二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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モンハン おこがましくも諦めきれず再開します!!すみません!
日時: 2010/11/22 15:37
名前: 秋空 (ID: lY3yMPJo)
参照: http://syousetu.gaym.jp/monster_hunter/patio.cgi?

クリックしてくださった方々本当に有難う御座います^^
Ep2もついにフィナーレを迎え個人的には念願の一番書きたかった話へと漕ぎ着けたです♪
これも一重に皆様のお陰だと思います!
サンキューです^^


来賓して下さったお客様達
鏡様・アビス様・獣好き様・ナッポッポ先輩様・D様・レッド様・美優様・天道様
カルカム様・連翠様・夜兎様・翡翠様・虎鉄様・雷電様・かゆうま様・志筑様・ガング様

ご来店下さった方々有難う御座います!



〜目次〜
No1>>1:今までのストーリーを全て掲載!
No2>>3:プロローグ
No3>>5:Ep3 第一話更新
No4>>7:Ep3 第二話更新
No5>>12:Ep3 第三話更新
No6>>14:Ep3 第四話更新
No7>>19:Ep3 第五話更新
No8>>22:Ep3 第六話更新
No9>>33:Ep3 第七話更新
No10>>35:Ep3 第八話更新
No11>>40:Ep3 第九話更新
No12>>47:Ep3 第十話更新
No13>>52:Ep3 第十一話更新

番外編
No1>>1:以前の設定資料
No2>>3:十年前の人外メンバー設定資料
No3>>10:キャラクタインタビュー<フォルサーミア&ノーヴァ>
No4>>27:モンスターデータ①
No5>>29:死亡キャラ台詞集①
No6>>32:死亡キャラ台詞集②

≠注意≠
1.更新は実生活と勉強の両立をしながらなので自然遅くなります!!
2.読み手のモンハンのイメージを著しく壊す危険も有ります。心の広いか頼み!
3.エロやグロが入ると思います。覚悟のない方はリターンしてください!
4.荒しや私が嫌いなお方・そして,モンハンが嫌いなお方はお断りしたいですvv

▽ギルス達の住む大陸について△
三百年位前に開拓された大陸で古龍大陸と呼ばれる。本当の名はレオドレッソ大陸。南方には天を貫くかのごとく巨大な活火山帯がそして北には霊峰ストロミョーネを中心とする雪山群が広がる。
主に都市等は海に近い東側にあるが首都ダリスヴェンドは中央に存在する。理由は多くのハンター達の中継地点に成り得る事と交通の便を考えてである。また,首都ダリスヴェンドは腕利きハンターの多く集まるハンターのメッカとして知られる。
西方は犯罪者や流のハンターの逃げ場となっている砂漠地帯である。因みに古龍大陸と呼ばれる所以は他の開拓された土地と比べて圧倒的に古龍の発見頭数が多いからである。大型モンスターの量も多い。



〜お知らせ〜

鏡様の最後のコメントを読む内に火が着きまた,作品への思いいれも強い故に復帰する事になりました。
快く打ち切りを承諾してくださった読者の方々には振り回してしまって申し訳ないと思っています。

何時まで続けれるか分りませんが暖かい目で見守って貰えれば幸いです!
以上,身勝手な作者より再開の報告でした!!

※更新するのはまだ暫く後になると思います
そして,相変らずの亀更新だと思います!!
それでも見てくださるという方は宜しくお願いします!!

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Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.12 )
日時: 2010/02/21 16:13
名前: 秋空 (ID: 03x.my9j)
参照:  

Monster Hunter Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル 第三話「イヴァリス Part1」
(ゼクト視点)

師兄が我等のディナーズオルディアにお暇するようになってから二週間が過ぎた。
師兄は人外の正式メンバーだったトレミューラさんに引連れられ,
狩猟地区変更許可証をつい最近になりギルドの注意を受けることにより行っていた。
あの時,トレミューラさんが
「危うく不法入国者扱いだったな」と怒りを篭めて言っていたのを思い出す。
全くこの人はいっつもだらしなくて人を困らせる。
その上,仕事嫌いで他人の稼いだ金を使って何処かに旅行に行ったりするし___
兎に角周りを騒がせる人だった。まぁ,今も人を騒がせる人だけどな。

