二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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モンハン おこがましくも諦めきれず再開します!!すみません!
日時: 2010/11/22 15:37
名前: 秋空 (ID: lY3yMPJo)
参照: http://syousetu.gaym.jp/monster_hunter/patio.cgi?

クリックしてくださった方々本当に有難う御座います^^
Ep2もついにフィナーレを迎え個人的には念願の一番書きたかった話へと漕ぎ着けたです♪
これも一重に皆様のお陰だと思います!
サンキューです^^


来賓して下さったお客様達
鏡様・アビス様・獣好き様・ナッポッポ先輩様・D様・レッド様・美優様・天道様
カルカム様・連翠様・夜兎様・翡翠様・虎鉄様・雷電様・かゆうま様・志筑様・ガング様

ご来店下さった方々有難う御座います!



〜目次〜
No1>>1:今までのストーリーを全て掲載!
No2>>3:プロローグ
No3>>5:Ep3 第一話更新
No4>>7:Ep3 第二話更新
No5>>12:Ep3 第三話更新
No6>>14:Ep3 第四話更新
No7>>19:Ep3 第五話更新
No8>>22:Ep3 第六話更新
No9>>33:Ep3 第七話更新
No10>>35:Ep3 第八話更新
No11>>40:Ep3 第九話更新
No12>>47:Ep3 第十話更新
No13>>52:Ep3 第十一話更新

番外編
No1>>1:以前の設定資料
No2>>3:十年前の人外メンバー設定資料
No3>>10:キャラクタインタビュー<フォルサーミア&ノーヴァ>
No4>>27:モンスターデータ①
No5>>29:死亡キャラ台詞集①
No6>>32:死亡キャラ台詞集②

≠注意≠
1.更新は実生活と勉強の両立をしながらなので自然遅くなります!!
2.読み手のモンハンのイメージを著しく壊す危険も有ります。心の広いか頼み!
3.エロやグロが入ると思います。覚悟のない方はリターンしてください!
4.荒しや私が嫌いなお方・そして,モンハンが嫌いなお方はお断りしたいですvv

▽ギルス達の住む大陸について△
三百年位前に開拓された大陸で古龍大陸と呼ばれる。本当の名はレオドレッソ大陸。南方には天を貫くかのごとく巨大な活火山帯がそして北には霊峰ストロミョーネを中心とする雪山群が広がる。
主に都市等は海に近い東側にあるが首都ダリスヴェンドは中央に存在する。理由は多くのハンター達の中継地点に成り得る事と交通の便を考えてである。また,首都ダリスヴェンドは腕利きハンターの多く集まるハンターのメッカとして知られる。
西方は犯罪者や流のハンターの逃げ場となっている砂漠地帯である。因みに古龍大陸と呼ばれる所以は他の開拓された土地と比べて圧倒的に古龍の発見頭数が多いからである。大型モンスターの量も多い。



〜お知らせ〜

鏡様の最後のコメントを読む内に火が着きまた,作品への思いいれも強い故に復帰する事になりました。
快く打ち切りを承諾してくださった読者の方々には振り回してしまって申し訳ないと思っています。

何時まで続けれるか分りませんが暖かい目で見守って貰えれば幸いです!
以上,身勝手な作者より再開の報告でした!!

※更新するのはまだ暫く後になると思います
そして,相変らずの亀更新だと思います!!
それでも見てくださるという方は宜しくお願いします!!

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Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.19 )
日時: 2010/03/28 10:39
名前: 風 (ID: d8lWLfwU)
参照:  

コメントして下さった方々有難う御座います♪

アビス様へ
ですねぇvv
依頼内容が凄いのは何時もの事です(苦笑
私がこのクエストやったら泣くなとか思いながらクエスト作りしてます♪

天道様へ
ですねぇ♪
まぁ,メンフィスさんに掛かれば少し付き合っただけの人でも友達ですから(笑


MonsterHunter Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル
第五話「イヴァリス Part3」
(ゼクト視点)

リオレイアの死骸の横で彼女の死骸を何の興味も無さそうに見つめている師匠が其処には有った。
私達は師匠の前へと集まり素材の剥ぎ取りを行った。
目ぼしい素材も無く無言で林の中へと入っていく。
今回のクエストの目玉のリオレウスが目の前には居た。


メンフィス「寝てるな」
ワルキューレ「......何でだ」

イヴァリス「此処には今,繁殖期の夫婦が二対定住しているらしい…
この狭い空間で動き回れば鉢合わせになって争いになることは往往にして有るだろ」
レッド「兎に角チャンスですね…」

