二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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元不良のポケモン珍道中  
日時: 2013/07/14 23:09
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)
参照: http://www.pixiv.net/mypage.php

小説書き超初心者です。ほぼ自己満足でやってしまうと思いますが、御理解のほうをお願いします。
ただいま、ポケモンとリボーンに発熱中
オリキャラのイラストを此処にアップします、よければ見に来て下さい

注意事項
 ・トリップした少女の‘ホウエン’中心のギャグ入り小説
 ・辞典片手にやってますが、言葉や表現を間違えてる可能性が・・・
 ・キャラの崩壊あり、ほぼ逆ハー、主人公がポケモンと会話しちゃいます、苦手もしくは嫌な方は
  Uターンをお勧めします
 ・某バスケ漫画の登場人物が平気で出てきます
  
設定
 ・一応ゲーム沿い、オリジナル多し
 ・ハルカとユウキ、ミツルも登場
 ・ギャグ入ります
 ・最近はギャグ路線に突っ走り中





11/11/06 スレッド作成
12/01/22 加筆修正+スレッド整理
  03/11 注意事項と設定を加筆修正
  04/28 参照がいつの間にやら600突破
     番外編を更新
  06/09 誤字脱字の修正
  07/28 サイトでの文章に訂正第一弾
  08/25 登場人物追加
  10/07 手持ち追加
13/07/14 手持ち追加

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元不良のポケモン珍道中 ( No.56 )
日時: 2012/01/27 21:42
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)

第二十二話〜カラクリ屋敷〜



『・・・・・・なんだ此処』
月「カラクリ屋敷だってよ、入ってみようぜ」
『そうだな・・・別に急ぐ旅でもないしな』
    緋海は月牙と共にカラクリ屋敷へ入って行った


『誰もいねじゃねーか・・・』
    緋海は屋敷内に足を踏み入れた瞬間
 ゾクッ!
『(なんだこの気色悪い視線は!!)』
    背中に視線を感じ、周りを見渡した
『(チッ、どっかに隠れてやがる・・・なら!)
 月牙、探れ』
月「了解!」
 クンクンクンクン
月「見つけたぁ!」
    月牙は鼻を床にくっ付け匂いを嗅ぐと
    テーブルクロスのやたらと長い机の下に突っ込んで
 ガッブゥ!
α「イッタアァ!」
    ・・・噛みついた
α「ハァハァ・・・」
    緋海は机の下から這い出てきた男に近づくと、襟首を掴み持ち上げた
『オレが入って来た時に気色悪い視線を向けてたのはテメーか?』
α「(ヒィ〜〜〜〜ッ!なんか無茶苦茶怒ってらっしゃる(汗)
  はいぃ!」
『テメーは誰だ?』
α「わっ、我輩こそ!
  ホウエン地方最大の謎の人物、カラクリ大王です!」
月「(完璧にビビらせてんじゃねぇか(呆)」
『・・・なぁ』
α「なんでしょうお!!!!!!」
『ここは一体何?』
α「我輩が作ったカラクリ屋敷です!
  この掛け軸の向こうにカラクリのステージが有りますです!はい!」
『フーーーーン・・・』
 ドサッ             ←緋海がカラクリ大王を落とした音
『挑戦してやるよ、ルールとかあんのか?』
α「特にはありません!
  わ、我輩は奥の部屋で待機しています!」
    カラクリ大王は転がるように奥の部屋へと走って行った
『さて、行くぞ月牙』
月「男前過ぎるだろ・・・つか見事なまでに上から目線」
『放っとけ』
    緋海は月牙の言葉に軽く答えるとさっさと掛け軸を引っぺがして中に入って行った


『あーーーーーーー・・・あぁ?』
月「迷ったな、これ」
    カラクリに挑戦し始めて数分・・・迷路になっている為に道に迷った二人
『つかコノ小さな木、面倒くせーな』
 ザシュッ!
    途中途中にある木は、緋海が持っていたナイフで切って進んでいた
月「?緋海、あそこになんか落ちてる」
『へ?本当だ・・・』
    月牙に言われ、落ちていた道具を拾った緋海
『ハーバーメール?
 ・・・一応持ってくか』
月「そうだな」
   その後・・・

