二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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[銀魂]僕の世界が壊れた。 |15up
日時: 2010/08/20 23:11
名前: 瓦龍、 ◆vBOFA0jTOg (ID: ALFqxRJN)

初めまして or こんにちわ。
スレ主の瓦龍、(Garilyuu)と申す者です。

又何か建てちゃいました。土方寄りです。←アリスと決めました。
オチは一応考えましたが、其処まで辿り付けるかどうか。
其れでも読んで下さると光栄です。
アドバイスや誤字脱字注意等でも良いので、気軽にどうぞ。

■注意事項、
①オリキャラ主
②キャラ崩壊有り
③亀更新
④最低限のルールは守って下さい(荒らし、中傷など)
⑤駄文
⑥グロ描写妙エロ描写有り

以上です。
大丈夫かな、と思った方は、其の侭下にストロークして下さい。


■contents.─────────────

ご挨拶・注意事項・cast…etc >>000-001

■long.| 長編ロング

闇ノ中デ償エルナラ >>013
 第1世 廻リニ廻ッタ世界ノ果テ >>018
 第2世 壊スナラ、跡形モナク。  >>137
  永遠的閉鎖空間・・・1 >>146 2>>150 3>>160
 第3世 出逢イガ悲劇ヲ招ク
14 全てが夢だから >>166
15 同情なんていらない >>219
16 奇妙な関係図 >>244←保留中

■short.| 短編ショート >>173

 たった一人の [>>176] 沖田姉弟/切
 なぞなぞ [>>180] 沖アリ/ギャグ
 伝えたい事 [>>192] 伊東・山崎
 感謝すべきは [>>197.>>200] 鬼兵隊/高杉ハピバ
 幸せな朝 [>>224] 夜兎兄妹/幼少期

■plan. | 企画プラン


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Re: 【銀魂】ばいばい自分。 ( No.38 )
日時: 2010/07/30 13:26
名前: 瓦龍、 ◆vBOFA0jTOg (ID: pzCc2yto)

僕はあの日忘れた侭、君も何時か忘れた侭。
闇は僕を切り裂いて眠る。
闇は僕を突き落として眠る。

混沌として、其れでいて冷酷な、
漠然とした空虚。
伸ばした手は無惨に崩れた。

太陽は笑うそして嘲笑う。
僕は笑うそして叫ぶ。
君は振り返る事もなく、
行  き  場  の  な  い  侭  彷  徨  う  だ  け



▼mad02、闇の残り香



ふぅ。
と、大きく息を吐き出して自らを落ち着かせる。
近藤さんに頭を撫でられた時父さんの顔が浮かんだのは、きっと心の何処かで逢いたいと思ってるから。
あれだけ虐待されても尚、逢いたいと思う僕はよっぽど馬鹿なんだろう。
数年前から行方不明になった父、父に虐待され最終的に捨てられ真選組に拾われた僕。
僕等の未来は、明るいものなのだろうか。と、不安になる。

「雅焔さん、入って良いですか??」

そんな思いを巡らせていると、不意に襖の方から声が掛けられてギクリと肩が震えてしまった。
其の動作を見た彼は、申し訳なさそうに苦笑する。

「あっ、吃驚させちゃってスミマセン。食事、持って来たんですが……」

くるりと声の主の方を振り返った弾みで拭い損ねた一粒の涙が頬を伝った。
近藤さん達以外に初めて見た方。
黒の上下って事では同じだがデザインが異なる服装の彼は僕の涙に酷く動揺してしまったらしい。
持ってきた御膳を置くと、わたわたと慌てている。

「うわっ、ご、ごめんなさい!! すみません!! どっか痛みますか。き、局長呼んで来ましょうか??」
「いえ、大丈────」
「うわ、山崎サイテー。女泣かした─」

僕が「大丈夫です」と言い掛けたのを遮って、可愛らしい声が部屋に響く。
良く見れば、慌てる彼の真後ろに腰位の長さの茶髪に茶色い瞳、そして僕と同じ位小柄な少女。
年齢も僕と同じ位だろうか、幼さを残した彼女はニヤニヤと黒笑しながら此方に寄ってくる。
僕以外にも、此処に女が居るのだと知って少し驚く。真選組ってそんなに人手不足なのだろうか。

「あの、泣かされたわけじゃないんで。只、色々と頭がついていけなくて」
「……無理も無いですよね」
「え??」
「あ、いや、近藤さんから雅焔さんが屯所の前に倒れていた経緯を訊いているんで」
「そうですか。何だか混乱していて。泣いてもどうにもならないのに」
「元気出して!! 局長達が記憶が戻る方法を調べるって言っていたから大丈夫だよ!!」
「有難う御座います。え……っと」
「私は九条アリス。宜しくね」
「俺、山崎退って言います」
「嘉神です。嘉神……雅焔と言います。お世話になります。九条さんと山崎さん」

