二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

モンハン おこがましくも諦めきれず再開します!!すみません!
日時: 2010/11/22 15:37
名前: 秋空 (ID: lY3yMPJo)
参照: http://syousetu.gaym.jp/monster_hunter/patio.cgi?

クリックしてくださった方々本当に有難う御座います^^
Ep2もついにフィナーレを迎え個人的には念願の一番書きたかった話へと漕ぎ着けたです♪
これも一重に皆様のお陰だと思います!
サンキューです^^


来賓して下さったお客様達
鏡様・アビス様・獣好き様・ナッポッポ先輩様・D様・レッド様・美優様・天道様
カルカム様・連翠様・夜兎様・翡翠様・虎鉄様・雷電様・かゆうま様・志筑様・ガング様

ご来店下さった方々有難う御座います!



〜目次〜
No1>>1:今までのストーリーを全て掲載!
No2>>3:プロローグ
No3>>5:Ep3 第一話更新
No4>>7:Ep3 第二話更新
No5>>12:Ep3 第三話更新
No6>>14:Ep3 第四話更新
No7>>19:Ep3 第五話更新
No8>>22:Ep3 第六話更新
No9>>33:Ep3 第七話更新
No10>>35:Ep3 第八話更新
No11>>40:Ep3 第九話更新
No12>>47:Ep3 第十話更新
No13>>52:Ep3 第十一話更新

番外編
No1>>1:以前の設定資料
No2>>3:十年前の人外メンバー設定資料
No3>>10:キャラクタインタビュー<フォルサーミア&ノーヴァ>
No4>>27:モンスターデータ①
No5>>29:死亡キャラ台詞集①
No6>>32:死亡キャラ台詞集②

≠注意≠
1.更新は実生活と勉強の両立をしながらなので自然遅くなります!!
2.読み手のモンハンのイメージを著しく壊す危険も有ります。心の広いか頼み!
3.エロやグロが入ると思います。覚悟のない方はリターンしてください!
4.荒しや私が嫌いなお方・そして,モンハンが嫌いなお方はお断りしたいですvv

▽ギルス達の住む大陸について△
三百年位前に開拓された大陸で古龍大陸と呼ばれる。本当の名はレオドレッソ大陸。南方には天を貫くかのごとく巨大な活火山帯がそして北には霊峰ストロミョーネを中心とする雪山群が広がる。
主に都市等は海に近い東側にあるが首都ダリスヴェンドは中央に存在する。理由は多くのハンター達の中継地点に成り得る事と交通の便を考えてである。また,首都ダリスヴェンドは腕利きハンターの多く集まるハンターのメッカとして知られる。
西方は犯罪者や流のハンターの逃げ場となっている砂漠地帯である。因みに古龍大陸と呼ばれる所以は他の開拓された土地と比べて圧倒的に古龍の発見頭数が多いからである。大型モンスターの量も多い。



〜お知らせ〜

鏡様の最後のコメントを読む内に火が着きまた,作品への思いいれも強い故に復帰する事になりました。
快く打ち切りを承諾してくださった読者の方々には振り回してしまって申し訳ないと思っています。

何時まで続けれるか分りませんが暖かい目で見守って貰えれば幸いです!
以上,身勝手な作者より再開の報告でした!!

※更新するのはまだ暫く後になると思います
そして,相変らずの亀更新だと思います!!
それでも見てくださるという方は宜しくお願いします!!

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10



Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル コメ求む!! ( No.48 )
日時: 2010/09/11 10:49
名前: アビス (ID: U3CBWc3a)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

でも俺、MHFやったことないから分かんないんですよねぇ(苦笑)

Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル コメ求む!! ( No.49 )
日時: 2010/09/29 20:06
名前: 風 (ID: OK7TThtZ)

アビスへ

そうですか…実は僕もYoutubeの動画で見てちょっと調べた程度なのですがね(汗

Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル コメ求む!! ( No.50 )
日時: 2010/09/29 22:53
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: 0a987INq)

モンハン・・・今も書いてるって聞いたけど・・・(苦笑)

・・・本当だったんだ(汗)

よし、これからはちょくちょく見に行くね!♪

Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル コメ求む!! ( No.51 )
日時: 2010/10/05 10:41
名前: 風 (ID: EWuSebNO)