     『陽彩、電光石火』
     陽「テヤアァ!!」

     『月牙、噛みつく』
     月「あ〜らよっと!」

   バトルを申し込んできた少年少女を次々に負かして行き・・・
『で?この馬鹿げた問題はなんだ?』
月「さぁな(欠伸」
   最後の扉まで来た緋海一行は、扉に書かれてる問題にイラついていた
[問題.次のポケモンの内、岩タイプはどれでしょう?
 1,ノズパス  2,クチート  3,ボスゴドラ
 答えのボタンを押してね(ハート)]
『1と3、どっち押せばいいんだよ!』
月「そーいや、ボスゴドラは鋼岩だったな」
『あ゛ぁーーーーーー!1!』
 バシン!!     ←緋海が乱暴にボタンを押した音
 ウィーーーーン
月「お、開いた」
陽「(今ボタン壊しそうでしたけど・・・(汗)」
『カラクリ大王、待ってろし(黒笑』
陽「(緋海さんは完全に怒ってますし・・・)」
月「早くいこーぜー」
陽「(月牙さんは緋海さんが怒ってることに気づいてないですし)」
睡「zzZZ zzZZ zzZZ」
陽「(睡蓮さんは寝てますし・・・まとまってるのかまてまってないのか・・・(ため息)」
『陽彩、どうした?』
陽「いえ、なんでもありません」
『ならいいんだけどよ・・・居た』
陽「(取りあえず・・・なんとかなるように頑張りますか)」


『おい、カラクリ大王さんよぉ』
α「は!はいぃ!」
   緋海は奥の部屋でお茶を飲んでいたカラクリ大王に音もなく近づき
   真後ろから声をかけた
『最後の問題なんだアレ?
 二つも答えがあんじゃねーか』
α「え?そうですか?」
『(コイツ・・・ボスゴドラのタイプ知らねーな)
 ボスゴドラは鋼の他に岩も持ってんだよ』
α「!?だから最近クリアする者が少なかったのか!!」
『・・・(怒る気失せた)
 帰るぞ』
月「はーーーい」
α「ま、待ってください!」
『あ゛?』
α「お、教えてくださったお礼です!」
      緋海は不思議な飴を貰った
『・・・(使わねーけど一応貰うか)』
   緋海は飴を貰うと、話もそこそこに屋敷から出た



       後日、選択肢3がボスゴドラからダーテングになったとか・・・




                    To be continue..

元不良のポケモン珍道中   ( No.58 )
日時: 2013/02/14 20:26
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)

第二十三話〜キンセツシティ〜


『陽彩!電光石火!』
陽「やぁ!」
シ「ココドラ鉄壁!」
コ「「ヴウー」」
     カキィーン
『波動弾!』
     ドカァアン
シ「ココドラ!?」
『うっし!良くやったな、陽彩』
陽「はい!」
シ「お疲れ様ココドラ
  お姉ちゃん強いね、ボクビックリしちゃった」
『オレが強い訳じゃない、コイツ等が強いだけだ』
シ「そっか・・・ありがとうお姉ちゃん!」
『こっちこそサンキューな』
    緋海は途中途中バトルをしながらゆっくりと、110番道路を北上していた


『ん〜〜〜、ようやくキンセツシティ着いた』
月「緋海、オレ腹減った」
睡「すいも〜」
陽「私も少々・・・」
『・・・まだ昼前だぞ〓』
月「噛む」
『勘弁しろ、ったく・・・』
    緋海はお腹すいたと言い出したパートナー達に苦笑しながらも、PCに向かって歩き出した

『すみませーん、注文いいですかー?』
§「はーい、ご注文はなんでしょうか?」
『えーっと、オムライスとハンバーグ、あとドリンクバー4つとランチセット』
§「繰り返させていただきます、オムライス1つにハンバーグ1つ、ランチセット1つにドリンクバー4つ、以上でよろしいでしょうか?」
『はい』
§「ドリンクバーはアチラとなっております、ごゆっくりどうぞ」
『取り敢えず適当に取ってくるぞー』
月「オレ、オレンジジュースな!」
睡「すい、カ〇ピスー!」
陽「私はお茶で」
『・・・了解』
    緋海は軽くため息をつくとドリンクバーの場所へ歩きだした

