二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 戦国BASARA 傍の刃
- 日時: 2010/08/09 15:13
- 名前: ミホ ◆3Z7vqi3PBI (ID: ..JV/GOK)
クリック有難う御座いますm(_ _)m
☆スペシャルサンクス☆
ターフ様 奈絡様 時雨様
有難う御座います!
〜御話〜
其ノ壱 >>1
其ノ弐 >>4
其ノ参 >>7
其ノ四>>10
〜登場人物〜
>>11 >>12
☆1度は挫折してしまった腐女子です。
今度は諦めないで更新していきたいと思います!!
たぶん、毎週土日更新です。
- Re: 戦国BASARA 傍の刃 ( No.7 )
- 日時: 2010/07/22 16:21
- 名前: ミホ ◆3Z7vqi3PBI (ID: BnWHiz3B)
桜花は家に近づくと3回程、扉を叩いた。
「私。直ったんでしょ?取りに来たよ」
扉が開いて、桜花と同じ歳ぐらいの女の子が座っていた。
別に、驚いた様子もなく、笑顔で座っていた。
「・・・いらっしゃい」
「久しぶり♪ あ、この人は真田幸村。怪しい人じゃないから大丈夫だよ。私の護衛中。
信玄様の御弟子さん、だよね?」
「そうでござる。 桜花殿、ここは一体・・」
幸村は家の中を見回した。
店と言う感じは無く、普通の家と言う感じだった。
「ここは鍛冶屋ですよ」
目の前の少女が、笑顔で説明した。
聞かれたことが嬉しいのか、さらに笑顔で続ける。
「色々な防具、武具などを直したり作ったりしているんです。他にも、3日に1度、茶屋をやったり、情報提供をしたりしているんです。 知っている人は知っている隠れ家的なお店なんですよ。合言葉は扉を3回叩くだけ。もちろん、私一人じゃ無いんですよ?私の双子の兄とやっているんです。
兄が防具、武具を直したり、作ったりして、私は茶屋を経営してます。まぁ、簡単に言えば・・製作は兄、営業は私ってことですね。あ、情報提供は共同作業ですけど・・って聞いてます?それから____」
バコッ____
短い鈍い音がした。
続いて女子特有の甲高い声がする。
「いったぁぁぁ?!」
少女の後ろに、彼女と同じ顔立ちをした男の子が立っていた。
右手には書物が握られている。
「2人共困ってるだろ・・・。___悪いな、コイツ喋りだすと止まらなくなるから」
「い、いや、別に平気だけど・・」
「俺は影也(かげや)コイツは凛(りん)。まぁ、宜しく。真田さんの活躍はいつも聞いてますよ」
「そうなのか・・」
「まぁね。 桜花、ん」
影也は、黒い袋を桜花に渡した。
何だか長細くい。先端部分には、紫色の紐で結ばれていた。
「やっぱり直ってたんだ。有難う」
「桜花殿、その袋は一体・・・?」
「あぁ、これはですね、刀ですよ。 この前刃こぼれしてしまったので直してもらったんです」
「では・・桜花殿のその刀は?」
幸村は桜花の背中の刀を指差した。
綺麗な鞘と柄で、刀とすぐにわかる。
桜花は背中の刀を外すと、馬に縛り付けた。
だがそれは「刀」ではなく、「木刀」だった。
「木・・刀?」
「はい、木刀です。子供のときに使っていた物ですけどね、壊れたから代用品として使ってました」
影也から貰った刀を取り出すと、桜花は鞘に終った。
鞘は「柳鶯」と名前が彫られていた。
この刀の名前だろうと幸村は思った。
「昔は父上様や母上様に怒られたのでこっそり使ってたんですけどね。 今は護身用として持つ事を許されたので持ってるんですよ。」
桜花は馬に乗ると、幸村を見下ろした。
「さ、用事は住んだし、帰りましょう?急がないと日が暮れますよ?夕餉も早く食べたいですし」
「そうでござりますな」
幸村も馬にまたがると、走り出した。
行きより速く帰れる気がした。
♪
「じゃぁ、俺は片倉さんに直ったって言ってくる」
「・・・いってらっしゃい。・・・気をつけてね」
「・・・留守番宜しく」
「・・大丈夫だよ。速く帰って来てね」
「・・・おう」
______少年は馬に乗った。
- Re: 戦国BASARA 傍の刃 ( No.8 )
- 日時: 2010/07/22 16:55
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 8keOW9sU)
- 参照: http://yaplog.jp/000331/
ミホ>うん、3年生。
ミホも同じなんだ〜!!