.........と,雑談はこの位にして話を進めるか。

師兄と言うと私よりワルキューレさんがイヴァリスさんに師事を先に受けていた様に
感じるだろうが,実は師兄が師匠を探している頃,とは言っても探しては居なかったが……
まぁ,兎に角師兄より先に本当は私がイヴァリスさんの弟子になっていたのだが___


___私がイヴァリスさん…この呼び方は面倒だからこれからは師匠としよう。
師匠の下で修行に明け暮れていた頃,師兄はまだ,人外の者達の本拠ディナーズオルディアを中心に
街中を歩き回り仲間探しをしている最中だった。師兄も街中を見回り
このディナーズオルディアに最高の実力者が集中している事を知り,
人外の者達の誰かの弟子になることを決めていたようだ。
ダリスヴェンドに来て三ヶ月位して「人外の者達で一番強い男は誰だ?」と問うて来て…
それに師匠が名乗りを上げたんだ。実際,一番強かった。歴代最強の男だった。

イヴァリス「アァ?そいつは俺だが……何か用か?」
ワルキューレ「アンタと勝負したい」

イヴァリス「…………………」
ワルキューレ「何だよ?」

イヴァリス「ぷっ!ははははははははは!!面白い餓鬼だ!!!この俺に会うなり行き成りそれか!!
こんな意気の良い___無謀な馬鹿野郎は久し振りだ!俺以来だぜ!!」
ワルキューレ「馬鹿にしてんのか!!」

レッド「お前!何だその物言いは!!礼儀を知れ!!」

師兄は事も有ろうかハンターの中の神とも言える存在に不躾な態度で立会いを挑んだ。
師匠はその態度を豪胆と受け取り気に入ったのか大笑いした。
俺は気に喰わなかったさ。こんな礼儀を知らない男を最強の男の弟子にして溜るか___
俺と同列にして溜るかってな。
だが,師匠は楽しそうにあいつの申し出に賛成して双剣と太刀では,強さを比べられないなと
良いながら太刀型の木刀を2つ持ってきて師兄の前に並べた。
そう,師匠は我が師兄の得意とする武器で戦ったのだ。
師匠は太刀を使った経験が無い。如何に強いとは言え普通なら太刀に慣れている師兄の勝ちだ。

ワルキューレ「馬鹿にしてるのか___太刀使ったことあんのかてめぇ?」
イヴァリス「無いね___?然し,圧倒してやる」


ガシッ___ワルキューレ「泣き面見せてやるぜ!」

ダン!!___ガァン___イヴァリス「お前のな?」

ザクン

レッド「一撃かよ!」


だが,俺の予想は外れた。
空中で師兄の太刀型の木刀はニ〜三度回転し地面へと落ちた。
師兄の真正面からの面を狙った攻撃を側面から一薙ぎで吹き飛ばした。
当時の師兄は目を疑っていたよ。双剣や片手剣の勝負でならまだしも,
本職である太刀で人達の下に勝負を決められたのだからな。放心状態になるのも無理は無い。
それを見て俺は様を見ろと思っていたさ。礼儀の知らない馬鹿が広い世界を知った瞬間だ。
それと同時に崇拝すらしていた師匠がすぐさま奴に自らの実力を魅せたのだ。
笑えるし清清しい___

ワルキューレ「___嘘だ。嘘だろ!?てめぇ,太刀は素人だろう?構えで分る!!
俺は,俺は!化物とすら称された男だぞ!こんな__簡単に!」

師兄は誇りと自信を砕かれて戦意喪失して吠えた。
まァ,順当な反応だろうな。それなりに以前居た街では勇名を馳せた様だしな。
認められなかったんだろう。仲間を失って自分の誇りも失って良い事ねぇって.........
そう考えてみるとあの時笑ってた俺も下衆だな。

イヴァリス「—————確かに俺は太刀に関しちゃ素人さ。
ふふっ,分ったか?てめぇより強ぇ奴なんてこの世にゃ山ほど居るって証だ」

倒れ付す師兄を黙して黙っていた師匠は厳しい言葉を堕ちる様な声色で投げかけた。
師兄は怒り大声で言った。

ワルキューレ「くそ___認めねぇ!!!」
ガシィ———

イヴァリス「認めなくても良いさ。純然とした事実ってだけだからな。
お前の町は唯の井戸の中だ。井戸の中の蛙が波紋を広げた所で世界に響くわけも無いだろう?」

師匠は更に事実を突きつける様に冷たく厳かに言う。
純然とした事実___師兄は自分の居た街が自分の視野がどれ程小さな,
世界の中のほんの一部かと言う事をその時感じていただろう。
嗚咽に歪み心の中では気付いてしまった,然し認めたくない事実に苦しんでいる様だった。

