二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 冬結晶. 〔 inzm・東方小説集 〕
- 日時: 2012/03/19 20:33
- 名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
- 参照: お菓子の袋開けたら中身が飛び散りました。ポップコーンェ……
「やっほう、来ちゃった」
「……あ、あんたら何人の家でくつろいでるのよッ!」
>>東方幻常記
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- Re: 魔道の世界--旅人達は--*稲妻* ( No.73 )
- 日時: 2012/01/06 14:48
- 名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
8話
「……ッ、不意打ちなんて、手荒な真似してくれますね……」
天月は声がした方を、驚いて振り返った。
木に寄り掛かりはするものの、ヒトを見据えてカーナは立っていた。左手に短剣を持ち、もう片方の手は軽く握り締めて。
「カ、カーナちゃん。貴方刺し傷があるのよ! 休んでなきゃ、」
「いえ、美結さんの手当てのおかげでもう大丈夫です。有難う御座います。やられて放っておく程私は馬鹿じゃない」
元の落ち着いた表情に戻り、天月の横に並ぶ。それを、信じられない目で見ていた天月は、軽く溜め息をついた。
「もう……! ちゃんと見て無かったって、あたしが怒られるじゃない……本当に平気なの? 悪化しても知らないよ?」
「無理をして倒れても、責任は自分にありますから。美結さんは知らん顔してて良いですよ」
「あー、何で貴方達はそんな事言えるのかなぁ……! ——知らないよ、あたしは何も見て無い」
横目で見ていたカーナは、天月が鎌を出して前に飛び出して行ったことを悟る。温和な彼女は消え、冷たく冷酷にその鎌を振り下ろしていた。
同一人物とは思えないその姿に、天月が言っていた言葉が浮かぶ。
「二重人格。実在したのですね、紅い堕天使は。くだらない噂だと決めていましたが……信じますか、仕方ない」
カーナは、噂を耳に挟んでもそれを信じない。少なくとも、この目で見るまでは。情報収集の分担を任せられているカーナは、“紅い天使”の異名を知っていた、ということになる。
自分は決めている。人に対して必要以上の詮索をしないと。何を言われても黙っていると。
一方天月は、敵を一人ずつ倒す為に牽制をかけ、その内の一人に狙いを定めた。縦に振り下ろした力を横に変え、相手を吹き飛ばした。
後ろから襲い掛かる敵を振り返って確認すると、鎌から片方の手を離し、掌を正面に向けた。
「<紅桜の舞>」
刃のような鋭い風が、ヒトの腹に入る。体をくの字に曲げて、それは力尽きた。
先程吹き飛ばした敵が、拳を作って殴りかかる。後ろまで意識していなかった天月はそれに気付かず、ギリギリの所でそれを避ける。体勢を崩し膝をつく彼女に、容赦なく殴ろうとするヒト。
もう少しで当たる寸前、天月は諦めて目を瞑る。だがその衝撃は来ず、おそるおそる目を開けた。
「ちょっと危なかったです。美結さん、戦いは死ぬまで諦めたら駄目なんですよ?」
目の前には手を差し出すカーナと、その足元に転がるもの。かつてヒトだったそれは、背中に短剣が深く突き刺さっていた。
あっけにとられながらも手をとって立ち上がる天月を見ると、カーナは微笑んだ。
「誰が、どんな性格であろうとも。美結さんは美結さんなのでしょう? なら、助けるのは普通ですよね」
「……そうだね。あと三人! 行くよッ——」
夕刻に差し掛かるその日。何者かによって現れたそのヒトを、少しずつ倒していった。
- Re: 魔道の世界--旅人達は--*稲妻* ( No.74 )
- 日時: 2012/01/07 12:08
- 名前: イナズマン ◆7/Kp.DKOrE (ID: 5YaOdPeQ)
- 参照: そろそろ「無限の破壊」更新しないと。
どうもお久しぶり!
テスト勉強で最近これなかったよ。
結構進んでるね!がんばれー!
- Re: 魔道の世界--旅人達は--*稲妻* ( No.75 )
- 日時: 2012/01/10 14:00
- 名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
@イナズマン
お久しぶりー!
テスト勉強…だと…? お疲れ様です。
有難う!頑張るよー^^
- Re: 魔道の世界--旅人達は--*稲妻* ( No.76 )
- 日時: 2012/01/10 14:04
- 名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
9話
「愚痴言って良いか?」
「駄目」
「何であの光の道が消えたんだよ。あれは円堂の得意中の得意じゃ無かったのか。私は眠い」
「無視かよ。得意だけど得意中の得意じゃあない。一生寝てろ」
「あー怖い怖い」
周りの相手など気にも留めずに円堂と茜は口喧嘩をする。その横で、風丸が頭を掻きながら溜め息をつく。その間にも少しずつ追い詰められ、相手との間が狭くなっていく。
いつまで経っても終わらない言い争いに、ついに引きつった笑みを見せて風丸は言った。
「……喧嘩はやるべきことが終わってからにしようか」
「笑顔が黒いなぁ」
「眠い眠い。<黒現象・黒石>」
真っ黒な手の平サイズの石がヒトの周りを縦横無尽に飛び回り、当て続ける。
それを見ると円堂も正面を向き、両手を突き出す。風丸は目の前の相手に突進し、怯んだ隙をついて胸の前に手をかざした。
「<黄現象・散雷砲>」
「<風芯心>」
円堂の手の中に光が収束する。それは神々しい程の光を帯びた光線となり、発射された。その一瞬だけ辺りは眩しく照らされた。再び闇が戻ってくると、そこに居た筈のヒトは跡形も無く消し去られていた。
ヒトの胸の前で微かに空間が“歪む”。ヒトは胸を押さえて苦しみだし始めた。膝を折って地に頭が付くと、そのまま動かなくなった。
「久しぶりにお前らの技を見たが……相変わらずその“砲”の威力は最高だな。それにしても風丸、今のは何だ? 初めて見るが」
「見えない所で恐ろしいことをやった。……聞くか?」
「——想像だけで十分だ」
「どうでも良いけどさ、何か面倒なんだけど。茜ッ、いつものアレどうぞ」
そう言うと円堂は後ろに下がり、茜の背中を押した。気だるそうにする茜の顔を見るや否や、肩に手を置いて一言。
「カーナが心配じゃないのか?」
顔に憎たらしい笑みを浮かべるのを見て、茜も満面の笑顔で言い返した。
「弟子を引き合いに出すな。お前も前に出ろ、奴らと一緒にぶった切ってくれる」
「丁重にお断りするかもしれないな」
風丸が横目で「馬鹿」の二文字を顔に出しているのをしっかりと見た茜は、仕方なく槍を持つ。
「我らのキャプテンがお望みのようだ、悪いね。<緑現象・風斬零閃>……!」
たいした動きもなく、茜は腕だけを使って槍を横になぎ払う——!
*
「……木々が弱っている。誰かに知らせないと」
木を撫でるその女は、そう呟くと道なき道を歩き始める。
- Re: __________冬結晶. *小説集*_________ ( No.77 )
- 日時: 2012/01/10 20:22
- 名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
新 作 発 表 ! (と言ってもそんな重大じゃない)
※これは上海アリス幻樂団、東方Projectの二次創作小説です。
二次創作が嫌いな方はブラウザバックをおすすめします※
『東方幻常記』
…異変が起きない幻想郷。人と妖怪(その他)はのんびりと日常を過ごしていく。
>>物語性皆無! 出てくるキャラは作者の考えで決まります。短編と捉えてください。
終わる見込みは、出したいキャラが出終わってから考えます。多分。
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