二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- モンハン おこがましくも諦めきれず再開します!!すみません!
- 日時: 2010/11/22 15:37
- 名前: 秋空 (ID: lY3yMPJo)
- 参照: http://syousetu.gaym.jp/monster_hunter/patio.cgi?
クリックしてくださった方々本当に有難う御座います^^
Ep2もついにフィナーレを迎え個人的には念願の一番書きたかった話へと漕ぎ着けたです♪
これも一重に皆様のお陰だと思います!
サンキューです^^
来賓して下さったお客様達
鏡様・アビス様・獣好き様・ナッポッポ先輩様・D様・レッド様・美優様・天道様
カルカム様・連翠様・夜兎様・翡翠様・虎鉄様・雷電様・かゆうま様・志筑様・ガング様
ご来店下さった方々有難う御座います!
〜目次〜
No1>>1:今までのストーリーを全て掲載!
No2>>3:プロローグ
No3>>5:Ep3 第一話更新
No4>>7:Ep3 第二話更新
No5>>12:Ep3 第三話更新
No6>>14:Ep3 第四話更新
No7>>19:Ep3 第五話更新
No8>>22:Ep3 第六話更新
No9>>33:Ep3 第七話更新
No10>>35:Ep3 第八話更新
No11>>40:Ep3 第九話更新
No12>>47:Ep3 第十話更新
No13>>52:Ep3 第十一話更新
番外編
No1>>1:以前の設定資料
No2>>3:十年前の人外メンバー設定資料
No3>>10:キャラクタインタビュー<フォルサーミア&ノーヴァ>
No4>>27:モンスターデータ①
No5>>29:死亡キャラ台詞集①
No6>>32:死亡キャラ台詞集②
≠注意≠
1.更新は実生活と勉強の両立をしながらなので自然遅くなります!!
2.読み手のモンハンのイメージを著しく壊す危険も有ります。心の広いか頼み!
3.エロやグロが入ると思います。覚悟のない方はリターンしてください!
4.荒しや私が嫌いなお方・そして,モンハンが嫌いなお方はお断りしたいですvv
▽ギルス達の住む大陸について△
三百年位前に開拓された大陸で古龍大陸と呼ばれる。本当の名はレオドレッソ大陸。南方には天を貫くかのごとく巨大な活火山帯がそして北には霊峰ストロミョーネを中心とする雪山群が広がる。
主に都市等は海に近い東側にあるが首都ダリスヴェンドは中央に存在する。理由は多くのハンター達の中継地点に成り得る事と交通の便を考えてである。また,首都ダリスヴェンドは腕利きハンターの多く集まるハンターのメッカとして知られる。
西方は犯罪者や流のハンターの逃げ場となっている砂漠地帯である。因みに古龍大陸と呼ばれる所以は他の開拓された土地と比べて圧倒的に古龍の発見頭数が多いからである。大型モンスターの量も多い。
〜お知らせ〜
鏡様の最後のコメントを読む内に火が着きまた,作品への思いいれも強い故に復帰する事になりました。
快く打ち切りを承諾してくださった読者の方々には振り回してしまって申し訳ないと思っています。
何時まで続けれるか分りませんが暖かい目で見守って貰えれば幸いです!
以上,身勝手な作者より再開の報告でした!!
※更新するのはまだ暫く後になると思います
そして,相変らずの亀更新だと思います!!
それでも見てくださるという方は宜しくお願いします!!
- Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.5 )
- 日時: 2010/01/21 09:57
- 名前: 秋空 (ID: 2.miVYIo)
Monster Hunter Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル 第一話「鮮烈なる出会い…」
(ワルキューレ視点)
先ず何から話すか……
あぁ,最初は俺と師匠の出会いから話すか…
俺は若干7歳でイヤンクックを倒したその町での最速記録の持主でな?
いや…自慢じゃなくてマジで…
そんな俺はその頃,17歳だった。
まぁ,俺たちの前からイヴァリスさんが姿を消してから7年だから
俺はイヴァリスさんと6年間共に過ごしてきた訳だな。
っと,無駄話は終わりにして物語を始めるぜ?
俺の住んでいた町はダリスヴェンドから西へ200kmほど離れた湿原の多い街だった。
名はレギオレルル……聞いた事くらい有るだろう。
有名な錬金術師『レギオレルル』の故郷だ……
俺は当時,そこで3人の仲間と組んで狩をしていた。
俺は弱い奴とは組まない主義で俺の仲間達もそこそこ強い連中だったさ。
あぁ,そうだ…ここで仲間の紹介をするか……
興味なくても聞け!!