レッドへ
本当でした………少しスランプ気味です(汗


Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル コメ求む!! ( No.52 )
日時: 2010/10/05 19:58
名前: 風 (ID: ZfyRgElQ)

MonsterHunter Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル
第十一話「メンフィス・ジル」

(レオナ・ソウルブラッダー視点)


はいは〜ぃ,狩りから帰ってきて怪我人の世話に行ってみたら何やら楽しそうに話してるじゃない?
何をしてるかと思えば昔話をして昔の
ギルス君のお父さんの居た頃の人外の者達の話を交えてギルス君のお父さんについて語ってるらしいわ。
って事で楽しそうなんであたしも飛入り参加^^
無駄話も終わりにしてそろそろ私も語らせてもらおうかしら?

えっと,ノーヴァが人外の者達の屋敷ディナースオルディアに入館してからの話ね♪
アイツは最初は暗くて寒い部屋を選んでたわね。根暗で冷たい奴だと勝手に思ってた物だわ。
まぁ,正直その当時は彼女と話した事も無かった。彼女が入館して2週間位して顔を合わせて…
そん時はワルキューレの奴と一緒だったんだけどね…まぁ,凄い綺麗な顔立ちだった。
嫉妬して鼻でも殴ってへし折って遣りたい位だったわね?
何よ…引かないでよ!!軽い冗談だって(汗)いや,本気に見えた?
だって,女だもん仕方ないじゃん!
兎に角アイツと始めて会った時の第一印象は表情の抜け落ちた人生を楽しんでいない奴。
儚げで美しいとか言う男は多そうだけどあたしは正直理解できなかった。
因みにその頃の私は十五歳…体付きは発育が進み始めていて
見た瞬間,ノーヴァの事を貧乳とか貶してやろうと思ってた。


「ワルキューレ……随分薄幸そうな彼女つれてるじゃない?」
「何だ?何か気に喰わないのか?」

「そうねぇ,何でそんな不幸が映っちゃいそうな女と一緒に居るのかなってね」
そう,挑発するように胸をズイと全面に見せながら言うとワルキューレの双眸がギラリと輝いた。
否,兜で見えないが確かに睨まれた感触が有った。


「不幸が映るとは酷い言い様だな。居るだけで不幸になるようなそんな大それた人間が居るのか?」
「居るわよ…生まれながらに罪に侵害され迫害され一生を地獄で生きる」


ガシィ!

「それ以上言うな……てめぇの言ってる事は身勝手な差別主義者の空論だ。
其れが生まれながらの不幸を造るんだろう!?そうやって差別し有ってなんになる?
唯,憎しみが生まれて不和が起り崩壊するだけだ」

私の言葉を全て受け止めた後にアイツはあたしの無倉を掴んだ。
近くに居た小さな白い肌の少女は体を震わせて喧嘩しないでと言う風情で目を潤ませていた。
そりに気付かずワルキューレは声を荒げて主張し続ける。
自分の為じゃなくて彼女の為に。それが私は腹立たしかった。
彼女はまだ小さな少女だ。師匠と言う立場が保護者同然なのは分る。
でも,彼は少し其れが過ぎる気がした。

「やっぱり全力で護った」

「当たり前だろう?」


にべも無くアイツは硬質な声でそう言った。
あたしには幼いからと言って少女の言い分を完全に無視して居るあいつが当たり前とは思わなかった。

「何か文句が?」
「いっつも彼女には剣の降り方としか仰せ付けて無い見たいね?」
「当然だ…剣を振るにも体力が居る。彼女の体の出来ていない細腕じゃ」

「クエストに同行させてどんな物か教えるか位しても良いんじゃ無いの?
アンタみたいな過保護が居るから彼女は押え付けられて不幸に見える」

全く気付いて居なかったという風情でワルキューレはノーヴァを見たわ。
ノーヴァはと言ったら下を俯いて表情を見せず小さく唸る。


「それは,早く狩りの感覚を経験したいけど…力が足りないなら足手纏い」

生まれ故郷の崩壊と言う大きな傷を負った彼女は復讐心を持つと共に
迷惑を掛けてはならないと言う感情に襲われていた。
恐らくは立地の悪い部屋を選んだのも其れゆえだろう。
彼女は口篭る様に本音を述べる。悪いといった風情だ。
彼女にとって見れば面倒を見る1人の男が居てこんな豪邸に住まわせて貰うと言うのは
本当は嫌なのだろう。出来るなら1人で仇を討ちたいという意思が感じられた。