ワルキューレ「マハラ……レル,レオ…皆,俺ぁ,皆の所に行きたくてさ。
少し生き急いでたのかも知れねぇ。でも,生きる目標が出来たよ。
目の前の野郎___始めて会った圧倒的につえぇ野郎,
そいつを抜かすまで死ねねぇ……死なねぇってな。」


ギラッ___

誰に言うとでもなく1人遠くに話しかけるように師兄は言った。
あの時は何を訳の分らない事をと君が悪かったが今は無い友達に誓いを立てていたんだろう。
ギラギラとあの人の目に炎が宿っている事に気付いた。
それを見て師匠が笑っていることにも___

イヴァリス「で___お前は俺の弟子になるのか?」
ワルキューレ「—————俺は」

イヴァリス「超えたいと誓った相手の弟子になるか___」

ワルキューレ「辱め___か?此処まで堕ちといてそんな感情はねぇよ!!
あんたの弟子にでもそいつの弟子にでもなってやらぁ!!!」

レッド『俺の弟子に……正気か?』

流石にあの時,師兄が俺の弟子になるなんて言ったのには驚いたな!
俺の弟子になってたら絶対,扱き使ってやってた所さ。
師匠はと言うとその啖呵が余程ツボに嵌ったのか口角を曲げた後盛大な大声で笑った。

イヴァリス「くくっ.........ふっ,くはははっはははははははははははははははははははは!!!」
ワルキューレ「おい!」


イヴァリス「レッドの弟子になるって!?面白ぇなそれは!!
だが,まァそいつはまだ弟子を取る器じゃないよ?
仕方無いから俺の弟子になれ…なっ!?」


レッド「師匠___」
バンバン!!ワルキューレ「くそ!うぜぇ!!そして,痛ぇ!!!」

師匠は楽しそうに笑いながら師兄の背中をバンバンと何度も叩いた。
師匠の怪力のせいで師兄は全治一週間の怪我を負ったらしい。

ゴシャァン…イヴァリス「あんだ?足腰弱ぇな…軽く叩いた位で吹っ飛びやがって」
レッド「師匠,それは貴方の腕力が強すぎるだけで彼が弱い訳ではないかと___」

師匠の言う事が余りに的外れすぎて私はその時始めて師兄を構うような事を言った。
案外,早かったなぁ(苦笑

ワルキューレ「畜生—!痛ぇ…」
レッド「しかし,倒れてる姿が様になってるな?師匠___無論,俺がコイツより上ですよね?」

イヴァリス「行き成り何言ってんだ?そうだな___弟子歴はお前のが長いよな」

師匠は両方同等に扱う積りだったのか思案気な表情を造った。
少しの間,顎に指をあて考え込み手をポンと叩き言ったのだ。

イヴァリス「いや,ハンター歴や年齢を考えればやっぱりお前よりワルキューレが上だろう?」
レッド「なっ!?師匠!!?」

イヴァリス「ってことでお前これからワルキューレの事,師兄って呼ぶ様に♪」

レッド「—————そんな」

俺は師兄の予想外の言葉に反発するよりも先に疑問が先立ち「そんな」と口にした。
しかし,考えて見れば狩りの強さ以外のことに関しては年功序列の色の強い
人外の者達なら当然,そうだろうなと思い気を休めた。


ムクッ___ワルキューレ「ふぅ,よっ___生意気な餓鬼」
レッド「何!?自分が立場が上に成った途端にいきなりこれか!この___礼儀知らずが。
忌々しい。年齢とて2〜3歳しか変わらないだろうに___」

ワルキューレ「偉いのは偉い!」

バキィ!!!


                      「調子に乗ってんじゃねぇ!」


弟子入り1日目___いきなりあの人は頭に大きなタンコブを造った。
矢張り,馬鹿すぎだ。



                                        END


NEXT⇒第四話「イヴァリス Part2」

Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.13 )
日時: 2010/02/21 16:58
名前: 雷電 (ID: J0PYpSvm)
参照: http://www.kakiko.cc./novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=16089

お久だね。
モンスターハンターフロンティアやってる?
俺はやっているよ!
名前はRAIDEN
もしやっていたら、今度一狩り行こうぜ!!

Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.14 )
日時: 2010/03/04 18:17
名前: 秋空 (ID: YKUYz0TB)
参照:  

雷電様へ
お誘い嬉しい限りですが___
最近モンハン封印して勉強とかに打ち込むようにしてる次第で…

すまない___
小説カキコは封印できないですよ(苦笑


Monster Hunter Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル 第四話「イヴァリス Part2」
(ワルキューレ視点)

ギルス君に似た紅い派手な髪のボサボサ頭。
目の色はモスグリーンで切れ長…ハンターにしては珍しい痩せ型…それが師匠の容姿だ。
何より驚きなのは師匠の武器で前人未到の領域と称される極牙ニ対…最強の双剣だった。

あの人の弟子になって始めて知ったことはいかに人外の正式メンバーがすげぇとは言え,
弟子まで凄過ぎる訳じゃねぇって事だった。俺より強い弟子は居なかった。
その頃はレッドもまだまだ,発展途上で俺以下…ハンターランクで言ったら分りやすいな。
当時の俺はランク6でレッドは4だった…正直,レッドはその頃弱い方で,
大器になるなんて思ってたのは人外のメンバーでもギアガスさんとメンフィスさん位だった。

朝___

俺の部屋に師匠が来ていた。
鍵は閉めたはず何だが何故かドアノブも壊れてなくてキッチリとした状態だ。
師匠はピッキングの才能も有るのかも知れないと思った。

イヴァリス「うぅ〜ムニャムニャ,ギルスぅ,高い高いだぞぉっと♪」
ワルキューレ「このおっさん…こんなに息子好きならたまには会いに行けば良いのに」

1ヵ月近く付き合って師匠がかなりの愛妻家であり家族愛の強い男だと言うのは分っていた。
何時ものように家族に会いたいが暇が無いと言っている。
スターの苦境って奴なのかね?妻も師匠の苦労を知って言葉にしないで居るが会いたいだろう。

ボ〜…イヴァリス「お早う御座います母ちゃん…」
バキィ!!ワルキューレ「誰がおかんだ!?」


イヴァリス「………ん?…!?いってぇ!!おかんとは言ってねぇだろ!?
ってか,師匠をぶつってどんな弟子だ!!酷いぞお前!?」


ワルキューレ「黙れ!何事も無かったみたいに俺の部屋に入り込んで寝てやがって!!」

実は良くあることで…良く師匠とはこうやって師弟とは思えない罵倒のしあいをした。
今にして思えばあの不器用な師匠の餓鬼臭いスキンシップだったのかも知れねぇな…
だが,その日は何時もと違った。
今まではイヤンクックとかドスガレオスなんていう雑魚ばかりだったが今回は何と……



〜狩り名:林丘の王達〜
リオレウス×2
リオレイア×2
クイーンランゴスタ

報酬:10万

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

って言う大型クエストの以来だった。
最近,人外メンバーには舞い込んでこなかった緊急の任務だ。
人外メンバーにしか出来ないだろうと……言う理由で依頼されるG級越えのハイレベルクエストだ。

俺は意気揚々とした。
だが,こう言う高レベルクエストをその時の調子で選んじまってマハラ達を失ったのが
記憶に新しかった俺は及び腰でも有った。
目の前の師匠を失ったりしないかって……
そう,不安がっていたらレッドの奴がそれを感じたのか俺に言った。


レッド「どうしたんだ?浮かない顔だ…何時もの師兄ならひゃっは〜とでも奇声を上げそうなのに」

ワルキューレ「怖いんだ…こんな馬鹿げたクエストして師匠やお前を失わないか」
レッド「馬鹿な事を…師匠の強さ知ってるだろ?
殆ど欠片も見せてないが…師兄よりはるかに強いの分るだろ…師兄より先に死ぬなんてないでしょ」

ワルキューレ「だがよぉ!あの人は仲間想いだ!下手な事して俺の盾になるなんて…」
レッド「師兄が逸った真似をするようなら何もしないように俺が制するさ」


アイツが感情的な俺のストッパーになると言ってくれた気がして少し安心した。
逆に感情に物を言わせて行動しない冷静なアイツが居ないと俺達師弟はやっていけない気がした。