紅い髪のボサボサ頭の活発そうな顔立ちの女でレルって奴…槍使いだ。
ちなみに口喧しくて口が悪い。だが,美人でプロモーションが良いから許せた。
長身で黒髪の長髪を真ん中辺りで結んだ女みたいな潔癖性の男,マハラ…ハンマー使いだ。
狩りの時は常に猛獣のように先陣を切る果敢な戦士になるのが魅力だったな。
そして,最後にいつも仮面つけてて俺も素顔を見る事無く終った奴なんだが…
ガタイの良い兜から飛び出した髪から銀髪と察せる寡黙な奴……レオナルド……双剣使いだ。
そして,俺の4人で湿原の疾風の異名で売れていたんだ。
ちなみに何故か皆同い年ってのも注目されてたな。
そもそも俺等みたいな若いハンターほとんど居なかったからな(笑
レル「お〜ぃ,ヴァズゥ!町長から緊急クエストだぜぇ」
ワルキューレ「見せてみろ」
俺はレルの野郎からクエストの用紙を奪い取りそれを眺める。
依頼の内容はこうだった。
〜バラニア湿原より
ショウグンキザミ・リオレイア・クイーンランゴスタ・ババコンガ___
討伐をされたし………
<なお,期間は三日間とする>
________________
隣町からの必要物資を受取りたいが大型モンスターが進行ルートを跋扈し大変な状況らしい。
食料は何とか三日分あるからその間に討伐してくれとのことだ。
ガシャァン…ワルキューレ「何だこの半端ねぇクエストは!
久し振りに燃えてきたじゃねぇか!!」
レル「燃えんのは良いけどな…あたしに飲み物引っ掛けんな!」
バチィン…
ザッザッザッ…マハラ「相変らず君達は騒々しいな。
少しは周りの目も考えたらどうだい?それにコップを割ったんならちゃんと片付けないと…」
レル「あぁ,面倒なのが来た」
マハラ「僕にとっては君等も大概面倒だからな…
全く,君達の馬鹿騒ぎの尻拭いをするのは全て僕なんだぞ!」
ワルキューレ「まぁ,そう怒るなって旦那」
マハラ「旦那って年じゃない!!」
ワルキューレ「細けぇなぁ…」
俺はクエストの内容を見たとき燃え上がるような感情を感じたのを覚えている。
すげぇクエストだ。大型モンスター4体の討伐!
今まで見たこともねぇでけぇやまだ!さらに名を上げるチャンスじゃねぇか!!
最近イヤンクックだのバサルモスだのドスファンゴだの詰まらねぇクエストしかやってねぇから…
余計に心躍った。
俺等の実力なら各個撃破しながらなら厳しくても無理じゃねぇと思ったし
実際出来るとギルドが踏んだから俺達に依頼したんだ。
その中では一番手強いショウグンキザミも既に何度も討伐してる。
恐怖は無かった……
実際,それだけのクエストなら____
一頻り馬鹿騒ぎした後,俺達は飯を喰いながらマハラや遅れてきたレオ(レオナルド)にも
緊急クエストの内容を見せた。
ゴクゴク…
タン…マハラ「ふ〜,これはちゃんと準備していかないと厳しそうだな」
マハラの奴は礼儀正しい野郎で食い物や飲み物を口に入っているときに喋る事はない。
さらに言えば手に食器とかを持ってる時もだ。
だから,必然食事中は言葉数が減る。
レル「そのもの言いはOKって事だな!」
マハラ「嫌だといっても僕の意見なんてヴァズと君が華麗に蹴っ飛ばしてくれるだろ?