ガシッ
「足手纏いだからって何!?
此処は化物たちの闘技場よ!!それでも最初は普通のレベルかそれ以下のハンターも沢山居る!
彼等は皆足手纏いの期間を何年も経験してきた!それでも成遂げたい事の為に!
良い!!人外の者達はそんな器の小さい集団じゃない!だから……」


気持ちは分るけどじれったくて腹立たしくて私は小さな肩を強く抱き締め言った。
私の知る私の父や母の居る人外の者達はそんな小さな組織じゃない。
器の広い大物達の集う場所だ。復讐を否定するものは居ないし
その復讐の為に力が必要なら必要なだけの力を与えてやろうと何年も努力する連中ばかりだ。
なのに…


「もう,良い…俺も悪かった,今度イャンクック当りを相手にして」


ガチャッ…


其処にメンフィスさん達が来た。
ヴォルトの父であるメンフィスさんとセツナさん。
二人とも恐らくはあたし達の喧嘩を察知して出るタイミングを伺っていたんだろう。


「おいおい,その程度のクエストで良いのかよ?」
「どう言う事ですかメンフィスさん」

メンフィスさんがワルキューレの提示したクエストのレベルに疑念を抱いた物言いで言う。
ワルキューレの奴は怪訝そうに……また過保護の虫が動き出して歯を剥き出しにして言う。
あぁ,兜で見えてないけど多分歯剥き出しにしてた!!

「彼女の仇は古龍だろう?」
「まさかアンタ等………行き成り彼女を!?」

ズイッ!


「____そのまさかだよ?悪いか…大丈夫だ,遠目からでも古龍の力は体感できる。」
「あの…その」

なんと彼はセツナさんと自分がギルドにより招集された緊急クエストに彼女を連れて行くと言うのだ。
セツナさんの表情を見るに彼女も承諾済みだろう。ワルキューレが食って掛かるが彼は軽くいなす。
そんな時,逡巡し焦りで当りを見回していた綺麗な人形の様な少女が口を開いた。


「ノーヴァ?」
「行かせて下さい……迷惑は…掛けませんから!!」


ニコッ___
「良く言ったぜ嬢ちゃん!」


其れは彼女自身の肯定……行きたかった。
復讐心が芽生えてすぐの時が最も狩りの感覚を感じたい時間だ。
是が自分の体験する地獄だと____体験したいと被害者の感じる時間だ。
それは彼女も変わらなくて矢張り積極的だった。それにしても彼女の度胸も意外なほどだった。
まさか,こんな可愛い顔して行き成り古龍討伐に乗って出るとは…
隔絶した雪山の村落に居たとは言え彼女自身世間知らずな筈は無いだろう。
相当な腕前のハンターだった男の下で育ったのだから古龍の脅威は知っている筈だ。
それでも彼女は闘志に溢れた揺ぎ無い瞳だった。
其れを見たワルキューレは少し楽しそうな表情だった。

「なぁ,俺って親馬鹿だったのかな?」
「そうね…もう少し放任的になっても良いんじゃ無い?
第一,そんなじゃ窮屈で信頼も何も無いんだと思って萎縮しちゃうわよ」

ワルキューレの今更の言葉にセツナさんが言う。
私も思った事だ。だけど実際の所,未だにワルキューレの奴はノーヴァにべったりだけど…
って言うかヴォルトが結婚したって時自分が進めたのに引き剥がそうとしたり餓鬼かって!!
っと,本題に戻らないと…

「宜しく頼みますメンフィスさん」
「おう!」


「俺ぁ,護ってくれと言われたんです…だから,躍起になって………
アイツを護れなかったから今度は護らないと行けないって」
「其れも間違えちゃいネェと思うけどな……度が過ぎるってのは何事も駄目だ…
最もその度が理解できリャ世話無いんだけどな」


