二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 元不良のポケモン珍道中
- 日時: 2013/07/14 23:09
- 名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)
- 参照: http://www.pixiv.net/mypage.php
小説書き超初心者です。ほぼ自己満足でやってしまうと思いますが、御理解のほうをお願いします。
ただいま、ポケモンとリボーンに発熱中
オリキャラのイラストを此処にアップします、よければ見に来て下さい
注意事項
・トリップした少女の‘ホウエン’中心のギャグ入り小説
・辞典片手にやってますが、言葉や表現を間違えてる可能性が・・・
・キャラの崩壊あり、ほぼ逆ハー、主人公がポケモンと会話しちゃいます、苦手もしくは嫌な方は
Uターンをお勧めします
・某バスケ漫画の登場人物が平気で出てきます
設定
・一応ゲーム沿い、オリジナル多し
・ハルカとユウキ、ミツルも登場
・ギャグ入ります
・最近はギャグ路線に突っ走り中
11/11/06 スレッド作成
12/01/22 加筆修正+スレッド整理
03/11 注意事項と設定を加筆修正
04/28 参照がいつの間にやら600突破
番外編を更新
06/09 誤字脱字の修正
07/28 サイトでの文章に訂正第一弾
08/25 登場人物追加
10/07 手持ち追加
13/07/14 手持ち追加
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- 元不良のポケモン珍道中 ( No.37 )
- 日時: 2012/01/22 14:19
- 名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)
- 参照: http://yuma-y1995@m2.pbc.ne.jp
第十八話〜荷物とピーコちゃんを取り返せ〜
『陽彩、月牙、何が欲しいんだ?』
月「オレはこれ!」
陽「私はこれを・・・」
『ミックスオレにクッキーか?
いいぜ、買ってやる』
緋海は月牙と陽彩にジム戦終了時に約束した‘好きなものを買ってやる’為にフレンドリーショップに来ていた
@「ありがとうございましたー」
ウイィ————ン
『さてと、次の街で一番ちk「お————い!キミキミ!トウカの森で助けてくれた子〜!」あ?』
フレンドリーショップから出た緋海に声をかけてきたのは
『あ・・・もしかしてデボンの社員さん』
「そう!あの時はありがとうね」
『いえ、どーしたんすか?』
「いや・・・もう一回キミの力を借りたいなーっと思って」
『何があったんすか』
「この街の一番大きな建物分かるかい?」
『まぁ・・・あれっすよね』
緋海は茶色の大きな建物を指差した
「そう、アレが日用品からトレーナやジムリーダーが使う道具を開発、販売してるデボンコーポレーションの本社だよ。
ついさっき、アクア団の一人が乗り込んできて重要品を奪って行ってしまって・・・
警察に通報はしたんだけど・・・」
『それだけじゃ心細いからオレに協力して欲しい、と』
「頼めるかい?これはデボンからの頼みじゃなくておじさんからの頼みなんだけど・・・」
『いいっすよ、な、月牙、陽彩』
月「おう!」
陽「はい!」
「良かった、アクア団はここから北にいって街外れの右側にある116番道路に走っていったんだ」
『よし、向かうぞ二人とも』
月・陽「あぁ!/了解です!」
「名前聞いても大丈夫かな!」
『ヒマワキシティ出身の緋海です!』
「ヒナちゃん!頼んだよ!」
緋海は陽彩を肩に乗せると月牙を連れて走りだした
『ここだな・・・ジュンサーさんとかいるし』
陽「どうします?」
月「場合によっては入れねーぞ」
『オレの身体能力舐めんな、一旦二人はボールに戻ってくれ』
陽「無茶はしないで下さいね」
月「なにかあったらすぐ出せよ」
『分かってる』
パシュ———ン
緋海は二人をボールに戻すと、警察の警戒が薄いところを見つけて警戒区域内に入り込んだ
『んだこれ、外側だけ固めてんじゃねーか・・・
ん?他にも人が・・・』
*「おお!ちょうど良かった!