ムシャッ…ワルキューレ「それもそうだ♪」
マハラ「全く言ってくれるよ…この任務で死ぬかもしれないと内心不安で一杯さ」
レル「何ィ?ビビッてるの?だからへたれって言われんだよ」
マハラ「君はそんなだから美人なのに男運が無いんだ……」
マハラとレルはしばらく視線をぶつけ合った。
ちなみにこう言うときはいつも最後にはマハラが引いてたな…
マハラ「まぁ,今の僕達なら不可能ではないとは思うしね」
ワルキューレ「だろ?で…レオは?」
レオナルド「………お前達の好きにしろ」
レル「相変らず詰んない反応だな」
マハラ「そうかい?彼は無駄な事を言わないように心を律しているだけだと思うな」
レル「それが詰んないって言ってんだ!」
バキィ…
マハラとレルの奴の温度差は激しくていつもマハラはレルの感情のとばっちりを喰らってたな…
ちなみにマハラの奴が実は俺とのパーティ歴が長かったんだ。
俺がハンターになったその日にあいつは俺の前に現れて………
そして,レルが………最近になってレオが加わった。
まぁ,今ではずっと昔の話になるがな。
俺達は閃光玉や音爆弾などもてる限りの装備を持ち万全を期して狩猟の地バラニア湿原へ向かった。
想定しうる全ての状況を切り抜ける方法も考えた上で敷居の高いこのクエストへと………
ガタンゴトンガタンゴトン…レル「見えてきたぜバラニア湿原だ!」
マハラ「あぁ!ここからは油断はできないな」
レオナルド「マハラ………お前は狩場で油断した事はない」
マハラ「どうも」
マハラの奴は前も言ったが狩場ではすげぇ変わる。
常に前線に猛進ししかし油断無く相手の動きをつぶさに確認する。
同じ固体でも癖とかは違う。
それを体を張って前に出て観察し策を練るのがマハラのすげぇ所だった。
ワルキューレ「しかし,今日は饒舌だなレオ,何か有ったか?」
レオナルド「………何か無ければ饒舌にならないのか?」
取り付きにくい答えをレオの奴は返してきた。
まぁ,こいつは元々会話が苦手ですぐに会話を終了させたがるくせがあるんだ。
だが,マハラと同じ冷静な頭脳派で作戦を立てるに当たっては頼りになった。
あいつは……いや,この話は止そう。
俺達は狩猟の地へと降りた。
まずはたやすく倒せるババコンガやクイーンランゴスタを狙う事にした。
エリア4に向かい突然,リオレイアに出くわしたからビビったが
ペイントボールを投げつけ相手の行動を分るようにしてからすぐさまエリアを移動し奴を探した。
ショウグンキザミは基本的に洞窟地帯内しか移動しねぇから後回しでババコンガ達を探す。
エリア7……ババコンガが腹をすかせて自らのしっぽにあるキノコを食っている姿を発見。
マハラ「リオレイアは逆方向だな…さっさと勝負をつける」
___ダン
ドガァ!!
ババコンガ「!!?」
バッ…
ババコンガの野郎はマハラの攻撃にビビリ後ろに下がり自分の分を投げつけて攻撃してきた。
俺達はそれをかわしながら突進していく。皆,接近戦型の武器だからな。
鬼神化の乱舞により一瞬にしてレオがババコンガのしっぽを切裂く。
ババコンガが倒れこむ。
その間にレルが落とし穴の用意をする。
罠を仕掛け終わったころに奴が立ち上がる。
無論その間に俺達も奴に相当のダメージを与えている。
落とし穴に落ちた後が奴の最後だろう。落とし穴の前には生肉がおいてある。
奴は十中八九向かってくる。
レル「ふふっ,立った?立ったね?あたしに向かってきなさいバカコンガ!!」
ダンダンダン…
ズボォ…ババコンガ「ぶふぉぉぉぉぉぉぉ!!?」
レル「よっしゃ♪」
ワルキューレ「馬鹿…お前じゃなくて肉にむかってったんだよ」
ババコンガが穴から逃れようともがく。
軽口を叩きながらも止めへと俺達は急いだ。
そのころ,大きな羽音が聞こえて来た……クイーンランゴスタのお出ましだった。
マハラ「このタイミングで……!」
レオナルド「どうした?」
マハラ「不味い!リオレイアまで移動してきた!!」
レル「マジ!?」
ドスゥ…ババコンガ「がぎゃっ…」
ババコンガの野郎はレルの槍の一撃で絶命したがその時は大変だった。
クイーンランゴスタとリオレイアを相手にしなければならなくなったからな。
リオレイアを閃光玉で足止めしながらクイーンランゴスタを倒して
リオレイアを違うエリアで待ち伏せして苦戦しながら倒したんだ。
それで1日目は終った。全員,満身創痍でもう動けなかった。
明日,狩場に来るまでに半日掛かったから明日もある。
夜.........