何にせよ傷だらけで休眠を取っているのなら攻撃をしないてはない。
私達は皆一様に武器を取り本気でリオレウスの弱点部位である頭部を叩き付けた。
リオレウスは其れを位,目を覚ますが痛みで仰け反りヨロめいている。
この好機を逃すようなハンターは居ない。


リオレウス「ごガガガガガガが…」
ザッ…メンフィス「鎧落し…」バキィン

ドパァ…ワルキューレ「鱗をなめし取るようにして吹き飛ばして柔らかい部分に傷をつける!?」

メンフィスさんの技巧が輝く。リオレウスの体を覆う強靭な防壁である鱗が吹飛び肉が丸見えになる。
そこに私と師兄で攻撃を仕掛ける。私の攻撃で相手の血が爆ぜ,
師兄の突きがリオレウスの体を貫通する…呆気なくリオレウスは地に堕ちた。


ドザァ…リオレウス「ギュウゥ…」
イヴァリス「終わりか…何の感慨も無いな…」

ワルキューレ「……あっさり過ぎるぜ」



いとも容易く堕ちた空の王者に憐憫の目すら向けたくなるが…
戦いならば苦戦せず傷付かずに越した事は無い。是は運が良かったのだと私は思ったな。
無論,師匠も師兄もそうは考えていたが
矢張り空の王者とまで呼ばれた彼がこうも容易く倒れたのには少し悲観が有ったのだろう。

メンフィス「まだ,三体も居るんだぜ…さっさと次に行こうぜ」

バリバリ…イヴァリス「全くだ。感慨に耽ってても仕方ねぇ…所詮,モンスターと人なんだ」

メンフィスさんがまだ,先が有るのだから気を抜かず早く行動しようと促す。
すると師匠もその通りだと言って行動に出る。
モンスターと人と言ったのは何故だか未だに分らない。
私達は師匠達の後ろをついて歩いた。
途中,コンガやブルファンゴと言った鬱陶しいモンスターを倒しながら警戒を怠らず…
然し,数時間歩き回っても全く敵と出くわす気配が無く休憩をとることにした。

バサッ…メンフィス「今,俺たちが居るのがこの辺…雄火竜が良く目撃される地点だが…
俺たちが殺した奴との戦いで疲弊しているのか或いは気紛れな行動に出ているのか…」

レッド「兎に角,是だけ探して出ないとなるとターゲット変えたほうが良いんじゃ?」
イヴァリス「雌火竜の方は大概この時期は卵の番人やってて動かない。
リオレウスなら兎も角奴なら今のお前等でも普通に倒せるだろ…別行動を取るぞ」


2体を立て続けに倒せた時はこのクエストは案外容易く終了できると思っていたが…
その後,数時間歩き回り全く手応えが無い。いや,狩りをやってると良くある事だが参る物さ…
狩りは基本的に時間制限があってそのクエストの難易度や申請者の都合などによって決まる。
今回のクエストは難易度こそ2日〜3日は猶予を貰えるレベルだが…
此処に来るハンターギルド直属の観測局の依頼で急いでいるらしく15時間と言う設定がある。
既に時間は9時間以上経過している。
確実に同じ場所で屯している筈のレイアを倒しに行くのはセオリーと言えるだろう。

ザッ…イヴァリス「幸運を祈る」

そう,師匠が言うと同時に立ち上がり私達は分かれた。


ワルキューレ「然し…本当に半端ねぇなあの人達は」
レッド「無論だ…あの人達は人から化物となった…」

ワルキューレ「強さは化物かも知れないが心は化物じゃねぇだろ?」
レッド「当然だ…ハンターなら律する心を持つべきだ。
唯力を奮っている様じゃ理性有る人間じゃなく理性無き獣…化物とはまた違う」

ワルキューレ「はっ!人間の意志…悪意は何者より深いってか」
レッド「悪意と言うのが気に入らないがそんな所だ」

勿論,師兄が指した悪意と言うのは単純な人間の悪意じゃなくて…
人間の生延びるための智恵や必死さを刺してそれが悪意にすら見えると言っているのは分った。
だから余り腹は立たなかったが…心が化物じゃないというのには腹が立ったな。
アンタより遥かに俺のほうが長くあの人達と付き合ってるってのに!