「頼みます…生きて帰らせて下さい!」
「当然だ…こんな小さい嬢ちゃんを死なせても何も気分も良くない…
心配するな!相手は高がラオシャロンだ…」


『高が……化物じゃん!』


ワルキューレはその時,ノーヴァに何故其処まで良くするのかの胸中をポツリと語った。
彼の心の中にはコイツが此処に匿って貰う前に失ったレルって少女の存在があった。
年のころはワルキューレより2歳位下,詰り当時今の私位だった。
その子はノーヴァと同郷出身だった。だからこそ必死になった。
少し悪い事を言った気になったが…メンフィスさんの強い言葉にワルキューレも頷いた。
心の奥底ではコイツも分っていた。
そんな場所でノーヴァは目を輝かせていた。薄汚れたどんよりした目が輝いた。


「ノーヴァちゃん行こうぜ」
「はい!」

「もっと軽く,うん♪とかで良いぜ?」
「うん♪」


まるで新しい家族が出来たかのような嬉しそうな顔付きでノーヴァを連れて二人は去っていった。
色々な準備をしていたのだろう。ノーヴァに対しても……
二人が居なくなって緊張感が解けたあたしは煙草に手を遣った。
するとアイツも自分の煙草をあたしに差し向けてくるのだ。

「悪ぃ,今火ねぇんだ…頼む♪」
「全く」


「お前が居て助かったよ」
「十年分感謝しなさい!」


「最悪だな」



=============
(ノーヴァ・ヒュールン視点)

私は,師匠と離れメンフィスさん達と一緒に狩りに行く事になった。
始めはセツナさんがクエストの申請の変更事項の旨をギルドに伝えて,
そして,私用の私のレベルに有った程度の装備を与えて貰った。


「こんなので古龍の一撃を?」
「喰らえば即死だ……まぁ,最も実際の所どんな防具つけて用が直撃すれば即死だがな」

「気楽なんですね?」
「事実だよ…事実…」


私の質問に滔々と彼は応えた。
それはもう,事実を淡々と述べるように……
そうなのだ,如何に強力な防具を付けた所で
人は強大なモンスターの力に真っ向から対抗など出来ない。
そんな事が出来ればそれは化物以上の化物だ。
だが私は1人其れを知っている。イヴァリス・ヴァスカビルだ。
その血をギルス君は引いている。

「私の様な小娘がこんな洗練された戦士達の場所に居て迷惑」

ガシガシ…
「イタッ!!」
「良いんだよ……誰だって最初から化物じゃないし,普通なりたいと望まない
なりたいと望むならお前は学べば良い。俺達は化物だから化物を造る事を迷わない。
だが,それは心の化物じゃない。力だ…鬼神の如く力で跋扈する怪物を薙ぎ倒す力だ」
「はい……私にも必要です」

「そうか____なら,俺達の戦いを良く見てろ。」


矢張りこんな怪物達の中に1人の小娘が迷惑だ…心底思っていた時,
メンフィスさんの大きくて優しい雰囲気の掌が私の頭を覆う。
それで良いのだと…
でも,心まで化物にならないように気を付けろと言うメンフィスさんは優しさに満ち溢れていた。
正直,妻が居るのに惚れそうなほどに良い男で…多分,生きてたらヴォルトでもなくて
師匠でもなくて彼と結婚していただろうと思った。


ガチャッ
「おっ,セツナ終ったか!?」
「全く,アンタってば面倒な事は全部あたしに任せて…」
「だって,俺は格闘家でお前は文官だろ?」
「アンタもあたしもハンターよ」

「くっ」
「ご尤もだね?」
「あら,ノーヴァちゃん有難う!」

「くっ!!」


どうやら,メンフィスさんはその大胆で懐の広い性格通り細かい算段が苦手で,
業務の殆どを妻のセツナさんに任せているらしい。そんな所も私にとってそそられたりした。
にべもなくセツナさんの見方をしてみたが正直,男の世話を焼くのは女の宿命だと思っていた。
兎に角,孤立無縁な風情のメンフィスさんは引き捲っていた。
その後も暫く虐めは続きとてもリラックスした状態でアプトノスの馬車に乗ることが出来た。