『カ○ピスに緑茶、ジュース・・・いっぺんはムリか』
    緋海が両手で3つのコップを運ぼうと(ポケモン用)振り返れば
     ドンッ!
『わっ』
▲「おっと」
    すぐ後ろにいた人とぶつかってしまった
『すいません、周り見てませんした』
▲「いいよいいよ、気にしないでね」
『ほんっと申し訳ないです』
    緋海は頭を何回も下げながらテーブルに戻って行った
▲『・・・・・・彼女が』


『持って来たぞ、月牙のと陽彩、睡蓮のな』
陽「緋海さんのは?」
『これから取ってくる、先食ってていいぜ』
「「「はーい」」」
    緋海は手持ちメンバーの飲み物をテーブルに置くと自分の分を取りに行った


『輝きの中へ 僕は君をきっと
 連れて行ってみせるよ〜♪』
     ガチャン
『(もうすぐ冬、か・・・)』
    緋海は元の世界で良く聞いていた口ずさみながら自分の分に紅茶を注いでいた
    そんな時、ふと
『(元気にしてっかな・・・竜)』
    緋海には誰にも言ったことは無かった、が元彼がいた
    その顔が緋海の頭に浮かんだ
『(今向こうはどんな感じなんだろうか・・・オレにはもう、関係ねーけど)』
    自傷的に小さく微笑んだ緋海は紅茶の入ったカップを手にし、テーブルの方へ向かった



月「遅い」
『悪い悪い、って月牙・・・口の周りについてっぞ』
月「ング」
『ほらじっとしろ』
陽「睡蓮さん、溢してますよ」
睡「あり?」
    緋海が戻って来て食事を再開したメンバー
▲「・・・・・・・・」
    そのメンバーを柱の陰から見つめる青年
▲「・・・・・・可愛い」

『ヘッ・・・クシ』
睡「ねぇねカゼ?」
『そうじゃないと思いたい』
月「思いたいって・・・」
『食い終わったら町ん中見て回るからな
 外出てたい奴』
睡「はーーーーい!!」
     ガッシャン
「「「・・・・・・」」」
『・・・スイマセーン、台拭き貸してくれませんか〜』



睡「ごめんなさい、ねぇね」
『次からは気を付けろよ』
睡「はーい・・・」
    PCから出た緋海は睡蓮を腕に抱き、キンセツシティ内を歩いてた
▲「あ、あの!」
『ん?』
▲「コレ、あげます!」
『は?』
    先ほど柱の陰から緋海達を見ていた青年が駆け寄ってくると
    緋海に‘自転車引き換え券’を渡して(押し付けて)走り去った
『・・・・・・・・・』
睡「ネェネ、どうするの」
『一応オレにくれたっぽいからありがたく使わせてもらう
 チャリがあれば移動もかなり楽になるしな』






    券と引き換えにダート自転車を貰った緋海は・・・
『しっかり捕まってろよ』
睡「はーーーーい♪」
    早速ダート自転車に乗って‘キンセツジム’にむかっていた
『見えてきた   ってあれ?』
      キキィ!
『ミツル・・・?』
    ジムの前に来てみれば、ミツルが叔父さんらしき人とジムの前にいた
ミ「叔父さん、お願いだから!
  自分がどれだけ強くなったか このジムで試してみたいんだ!
  ね ね いいでしょ!?」
叔父「まあまあミツルくん
   確かにポケモンと暮らすようになってから キミは随分元気になった!
   だからっていきなりポケモンジムに挑戦なんて無理してないかい?」
ミ「無理なんかしてません
  ぼくとラルトスが力を合わせれば 誰にだって勝てるはずです!」
    ミツルの熱弁を見て、緋海はダート自転車を押しながら声をかけた
『・・・無理はしねー方がいいぞ』
ミ「あっ!緋海さん!」
『久しぶりだな、ミツル』
ミ「ボク あれから強くなったんですよ!」
『・・・・・・』
    キラキラとしたミツルの目を見て緋海は
      グシャッ
ミ「わっ!」
    ミツルの頭を撫で、こう言い放った




         『オレとポケモン勝負だ、ミツル』


                         To be continue..