狩りには俺とレッドと師匠ともう1人,師匠の頼れる相棒,最近は1人で狩りをしていたが……
な,ギルス君の師匠であるヴォルトの親父…メンフィスさんだった。
赤のオールバックとがっしりした体格に顔立ち…哀愁を帯びた黒の瞳が特徴的な人だ。
俺は当時,まだ人外メンバーに馴染むのが大変で…過去の仲間達を引き摺っていたから…
話した事もほとんど無かったが…あの人は俺を気にしてくれた。
対剣ヴォルトトスにカイザーXシリーズと言う人外メンバーに相応しい装備だ。


コノ2人がいる限り俺達は手を拱いて2人の邪魔にならないようにするべきなんだろうと思ってた。
精々,閃光玉や落とし穴…回復薬でのサポートがほとんどで攻撃に回る機会なんて殆ど無いだろう。
否,是だけレベルの離れた人達と一緒だと逆に邪魔になるだけなのは確実だ。


________________
目的地:ラドルアカナ林丘


鬱蒼と茂る木々,巨大な大木が根を張り枝と枝が絡み合い,
木を伝い枝を人が移動できるのがこのエリアの特徴だ。
また,真ん中付近には巨大な泉…湖と言った方が良さそうな泉がある。

そんな雄大な自然が待ち受けているとは思えない
灰色のゴツゴツした岩山が馬車から外を見ると有った。


ガタンガタン…ワルキューレ「はぁ…色気ねぇなぁ…」
メンフィス「全くだ…林丘の近くに火山が有るってのが色気がねぇよ……」

ワルキューレ「気が合いますねぇ」
レッド「全く,師匠と言い師兄と言いメンフィスさんと言い
図太いというか大雑把で身勝手な人ばかり乗ってる馬車ですね…」

イヴァリス「おい…失言だ。失点だ…酷いぞレッド」

師匠は結構純情と言うか涙もろくて少し馬鹿にしたり冷たく接すると泣き声で本気で向かってくる。
正直な話,ウザイほど自分の感情に真っ直ぐな奴だ。俺も言えないけど……
兎に角,火山の近くを通るのだから熱い…
因みにギルス君とフルフルを狩った時に行った火山とは別方向の火山な?
俺は北方出身で熱いのが大の苦手で狩場に付く前に死ぬのかとか思ってたな……

ワルキューレ「師匠…メンフィスさん……短い間でしたけどお世話になりました…
意識が朦朧とします…俺此処で死ぬみたい…」

バキィ!メンフィス「クーラードリンク呑めや…」


そうあの時の俺は狩場に行くまでの通路で火山を通る時に必ず馬車の中で支給される,
クーラードリンクを飲んでいなかったのだ。いや,俺はクーラードリンクって奴の存在を知らなかった!

ワルキューレ「クーラードリンク!!すげぇ…暑さが吹っ飛んだようだ……何だこの不思議飲み物は!?」

メンフィス「馬鹿か?」
レッド「見紛う事なき馬鹿です…」
イヴァリス「珍獣だな……」

ワルキューレ「ヒドッ…」
イヴァリス「まぁ,俺様が教えてやろう…体の体感温度を和らげる効果のある飲み物だ。
熱を逃す効果が有るって訳だな……
熱を発散し水滴で体をコーティングし外の熱からの,ダメージも軽減するのさ」

ワルキューレ「成程」


そんな馬鹿やりながら少しずつ親睦を深めていざ,狩猟の地ラドルアカナ林丘に付いた。
見渡す限りの木・木……木!!!色気の無い岩の色とは違う綺麗な翠…生き返った気分だった。
だが,感動しても居られない……キャンプを出ると行き成りお出迎えのリオレイアちゃんだもんな。

バサバサバサバサ…リオレイア「ギシャアァァァァァァァァァ!!!!」


空中を巡回しながら子育ての敵になりうる奴を警戒していたんだろう。
そんな中,丁度俺たちがその場所に来た時と奴の視界が重なったみたいだ。
行き成りのリオレイアとの戦い。奴は拘束で滑空してギラつく爪を見せつけながら向かって来た。

ギュオォォォ…メンフィス「面白いな…こう言う行き成りの襲撃は好きだぜ」ガシッ…

メンフィスさんがリオレイアの目に向かって閃光玉を投げた。
リオレイアは突然視界を奪われ狂った様に飛び岩に激突する。
瞬間,剣を抜く音が響く———


                                   ギャリッ…

イヴァリス「行くぞ…おい,ワルキューレ!!てめぇも攻撃に混ざれ!好機だぞ!!」


                                 ___ダン!


ガガガガガガガッ___リオレイア「ギギャアアァァァァ…ガッ…ギャアァァァァァ!!」
バタバタ…メンフィス「そろそろ効果が切れる!下がれ!!」

それなりに熟練したハンターならモンスターがどれ位で閃光玉から立ち直すか位予想は出来た。
だが,メンフィスさんの言葉は興奮状態の俺には相当嬉しい言葉だった。
あの時はこの俺がこの狩りで武器を振えるとはと本気で切り捲ってた。
だから……リオレイアの目の復活に気付けなかった。

