二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 爆想サザエさん
- 日時: 2011/05/03 11:42
- 名前: ACT (ID: 91b.B1tZ)
クリックありがとうございます。
国民的アニメサザエさんの2次小説です。
ダークな雰囲気になるのでそこは分かっておいてください。
グロありです。
では楽しんでください。
目次
>>1 プロローグ
>>2 1 >>57 11
>>6 2 >>61 12
>>7 3 >>67 13
>>8 4 >>74 14
>>9 5 >>73 15
>>11 6 >>81 16
>>18 7 >>90 17
>>25 8 >>95 18
>>33 9 >>104 19
>>43 10 >>122 20
>>125 21 >>205 31
>>132 22 >>208 32
>>136 23【波平】 >>211 33
>>139 24【マスオ】>>216 34
>>157 25【タラオ】>>218 35
>>166 26 >>221 36
>>173 27 >>226 37
>>187 28
>>194 29
>>204 30
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- Re: 爆想サザエさん ( No.57 )
- 日時: 2010/10/15 19:15
- 名前: ACT (ID: rCcrGyYb)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
11
ふいに電話が鳴ったような音を耳にし波平は目を開けた。しばらくぼーっとしていても音は鳴りやまないようだ。サザエはいないのか?ぐっすり寝ているだろう。タラちゃんはまたゲームか……カツオとマスオは帰ってきていないか……わしが電話をとるしかないか。
重い体を持ち上げてむくりと起き上がると電話のある玄関へ向かった。どんどん音が近くなる。
分かった分かったと呟きながらめんどくさそうに電話をとった。
「……はい磯野です」
『い、磯野さんですか!?」』
だからそうと言っとるだろう、と言いたいのを我慢した。しかし相手はとても慌てているようだ。何があったんだ?
『お、落ち着いて聞いてくださいよ。お宅のカツオ君が事故にあいました』
「……は?」
唐突過ぎて波平は聞き返してしまった。カツオが事故?そんな馬鹿な話あるわけがない。そうだあれだろ、最近流行りのおれおれ詐欺というやつだろ。
「あのな、わしを馬鹿にしとるんか?わしはまだ若いし……」
『ホントなんです!カツオ君はバイク事故を起こしました!今すぐ来てください!』
嘘をついているとは到底思えないような口ぶりで話す相手に波平はただ事ではないと感じ取った。
すぐに病院の場所を聞くと寝ていたサザエとタラちゃんを起こして大急ぎでカツオのもとへ向かった。
「カツオ〜!」
病室に1番早く着いた波平はまず叫んだ。急いでベットに駆け寄った。横には医者らが数名いたが彼の目には映ってないようだ。
難しそうな医療機器がとりついているカツオに名前を呼んでもピクリとも動かなかった。
手が震える。
涙でぼやける目を彼の足へ向けると下半身が無い事に気づいた。波平は隣にいた眼鏡をかけた医師をキッと睨んだ。
「カ、カツオの足はどこに行ったのですか!」
医者の胸倉をつかんで必死に叫んだ。
「彼の足は……切断しました。……もう自分の足で歩くことはないでしょう」
「う、嘘だろ……おい、嘘って言えよ!」
波平は崩れ落ちた。
- Re: 爆想サザエさん ( No.58 )
- 日時: 2010/10/08 19:55
- 名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: IM1prAsV)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
カツオーー!
だんだんシリアスに・・・
- Re: 爆想サザエさん ( No.59 )
- 日時: 2010/10/09 09:59
- 名前: ACT (ID: rCcrGyYb)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
すみません
遅くなって!
- Re: 爆想サザエさん ( No.60 )
- 日時: 2010/10/09 10:24
- 名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: IM1prAsV)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
まあいいってことよ←
- Re: 爆想サザエさん ( No.61 )
- 日時: 2010/10/16 18:53
- 名前: ACT (ID: rCcrGyYb)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
12
「ええ〜!カツオ君が!?……今行くよ〜」
マスオはベットから飛び起きると、急いで服を着始めた。
「ど、どうしたのマスオさん?」
とろんとした目を擦りながらアナゴの妻が言う。しかしマスオは言葉を発しない。さらに彼女が質問しようとしたところをマスオは制した。
「僕の甥が事故にあったんだよ、病院に行かなくちゃ〜」
「はぁ〜、私とその子どっちが大事なのよ」
こんな時にぐちぐちと……面倒臭いなあ。
マスオは動きを止めて彼女に向き直った。
「今はカツオ君だよ、サザエの慌てようといいただ事じゃないんだ。面倒くさいけど今は行くしかない。じゃあ」
玄関に向かいながら服を着終わると、運動不足でたるんだ腹を揺らしながらタクシーを呼んだ。
「カ、カツオく〜ん!」
カツオの病室に入るとマスオの目に映ったのはベットに横たわったカツオだった。その横には目を真っ赤にしたサザエと波平がいる。タラちゃんの方はどこかに行っているようだ。サザエはマスオの顔を見ると駆け寄って抱きついてきた。
「マスオさん……カツオが……カツオが……」
少し前までは「マスオさん」と言って一緒に遊んでいたのに……
目の前の現実がマスオにとっては信じられないことだった。
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