二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケスペ ALL COLOR‘z
- 日時: 2009/12/01 20:32
- 名前: 妃女癒 ◆Z6wPqy6LAk (ID: bL5odoON)
さ、三回目…絵を描いてる途中に消えたぁぁぁ!!!
でも諦めん、諦めんぞ!!
一個目 http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13167
二個目 http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13572
三個目 http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13959
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- Re: ポケスペ ALL COLOR‘z ( No.18 )
- 日時: 2009/12/04 21:29
- 名前: 村松 (ID: cLZL9WsW)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14076
元大庭です^^
カラーちゃん可愛い
メイドさんいいよメイドさん
オイラもマイバージョンで書いてみまs(おいこら
- Re: ポケスペ ALL COLOR‘z ( No.19 )
- 日時: 2009/12/05 11:03
- 名前: 妃女癒 ◆Z6wPqy6LAk (ID: bL5odoON)
カラー、メイドに見えますたか\(^o^)/
ありがとうございます
マイちゃんのメイド…萌えるWw ぜひ書いてくだs(殴
- Re: ポケスペ ALL COLOR‘z ( No.20 )
- 日時: 2009/12/05 11:37
- 名前: 妃女癒 ◆Z6wPqy6LAk (ID: bL5odoON)
どこかわからない、ただベッドだけがある部屋。
「… こ、ここは?」
眠りから覚めたシルバーは、今の状況を判断しかねていた。
「ここは…、どこだ? それに…この格好…、! カラー!!」
自分の服装を見回していると、隣にメイド服を着たカラーがいた。
「カラー、起きろ。」
「…ん、ぁ…シルバー…」
寝ぼけ眼で、それでもしっかりとシルバーの名前を呼ぶカラー。
「気がついたか。それにしてもここは…そうだ!…俺はトキワの森でロケット団と戦い…そして…!!」
脳内に響く、あの時の声。いまだに信じたくない事実を告げられた記憶。
「…だぁれ…?」
カラーがシルバーの後ろを指さす。するとモンスターボールから、ニューラが飛び出す。
「(この男…!! トキワのジムにあった銅像と同じ顔…!!)」
額に汗を浮かべ、苦しそう眠る男性。それは
「…サカキ…!! 俺の…、……父!! この男が…、俺の…父…!!」
ニューラが警戒もせず、サカキを見つめる。それは、
サカキがシルバーの父であるということを物語っていた。
「…そうか…。そういうことだったのか…。」
「? シルバー…?」
「…知っていた。【仮面の男】・ヤナギは知っていたんだ!!
俺の年齢も出身地も…、サカキの息子であるということも…!!」
シルバーが拳を握りしめる。ニューラは悲しそうにシルバーを見つめる。
「しっていたからこそホウオウに俺をさらわせたんだ!! ロケット団も…サカキも俺を探していた。」
「……」
「こんな服まで…、しかもカラーにも…。俺を組織の後継者にでもするつもりか…!
俺がサカキの血を引くから…、サカキの力を受け継ぐから。」
「…シルバー…」
重い空気が流れる。カラーはじっとサカキを見つめていた。
「…フ…、フフフフ。 同じだ。…結局。」
シルバーがゆっくりと崩れ落ちる。
- Re: ポケスペ ALL COLOR‘z ( No.21 )
- 日時: 2009/12/05 11:42
- 名前: 妃女癒 ◆Z6wPqy6LAk (ID: bL5odoON)
オチ
- Re: ポケスペ ALL COLOR‘z ( No.22 )
- 日時: 2009/12/06 15:22
- 名前: 妃女癒 ◆Z6wPqy6LAk (ID: bL5odoON)
「これが現実だ…ニューラ。恥ずかしい話だが…何度も夢に見てきた。
俺も…ブルー姉さんのように両親に再会し、本当の家に帰ることを…。」
シルバーは、諦めたような瞳をしながら語った。
「そこは暖かく、太陽の光につつまれて、よくなついたポケモンたちが気ままに…楽しそうに遊び、
笑い声が響いているんだ。 アイツの家がそうだったように…。」
【シルバー…。】
ニューラは愁いた声で呟くが、シルバーは張り付いた笑みで語り続けた。
「…しかし、それは所詮『夢』だったんだ、どれほど強く外の光の世界を望もうとも…、
闇は容赦なく俺を引き戻そうとする。 どうあがいても俺が表の世界で生きることを許さない!!」
「…めて。」
「…それが『現実』だということはわかった、闇の世界で生き続けるのが運命だということも。
……だが…、この男を敬い…慕い…、抱きしめられるかはまた別…!!」
シルバーは立ち上がり、サカキを見つめる。
「ポケモンを使い、悪事を働く秘密結社ロケット団。そんな巨悪を組織した男を俺は…」
「やめて!!」
フッ、と視界が虹色に染まる。体に何かぶつかったような衝撃を受け、シルバーはよろけた。
「…カラー?」
今はその身を使用人の姿で包み込んでいるが、その白銀の瞳を大きく開きながら、こちらをのぞくカラー。
「シルバー…やめて…、シルバーがお父さんのことをそんな風に言うところ、わたしっ…!」
「でも! これが現実なんだ!!」
声を荒げ、カラーの言葉を否定するシルバー。
「俺は、この男を父だとは思えないんだ… !っ」
「…ねぇ、シルバー。わたしね、いつも幸せだった。」
カラーが急にシルバーに抱きつき、語りだす。
「パパ達が拾ってくれたあの日から、ずっとずっと苦しいことなんてなくて、
寂しいこともなくて、毎日楽しかったの。」
抱きつかれているため、カラーの表情は窺えないが、泣いているようにか細い声だった。
「いろんなことを教えてくれた。辛いことなんて無かった。本当の『パパ』と『ママ』がいなくても…。」
「……。」
シルバーは黙って聞いていた。首筋に触れる虹色の髪を、ただただ見つめながら。
「でもね、わたしはもっと知りたかった。わたしと同じ『人』に触れてみたかった。
そんなときにあの森に来たのが、シルバーだったの。」
カラーはまだ顔を上げず、シルバーの胸に顔をうずめながら話していた。
「シルバーは、パパ達とは違うことを教えてくれた。人としての『心』を教えてくれたの。
今までわかんなかった気持ちが、わかるようになったの。だから…」
パッ、とカラーが顔を上げる。その頬には、2本の筋がついていた。
「わたし、シルバーに悲しんでほしくない! 辛い思いもしてほしくないの!
…せめて…一緒に悲しませてよぉ…」
「…カラー…」
「わたし、知ってるよ? シルバーは光ってるんだよ? 闇になんて、いなくていいんだよ?」
白銀の瞳から、雫が流れ落ちる。
「光が欲しいんでしょ? だったら自分で作ればいいんだよ、そこに、わたしもいるからぁ…」
嗚咽を漏らしながら、シルバーの首に腕を回すカラー。シルバーは呆然と、カラーのいった言葉を繰り返していた。
「この手で…つかみ取る……? …望むのならば…。…だが、この男を父と認めるのは…」
その時、震える手でシルバーの手をつかむ者がいた。カラーではない。ならば……
「……シルバー…。」
眼をうっすらと開け、確かに息子の名前を呼ぶ サカキだった。
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