レル「はぁ……1日のクエストだったら間違いなく無理だったわね」
マハラ「3日という猶予期間があったからクエスト受注したんだろう」
マハラはワルキューレを見ながら言った。
まさか,このクエストを1日でクリアできるなどと思って志願したんじゃないだろうなと疑念の目で。
ワルキューレ「悪ぃ!完全に乗りだ」
マハラ「はぁ…お前らしいよ」
ワルキューレ「悪かったな!」
マハラ「とにかく,僕は汗を落としに水浴びに行ってくるよ。べた付いて気持ち悪いんだ」
ワルキューレ「あいあい…」
レル「あのさぁ…マハラ,そういうのは女の子優先じゃないかな?」
マハラ「それもそうだな……じゃぁ,レル・・・」
マハラとレルが体を洗っている間に俺は深い眠りに堕ちた。
その夜の間に怪物がこの地に来ていることには気付いていなかった。
そして,朝が来た。残るは一番手強いがショウグンキザミのみだ。
どうやら今日中に終れそうだ。
物資はまだ余りある。
俺達はショウグンキザミ討伐にホットドリンクを飲んでから洞窟へと向かった。
ピチャン…レル「つめた!!うぅ,やっぱ洞窟って苦手だ…暗いしジメジメだし…最悪!」
ワルキューレ「はぁ…お前って女だったんだな」
レル「何よそれ?」
マハラ「湿気や暗さは女の敵だと言っているのさ」
ワルキューレ「別にんなこと言ってねぇよ」
レル「二年も仲間組んでさ……今更そんな言葉出ると思って無かったわよ」
ワルキューレ「どうした?」
レル「あんたってやっぱ最低よね」
ワルキューレ「だぁれこの!!」
軽口を叩きながら周りに警戒はおこたらず俺達はショウグンキザミを探した。
実はあの日までレルの事を俺は女だと見てなかった。
すげぇ美人だし声も高ぇし可愛いもの好きだしどうみたって女なのに……
女らしい仕草を見たのはあの時が初めてだった気がした。
って言うか俺が意識して見たのが初めてだったのか。
そんな日に限って……悪い日なんだ。
ちなみにハンマー使いのマハラの大活躍によりショウグンキザミは倒す事ができた。
長い爪に苦戦し多くの回復道具を使ったし少しきつい傷も負ったけどな。
レル「はっはっはっはっ…勝った!帰ろう…」
ワルキューレ「長居は無用だ…」
深い傷を負ったのはレル…防御面の優れるランスだったがそれでも一時の油断で怪我をする。
その良い例だ。
俺はあいつの言葉を肯定してあいつを肩に担いでバラニア湿原を後にしようとした。
洞窟を出た瞬間だった。
バキバキ…マハラ「何だ?」
ワルキューレ「警戒しなくて良いだろ…大型モンスターは倒したんだ」
ズンズン…マハラ「いや,これは明らかに大型モンスターの!」
ワルキューレ「!!!」
ゴシャアァァァ…レル「熱線!!」
ドザァ…
俺達は辛うじて回避したが敵の正体を見て戦慄した。
___ドッ____ドッ____ドッ___ドッ___
『グラビモス…しかも亜種だと!?』
グラビモス「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
皆がその存在に驚き竦みあがっていた。
地獄の番犬の様な咆哮が俺たちの体を締め付ける。
一番最初に犠牲になったのはグラビモス亜種の近くに居たマハラだ。
ハンマーの様なしっぽをもろに喰らい吹飛び巨木に激突してだ…
マハラ「逃げるぞ!キャンプまで行けば僕達の勝ちだ!!」
ブォッ…レオナルド「マハラ!!!」
マハラ「っ!逃げろ!!1人でも生きてくれ!!!」
マハラの最後の言葉だった。
俺達はマハラの言葉を受け全力で逃げる事を決めた。
満身創痍……道具はショウグンキザミで使いきってしまった。
レルを抱える俺を守る為にレオは引き付け役を買って出てくれた。
レオナルド「生延びるぞ。俺が奴を引き付ける。レルは頼む」
レル「何言ってるの!?あんた1人でどうなるの!!あんたも逃げるの!!」
レオナルド「お前は走るどころか歩く事もままならぬだろう!!」
レル「でも…」
レオナルド「来るぞ!ワルキューレ・ヴァズノーレン!レルは頼む!!」
ワルキューレ「くそ…くそおぉぉぉぉ!!」
俺はレオの背中を見届けながらレルを連れて走った。この先の地獄を知らず。
走った。
ベースキャンプへと向かって………
グラビモス「ブルルルル…」
レオナルド「俺の姿は見えているか?お前を狩る者だ」
ドン!!
