズの男、ついさっき赤い帽子の少年と白い帽子の少女がそれぞれ入りました。Tシャツの男は、レンジャー車両から放り出されてたところを見ると、レンジャーの潜入か何かだと思います』
「違うな。恐らく、奴だ」
『奴? 例の仕事人ですか?』
「ああ。大方、またレンジャーの悪徳隊員に汚い仕事を押しつけられたんだろう」
『…警戒は?』
「しておけ。どのみち其処は封鎖するんだ」
『了解』
時計が午前九時を示す。
御月見山管理棟の警備室では、警備員の男が二人、監視カメラの映像を見ながら椅子に座ってくつろいでいた。
「ふあーあ……暇だな……」
「そうだな……まったく、こんな山で誰が事件なんか起こすかねぇ……」
その時だった。
画面に黒ずくめの男の姿が映った。
手にはサブマシンガン。
二人は顔を見合わせ、椅子に座り直す。
確かに映っている。
一人がポケモンレンジャーに通報しようと、警報装置に手を掛けた時だった。
警備室の扉が開かれ、先程画面に映った男と同じ様な格好をした緑髪の男、エリスが入ってきた。
エリスは流れるような動きで、自動式拳銃を警報装置に手を掛けた警備員に向け、引き金を引いた。
とても静かな銃声と共に、片手で銃を撃ったエリスの腕が反動で跳ね上がる。
首に.22LR弾を撃ち込まれた警備員は絶命し、床に倒れ伏した。
「てめっ……!?」
もう一人の警備員が腰のホルスターに手を掛ける頃には、既にエリスは警備員の喉元に狙いを定めていた。
エリスが引き金を引く。
「かッ……!!?」
警備員は数歩後ろに下がり、先程まで座っていた椅子に躓き、壁に倒れかかると、そのままずるずると座り込んだ。
「かッ……はッ……!!」
目を見開いたまま、ゆっくりと倒れ込む。
帽子が頭から転がり落ち、肩が床に着き、最後に頭が力無く床に着いた。
「リリー、ドアを閉めろ」
「はい」
エリスが警備室から出ると、エリスのすぐ後ろで待機していたリリーが静かにドアを閉める。
エリスは無線通信機の電源を入れた。
「此方、エリス。警備員を始末、警備室の制圧に成功しました」
『流石だな、エリス』
ラースの声が返ってくる。
『さて、次は人質の確保だ。報告では、子供が二人、男が一人入ってきてる。どちらかを確保して、頂上まで連れてきてくれ』
「了解」
無線通信機の交信を止め、エリスはリリーに指示を話すと、後ろ腰のホルスターに先程の自動式拳銃を戻し、太股のホルスターから別の自動式拳銃を取り出した。
その自動式拳銃を見て、リリーが口を開く。
「.22口径好きなんですね。Mk2の次はMOSQUITO(モスキート)とは……」
「口径は同じ方が良いだろ」
「そういう問題ですか……いっそMk.23 MOD0にしても良いと思いますけどね」
「.45口径は好かねぇな。そういうお前もM92Fだが、少しは消音する気にならねぇのか?」
「9mmが好きなのと、M92Fは使いやすいのと、昔から使っているので、嫌です」
「少しは冒険しろよな、まったく」
エリスは自動式拳銃を手に、辺りを見回す。
リリーがその背後を守る。
Tシャツにジーンズ、黒いスニーカーの男、最勝寺 健介(さいしょうじ けんすけ)は、壁に張り付くようにして、辺りを警戒していた。
「武器もなしにどうすれば……仕方ない、MP5辺り鹵獲してゲリラ戦をするか……」
そういう彼の見ている先には、何かを仕掛けている様子の黒ずくめが居た。
背中にはサブマシンガンを背負っており、近くに護衛は居ない。
「頼りにしてるぜ、ゴウスケ」
健介はそっとモンスターボールからゴーストを出した。
ゴースト、ゴウスケが無音で黒ずくめに近付く。
そして、黒ずくめをすっと、包み込んだ。
「!!?」
黒ずくめが苦しみ出す。
しかし、声が出ない。
ものの二分と経たない内に黒ずくめはガクリと項垂れた。
ゴウスケがゆっくりと実体化し、黒ずくめの身体を静かに降ろす。
「よくやった」
サブマシンガンを手に取り、健介はゴウスケを褒めると、ボールに戻した。
- Re: POCKET MONSTERS アンケート始めました ( No.42 )
- 日時: 2011/04/25 23:18
- 名前: 黒影 ◆BX9zGDO0G. (ID: NoXA3WbV)
- 参照: http://loda.jp/kakiko/?id=428.jpg&ndlpass=0668
絵を描いてみました。
ロケット団第四非正規戦闘部隊のリリーです。
作中でも何度か出てますね。
なんか、胸のRマークないとロケット団に見えない……。
どうやったら絵って上手く描けるようになるのかなー、とか思う今日この頃。
持ってる拳銃が分かった人は是非コメントして下さい(有名だけど、多分分かんないです。下手ですもの)。
お目汚し失礼しました。
- Re: POCKET MONSTERS アンケート始めました ( No.43 )
- 日時: 2011/05/10 00:26
