二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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零崎哉織の人間不信
日時: 2010/11/01 22:29
名前: 唄李 (ID: 8HTDhaI.)

〜零崎哉織の人間不信〜

主人公
零崎姓
零崎哉織(ゼロザキカナオリ)
転生前
実成楓恋(ミナリカレン)
転生後
篠崎薫(シノザキカオリ)
容姿
髪は漆黒と言っていい位の黒。肩より少し下まで伸びている。
眼の色も髪の色と同じ。
身長は160cm以上165cm以下。
いつも無表情。表情が変わる方が珍しい。
その他
漫画とアニメと本とPCにのめり込む16歳

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Re: 零崎哉織の人間不信 ( No.51 )
日時: 2011/01/11 07:12
名前: 唄李 (ID: 8HTDhaI.)

第伍症 排他的だなぁ…みんな

「それで薫ちゃんはこれからどうする?」

「双識さんはどうするんですか?」

「俺達はこれから行く所があるんだけど…」

「足手まといになりますか?」

「お前なんて足手まといになるだけだ。来るんじゃねぇ」

「それは酷いよ。でも、危険な目に遭うかもしれないよ。もしかしたら死ぬかも」

聞いても聞かなくても決まってる

「私も連れて行って下さい。足手まといになるようなら逃げます」

「分かったよ。立派な子じゃないかい。なんでそんなに嫌うんだい?」

「なんでお前はそんなに信じられるんだよ…。戦争中だぞ?」

「だからこそだよ。だから家族を信じなきゃ」

Re: 零崎哉織の人間不信 ( No.52 )
日時: 2011/01/11 14:21
名前: 唄李 (ID: 8HTDhaI.)

双識さん…
良い人なのになぁ…
なんであんな変態になったんだろう…
あ、腐女子の私が言える事じゃないや

「薫ちゃん、ちゃんとついて来てるかい?」

「はい」

何故か人外レベルにまで私の身体能力は格段に上がっていた
あの飴だ…
絶対そうだ、蒼、ありがとう
人間ではない私が一番最初に好きになった人

「お前なんて早々にくたばるに決まってる」

「それはちょっと酷いよ。さっきからなんでそんなに嫌っているんだい?」

「軋識さん、酷いですよ」

「俺の名前を勝手に呼ぶな」

「しょうがないでしょう?ここにいる人皆零崎なんですから」

「それに家族は名前呼びが普通だよ」

「はぁ…おい、あんまり俺に話しかけんじゃねぇぞ」

「はい。双識さん、他の零崎はどんな人なんですか?」

知ってるけど一応聞いておく

「う〜ん…他には音を使う奴とかもいるよ。おっと」

「来やがった…」

敵だ
多分殺し名の分家の内の誰かだろう

「薫ちゃん、大丈夫かい?」

「俺は守らねぇからな。自分の命は自分で守りやがれ」

「大丈夫ですよ」

今も昔もそうだった
母は私を守ってはくれなかった
父は物心ついた時は存在が無かった
いつも外敵から自分を守る事に必死だった
でも、蒼が、緑が手助けしてくれたから
守る物が増えたけど
守ってくれるよね…?、双識さん

Re: 零崎哉織の人間不信 ( No.53 )
日時: 2011/01/11 18:45
名前: 唄李 (ID: 8HTDhaI.)

カッターをきちきちきちっと出す
一人目は喉に刺す
即死かな
二人目も三人目も四人目も
繰り返して繰り返す

「薫ちゃん!後ろ!」

とっさに右に体をずらしたら鉈が髪を掠った
…危ねぇ
避けたところで相手の懐に飛び込んでカッターを刺す
これで全員らしい

「いやー、危なかったね」

「ちっ、死ななかったか」

「さっきの舌打ち、なんですか?軋識さん」

「でも、良く避けられたね。俺も死んだかと思ったよ」

「それ酷くないですか?双識さん」

きっと本当に死んだかと思っただろう
でも見えたんだ
言ってすぐにこっちに向かって走って来てくれる双識さん
双識さん良い人だなぁ…
本当に何であんなブラジャーを語るような変態に…
……そういえば
零崎三天王全員ロリコンじゃん!
双識さんは女子中高生大好き人間だし
軋識さんは恋した相手が当時十四歳だし
曲識さんは少女専門の殺人鬼でしょ
人識君が言ってた「曲識のにーちゃんよろしくのロリコン精神」って何も曲識さんに限った話じゃなくて三人全員に共通して受け継いだものなんじゃ…