元不良のポケモン珍道中   ( No.59 )
日時: 2012/01/19 23:08
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)

第二十四話〜少年の初バトル〜




ミ「ありがとう緋海さん!」
『た・だ・し、条件付きな』
ミ「条件・・・ですか?」
『オレに負けたら、大人しくシダケタウンに戻れよ?』
ミ「う・・・はい」
   緋海はしょんぼりと肩を落としたミツルの頭を
 グシャッ
   もう一回乱暴に撫でるとPCに向けて歩き出した


『んじゃまぁ・・・バトルと行きますか』
   PCのバトル場まで移動してきた緋海・ミツル・ミツルの叔父さん
ミ「はい!それでは・・・行きますね!
  ラルトス!お願い!」
 ポン!
ラ「「は〜〜〜い」」
『(ちゃんと育ててはあるんだな・・・)
 とすると・・・やっぱ本気で行かねーと失礼だよな
 睡蓮、It's show time!』
 ポン!
睡「あい!」
『使用ポケモンは一体ずつ、どちらかのポケモンが戦闘不能になったら
 勝敗が決まる・・・でいいか?』
ミ「はい!ラルトス、頑張ろうね!」
『睡蓮、本気でいくぞ』
ラ「「お任せを」」
睡「あいあいさー!」
   それぞれがポケモンを繰り出し、バトルの準備をした
『先攻はミツル、いいぞ』
ミ「では、お言葉に甘えて・・・
  ラルトス‘影分身’!」


   緋海さんとの初めてのポケモンバトル
「ラルトス‘念力’!」
ラ「えいっ!」
『睡蓮‘泥かけ’で防げ』
睡「ミッズーーー!」
 やっぱり強い・・・
   ボクとラルトスの攻撃を楽々と避ける緋海さんのミズゴロウ
『‘水鉄砲’』
睡「ミッ・・・ズーーーーー!」
  バシャーーー
ラ「キャッ」
「ラルトス!!」
 どうしよう・・・どうしよう
『コラ、トレーナーが狼狽えんな
 トレーナーの動揺がパートナーに伝わんぞ』
「は、はい!」
   ラルトスにミズゴロウの技が直撃し、狼狽えたら緋海さんがアドバイスをくれた
 狼狽えちゃダメだ・・・
「ラルトス大丈夫?」
ラ「まだいけます!」
「良かった・・・よし‘影分身’」
  ヒュンヒュンヒュン!
「そのまま‘念力’!」
『‘水鉄砲’で向かえ撃て』
   ラルトスの渾身の一撃は、ミズゴロウの技に打ち消され・・・
ラ「キャン!」
「ラルトス!!」
   ラルトスは目を回してしまった
「ゴメンねラルトス・・・
 ボクの指示が悪かったから・・・」
ラ「ワタシこそ、ごめんなさいミツルさん」
   ラルトスを抱き上げて抱きしめれば一生懸命抱きついてきてくれるラルトス
 ラルトスはボクの指示にちゃんと従ってくれた・・・
 やっぱり・・・
「バトルは難しいや・・・
 ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・
 ボクの負けです・・・」
『・・・・・・』
「叔父さん・・・ボク、シダケに戻ります
 緋海さん、ありがとう
 やっぱりトレーナーって凄いんですね 
 ただポケモンを持っていて戦わせるだけじゃ本当の意味でトレーナーにはなれないんだ・・・」
   ラルトスを抱き上げたまま呟けば・・・
「ミツルくん、そんなにしょげることはないよ
 これからもっと強くなればいいじゃないか!
 さぁウチに帰ろう、皆待ってるよ」
   叔父さんが一生懸命励ましてきてくれた
『・・・ミツル』
  ガバッ
「ワッ//」
 なっ//ち、近いです緋海さん!
   緋海さんはボクの肩に後ろから手をまわして耳元に口を近づけてきた
『旅なんて、こっそり出ちゃえばいいだろ?
 今のミツルの強さなら通用すっから』
 え・・・
   バッっと後ろを振り向けば、口の端を持ち上げて笑ってる緋海さんが
「・・・・・・はい!」
『よし、ラルトスも頑張れよ』
ラ「頑張ります!」