ザッザッ…
ジジジジジッ…クイーンランゴスタ「ギギギギギ」


蜂の様な姿,そして巨体と羽音…ランゴスタの女王クイーンランゴスタの突然の攻撃だった。
背後を突かれて少々慌てたが冷静に対処できた事を覚えている。
あの時から大剣をまるで玩具のように奮っていた。

グワァッ…ワルキューレ『片手……それも突きだと!?』
レッド「スネークバイト…とでも言って置くか」ドッ

突きは剣での戦いで最も射程距離の長い技だ。
それは詰り通常,剣を振う衝撃を往なすためにクッションとして用いる肘を伸ばすからだ。
片手で放たなければ伸びの有る突きは放てない。
私はあの地点から片手で大剣を使えていたと言う事だな…
そして,片手の突きに回転を加えたこの攻撃を私はスネークバイトと名付けた。
今では余り使わない技だがな…

クイーンランゴスタは怒り羽を鳴らし部下のランゴスタたちを呼び寄せてきた。
ランゴスタ達は一斉に私達の周りに陣形を造り威嚇行為を行う。
ランゴスタの鈍く弱い攻撃など気にせず俺達は目の前のデカブツを見据える。
するとデカブツは緩々と後ろに下がりながら毒液を放ってきた。
私は其れをかわすが師兄が少し頬に毒液を食らう。

ピチャァ…ワルキューレ「ちぃ!いてぇ…」ジュワァ

毒と言うより酸に近く師匠の頬が焼けて膨らんだ。その痛みを感じている隙にランゴスタが動く。

バキィ…ワルキューレ「邪魔だぁ!」ドチャァ
脆いランゴスタは師兄の鉄拳一撃で砕け散った。

ダン…クイーンランゴスタ「!!」ゴシャァ…

鈍間なクイーンランゴスタなど大剣を纏っていても俺の健脚なら容易く追い付けた。
一撃でクイーンランゴスタを地面に叩き伏せ最後には大タル爆弾で吹き飛ばして倒した。


ワルキューレ「おいおい,大剣持って走るかよ……お前も大概化物だな」
レッド「俺がクイーンを殺している10分の間に
逃げるランゴスタ20体を倒してるアンタに言われたくない。」

ワルキューレ「くっ」
レッド「ふっ!」

ワルキューレ・レッド「ハハハハハハハハハハ」

余りにあっさり倒せた事。
自分達の実力が拮抗しているようである事…何だか嬉しくなって笑いあった。
俺は師兄が嫌いだったし師兄は俺が好きじゃ無かった。
今までイヴァリスさんと一緒に居たから余計にそうだったのかも知れない。

ワルキューレ「ところでお前…大剣を片手で扱うとかすげぇな!!」
レッド「どう致しまして…そう言うアンタもあの正確かつ速くて強力な太刀裁き…大したもんだ」

ワルキューレ「お前大剣二刀流とか出来んじゃね?」
レッド「考えた事無かったな…二刀流か,何か格好良いじゃないか♪」

へらへら笑いながらあの時言った師兄の言葉が
今の私の大剣二刀流の源泉になっているのは言うまでも無い事実だ。
私達は談笑し合いながら親睦を深めながら警戒を怠る事無く奴の巣穴へと向かう。
どうやらリオレウスには出くわさずにいけそうだ。
リオレイアが居を構える洞窟へと到着する。
この狭い場所での戦いは大型モンスターを相手にするには多少苦労するが…
リオレイアは何度も倒しているし恐怖は無かった。
しかし,何かが可笑しい。


レッド「静か過ぎないか?」
ワルキューレ「そうか……リオレイアってのは案外卵の番する時は静かに泰然自若……!?」


俺達の目の前にはリオレイアの死骸。それも圧倒的な力で蹂躙されたのが見て取れる。
飛竜の中では下位に属するリオレイアだがこんな一方的に倒せるモンスターは想像が付かない。
否,既にギルドに属さないフリーのハンターによって……討伐されていたのか......




             ———有り得ない!