向かい合い深々と頭を下げられたので僕も慌てて頭を下げた。
そして、顔を上げた時九条さんはとても困った表情して此方を見ていた。
如何したのだろう、と思っていると突然口を開いた。

「雅焔。九条さんとか他人行儀な呼び方やめてよ」
「え。でも、僕…・・・」
「アリスで良いよ。此れから暫く一緒に暮らすんだし。其れに、歳も同じ位だから其の方がしっくりするし」
「あ……じゃあ、アリス」

僕の言葉に九条さん……じゃない、アリスが満足げに頷いた。
些細な事かもしれないが、僕としては其れだけでもとても嬉しかった。
アリスから、元気を分けて貰った気がする。
そういえば、こんな風に同い年位の女の子と話をするのは凄く久し振りじゃないか、と思う。
故郷に居た頃は、近所の女友達とこうしてお喋りをしてたっけ。

「あ、冷めない内にどうぞ」

精悍な感じの近藤さんとは違い柔らかな空気を纏っている山崎さんから御膳を受け取ると椀ものの蓋を開けた。
ふわり、と香る味噌汁の匂い。
温かい。手にしている椀の温かさもあるが此処の人達の人間味が暖かくて思いの外、心に染みる。

自分達の国で朝方、道に倒れている人を見たらどう思うだろうか。
またどう対処するだろうか。
自分達が暮らす所に招き入れ手当てをし目覚めるまで寝かしておくなんて事は考えられない。
そう考えれば理解し難い此の状況にて、此の真選組の屯所の前に倒れていた事が本当に幸運だとも思える。
マイナスに考えても仕方ないのだプラス思考でいかないと、と出された食事で胃が満たされてきたと共に考え方も変わってきたのだから僕も現金な奴だと思う。


    ───────────


「ご馳走様でした」
「お粗末様でした。……って俺が作ったんじゃないんですけどね」

わざと、おどけたように言う山崎さんの気持ちが嬉しくて此方もつい笑みが零れてしまう。
空になった蓋を返して、僕は又布団に横になった。

「今日は雅焔さんのお世話をと局長から言われているんで何かあったら呼んで下さい。
「私達、廊下に居るから安心してね」

御膳を下げる為に部屋を出て行こうとした山崎さんとアリスを僕は咄嗟に呼び止めた。

「えっと、廊下にずっといるんですか??」
「はい」
「2人のお仕事は大丈夫なんですか??」
「今日は特に何かあるって訳じゃないから大丈夫だよ」
「あの、もう少し喋っていたいんですが」
「良いですよ。じゃあ、此れ下げて来ちゃいますね」

立ち上がり部屋を出ていった彼等が戻って来た時、又気配を感じなかった。
其の度に僕は再び襖が開く音に、びくりと肩を震わせた。
聞けば山崎さんは監察の仕事をしているらしい。
仕事柄気配を消しての行動が多く、所謂癖になっているらしい。
しかし、其れでも近藤さんや土方さん、沖田さん等は気付くと言う。
もしかして、僕。陽空の血が薄くなった??


────本当に不思議な世界。
アリスに頼んで開けてもらった襖の奥、空には満月が浮かんでいて、其の月光が心地良かった。
そんな空に無数の船が行き来していて、其の中に父さんが居るんじゃないか、と思うと胸が痛くなる。
父さんは僕に、もう逢いたくないと思っているのだろうか。

/next

Re: 【銀魂】独り、独り、独り。 ( No.39 )
日時: 2010/07/30 10:48
名前: 棗. ◆/lQMO72QVo (ID: Dfaev/X/)
参照: http://__________________

更新お疲れ様wb
やっぱり面白いです^^!

Re: 【銀魂】No title...(仮) ( No.40 )
日時: 2010/07/30 12:14
名前: 瓦龍、 ◆vBOFA0jTOg (ID: pzCc2yto)

▼アリスさん ────────────
アリスさんは沖田派でしたかvv
僕も神威好きですが、沖田も好きですbb
勿論地味キャラの山崎も大好物です^^

一応アリスちゃん出せました;;;
キャラ崩壊してません??


▼棗.さん ────────────
面白いですか??
其れは良かったですbb
一応保留解除しました。付け足しするかもしれませんが。


▼皆様え゛ ────────────
どうか、優柔不断のスレ主を許して下さい((泣
題名なんですが、またまた考え直した処「No title...(仮)」に為っちゃいました。
どうも、気に入らないんですよねー。
又思いつき次第、題名訂正します。

Re: 【銀魂】No title...(仮) ( No.41 )
日時: 2010/07/30 12:43
名前: アリス (ID: /jbXLzGv)

いえ、全く!!

むしろそっくりですw

Re: 【銀魂】No title...(仮) ( No.42 )
日時: 2010/07/30 12:49
名前: 瓦龍、 ◆vBOFA0jTOg (ID: pzCc2yto)

▼アリスさん ────────────
本当ですか??
良かったぁ((安堵 
少し不安だったんですよ^^


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