二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- テイルズオブヴェスペリア 非日常の中の住人達
- 日時: 2011/01/09 13:13
- 名前: リクア (ID: iHbdDjKI)
初めまして。リクアです。
今回が初投稿です。なので、誤字とかはちょっと大目に見て下さい…
ですが、一生懸命頑張りたいと思うので、よろしくお願いしますっ!(ペコリ)
あとできるだけコメントお願いしますっ!
よろしくお願いします!!!!
***主な登場人物***
ユーリ・ローウェル アイリッジュ・グリーン リンク・グリーン イオ・グラン リオ・グラン リタ・モルディオ
***主な登場人物***
- Re: テイルズオブヴェスペリア 日常と非日常 ( No.11 )
- 日時: 2010/07/03 22:03
- 名前: リクア (ID: 3pCve.u0)
第九話
俺達は遺跡の中を歩いているうちに、地下へと入った。緩やかな坂を下りていくと、魔物に出くわした。
「うわー。これゲコゲコじゃない。コイツ苦手だからパス。」
魔物を見るなり、ゲコゲコと言ってリオはパッとその場を離れてしまった。俺はイオをチラリと見る。すでに魔術の詠唱を開始している。
「めんどいけど、まあやりますか。」
俺は溜息混じりにそう言って、イオが魔術を発動させたのとほぼ同時にゲコゲコを切り伏せる。リオがすたすたと戻ってくる。
「リオ、ちゃんと戦闘に参加しなよ。」
「ハッ。あんなの戦闘のうちに入らないわよ。魔術じゃなくても、アンタがいつも持ち歩いてるあの分厚い本で一発思いっきり殴れば逝ってたわよ。」
戻ってきたリオに文句を言うイオに対して、リオは鼻で笑いながら答えた。イオがさらに何かを云いそうになったが、俺が手でそれを止めた。
「言い合ってる暇あったら何か調べろっての。」
俺は片手をヒラヒラさせながら歩き出す。後ろから
イオとリオが同時に同じ文句を言うのが聞こえたが、そのまま無視した。それからさらに奥へ進むと、どこかの広い場所に出た。道は3つに分かれていて、真ん中の道を進めば広場と言っていいくらいの広さの場所に行けて、後の左右の道は広場の後ろの高い場所に回りこめるようになっている。俺達は真ん中の道を進んだ。その場所には、大きなゴーレムがあった。
「これ、魔核が入って動くタイプね。本で読んだことあるわ。まあ、どっかにある学術閉鎖都市アスピオってとこの天才魔導士のリタ・モルディオとか言う人には負けるけど。ま、このゴーレム、今は魔核が入ってないから動いたりはしないけどね。」
ゴーレムをジッと見てイオが言った。
「ゴライアース。」
ポツリとアイリッシュが呟いた。イオとリオが驚いてアイリッシュの方を見る。アイリッシュはハッとした表情になった。
「あ、ごめんなさい。なんか頭に浮かんできたので、勝手に口が動いて言っちゃいました。変ですね、私、知らないはずなのに。」
アイリッシュは頭をかきながら謝った。ふと、ゴーレムが動いたような気がした。
「?」
俺は不思議に思ってまじまじと見る。再びゴーレムが動いた。
「ちょっとイオ!魔核がねえと動かねえタイプなんじゃねのかよっ!」
俺逃げだしながら言う。何故ならゴーレムが腕を振り上げて俺に向かっておろしてきたからだ。
「魔核が入ってる!さっきまで入ってなかったのに!」
イオが驚きと焦りの声で答えた。ゴーレムの後ろ、広場の後ろの高い場所に、人影が見えた。俺は何とかゴーレムの攻撃をよけながらイオとリオに向かって言う。
「ちょっと悪いがコイツ頼む!俺はアイツを追いかける。」
俺は人影を指差しながら走り出す。高くなっている場所に着いた。そこに居たのは、ローブを着た人だった。結構小柄で、身長が低い。しかしフードを目深にかぶっていて、その人の顔は分からない。
「おいお前何して、おわっ!」
俺が声をかけた途端、何かが頬を掠めた。ローブの下から帯を出してきたのだ。
「きゃあ!」