逸早く,離れていたメンフィスさんは何時の間にか落とし穴を設置していた。
俺達全員が離れた時レイアは怒り狂い突進してきた。
俺達はそれをかわし,落とし穴へと誘導する。


ボゴォ…リオレイア「ギャッ!?」


見事,レイアは落とし穴に嵌り動けなくなった。ジタバタともがく。
だが,そんなもがきながらの攻撃など恐れるに足らず…俺達は各々攻撃した。
何とか耐え切り落とし穴から這い出したレイアは体を回転させながら尻尾攻撃をしてきた。
俺達は距離を取ったが陣形がバラバラになってしまった。
直感的に一番手強いのがイヴァリスさんだと分ったのか…
先ずはイヴァリスさんを倒そうという魂胆でイヴァリスさんに顔を向ける。
そして,火炎袋から生成される炎を喉から勢い良く三連発射出する。

ドンドンドン…イヴァリス「おいおい…それじゃ駄目だぜ?」
ワルキューレ「何突っ立ってんだ!?喰らうぞ…」

レッド「あんたは馬鹿か……仮にも人外の者最強の戦士だぞ?」


俺は目を疑った。
あァ,常識的じゃなかったのさ…その後の光景が_____

何と師匠は火球を双剣の爆風でぶっ飛ばしたんだ!是にはレイアも驚いてたね…
最後の手段と体を大きく広げて突進の構えだ……
流石にあれは剣で斬ってどうにかなるもんじゃねえぇだろう…
かといって師匠の方はちょうど海が近くて避けるスペースもない。



ヤベェ……そう,思った。


ズンズン…ワルキューレ「ヤベェ!助けねぇと!!」

ガシィッ…メンフィス「待てって…面白い物が見れるぜ?」

そう言ってメンフィスさんが止めてなけりゃ俺は行ってたろう。
と言うか…止めてても方を全力で捕まれてなければ行ってたな…


                   ズッ___



                                       ズバァ!!



ズズズズズズズズ…ワルキューレ「何て刃の硬度だ…レイアの硬い皮膚を膾切りに!?」


ボタボタボタボタ…リオレイア「ガッ…ギアァァァァァァァァァ!!?」グラァ


レイアの奴の足と足の間に体を屈め瞬時に入り込み刃を差込みレイアの腹を解体するように,
一閃してみせた。一撃で死ぬほどの大量の血が流れ出て……
リオレイアは朦朧とする意識の中で敵に背中を見せ足を引き摺り逃げ出す。
腹から飛び出た内臓を痛ましく白い砂に擦りながら赤い線を造って行く。
それに師匠は驚くほどの足の速さで歩いて容易く追付き止めを刺した。
リオレイアの目に気付かれないように……刺した



ザシュッ…イヴァリス「勝負ありだ…」


                                 ズゥン____


リオレイアの巨体が白い砂浜に堕ちた…



                                         END


NEXT⇒第五話「イヴァリス Part3」へ
〜ちょっとじゃれあい〜

メンフィス「すご〜く,どうでも良さそうな感じの登場だな?」
イヴァリス「だってサブ中のサブじゃん?」

メンフィス「何!?お前の一番の親友設定じゃないか!!何処がサブだ!?」
イヴァリス「今時親友はサブキャラなんだよ…」
メンフィス「そんな事言ってるから友達いねぇんだ秋空は!!」

イヴァリス「!!!!」
秋空「友達居ますってメンフィスさん!」
メンフィス「何人?俺みたいに友達百人居るの?」
秋空「それ異常だから!!」

Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.16 )
日時: 2010/03/04 19:35
名前: アビス (ID: 3CAtWHbZ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

本当に久しぶりですねw

それにしても依頼内容すごいですね・・・

Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.17 )
日時: 2010/03/04 19:58
名前: 天道 (ID: kfmvS1ow)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

メンフィスさん友達多ッ!羨ましい・・・・・・


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