                     師匠達だって此処までの傷は負わせれない___


レッド「こんな馬鹿な………」
ワルキューレ「俺達以外に居るな…何か途轍もねぇ化物が...此処に」


レッド「そうか___」
ワルキューレ「?」


レッド「そう言う事か…今回のクエストは古龍観測局からの依頼だった」

ワルキューレ「古龍か……だが,古龍にしたってこんな化物は………」




沈黙が流れた___



                                       END

NEXT⇒第六話「イヴァリス Part4.鬼神」へ

〜ちょっとじゃれ合い〜
ランゴスタ「あっさりやられちゃったね女王様」
クイーン「黙れ」
ランゴスタ「僕達もあっさりやられちゃったよ…」

クイーン「相手が強すぎたのよ」
リオレイアB(最初から死んでた)「私なんて出番も無かったわ」
リオレウスB(恐らくもう死んでる)「風(元;秋空)はレイアにトラウマがあって嫌いだそうだ」
クイーン「レウスにもトラウマが有るみたいだけど?」

風「僕ぁ,リオ夫婦が大嫌いです♪」

Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.20 )
日時: 2010/04/03 13:23
名前: 風 (ID: Yc865qQL)
参照:  

Monster Hunter Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル 
小休止:ザッキーノ&アーチャーへインタビュー

ザッキーノ編

ザッキーノ「………」
ヒリング「少しは喋れ」

ザッキーノ「俺はこう言うイベントが一番嫌いだ」
ヒリング「さっさと終らせろと?」
コクッ…ヒリング「先ずは趣味や特技に関する質問だそうだ」
ザッキーノ「趣味は釣りや読書…特技は当然ながら狩りだ。」

ヒリング「次…何が目的で狩りに?」
ザッキーノ「早くに両親を失い手にしたのは刃……俺には一本の道しか見えなかった」
ヒリング「今は他の道があるだろう…それについては?」
ザッキーノ「他の道など見えていない。俺はこの殺し殺される修羅の世界に惚れ込んだ」

ヒリング「成程な…では,今狩って見たいモンスターはいるか?」
ザッキーノ「生肉が切れている…寄って最も生肉を容易く収穫できるアプトノスが狩りたい」
ヒリング「いや,そうじゃなくて戦いとして純粋な意味で」
ザッキーノ「古龍も雑魚だ…飛竜も雑魚だ……だが,まだ見ぬ化物をこの手で倒したい」

ヒリング「最後に私と絶海の孤島で暮らす事に成ったらどうする?」
ザッキーノ「今までの質問と気色が違うな…」
ヒリング「違う小説読んで触発されたらしい…」
ザッキーノ「そうだな…お前と1人でなら永遠でも暮らせるよ…
何て言ったって俺達はハンターだ。周りの動植物を利用して生延びる術はある。
唯,1人だと寂しいが頼りになるお前が居れば幸せだ…こんな町の喧騒の中に居るよりも…」

インタビュー終了


アーチャー編

アーチャー「私はまだ,インタビューされて居なかったんですか?」
ライト「そうみたいですね?」
アーチャー「何ですかその詰まらなそうな態度は?」

ライト「心底詰らな…」
バキィン…アーチャー「HAHAHAHAHAHAHA♪良い音が鳴りましたね?
さてはライト君,頭の中が空っぽなのでは?」ギロリ
ライト「あっ?」

アーチャー「遣りますか?負ける鬼がしませんねぇ♪」クイクイ
ライト「前々から僕,アンタの事嫌いだったんですよ」ユラリ
アーチャー「奇遇ですね…私も貴方の事があの爽やかな太陽ほど嫌いです」
ライト「貴方そんなだから根暗……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…アーチャー「では,死なない程度に殺しましょう★」
ライト「言葉遣いを習いやがれ!!!」

ガキィン…
ギリギリギリ…ライト「へぇ,元双剣使いだったって本当なんですねアーチャー」
アーチャー「さんを付けろ!」ドスゥ…
ゴシャァ…ライト「くっ」
アーチャー「首貰ったぁ♪」

ニタァ…ライト「温い!」バッ…
アーチャー「温いのは貴方だ…」ガキィン
アーチャー『あの体勢から私の攻撃を防いだ!?』

ザッ…ライト「楽しくなってきましたね?」
アーチャー「お互い様です♪」


勝負が長引きそうですので強制終了

Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.21 )
日時: 2010/04/05 22:31
名前: 風 (ID: OK7TThtZ)

上げです

Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.22 )
日時: 2010/04/17 18:27
名前: 風 (ID: EbRIJM5s)

MonsterHunter Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル
第六話「イヴァリス Part4.鬼神」

〜注意〜
今回の語り手なんですが…なんで他人の語り話なのに語り話の中の住人が語ってんだとか言う
突っ込みはなしで(汗

(イヴァリス・ヴァスカビル視点)