俺は悲鳴を聞いて下を見る。イオとリオがゴーレムの攻撃を受けて、柱に叩きつけられたのだ。ゴーレムの腕は次にアイリッシュとリンクに狙いを定める。
「アイリッシュ!逃げろ!」
俺は鋭く叫ぶが、もう遅い。アイリッシュは腰を抜かして動けなくなっていた。リンクはいつもなら自分の力を使っているはずなのに使わない。ぐったりとして動かない。次の瞬間、俺は何が起こったのか分からなかった。ゴーレムの腕がきり落とされた。ズシンと重い音が空間に響く。俺は目の前の人物からの追撃をよけながらそれを見ていた。アイリッシュが、刀を握っていた。俺が使っている刀と形が似ている。
「それ!」
俺は最後に目の前の人物の攻撃を避けて、腹のあたりの思い切り殴って、そのあたりに落ちていたロープで縛りあげて、下へ降りた。
「アイリッシュ!」
俺はアイリッシュに声をかけるが、反応しない。俺はすぐにアイリッシュの異常に気がついた。アイリッシュの目が赤く変色している。いつもなら鮮やかな青なのだが。イオとリオは気絶していた。アイリッシュが地面を蹴り、高く飛ぶ。そして、ゴーレムの首の付け根の側に刀をさし、魔核を抜き取った。そして刀を抜き、飛び降りる。ゴーレムは動きを止めた。カランッと音を立てて、刀が地面に落とされた。アイリッシュの目が赤からゆっくりといつもの青へと戻っていく。完全にいつもの目の色に戻ると、アイリッシュは膝を折ってその場に崩れた。俺はアイリッシュに駆け寄る。
「アイリッシュ!大丈夫か?」
俺は声をかける。アイリッシュの呼吸は荒く、安定していなかった。
「あ・・れ?ユーリさん?私、何を?」
ぼんやりとアイリッシュは俺の事を見上げた。
「とりあえず、そこの壁に寄りかかって休め。」
俺はそれだけ言って、さっきのあの謎の人物のところへ行った。
「・・・お前か?ゴーレムに魔核入れたの。」
俺は縛り上げたヤツのフードをあげて驚いた。その人は、まだ15歳くらいの少女だったからだ。
「・・・そうだけど、何よ。あんたらが研究のサンプルの横取りをしに来たのかと思って、ここの見張りで昔から置かれているあの子に魔核を入れただけよ。」
怒った表情で少女が言った。と、後ろからアイリッシュが上がってきた。
「ユーリさん、さっきの人のことなんですけど・・・って、ええっ!!?お、女の子!?」
アイリッシュも驚いた。普通、こんな魔物が出ることろなど少女が一人で来るわけがないのだ。
「お前、名前はなんてんだよ?親ンとこ帰らねえと駄目だぜ。」
俺は少女に聞く。
「あんた、アタシの事知らないんだ。て事は、この辺には住んで無いってことね。ま、いいけど。アタシの名前はリタ・モルディオよ。ていうか、あんた達もなんか言いなさいよ。」
やっぱ怒った表情で言った。俺は一瞬自分の事も聞かれて驚いたが、まあいいと思って話した。俺の事やアイリッシュ達と旅をしている目的を。
「何それ、えと、別に興味無いわけじゃないんだけど、多分エアルも関係あると思うから・・・ん?てことは出すべき答えはこれじゃない。」
何か小声で呟きながら、床に式を書いているが、俺には全く理解できない。ひとしきり書き終わると、リタは顔をあげて言った。
「ちょっとその旅、同行させてらうわよ。あんたら、アタシがいた方がよさそうだし、それ、十分研究の対象になるから。そうと決まったら、ここでサンプルは早めに取って帰らなきゃ。」
そう言って、リタはやや強制的に俺達の旅に同行することになった。サンプルを手早くとり終わると、立ちあがって歩き出した。
「ほら、アタシこの中良く知ってるから出口まで道案内するわよ。」
リタは振り返り、自分の方へ来るように合図をした。俺は下に降りて、イオとリオを前後にぶら下げて歩きだす。アイリッシュはさっきから動かないリンクの身体を担ぎあげる。にしても、イオとリオは結構重かった。これが17歳の女子の重さかと思った。
〜第十話へ続く〜
- Re: テイルズオブヴェスペリア 日常と非日常 ( No.12 )
- 日時: 2010/07/03 22:10
- 名前: リクア (ID: 3pCve.u0)
コメント有難うございます!