「よっしゃぁ,そろそろ行くぞ!秘薬良し!回復薬G良し!!装備良好!!」
「天気も良好だけどダリスヴェンドがってことで狩場まで良いとは限らないわよ?」
「ぐっ」

言おうとした事をセツナさんに先に言われ天津さえ指摘されるメンフィスさんは
苦虫を噛んだような顔をした。其処に,人外の者達の将が来た。
目だった外傷など当然無いが防具はドロなどで穢れていて狩りの帰りのようだ。
一緒に狩り行っていたのはレッドさんと当時の副将ギアガスさんと
レオナのお父さんのヴォルダーさんだった。レッドさんとイヴァリスさん以外は初対面だった。
上がり症で人見知りな私は顔をヒートアップさせてアタフタしていた。


「ふむ,イヴァリスの言うとおり美人の素養が有るな」

「あっあの,おっきいですね…何cm有るんですか(汗」
「さぁ,身長は測って居ないが2mは超えてるよ」

「ふっ,ギアガスさんはメンバー中でも最も巨漢だからな」
「貴方は……男ですか?女ですか?」


「良く言われるな…私は男だよ,良くからかわれた物だ」
「私とかね♪」

「本当君は容赦なかったよ」


堀の深い顔立ちで良く焼けた肌の肩幅が広くがっしりとした男は無骨な表情ながらも
決して恐ろしげではなく女顔の黒髪青目の筋が通っていて美しい顔立ちの中性的な
男は優しげで紳士的だった。私は,思ったよりも旨くやっていけそうな気がした。
特にヴォルダーさんはセツナさんと漫才を披露してくれた事もあり直ぐに打ち解けられた。

「お名前は?」

「人外の者,副将を務めるギアガス・ジュナメスだ」

「ふぅ,第九客でレオナの父親のヴォルダー・ソウルブラッターだ」
「レオナさんの御父さん?」
「ん?」

「先程合いました……凄く厳しい事言われたけど」
「あぁ,口が悪くてすまないね?放任主義をうたっていたら逆に躾が足り無すぎた」

「凄い良い人でした」
「そっそうか!?」

二人は私の質問に逐一律儀に応えてくれた。
ヴォルダーさんは娘が悪い事をしたと憤慨する風情だったが…
私が嬉しかった事実を述べると頬を赤らめながら少し憎まれ口を叩いた。
あぁ,是が彼なんだと少し理解した。



「メンフィス…死ぬなよ」
「死んだ事が有るか?」

「何が言いたい……」


「お前の心配は無駄骨なんだよ…」
「そうか,そうで有る事を信じてる」


何時も通りらしい言葉をメンフィスさんにイヴァリスさんが掛ける。
メンフィスさんはぶっきら棒に応えてさっさと馬車に乗る。
セツナさんに手招きされて私も急いで馬車に乗る。


「段差が高いから気をつけてね?」
「大丈夫です!是位の段差」


「そうだよなぁ,是からハンターを志すんだからなぁ♪」
「ちょっと冷かさないでよ貴方!」


馬車に乗る瞬間も賑やかな二人に私は心底癒されていた。



                               ∞END∞


NEXT⇒第十二話「始めてみる力」

〜ちょっとじゃれ合い〜

ギルス「あれ?」
ワルキューレ「どうした?」

ギルス「ノーヴァさんが僕じゃなくなってる!!?」
ワルキューレ「何!?」
レオナ「たいした問題じゃないでしょそれ!?」

ギルス・ワルキューレ・ヴォルト「大問題だ!!僕っ子は清涼剤…」


チャキッ…ノーヴァ「毎度毎度,どれだけ死体を晒せば気が済むのやら?」
ドドドドドド

死樹「馬鹿すぎる」
アーチャー「今更でしょう?」
死樹「拙者達何時の間にか空気じゃのう?」

アーチャー「全くです。ギルス君よりずっと前回の話で活躍してるか良い物の」

ギルス「俺,主人公だよな?」
アーチャー「本当はレッドや私…ワルキューレやノーヴァちゃんが主人公の可能性も有ったとか」
ギルス「!!?」

レオナ「それどころかあんたの嫌ってるライト君やリーさん…ヴォルトも可能性有ったんだって?」
ギルス「………」
ノーヴァ「と言いますかキャラが薄いから主人公になったと言う事実」
ギルス「あんまりだ!!」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10