レッド達と離れて2時間程度が経過した。
あいつ等が行ってるルートからして恐らく既にレイアが卵を産んでいるエリアに到達しているだろう。
そんな事を考えながら俺は,ふぃとレイア達の孵化する山:通称子守山を見た。


ドンドンドン…イヴァリス「レイア如きならどうとでもなるか」
メンフィス「おい!前!!」ゴゴゴゴゴゴ


イヴァリス「っせぇな…たかが火炎ブレス三発だろうが」ブン


ドドドン…リオレウス「ギュエェェェェェェェェェェ!!?(馬鹿な!!?)」


俺は盟友メンフィスの声が腹立たしくて吐き捨てる様にそう言いながら神速で刃を奮った。
刃が空気と振動し強烈な龍風圧の様な強烈な爆風が発生する。
そう,それが俺の持つ…俺1人が持つ唯一の最強の双剣の能力:風圧発生だ。
極めた先には神速の腕の振りと合い待った究極の爆発イクスプロジアが有った。


俺のイクスプロジアはリオレウスにも恐ろしい物だったらしい。
当然だ。自分の十分の一程度の貧弱な存在にブレス全てを落とされ
更には一撃見えざる攻撃を受けたのだ。空の王者などと偉大そうな異名が有っても所詮は雑魚だ。

ザッ…イヴァリス「弱い…弱すぎるぞお前?」ビクゥ!!

ザザァ…リオレウス「グゴオオオオオオオオオオオオオ!!(来るなあぁぁぁぁぁぁぁぁ)」
イヴァリス「へたれが…」ダン…


リオレウスの奴は俺に幾度のブレスの果てにブレスなど通じないと悟った。
そして,俺の軽快なるステップにより空中からの爪も何度も交わされている。
詰り奴の攻撃手段は最後にして最大…その脚力を人間など遥かに凌駕するはずの脚力による…
絶対的質量と体重の突進…喰らえば人間など誰一人として骨までぐちゃぐちゃになるだろう。




                     アァ……喰らえばな!!!



ドッドッドッドッドッドッドッドッド…イヴァリス「何処を見ている?」ズバアァァァァァ!

リオレウス「ガアアアアアアアアアアアア…ガッグガアアアアアアアアアアアア!!!
(おのれ!!この様な小さな存在に!!!)」

メンフィス「一撃…かよ……首から腹…尾に至るまで一文字に!」ゴクリ
イヴァリス「メンフィス…この程度で驚くなよ?何もか…この世の何もかもが弱過ぎるんだ」ドン!


リオレウスの視界は人間より高い。
前屈みになり足と胴の隙間に入るようにして更に肉質の柔らかい部分にこの最強の剣を差し込む。
そうすれば勝負は一瞬…以下に生命力の高い化物でも一撃で真っ二つに出来る。
如何に化物といえど真っ二つになって生命を保てる筈も無い。
そうだ……唯の一撃で化物どもを殺す力と武器と技術を俺は人間にして手に入れてしまった。
それが寂しくて悲しくて……なまじモンスターの言葉が分ってしまうが故に…腹立たしい。
俺が餓鬼のころ抱いた神に対する様な気持ちが褪せて行く事が腹立たしい。


イヴァリス「どいつもコイツも俺を満足させられねぇのか」

そんな人外の者達の中でも幾つか階段を飛ばした存在に成ってしまった俺は
親友のメンフィスに何とも言えない目で見られていた。
そんな目で見るなよ…まるで俺が道化みたいじゃないか?
本質は隠している___若い奴等には英雄の姿を見せているから……
こうなっちまうこの武器の魔力を抑えようとあの鞘をつけて何時も俺は戦っているだろう?

メンフィス「幾ら力が化物でも孤独じゃない」
イヴァリス「あっ?」
メンフィス「お前は圧倒的過ぎる力により孤立するのが嫌なだけだろう?
俺は死ぬまでお前を見放さないぜ…無論俺が死ぬまでだけどな……」

イヴァリス「好きにしろ___俺も好きにお前と一緒に居るさ」

アイツの言葉が妙に嬉しくて……俺が孤独に恐れをなしている事に気付いた。
だから,俺は盟友を突き放さない様に今言える一番優しい言葉を発した。


その時だった…突然,空が唸りを上げ落雷が数分の間に俺達の視界を支配したのは…
俺にはこの光景に覚えが有った。千年前よりこの地に伝わるといわれる存在___


太古の全てを造り全ての破壊を許された龍…創生龍グランギャラス。
一時期,古龍について興味が有り世界中の書物より調べた物だ。
その中で,最も埋れた部類で然し最も古く最も誇大に描かれていた事を覚えている。