頑張りたいと思うので、どうぞよろしくお願いします(お辞儀)
>横田 真澄様
- Re: テイルズオブヴェスペリア 日常と非日常 ( No.13 )
- 日時: 2010/07/07 13:08
- 名前: リクア (ID: Ma3wYmlW)
第十話
俺達は、出会って間もないリタについて行った。正直俺達を襲って来るような奴の後について行くのは不安だったが、何しろ俺達はこの中の事を良く知らない。こいつについて行った方が安全だと思った。
「で、なんでお前はここに居たんだよ。」
俺は先頭を歩いてるリタに向かって言った。リタは少しだけこちらに顔を向けてリタは返事をする。
「別に。ちょっと研究のサンプルを取りに来ただけよ。アタシがいるアスピオはここの近くだから、結構ここに来ることも多いのよ。」
それから俺達はここを出た。それから平野を歩き、学術閉鎖都市アスピオに着いた。アスピオは洞窟の中にできていて、陽が当たらない街だった。
「魔導士のリタ・モルディオよ。こっちのはアタシの連れだから通してもらうわよ。」
リタは街の入り口で何か通行許可証のようなものを提示し、俺達を中に入れてくれた。
「アタシの家はここよ。」
リタは街を横切り、街の隅にあった家を指差した。・・・いや、正確には『小屋』だろうか。縦に細長く、小さいドアがついていた。そのドアを開けてリタは中に入って行く。俺達もそのあとに続いた。俺はリタの家に入ってまず思った事。それは———
「ここ、本当に家なのか?」
俺は思った事を思わず口に出してしまった。リタの家の中には、本がたくさん積まれ、魔導器の模型やら術式が書かれた黒板やらがゴロゴロと転がっていた。リオやイオは興味津津な様子でその術式を見ていたが、俺とアイリッシュはリタの本を踏まないようにするのが精いっぱいだった。
「えーっと・・・あ、これこれ。あとは・・・あれね。」
リタは何か手早く袋に入れている。おそらく旅の準備ろう。それから五分くらいしたあと、リタは準備ができたようで、家からスタスタと出ていき俺達が出た後に鍵を閉めた。
「イオ、悪いけどまた帝都を探して。ここから何処を通ればいいのか。」
リオがイオに向かって言った。しかしイオが力を使い始める前にリタが口をはさんだ。
「ああ、アタシ帝都の行き方なら知ってるわよ。ここから南下したところにあるデイドン砦を通るか、クオイの森を通るか。それからさらにまた南下すれば帝都よ。ま、アタシとしてはデイドン砦を抜けるのがお勧めだけど。」
そう言った。俺はコンパスを取り出して南を確認する。それから歩き出した。
「げっ。平原の主がいるわよ。うわー。なんか他にもいつもよりたくさんいるわよ。」
南下し続けて小一時間が過ぎた後、デイドン砦に俺達は入ろうとしたのだが、突然リタがそう言って俺達が進むのを止めた。
「あの・・・平原の主って、なんですか?」
アイリッシュが聞く。リタは魔物の群れを見つめながら言った。
「そのまんまよ。この平原の主よ。巨大魔物(ギガントモンスター)に部類される巨大な魔物よ。あいつだけだったら難なく倒せるんだけど、今日は他にも色々魔物がいるからかなり手こずるわ。下手したら死ぬかも。ということで、あんまり気は進まないんだけど、クオイの森に行きましょ。」
リタは早口で説明すると、西に向かって歩き出した。
「おい、そっちにクオイの森があるのかよ?」
俺はさっさと歩いて行くリタに向かって言った。
「ええ、そうだけど、なんか文句ある?」
「別にねえけど。」