   緋海とミツルが話してる所に近づいてきたミツルの叔父さん
¶「なるほど、ミツルくんがポケモンを捕まえるのを見守ってくれたのは緋海ちゃん!
  キミだったんだね、良かったらシダケにも遊びに来てくれないか?
  ミツルくん、きっと喜ぶから」
『はい、ミツル
 それまでは出るんじゃねーぞ』
ミ「も、もちろんです//」
『おし♪』
   もう一度ミツルの頭を緋海は撫でると、二人と別れた



『・・・?』
   ジムに向けて睡蓮を胸に抱いて歩いてた緋海はフと
『(誰かに付けられてる?)』
   不審な視線を感じ取り、周りを見渡した
『誰だ、オレのことつけてる奴』
*「なんだ、バレちゃったか」
   目の前に現れたのは
『・・・エニシダ』
エ「呼び捨てかい(汗
  まあいいか」
   変な男、エニシダだった   変なって酷くないかい?byエニシダ
エ「へへ・・・今の勝負見ていたよ!
  キミはあのミツルくんとかいう少年と友達なんだろう?
  それなのに手加減せずに戦い見事に打ち負かせた・・・
  うん!それでこそ本当のポケモン勝負というものだ!
  私はそういうトレーナーが大好きだなー!
  ・・・・・・・・・これからも応援しているよ!」
『はぁ?』
   エニシダはそれだけを緋海に伝えると、あっという間に去って行った
『マジなんなんだよ・・・あのオッサン』


                         To be continue..

元不良のポケモン珍道中   ( No.60 )
日時: 2012/01/21 19:10
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)

第二十五話〜キンセツジム〜



『ここがキンセツジム・・・か』
睡「すいも出るの?」
『出来ればな・・・』
    緋海は軽くため息を吐くとジムの扉を開けた
   キイィィ・・・
『・・・・・・はい?』
睡「すごーい!キラキラだぁーーー!」
    開けたジムの中はやたらと装飾と仕掛けが施されていた
『つか仕掛けメンドクセー』

『えっと?このスイッチを踏むと・・・』
   ポチッ
   バッ
『そっち?!』
月「・・・時間かかりすぎじゃね?」
『うっせぇ』
    緋海は睡蓮をボールに戻し、月牙を出してジム内の攻略に当たっていた
   ポチッ
月「ん?」
   ビリビリビリビリ
月「ウギャーーーーー!」
『あ?
 って、げっがーーーー!!』
    月牙が間違えて踏んだスイッチは‘電気スイッチ’だった
『おまっ!大丈夫かよ!』
月「し・・・痺れた」
『チッ』
    緋海は小さく舌打ちすると‘クラボの実’を月牙に食べさせ
    床から現れた機械を・・・
『ウゼェ』
   ブチッ
    コードを切断して壊した
月「いいのかよ壊して」
『いいからソレをさっさと食い終われ』
    緋海はソッポを向きながら月牙の横に座った
陽「(あらあら、緋海さんってば耳が真っ赤です(笑)」
月「素直じゃねーな、緋海」
『黙って食え//』
    月牙の麻痺も治り、仕掛けの攻略を再開した緋海
『あとは・・・ここか』
    最後のスイッチを踏み、バトルフィールドへの扉を開けた
『ようやく着いた(ため息』
    緋海が真っ暗なバトルフィールドに足を踏み入れたと同時に
   バッ!  バッ!バッ!
『(眩しっ)』
    点灯するフィールドの照明、中央に浮かび上がるシルエット
♯「町を改造する計画は諦めたわしじゃが、今はこのジムのトビラの仕掛けを作ることに打ち込んでおるのじゃ!」
    光に目がなれてきた緋海の目に写った男性
『(誰だよ!!)』
♯「・・・・・・あれ?お前さんなんでわしの前にいるんじゃ?」
   ドタン!
    高らかに言い切った男性がいきなり抜けたことを言った為
    緋海と月牙は盛大にコケた
『一応挑戦者の緋海です・・・
 仕掛けを攻略してきたんすけど・・・』
    立ち上がりながら緋海がそう告げれば
♯「なにー!トビラの仕掛けを潜り抜けて来たというのかっ!
  わっはははは!こりゃ面白い!」
    大きな声で笑い出した男性
♯「ならばこのキンセツポケモンジムのリーダーテッセンがポケモンで痺れさせてやるぞぃ!」
『(ジムリーダーだったんかい!)』