グラビモスが追ってくる気配はない。
俺達はベースキャンプへと辿り着く。
ボロボロのベースキャンプ……船は砕け散り逸早くここに到着していた船乗りは死んでいた。
レル「嘘…」
ワルキューレ「くそおぉぉぉ!!レルしっかり掴まってろ!
指が痺れて感覚がなくなっても俺の肩を離すな」
レル「うん……分った。ごめん,私のせいで…」
ワルキューレ「お前は悪くねぇ!ちょっくら隣町まで行くぞ!!!」
レル「私をおんぶした状態で!?無理だよ!!」
ワルキューレ「リーダー命令だ。俺はお前を見捨てない!!
隣町までは1つの狩場を抜けるだけでつく。体力は何とか持つ!!」
レル「でも!でも……あいつが追ってくるかも知れないんだよ!」
ワルキューレ「……ペイントボールの臭い。レオがつけたんだ…まだあそこから移動してない
レオはまだ生きていてあいつと戦っているんだ」
レル「レオ…」
ワルキューレ「あいつの命を無駄にしねぇためにも…」
レル「分った……生きる。隣町まで辿り着ける事を祈る!!」
凄惨なる状況のキャンプを抜ける。
レルは自分の腕力を全てこめて命の次に大事で有るはずの
武器や防具を捨てて俺にしがみ付いていた。少しでも重さを軽減するために武器や防具を捨てたんだ。
そのかわり奴の攻撃を受ければ確実に死ぬ状態になって……
死なないと辿り着けると低すぎる確率にすがることを決めたんだ。
巨木の縫い目を走り抜ける。モンスター共の攻撃を受ければ正直厳しい。
それでも決意は固かった。ペイントボールの臭いが動かない。
ペイントボールの効力がまだ続いていると言うことはレオがまた新しく奴にペイントしたのか…
想像以上のレオの頑張りを讃えあいつも生延びてくれる事を
砂粒ほどの確立と知りながら祈り走った。
しかし,隣町の近くの狩猟場ガラカンタ平原に辿り着きもうすぐ隣町へ付く所で俺達は追付かれる。
グラビモス「ぐぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ」
レル「あいつの声だ……とうとう追付かれたね」
ワルキューレ「くそ…人間の足をこう言うときは呪うぜ」
レル「私重かったかなヴァズ?」
ワルキューレ「あ〜ぁ,そうか…てめぇが思いせいで逃げ切れなかった訳か」
レル「馬鹿…」
カッ…ワルキューレ「!!!」
___ドッ
ワルキューレ「あ」
ズウン___
グラビモスの熱線がワルキューレの近くを横切る。
その衝撃でワルキューレは吹飛びレルを離してしまう。
レルは空中高く舞い上がり落下した。下は石……レルは頭から血を流し出血多量で死んだ。
俺はいかった。怒りで冷静な判断が出来なくなってグラビモスへと突進していった。
ワルキューレ「いやだ…皆逝かないでくれ……皆逝くんだったら俺を置いて逝かないでくれ!!!」
ダッダッダッダッ…
死を覚悟した。
むしろ死にたかったかもしれない。
でも俺は助かりそこに居る。
それは一重に師匠及び人外の者達のお陰だ………
ドッ…ワルキューレ「…………あれ?」
グググググググッ…ギアガス「大丈夫か小僧?」
ワルキューレ「嘘だろ…グラビモスの突進をとめる人間なんて居るのか?」
ギアガス「人間か……人ではないかも知れないな」
ワルキューレ「じゃぁ…何だ?人間みたいだが姿だがアイルーとかか?」
ギアガス「奴等と一緒か………我等は人外の者達だ」
グラビモスの突進を受け止める巨漢……ギアガス・ジュナメス,
それが俺が始めてあった人外の者達のメンバーだった。
何も言葉は出なかった…
人間に出来るはずがないと思えた。
俺の視野の限界をその男は軽々と超えて見せた……
化物などと持てはやされていた俺は更なる化物を見た……
ワルキューレ「………俺は思いあがって居た」
ズバァ…ギアガス「しっぽが飛んだな」
グラビモスの巨大なしっぽが宙を舞い吹飛び森の方へと落ちていった。
多分,この人の仲間がやったんだろう。モンスターにも俺にも気付かれずに…
この化物の仲間なら出来る気がした。
人外の者達噂には聞いた事が有ったがこれ程とは…そして,もう少し早くこの人達に会えれば…
少なくともレルは死なないで済んだのに……涙が止まらない!