ザックリと言ってきたリタに対して俺は口をとがらせて言う。それからまた歩き、クオイの森の前までやってきた。
「ここが、クオイの森ね。」
イオがモッサモッサ伸びている巨木の枝を見ながら言った。そして俺達はクオイの森へと足を踏み入れた。このあと、ああなるとも知らずに
〜十一話へ続く〜
- Re: テイルズオブヴェスペリア 日常と非日常 ( No.14 )
- 日時: 2010/07/09 17:25
- 名前: リクア (ID: A6nvNWRl)
第十一話
俺達がクオイの森に入って何時間経っただろうか。だいぶ日も傾いてきた。
「リタ、まだ森抜けねえのか?」
俺は前を歩いているリタに向かって言う。
「うっさいわね。今歩いてんだからそのうち外にでるわよ。」
「迷ったのね。」
リタが言ったことに対しイオが小声で言う。リタはさらに何か言おうとしたが、呆れたように溜息をついて歩き出した。そして、茂みを抜けた時どこか広い場所に出た。
「げ。まずい。」
リタが歩みを止めた。こわばった表情でジッと前を見ている。俺は不思議に思ってリタの視線の先の物を目で追う。そこにあったのは———
「キマイラバタフライ・・・やばいわよ。そうとう手こずるわよこれ。」
リタが笑みを浮かべて言った。楽しくて浮かべる笑みではなく、人間が極限にまで追い込まれた時に出る笑みだ。リタがキマイラバタフライと言ったのは、俺達の眼前に居るドデカイ魔物の事だった。大きな羽に刃気味の悪い模様が入っている。イオとリオが俺の後ろで武器を構えた。イオは短剣を、リオは斧を。
「お前ら、魔術は使わねえのかよ?」
と俺は聞く。イオとリオが魔術以外で戦闘するのを見るのもいいが、今はそんなことを考えていたら目の前のキマイラバタフライに襲われて死んでそうだ。
「あんた、相手をみて相手のレベルも分からないの?ただでさえ天才魔導士のリタでもビビってるのよ?私達はリタみたいに上級魔術はそこまで使えないから、詠唱して時間を費やすだけむだって事よ。」
イオがそう言いながら自分の持っていた短剣を握り直した。なるほど、と俺はうなずいてキマイラバタフライを見る。
「これ、かなりヤバイ相手よ。こっちはやる気ないんだけど、あっちは何かご立腹みたいよ。どちらにしろ、やるしかなけど。」
リタが俺のそばで囁いた。俺はコクンと頷く。そして今までこちらを見つめていただけで何もしてこなかったキマイラバタフライが動き出した。羽をバタバタとさせる。何か粉が飛んできた。
「この粉避けて!当たると石化しちゃうから!!!」
リタがその場に居た全員に言った。俺はハッとした。そういえば、アイリッシュの声がしない。
「アイリッシュ!!何処だ!?」
俺はグルリと首を周囲に巡らせた。するとアイリッシュはいつの間にか茂みのそばで腰を抜かして動けなくなっていた。リンクをしっかりと抱きしめてるアイリッシュの顔は、青ざめていた。キマイラバタフライがアイリッシュに気がついた。
「堅牢なる守護を。バリアー!!!」
リオが短い詠唱を終え、アイリッシュにバリアーが張られた。キマイラバタフライはそれに気付かずに足を高くあげ、振り下ろす。しかしバリアー寄って攻撃は阻まれた。ガキィィンと硬いものを弾き飛ばす音がして、キマイラバタフライの体制が崩れた。
「一気に攻めるわよ!貧欲の暗界ここに下り邪を打ち砕かん!ベガティブゲイト!」
「絢爛たる光よ干戈和らぐ壁となれ、フォースフィールド!」