お願いじゃ!ワシのピーコちゃんを連れ戻してくれ!」
少し進んだところで緋海は一人の老人に声をかけられた
『落ち着いてください、どうなされたんですか?』
ハ「ワシはハギというんじゃが・・・日課の散歩をピーコちゃんとしておったらいきなり青尽くめの奴に
ピーコちゃんが連れ去られてしまったのだ・・・
ワシはピーコちゃん意外にポケモンを持っておらんからバトルすることも叶わぬ」
『(青尽くめ・・・アクア団だな
アイツ等〜(怒)ぜってぇ許さねぇ!)』
ハ「ジュンサーさんに頼んでみたものの、他のことで動いているからと言って断られてしまったのだ・・・」
『任せてください、オレが必ずピーコちゃんを連れ帰ってきます。
ちょうど同じ奴を追っかけているんで』
ハ「おお!頼んだぞ!ピーコちゃんはキャモメというポケモンじゃ
確かヤツラはカナシダトンネルに向かったぞ」
『分かりました』
緋海は怒りを増やしつつ、月牙をボールから出してカナシダトンネルへと向かった
『おい、そこの青い奴!』
@「なっ!テメッ どーせこれ取り返しに来たんだろ!?」
『分かってんなら話は速い、返せ』
ア「チィ、いい所へ逃げ込めたと思ったら行き止まりだしよ!」
月「・・・バカか?」
緋海はカナシダトンネル内でアクア団と対峙していた
ア「奪ったポケモンは何の役にもたたねーし!
クッソー!行け!ポチエナ!」
ポ「「負けないぞぉ!」」
『(役に立たない?ポケモンがいなけりゃなにも出来そーにねぇ奴がいうことかよ・・・)
月牙、レベルの違いを見せてやれ』
月「最初っからそのつもりだ!」
ア「遠吠え!」
『鳴き声で相殺、そのまま砂かけ』
ポ「「うわぁ!」」
『間髪いれずに体当たり』
月「うらぁ!」
ドゴッ
ポ「「グェ!」」
月牙の体当たりは急所に入ったらしく、アクア団のポチエナは目をまわして倒れた
ア「なに!」
『余所見は禁物だぜ?』
あっという間にやられた事にアクア団の下っ端が驚いてる間に緋海は荷物とピーコちゃんを取り返した
『このまま気絶させるか?って待ちやがれ!』
アクア団の下っ端は緋海を突き飛ばすと目を回してるポチエナのボールを捨ててトンネルの外へと駆けて行った
『くそ!おい!大丈夫か!』
ポ「「ゲホ、ゲホ」」
月「・・・緋海」
『どうした?月牙』
月「コイツの体についてるケガ・・・オレがさっきのバトルでつけた意外にもあるぞ」
『!?(日常的に暴力されてたか・・・)陽彩、出てきてくれ』
ポンッ
陽「何を手伝えばいいですか?」
『飲み込みが早くて助かる、この荷物持てるか?』
陽「大丈夫です!」
『よし、月牙は戻ってくれ
ピーコちゃん』
ピ「「っはい」」
『怖がらなくていい、これからハギさんとこ戻してやっから』
ピ「「ありがとうございます!!」」
緋海はポチエナを抱え、ピーコちゃんを肩に留まらせトンネルの外へと走り出した
緋海がトンネルから走り出た頃・・・
ジュ「では、トレーナーの少女が区域内に走っていったということね?」
@「はい!どうやら通報してきた社員とは別のデボン社員が依頼したかと・・・」
ジュ「いい!絶対引けを取ってはいけません!