止まらない……涙を流している間にグラビモスは既に動かなくなっていた。
そして俺の目の前に立ったのがギルス君…お前の親父だったのさ。
END
NEXT⇒第二話「此処は人間としての終着点」へ
〜ちょっとじゃれ合い〜
マハラ「僕の扱い少し酷くないかい?」
レル「何言ってるのよ!一番酷いのはあたしよ!!」
ワルキューレ「扱いの酷さで喧嘩とか悲しくねぇ?」
マハラ「黙れ」
レル「死んじゃってるんだからこう言うことでしか争えないのよ!!」
ワルキューレ「ってか1人忘れてる」
レオナルド「お前等最低だ」
マハラ「レオは良いよな。凄く格好良かったし死んだ描写が明確に書かれていない」
レオナルド「妬ましいか?」
レル「ムカつくわ」
マハラ「やるか」
ワルキューレ「皆性格が変わってる」
レル・マハラ・レオナルド「それがちょっとじゃれ合いだ!!!!」
ワルキューレ「それで良いのか!?」
秋空「良いんです!!」
- Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.6 )
- 日時: 2010/01/21 15:51
- 名前: ある双剣ハンター (ID: J0PYpSvm)
お久しぶり。
知っていると思うけどガンランスでエンデ・デヴァエルトっていうのがあるんだ。
強いぜ・・・・。
- Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.7 )
- 日時: 2010/01/29 12:57
- 名前: 秋空 (ID: 86O5cclD)
ある双剣使いのハンター様へ
ガンランスは使わない主義です!!(使えないだけ…
後,太刀や大剣も苦手ですね…
ハンマー一辺倒でほとんど使っていないって事も有りまして(汗
Monster Hunter Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル
第二話「此処は人間としての終着点」
(ワルキューレ視点)
マハラ「おい,何時まで寝ているんだヴァズ!?
狩りの時間だ…狩場に付くにはなるべく早いほうが良いんだろう」
頭の中にマハラの声が響いた。
ハンター仲間として6年…最も長く一緒に居た,餓鬼のころからの友の声…
幻聴なのは分っている。あいつは死んだんだ。
グラビモス亜種に突然襲われた日,俺は疲れと安心と後ろめたさに襲われていた。
その後人外の者達の戦いは続いて戦いの間俺は放心状態でグラビモスの体当たりを食らった。
人外の者達も誰も護れない状況だった。掠った程度だったが俺の体は吹飛び地面に叩きつけられた。
死ななかったのはそれほど吹飛ばなかったからだろう。
その衝撃で俺は気絶した。目を覚ますと俺はベッドの上に横たわっていた。
個室で中々に高級感のある石造り…シャンデリアや絨毯とここに住む者が金持ちだと教える。
ワルキューレ「マハラ…レル…レオ……畜生」
周りに知っている奴が1人も居ない。
全ての友を失った。
これから俺はまたハンターとして続けていけるだろうか?
仲間を失う恐怖と自分の無力さを知り俺は歩いていけるだろうか?
続けていけそうにない。でも俺には多分ハンターしかない。
葛藤が続く。
ガチャッ...
その静寂の空間に突然音が響く。ドアノブが周る音だ。
ザッ...レッド「やぁ,目が覚めたみたいだな」
ワルキューレ「誰だ………」
後に大成するレッドとの最初の出会いだった。
珍しくもない平凡な出会いだ。
その頃,レッドは幼さが強く残っていてまだ,誰の弟子でもなかった。
レッド「えっと,ゼクト…ゼクト・レッドニールって言います。宜しく」
ワルキューレ「俺の名前は聞かないのか?」
レッド「えっと,貴方の名前は?」
ワルキューレ「ワルキューレ・ヴァズノーレンだ…」
レッドの奴は俺の名前は予め知っていたから聞かなかったと後になって言ったな。
まぁ,あの時のあいつは捻くれてなくて純粋な感じだった。
初々しい口調の自己紹介とかよ…今からは想像できないぜ?
レッド「ところで貴方の友人の話しなんだけど…」
ワルキューレ「マハラ達か?昨日の今日だぜ?嫌がるとは思わないのか?」
俺は怒りそう言った。
そうするとレッドの奴からは意外な言葉が返ってきた。
それが昨日の話しでは無いと言うのだ。
どうやら俺は4日も眠り続けていたらしい。
その四日の間に何か有ったのかと俺は逡巡しながら聞いた。
レッド「あの…ないんです。見付からなかったんです。
貴方の仲間達の死体,1つも」
ワルキューレ「んな馬鹿なことがあるか!?