一気に攻め出したリタを援護するようにリオがガードをする。俺とイオは剣で切りつけにかかる。俺が切り落としたキマイラバタフライの羽は、予想以上にやわらかくて、スッパリと簡単に切れた。イオは足を切る。かなり深く切れたようで、キマイラバタフライが奇声をあげた。
「きゃっ・・・・!これ、すごい奇声です!」
アイリッシュが身を縮めて言った。確かに、すごい奇声だった。かなりデカイ声で心臓を揺らすかと思うくらいで、本当にこの世の生物なのかと思わせる声だった。しかし、傷ついても攻撃をやめようとしないキマイラバタフライを見て、
「ああ、もうこれ秘奥義レベルの技使っちゃった方がいいかな・・・・長引くと面倒になりそうね。」
とリタが小声でぼそりと言った。俺は驚いてリタを振り返る。するともう詠唱の体制に入っていた。
「万象を成し得る根源たる力、太古に刻まれしその記憶、我が呼び声にこたえ、今ここに蘇れ。エンシェントカタストロフィー!」
かなり長い詠唱を終えると同時に、キマイラバタフライが倒れた。そしてリタは敵が絶命したことを確認すると、カクンッと膝を折ってその場に崩れた。
「リタ!!!」
アイリッシュが叫びながら、よろめきながらリタに駆け寄る。リタは肩で大きく呼吸をしている。今の技はかなり凄かった。体力の消耗は測りきれないだろう。
「相当疲れたんだね、大丈夫、今治してあげるから。」
リオもそっとリタに駆け寄り、治癒術を使った。・・・・なんかすっげえ魔術ばっか使ってて大丈夫なのか?こいつら。と俺はひそかに思う。俺は魔術は一切使わない。だから魔術を使ったときの疲労とか、どんなものなのかは分からない。その時、茂みがガサガサと揺れた。何かが唸る声が聞えて、俺は素早く立ち上がる。
「おい、また他に来たら面倒だ。逃げるぞ!リタ、立てるか?」
俺はその場に居た全員に言い、最後の言葉はリタに向けて言った。まだリタの息は荒く、力なくリタは首を振る。俺はリタを背中に背負い、走り出した。後の奴らもみんな俺に続く。
「リタ!ここからどの方角へ行けば森を抜けられる!?」
「南下・・・ずっと南に向かって走って・・・そうすれば、出られる・・・から・・」
リタは俺の質問に素早くこたえた。
「アイリッシュ!方角の確認頼む!」
俺は後ろを振り返り、アイリッシュにコンパスを渡す。アイリッシュの横には、短い足を必死に動かしているリンクがきちんと居た。そして俺達はひたすら南へと向かって行った。そして突然、森の終わりはやって来た。
「「うわっ・・・!まぶしい。」」
イオとリオが同時に言った。あの森の中には明かりは殆ど差し込まず、本当に暗かった。だから今、こうして普通の明るさでもまぶしく感じてしまうのだ。俺は遠くに何か街のようなものを見つけた。光の輪が4つ浮いている。
「あれが・・・・帝都、よ・・・」
弱った声でリタが俺の背中で呟いた。あれが、あれが帝都なのか?ということは、あの光の輪は結界魔導器の輪?なぜだろう。すごくあの輪が懐かしい気がする。俺はそんな事を考えていた。
「あそこが街なら、あそこへリタを連れていきましょう!」
アイリッシュが俺の後ろで言った。俺はハッとして頷く。そして俺達はまた歩き出した。帝都へ向かって。
〜第十二話へ続く〜
- Re: テイルズオブヴェスペリア 日常と非日常 ( No.15 )
- 日時: 2010/07/09 12:38
- 名前: 横田 真澄 (ID: bbfUlH82)
こんにちわ
・・なんか
朴蘭さん色々すごいですね?
これからも続き楽しみにしてます
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