テ「改めて名乗ろう!
  わしの名はテッセン、キンセツジムリーダーで電気タイプの使い手だ!」
『ヒマワキシティ緋海です』
テ「ヒナ、おお!ミュウの言っていた娘か!
  わっはははは!こりゃ面白くなってきたわい!」
『?』
    テッセンの言葉に緋海が首を傾げれば
テ「お前さんのことはジムリーダー内では良く話題になってるからな!
  なんでもポケモンが懐きやすい凄い娘だってな」
『・・・・・・・』
テ「わっははは!とりあえず、わしとポケモン勝負じゃ
  痺れるような勝負を期待しておるぞ!」
『ご希望に添えるよう善処します』
陽「(口調がおかしくなってますよ(苦笑)」


∞「これより、ジムリーダー対チャレンジャーヒナのバトルを始めます
  使用ポケモンは3体
  どちらかのポケモンが3体とも戦闘不能になった時点で終了です
  なお、ポケモンの交代はチャレンジャーのみとなります」
テ「それでは始めるか、行くんじゃビリリダマ!」
   ポン!
ビ「「ビビビビ・・・」」
『睡蓮、It's show time!』
   ポン!
睡「あいあいさー!」
テ「お!良く鍛えられたミズゴロウだな」
睡「わーーい♪ほめられたー!」
『おい(汗』
    テッセンの言葉に飛び跳ねて喜んでる睡蓮に緋海は呆れたが・・・
『It is during a battle.
 Concentrate,睡蓮.』※1
睡「?!(なに言われたか分かんないけど)」
   チラッ
『ハァ・・・』
睡「(集中しろってことかな?)」
『(お、スイッチ入ったか)』
    一声かけ、バトルに集中させた
∞「バトル・・・・開始!」
テ「先攻はお前からでいいぞ」
『お言葉に甘えて・・・
 睡蓮、行くぞ』
睡「あい!」
『フィールド全体に向かって‘水鉄砲’!』
睡「んっ・・・ぷぅーーーーー!」
   バッシャァ〜〜〜
テ「!?」
    緋海はビリリダマに攻撃するのではなく、
    フィールド全体を水で濡らしてビシャビシャにした
テ「ほう・・・ビリリダマ‘ソニックブーム’じゃ」
『避けろ!』
   ヒュン ヒュン
睡「わわっ!」
    睡蓮が間一髪で避けた‘ソニックブーム’は
   ドォン!
    フィールドにあたり、激しい泥煙と化した
『(どうする?・・・)』
テ「ビリリダマ、‘体当たり’じゃ!」
ビ「「ビッビッビ・・・」」
『!?(早!くそっ)
 睡蓮、水溜まりに身を隠せ!』
睡「あい!」
   バシャン!
テ「(ほう、開いた穴に隠れたか)」
    睡蓮は大きな水溜まりに飛び込み技を避けた
    ビリリダマは標的を見失い、水溜まりの周りをウロウロし始めた
『(くそ・・・中々おもしれーじゃねーか)
 睡蓮!そのまま水中から‘泥かけ’』
   バッシャン  バッシャン  バッシャン
ビ「「ビビ!」」
    水中からの効果抜群の技の連続攻撃に耐えきれなかったビリリダマは
ビ「「ビ・・・・ビビ・・・」」
    目を回し、倒れた
∞「ビリリダマ、戦闘不能!」
テ「よくやってくれたの、ビリリダマ
  ゆっくり休んでおくれ」
   パシューーン
『睡蓮、出てきていいぞ』
睡「あい!」
    緋海は睡蓮を呼び戻し、タオルを乗せた
テ「頼んだぞ、レアコイル!」
   ポン
レ「「ビビ!」」
『陽彩It's show time』
   ポン
陽「はい!」
テ「かっかっか、こりゃ珍しいポケモンだ
  レアコイル‘スパーク’!」
『!!緋彩‘波動弾’!』
テ「!!?」
陽「せいっ!」
    こちらに向かってきたレアコイルの真っ正面に陽彩は
   ドォン!
    ‘波動弾’を容赦なくぶつけた
レ「「ビビビビビ・・・」」
    効果抜群+急所に当たり、レアコイルは倒れた
『お、Luck♪』
テ「かっかっかっか!
  運も見方につけるとはやるな!
  最後はそうはいかんぞ?いくんじゃライボルト!」
   ポン
ラ「「来い」」
『頼むぜ月牙、It's show time』
   ポン
月「やってやらぁ!」