レオやマハラは兎も角レルは人外の連中と会った場所の近くに居たんだぞ!?」
俺の至極最もな問いにあいつは目を逸らした。
グラビモス亜種相手に集中している間,レルの死体(のはず)から目を全員が逸らしたのは
ほんの1分半程度,その間に居なくなっていたと言うのd。
モンスターに食べられたとも考え辛い状況だ。
そもそも1分半で人を食うなど相当の大型モンスターじゃなけりゃ無理なはずだ。
ワルキューレ「だったら何だったてんだ?レルがそこから歩いて消えたとでも言うのか!?」
俺はレルが生きている可能性が有ると嬉しく思った。
だが,同時に生きているなら何故俺の前に姿を現さないんだとも思った。
レッド「レルさんって人はどんな状態だったんですか?」
俺はレッドの質問に細かく答えた。
その状況損傷を吟味してレッドは冷静に言った。
レッド「かりに生きてたとしても立って歩く事は難しいでしょうね…」
ワルキューレ「そうだよな」
俺も同意見だった。
レルは唯でさえ細身の女だ。
普通なら生きている可能性もない。
だったら何故,幾ら考えても今まで答えは出ない。
レッド「ところで貴方はこれからどうする積りですか?」
ワルキューレ「行く当てもねぇし…しばらくここに居るか」
レッド「そうですか。でもここは人間としての力を超えたような怪物ばかりの場所ですよ?」
ワルキューレ「ここは人間としての終着点ってか?」
俺はあの日見た怪物染みた人外の者達の戦いを思い出し嘆息混じりに言った。
だが,俺だって人間としては外れていて恐怖されているんだって事は考えていた。
あの人たち程じゃねぇにしても化物だ何だと普通の連中からは見られていたし…
そうだな。そんな俺を人間として支えてくれるあいつ等に本気で感謝していたんだ。
だが,何時までも悩んで萎れてもいられねぇから…俺は決めた。
魔窟に足を踏み入れる事を。
レッド「そんな所ですね」
ワルキューレ「面白ぇじゃねぇか!!俺にピッタリだぜ!!」
俺は,恐怖や不安を吹っ飛ばす様に大声を上げた。
そしてベッドから飛び起きて外に出た。外に出た瞬間に俺を助けた巨漢の男が現れた。
ギアガス「何日も起きないから心配していたが元気そうだな」
ワルキューレ「さっきの聞いてたのか?」
ギアガス「あぁ...若さとは良い物だなと思ってな」
ワルキューレ「人外の者達ってのは12人居て序列順なんだろう?」
ギアガス「あぁ」
ワルキューレ「すぐに抜かしてやるぜ!」
ギアガス「その意気だ」
あの時,ギアガスさはにやりと笑って言った。
当時俺はギアガスさんが二番目の実力者だなんて知らなかったからな。
世間知らずな事も言えた。
今でもあの時のギアガスさんには正直敵わねぇだろうなぁ……
今思えば確かに若さゆえの無知だぜ。
END
NEXT⇒第三話「イヴァリス Part1」へ
〜ちょっとじゃれ合い〜
イヴァリス「Epの題名が俺の名前なのに何で全然俺が出てこないんだ!?」
ワルキューレ「次回から一杯出ますってイヴァリスさん!!」
イヴァリス「今回なんてお前とレッドしかでてねぇし」
ワルキューレ「すみません!」
イヴァリス「怒ってないし……」
ワルキューレ「拗ねてんじゃねぇよおっさんが!!
イヴァリス「いまや三十路のてめぇが言うな!!」
ワルキューレ「あんたなんて俺が十七の頃から三十路だろうが!!」
イヴァリス「この野郎!!」
ワルキューレ「やんのか!!」
バキィ…イヴァリス「ぐぎゃぁ!」
ワルキューレ「へぶぅ!!」
レッド「まぁまぁ,茶番はこれ位にして♪」
- Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.8 )
- 日時: 2010/01/29 19:36
- 名前: アビス (ID: 7.60N42J)
久しぶりの更新ですねw乙です
これから、ワルキューレがどう成長していくかがが楽しみです
- Re: モンハン Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル ( No.10 )
- 日時: 2010/02/15 15:22
- 名前: 秋空 (ID: S78i8iJk)
- 参照:
アビス様へ
イヴァリス「いや,これワルキューレの成長物語語りどかじゃないから!!