親近感沸くねw
塾かぁ・・・。
僕は一度も塾はやってないよ〜。
- Re: 戦国BASARA 傍の刃 ( No.9 )
- 日時: 2010/07/24 16:03
- 名前: ミホ ◆3Z7vqi3PBI (ID: .5n9hJ8s)
ターフ>>
いいなぁ・・
ウチ、メチャメチャ頭悪いからさ〜w
同じ3年生なんて嬉しいよ〜。
お互いいろいろがんばろ☆
- Re: 戦国BASARA 傍の刃 ( No.10 )
- 日時: 2010/07/24 16:43
- 名前: ミホ ◆3Z7vqi3PBI (ID: .5n9hJ8s)
もうすぐ夕暮れがくる。
家では凛が夕餉を作っている頃だ。
「あっ」
少し大人びた子共の声がした。
だがそれは自分自身の声。
相変わらず、可笑しくて苦笑してしまう。
「かったっく〜らさんっ。お久しぶりですね」
「・・・影也か」
呆れたような声が返ってきた。
この人は片倉小十郎。 自分の中では信用できるとても頼りになる人の1人だ。
「この前持って来た鍔と刀。直りましたよ。後で取りに来て下さい」
「結構早いな・・」
「そりゃぁ・・・暇ですから」
影也は声を立てて、笑った。
本当は後で直そうと思ったが、さっき、とある少女と凛に急かされたので直した。
片倉さんに言うと怒られそうなので、黙っておこう。
「明日にでも取りに行く。金はその時でいいか?」
「まいどあり—。別にいつでもいいですよ〜」
「分かった。 ・・・しかしお前の店は遠いな」
「そうですか? いや〜・・・あんまり人の中って・・・・・・息苦しくって・・・・・っ」
愉快そうに笑っていた声は、途中から低くなっていった。
「・・・・まぁ、仕方ないな」
小十郎は分かっている様な顔をしていた。
___だからこの人と話すのは気が楽になる
「じゃぁ、俺行きますね。凛が待ってるんで。政宗サンにも防具、武具なんでも直しますよって伝えといてください」
近くに止めていた馬に乗り、全力で駆ける。
風が目に当たり、痛くて涙が出た。
「・・ってぇ・・」
途中、村人と会ったが、気にしないで走り続けた。
目もあわせない。
仲が悪いわけではない、むしろ良いほうだ。
「___おかえり」
気がつくと、家の前に来ていた。
とても顔のよく似た少女が家の前で出迎えていてくれた。
彼女は双子の妹。唯一の自分の家族。
「汗すごいよ、大丈夫?」
「大丈夫、大丈夫・・。明日、片倉さんが来るから大人しくしてろよ?」
「・・・うんっ」
彼女は笑顔でうなずいた。
本当に大人しくするかどうかは分からない。
きっと得意のお喋りを始めるだろう。
「夕餉できたよ。食べよ?」
「そーだな」
♪
昔々、とまではいかない少し前の出来事。
尾張の第六天魔王、織田信長が支配していた世の中は、何もかもが絶望した世界でした。
人々は苦しみ、嘆きました。
そんなある日の事。
眼帯の男と、赤い鉢巻をした男とその部下達が織田信長とその仲間達を見事、倒したのです。
世界は再び平和に戻りましたが、心の傷は完全に直ったわけではありませんでした。
双子は、眼帯をした男の部下たちに助けられました。
織田軍の兵に追い詰められたところを助けられたのです。
ですが、両親を亡くした双子の傷は完全に治ったわけではありませんでした。
それでも双子は懸命に生きてみようと思ったのでした。
双子は後に、お店を開き、人々を幸せにしようとしているのでした。
- Re: 戦国BASARA 傍の刃 ( No.11 )
- 日時: 2010/07/24 16:47
- 名前: ミホ ◆3Z7vqi3PBI (ID: .5n9hJ8s)
名前;桜花(おうか)
性別:女
容姿;黒髪で、肩につくぐらいの長さ 瞳も黒
巫女装束の様な格好をしている(二の腕の所だけ切れている)
性格;誰でもすぐに信じてしまう、おひとよし
備考:武田信玄の親戚
武器;刀(背中に横にしてかけている)
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