- 名前: 黒影 ◆BX9zGDO0G. (ID: NoXA3WbV)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/favorite.php
第14話
2002/06/15(金)09:25
レッドと蒼は、この異常事態に既に気付いていた。
サブマシンガンを構えた黒ずくめの男が二人、自分達を捜しているのを見たからだ。
「どうするの、レッド?」
山の中の洞窟を利用して作られたのだろうか、広い地下駐車場の一角で、
「これ、何だと思う?」
蒼の質問には答えず、レッドは四角い物体を蒼の目の前に差し出した。
煉瓦ほどの大きさで、何かが差し込まれ、油紙に包まれたそれには、確かに“C4”と記されているのが蒼にも分かった。
「プラスチック爆弾……? どっから出てきたのよ、そんなもの……」
「其処の壁際の車の下。あと幾つかある」
レッドが指差した先には、職員のものだろうか、白い乗用車が停められていた。
確かに、下にはC4が三つ置かれているのが見えた。
「そんなに沢山あったら、軽くこの駐車場吹き飛ぶわよ?」
「じゃあ、僕達もお陀仏だね。よく見ると、其処の壁の消火栓の上にも二つ置いてある。コードは、大分長いみたい」
「辿っていく、なんて馬鹿なことはしないわよね?」
「勿論。どうにかして、ここから出よう」
そう言うと、レッドはC4を元の場所に戻した。
「これは人為的に起爆しないと、爆発しないわ。だから、多分まだ大丈夫」
「急ぐに越したことはないよ」
レッドは物陰に隠れながら、駐車場を出た。
蒼も続く。
「持ってると思ったんだがな……」
先程、殺害した敵の死体の鞄を調べながら、健介は呟いた。
そして、ベレー帽の裏に付いているタグに気付いた。
そのタグには“Sharp”と刻まれている。
「…名前、か? シャープ……こいつはどっからどう見ても日本人だが……不自然だな」
次に出てきたのはA4サイズのファイル。
中には、“作戦指令書”と書かれたA4サイズのプリントが閉じられていた。
『作戦指令書』
『作戦コード0293』
『実施時間 6月15日午前9時より120分間』
『目標1、御月見山正面ゲートの封鎖』
『目標2、警備室及び管理棟の制圧』
『目標3、人質の確保及び爆薬の設置』
『目標4、化石の確保』
『目標5、人質及び“使い捨て”の殺害』
『目標6、脱出及び御月見山の爆破』
『備考1、目標2はサイレンサー着用のSturm Ruger MkIを使用すること』
『備考2、人質は登山客が居ない場合に限り、職員とする』
健介はゆっくりと次のページを開いた。
『“脱出”リスト』
『Laas(ラース)、Gede(ゲーデ)』
『Aryl(アリル)、Fred(フレッド)、Rance(ランス)、Sharp(シャープ)』
其処まで読んで、健介はファイルを閉じた。
「六人でこれが出来る筈がないから、他にも居るんだろうな……まさか、他は全部使い捨てで、この六人以外は全員殺す気か……」
狂ってやがるな、と呟き、サブマシンガンの予備弾倉と無線通信機とタグ、そしてファイルを殺害した敵“Sharp”の鞄に入れる。
それを肩から掛け、サブマシンガンを構えると、健介は死体を近くの倉庫の中に放り込んだ。
「さて、行くかな……」
「まだ捕まらないと?」
緑髪の、ヨーロッパ系の男は自動式拳銃の整備をしながら言った。
「あぁ。どうにも、上手く隠れてるらしい。たった16人。それもその中の数人はC4の設置、二人は小隊長の護衛。ローラー作戦も出来ねぇ」
私服の男が返した。
そして、すぐに私服の男は続ける。
「しかし、お前もアレだな。ゲーデ小隊長に気があるだろ」
「ゲーデ小隊長に? まさか。ロマン中隊長なら分からないこともないけどな」
「中隊長はやめとけ。キスだけで毒盛られて死ぬって噂だ」
「ははっ、どんな毒だよ」
「さぁな。分かりゃ苦労はしねぇだろうよ。お、噂をしてたら来たぜ」
そう言われて見てみると、丁度部屋にゲーデが入ってきたところだった。
ゲーデは部屋をぐるりと見回してから、二人の様子を観察し、言った。
「…お前等、無線はどうした?」
私服の男はすぐにポケットから無線通信機を取り出す。
緑髪の男は耳元の髪を掻き分け、インターカムを見せた。
「連絡が行ってねぇのか……シャープが行方知れずだ」
「シャープが?」
私服の男が返す。
「あぁ。どうも、連絡が取れないらしい。俺は報告を受けただけだが……まぁ、見つかったら連絡しろ」
「「はい」」
二人が返事をすると、ゲーデはすぐに回れ右をして部屋から出ていった。
が、すぐに戻ってきた。
「言い忘れてたが、4が済んだから、もう段々5に移り始めろとさ。指揮官のラースが言ってたぜ」
それだけ言うと、今度は戻ってこなかった。
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