全然出てないけどこの物語で英雄と讃えられている人がどんな人物かってのが趣旨だから」
アタフタ…
まぁ,ワルキューレ達がどんな時間をすごしどんな成長をしたかってのも書きたいですけどねvv
Monster Hunter Ep3 イヴァリス・ヴァスカビル
小休止:ノーヴァ&フォルサーミアへインタビュー
ノーヴァ編
ノーヴァ「ようやく,私ですか」
ギルス「YA〜HA〜〜!!!司会はこのギルス様だぜ!!」
ノーヴァ「随分とノリノリですね?」
ギルス「だってよぉ……だって!最近俺,目だって無くて……」
ノーヴァ「安心してください___しばらく,貴方が目立つ事はないです。」
ギルス「ノーヴァさんって意外と毒舌だよね?」
ノーヴァ「さっさと質問を始めてください。紅茶が冷めてしまいます」
ギルス「飲めば良いじゃん普通に!」
ジャコン......ノーヴァ「兎に角早く始めましょう___貴方,体臭酷いですよ?」
ギルス「………」
ノーヴァ「早く始めましょう?」
ギルス「はい___ノーヴァさんはあの___ワルキューレさんをどう思ってますか?」
ノーヴァ「そうですね。馬鹿で一途で死にたがりです」
ギルス「良い所は!?」
ノーヴァ「無いです」
ギルス「真面目に答えて___インタビューにならない!」
ノーヴァ「......そうですね。強い所でしょうか?強い男に女は憧れる物です」
ギルス「______強い男に」
ノーヴァ「すみません___すっかりギルス君が弱い事忘れてました」
ズゥン!!ギルス「そんなハッキリ(涙」
ノーヴァ「次の質問を」
ギルス「はい,ノーヴァさんのスリーサイズ」
ノーヴァ「___却下」
ギルス「次です。ノーヴァさんが苦労したと思った狩りは?」
ノーヴァ「沢山有りますが___オオナズチが二体居た狩りは泣きましたね。
一体一体が仮にも古龍ですから強いですし奴等何より逃げるのが旨いですからね」
ギルス「雲の上のクエストですね」
ノーヴァ「ギルス君弱いですからね」
ガクン___ギルス「好きな男のタイプは何でしょう___だそうです」
ノーヴァ「理知的で家庭的___金銭感覚に優れ......何よりも強い事ですね」
ギルス「何か思いっきり『強い』と言う言葉を発するときに俺を気にするのは気のせい?」
ノーヴァ「いえ,悪いと思って……」
ドシャァ!!!<ギルス撃沈によりインタビュー終了>
フォルサーミア編
フォルサーミア「………俺はこう言うのは苦手なんだ」
キーラ「プライバシーの侵害だから〜,ですね師匠」
フォルサーミア「.........」
キーラ「ノリ悪いですねぇ......師匠が嫌そうなのでさっさと終らせましょう。
えっと先ずはフォルサーミアさんはつきあって居た女性が居ますか?だそうです」
フォルサーミア「俺はハンターだ。女にかまける事などない」
キーラ「かまけるですか………つまり師匠は異性に興味がないと言う生物失格な訳ですね?」
フォルサーミア「………」
キーラ「次にフォルサーミアさんの苦労した狩りを」
フォルサーミア「ドドブランゴ3体の狩りに行き帰りに突然,ヤマツマミが現れた時があった」
キーラ「聞いたこと有りますよ♪
逃げるだけで精一杯だったんですよね?」
フォルサーミア「黙れ」
キーラ「ではでは,フォルサーミアさんの趣味とか教えて下さい♪」
フォルサーミア「………筋肉トレーニングが身についている。筋トレしながら小説を読むんだ」
キーラ「やってましたねぇ…腹筋しながら小説読んで何が良いんだか」
フォルサーミア「痛みと楽しさの両方を味わえる」
キーラ「理解できません」
フォルサーミア「大人になれば分る」
キーラ「私も一応大人です!っていうか話進みませんね(汗」
フォルサーミア「無視して進めろ」
キーラ「では,最近嬉しかった事…悲しかった事を」
フォルサーミア「嬉しかった事は......高かった書物がついに買えた事だ。悲しかった事は…」
キーラ「…」
フォルサーミア「!!?何でお前生きてるの!?」
キーラ「本編じゃないからに決まってるじゃないですか?」
フォルサーミア「......ぶっちゃけ過ぎだ!」