メンフィス「何だ?嫌な予感だ…突然天候が……嵐…風?…クシャルダオラか?」

イヴァリス「馬鹿野郎,クシャルダオラ如きだったらビビる必要も無い」
メンフィス「何だか心当たりが?」

イヴァリス「創生龍……グランギャラス!」
メンフィス「!!?」

流石に俺の相棒のメンフィスの野郎は覚えが有ったのか眉根を動かす。
俺は其れを一瞥して弟子共がヤバイと思い立ち弟子共の居る方へと走り出す。
流石は相棒のメンフィスも直ぐに俺の意図に気付き走り出した。


草根を掻き分け散在する小型モンスターなど一瞬で切刻んでいく。
恐らく奴等が向かった先に着くまでどう急いでも1時間は掛かる。
歯を食い縛り唯俺は走った。


だが,運が良いのか悪いのかグランギャラスに遭遇したのは俺が先らしかった。


ザッ…イヴァリス『挿絵そっくりだ……神々しくも荒々しい……存在感』
ギロリ…メンフィス「気付かれたな…震えるほどの殺気だぜイヴァリス」



ドッ____



                      ズズズズズズズズ



グランギャラス「ゴガアアアアアアアアアアアア!!!」ドッ…


今まで体験してきたどの殺気よりもどの雄叫びよりも凄まじい物が其処には有った。
だが,俺は本当は楽しかった。こんな獲物がまだ居たのかと剣を握る手が震える。
普通なら逃げるが吉だ…逃げれる逃げれないは別としてな?
だが,俺は普通じゃねぇ……



ダン…メンフィス「バッ!!?戦い方も分らないのに突っ込んで…」


瞬間,俺の真上に静電気が発生して落雷が堕ちた。
俺は其れを位ながら平然と奴に走っていく。
奴は驚いた風情も無くそんな事は当然だとばかりに次の力を発した。
体全体が綺麗な光に包まれたと思うと奴の体から液体が零れ落ち地面に染み渡る。


ゾゾゾゾゾゾゾ…グランギャラス「先ずはコイツでお前の実力を測る」
メンフィス「どう言う事だ?俺にも聞き取れるぞ?」

イヴァリス「マジで喋ってるって事だな…って言うか,どう言う技だ。
妙な液体垂らしたと思ったら地面から…ディアブロスとババコンガが現れやがった」

色も姿形も声も全く同じまるで地面から突然出来たとは思えないババコンガ達だった。
どんな技なのかは全く分らないがスゲェと素直に思えたな。


〜数分後〜

ズバァ…イヴァリス「弱ぇ…こんな奴は相手じゃねぇんだよ……テメェで来い」ギロリ…
グランギャラス「大した物だ…最もこの程度私の相手をするには物足りぬ位だがな」

イヴァリス「本気なんて出してねぇよ!!」ゾッ…



                                   __グワアァァァ!!



瞬間,俺の怒りが頂点に達した。
この俺様相手に手抜いて前座を当ててくるだ?ふざけやがって!!!
俺の怒りが小型モンスター達に恐怖を感じさせる。
普段,古龍が其処に居ようがハンター達の邪魔をするランゴスタが気を失い地面に堕ちる。
メンフィスも苦しそうだ。


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…グランギャラス「真素晴らしい」カッ



勝負は一瞬だった。
一撃の下に終った………
結果は俺の惨敗……奴は何の目的が有るのか早々に俺を倒した後にこの場を去ったらしい。



たった,一撃の俺と奴の激突で森には巨大なクレーターが出来てメンフィスも大怪我したらしい。
だが,奴は無傷で悠然と俺たちをまるで止めをさす価値なしと言うように去っていった。
ベッドの上,俺はこんな敗北感は初めてだった……



イヴァリス「畜生………………畜生」ドン!




                           チクショ——————————!!!



俺の怒りの雄叫びがその日,ディナーズオルディアを超えて街中に響いた。
英雄が負けた……街中の人々は長く絶望の海に落ちる。
俺の強さを知っているからこそ…


                                      ∞END∞


NEXT⇒第七話「創生龍」へ

Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.24 )
日時: 2010/04/30 14:07
名前: 風 (ID: 4to6kJuE)
参照:  

上げます(汗

最近,更新する暇が無くて何時までも流されて行くなぁ(苦笑


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