※1....バトル中だ、集中しろ

                       To be continue..

元不良のポケモン珍道中   ( No.61 )
日時: 2012/01/22 00:28
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)

第二十六話〜進化〜


ラ「「ポチエナか、貴様」」
月「は、だからなんだってんだ
  ナメてかかると痛い目みるぜ」
ラ「「随分と威勢のいいポチエナだな・・・
   良かろう、かかってこい」」
『(・・・なんかあのライボルト
  性格むちゃくちゃイケメン!!)』
月「緋海!指示くれ!」
ラ「「マスター、御命令を」」
『よし、月牙!』
テ「ライボルト!」
    緋海とテッセンはほぼ同時に・・・
『‘遠吠え’』
テ「‘電磁波’じゃ!」
    指示を出した
   アオォーーーーーン・・・
   パッシャーーン!!
      月牙の攻撃力が上がった
月「ぐっ」
    ‘電磁波’をまともに受けた月牙は少しフラついた
『大丈夫か、月牙』
月「なんとか・・・」
テ「かっかっかっか!
  珍しいな!わしのライボルトの‘電磁波’を受けてたってるなんてな」
月「くっ」
ラ「「次の技は・・・耐えられるか?」」
テ「ライボルト、‘スパーク’じゃ!」
   パリッ・・・パリパリパリ
ラ「「くらえ」」
『月牙!!』
   バッシーーーン
    ライボルトの‘スパーク’が月牙に直撃
   バン!
    月牙はフィールド上の岩に叩きつけられた
『月牙!!』
   ドサッ
月「くそ・・・」
    諦めず、立ち上がる月牙に・・・
テ「ライボルト、どんどんいくぞ!」
ラ「「御意」」
    追い討ちをかけるように攻撃体制に入るライボルト
『!
 月牙、‘砂掛け’!!』
月「くっ!」
   ザシュッ
ラ「「おっと」」
    精一杯の‘砂掛け’も軽々と避けられた
テ「‘電光石火’!」
『避けろぉ!』
    緋海の叫びも虚しく、月牙にライボルトの技は直撃し
   ダァン!
    吹っ飛ばされ、壁に叩きつけられた
『月牙!』
月「来んな!」
『!!』
    月牙に止められた緋海は自分の目を疑った
『(なんだ、月牙の周りに・・・光が集まりだした?!)』
    月牙の周りに微かに光が集まりだした
月「(くそ・・・なんでこう、手も足も出ねーんだよ)」
ラ「「(おや?・・・どうやら、時が来たようだね)」」
月「くそーーーーー!」
    月牙が大きく叫んだ瞬間
   ピカッ!
    光り出す月牙の体
『なっ・・・まさか・・・』
テ「お!どうやら進化のようじゃな!」
   パアァァァ・・・・
   パアァン!
    光りが霧散して見える月牙
『すげぇ・・・』
    体は二回り近く大きくなり、月牙はグラエナに進化した
月「うおぉぉぉーーーー!」
『っし!反撃開始だ!』
月「おう!」
テ「ほほう・・・こりゃ大きくなったな
  ライボルト、行くぞ」
ラ「「その力、見せてもらうぞ」」
『‘噛みつく’!』
月「うらぁ!」
ラ「「!?(スピードが段違いにあがっているだと?!)」」
    ライボルトが反応するより早く噛みついた月牙
『ハハ・・・マジ最高だよ月牙!』
月「ったりめーだ!」
ラ「「くっ」」
テ「だいじょぶか、ライボルト」
ラ「「まだ平気です」」
『そのまま‘体当たり’!』
月「らぁ!」
   ドガッ
    攻撃力も跳ね上がり、ライボルトは岩にぶつかった
テ「ライボルト!
  ここまで、進化した直後にこんな強さを発揮するのは初めて見たぞ」
『まぁ、オレの相棒っすから
 月牙!もう一度‘噛みつく’だ!』
月「うっらぁ!」
    月牙の渾身の一撃にライボルトは目を回した
∞「ライボルト戦闘不能!
  よって勝者、チャレンジャーヒナ!」
『やった・・・』
    緋海はフィールドにへたり込んだ月牙に駆け寄り
『やったぞ月牙!!
 お前凄すぎだろ!!』
月「うおっ」
    抱きついた それに習い・・・・
陽「凄いです月牙さん!」
睡「げっが兄すごーい!」
月「ちょ、まてバカ!」
    陽彩と睡蓮も抱きついた