「さあ着いたよ。曲識君と会えればいいけど…」

「曲識君?」

知ってるけど聞いてみる
なんかこの後の展開がリアルに予測できるんですけど…

「さっき話した音を使う殺人鬼だよ。ところどころで待ち合わせ場所を決めていたんだけど今まで何度もすれ違っていてね」

そこまで双識さんが話した時、さっき私達が入った扉から一人の少年が入ってきた
髪を短めのポニーテールにした、燕尾服の少年…
零崎曲識だった
………いや、この時代に双識さんと軋識さんが一緒に行動してる辺りで、原作だったらこの辺かなぁ、そうしたら曲識さんはもう潤さんに会ってるのかなぁ、十代中盤の潤さんって可愛いのかなぁ、この恋は実らないんだよなぁ、あれ?実った恋っていーちゃんと友しか無くね?なんて考えてたけどさ!まさか予感が的中するとかね!嬉しいしなんか原作に多大なる影響を与えそうなんだけど!

「あーあー、曲識くん、やっと会えたよ——本当、今までどこに行っていたんだい。まあきみのことだからね、あんまり心配はしていなかったけれど、無事で何よりだよ——」

この台詞覚えてる…!
ちょっと感動

Re: 零崎哉織の人間不信 ( No.56 )
日時: 2011/01/12 06:11
名前: 唄李 (ID: 8HTDhaI.)

「服はズタボロだけど、怪我は——とりあえずないみたいだな」

「……………」

「ん?どうしたんだい曲識君?」

双識さんが黙っている曲識さんの顔を心配そうに覗き込む

「いや、何も——悪くない。双識さん、軋識さん、その子は?」

「この子は薫ちゃんだよ。さっき新しく零崎に成ったところで会ったんだ。…けど曲識くん、その声何があったんだい?」

「声潰れちまってんじゃねぇかよ。何があった?」

「……………」

あ、説明放棄したな、こりゃ
この前の日に何があったかなんて知ってるのは曲識さんと私と潤さん、ちぃくんもわかるかな?それくらいしかいないだろう

「…………双識さん、軋識さん」

きたよ、双識さんの近くに行っておこう

「僕はこれから——この戦争を勝ち抜くために、この戦争を生き抜くために、双識さんや軋識さんの身体を操らせてもらおうと思う。僕の音楽があれば——ふたりの力を十二分まで引き出すことができる」

「あ?ああ。そりゃいいな。すぐやってくれ」

「俺は曲識くんが自分からそう言い出してくれるのを、ずっと待っていたんだよ」

嘘だ、絶対嘘だ

「あの…何か私に…出来る事はありますか?」

「薫ちゃん、手伝ってくれるのかい?」

「俺達と一緒に居れば死ぬかもしれないんだぞ」

「死にそうになったらそこまでです。——それに私は、家族の役に立ちたいです」


Re: 零崎哉織の人間不信 ( No.57 )
日時: 2011/01/12 06:25
名前: 唄李 (ID: 8HTDhaI.)

「うふふ、薫ちゃんは本当にいい子だね。俺の自慢の妹だよ」

「誰が家族だ」

「……………」

双識さんが頭を撫でてくれた
わーい
…なんか一人は無言で一人は拒絶っすか
まあ、駄目だとは言われてないよね

「……あともうひとつ——僕の決意を聞いてくれるか」

キター!きたよきたよ!『少女趣味』の誕生間際!

「この戦争が終われば、僕は——少女以外は殺さない」

「……うん?」

潤さんから受けた影響かぁ…
潤さんすごいなぁ…一度逢えたらいいなぁ…

「それは——修羅の道だよ。無駄だと思うから止めないけれど、もしも挫折することに失敗すれば——きみは零崎一賊史上、誰も経験したことがないような、塗炭の苦しみを味わうことになる」

「悪くない。まったくもって、悪くない」

潤さんに自分の歌を聞かせたいから…
初恋かぁ…羨ましくはないけど、いいなぁ

「そういう零崎を始めるのも、悪くない」

「あの…私、大丈夫ですか?」

「我慢する」

よ、良かったぁ…


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