     バトルの相手であるライボルトに手も足も出ず
     悔しさのあまり吠えれば・・・
     いきなり光出すオレの体
     どうやら巷で良く聞く‘進化’だったらしく
     ポチエナからグラエナとなったオレはライボルトに勝つことが出来た
     審判の判定を聞き終わり、思わずフィールドにへたり込んだら
『やったぞ月牙!!
 お前凄すぎだろ!!』
     緋海が抱きついてきた
「うおっ」
     咄嗟に踏ん張れば・・・
「凄いです月牙さん!」
「げっが兄すごーい!」
「ちょ、まてバカ!」
     睡蓮と陽彩も抱きついてきた
「バカか!お前らは・・・
 おい、緋海?」
   なんの反応もねぇ?
     緋海の顔を覗き込もうとすれば
『今見んな//』
     そう言ってオレの首元に顔を押し付けてきた
「いいけどよ・・・
 ジムリーダーが待ってんぞ」
     呆れながら声をかければ慌てて袖で目元を拭いジムリーダーに向き直る緋海
   たっく・・・ツンデレもいいとこだな、オレのマスターは


テ「わっはははは!わしの負けじゃ!お前さんに痺れたわい
  このバッジ持っていくがいいぞ!」
    テッセンは大きく笑いながら緋海にダイナモバッジを手渡した
『うっしゃぁ!3つ目のバッジGet!!』
テ「しかし、お前のグラエナは他の個体と比べるとデカいな・・・
  わしのライボルトとほぼ同じ大きさだ」
『・・・言われてみれば』
    緋海はテッセンの言葉に睡蓮と陽彩の相手をしてる月牙をみた
『(へたしたらオレ・・・乗れんじゃね?)』
テ「まぁ、胸を張っていいんじゃないのか?
  なんてったってわしのライボルトに逆転勝利したんじゃからな」
『はぁ・・・』
テ「暇があったらまたキンセツシティに寄るといい
  歓迎するぞ!」
『はい
 ・・・その時はまた、バトル申し込んでもいいですか?』
テ「全然かまわんぞ!」
    緋海はテッセンに頭を下げると、3人(匹?)をボールに戻し
    キンセツジムをあとにした






          こうして緋海の相棒はチーム最強になった
          さて・・・神の子はどんな物語を紡ぐのか?
          それは   神のみぞ知る


                      To be continue..


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