絶対荷物は私たちが取り返しますよ!」
@『はい!』
遅れて警官も動き出した・・・
『ん?なんだ、今頃動き出したのか?』
陽「そのようです、あ!ハギ老人と社員の方があちらに!」
『サンキュ』
緋海と陽彩が二人の下へ急いでる時、運悪く・・・
ジュ「!そこのトレーナー停まりなさい!」
ジュンサーさんに見つかってしまった
『チッ、ハギ老人!おじさん!』
「あ!ヒナちゃん!取り返してくれたのかい!?」
ハ「おお!ピーコちゃん!」
『はい、無事取り返して来ましたよ。
じゃあオレ、一足早くカナズミシティに「何やってるんですか!」ゲッ』
二人に荷物とピーコちゃんを渡し、ポチエナを助ける為に街へ戻ろうとした緋海はジュンサーさんに襟首を掴まれた
『離して下さい!』
ジュ「それはなりません!勝手に警戒区域内に入り込んだ挙句に私達の仕事を奪ったんですから!」
『早く行動しなかったのがわりぃんだろ!
つかこんなことしてる間にもポチエナの容体が悪化してくんだよ!』
ジュ「な・・・」
『(しめた、拘束の手が緩んだ!)』
バシン!
ジュ「あ!コラ待ちなさい!」
動揺して力が緩んだ隙に緋海は手を振り払い駆け出した
『(早く・・・早くしないと・・・)』
陽「(こんなに焦る場合もあるんだ・・・)」
バン!
ジョ「!どうしました!」
『この・・・このポチエナを助けて下さい!』
ジョ「(青褪め)急いでこちらへ!」
『はい!』
PCのトビラを壊す勢いで開けた緋海を咎める事もなく、ジョーイさんは治療を始めた
『ふぅ、間に合った・・・』
陽「珍しいですね・・・緋海さんがこんなにも慌てるなんて」
ポン!
月「なんであんなに慌てたんだ?」
『・・・目の前で救えるはずの命が少し運び込むのが遅くて手の中で命の灯火が消えるなんて・・・
もうイヤなんだ・・・』
陽「過去に何があったんですか?」
『・・・二人には言ってなかったね。
オレは月牙に会った日に初めてこっちの世界のに来たんだ』
月・陽「え?」
『簡単に言うとオレはこの世界の住民じゃないんだ・・・
だから、ポケモンってわけじゃねーけど手の中で命の灯火が消えることを経験してんだ・・・』
月「・・・そうだったのか」
『詳しいことはあとで話す』
ターンターンタタターン♪
ジ「ヒナちゃーん、ポチエナ回復しましたよ〜」
『ありがとうございます!』
ジ「はい、この子よ」
『よし・・・二人とも、コイツを116番道路に逃がしてやるぞ』
陽・月「はーい/了解」
『このへんか?・・・ポチエナ』
ポ「「・・・なんだよぉ」」
『故郷はどこだ?ここじゃなかったら送ってく』
ポ「「ここであってる・・・その、ありがとな!!助けてくれて//」」
ピョン
ポチエナは真っ赤になって緋海の腕の中から抜け出すと走り出した
陽「お元気でー!!」
月「お互い、グラエナになれるよう頑張ろうぜ!」
ポ「「あぁ!!」」
『二度とあんなヤツラに捕まるなよ!』
ポ「「分かってる!!また会おうな!!」」
途中で立ち止まると、小さな手を一生懸命振って来た
『(可愛いなぁもう!)』
三人が振り返してやれば嬉しそうに近くの草むらに飛び込んだ
『・・・よし』
「終わったかい?ヒナちゃん」
『おじさん、ハギ老人』
「御礼をちゃんと言いたくてね・・・待っていたんだよ」
ハ「キミはピーコちゃんの恩人だからの
そうじゃ!もしムロタウンやカイナシティに行きたい時は言っておくれ
キミの為に船を出そう!」
ピ「「御主人さまは元凄腕船乗りだったんです」」
『ありがとうございます、その時は頼らせてもらいますね』
ハ「待っておるぞ!どれピーコちゃん、帰るとするかの
トウカシティ寄りの104番道路の小屋に住んでおるからのー!」
『はい!』
ハギ老人は緋海の頭をクシャクシャと撫でるとピーコちゃんを連れて去っていった
「さて、次はおじさんの番だね
おじさんと一緒にデボンコーポレーションまで来てくれないかな?
社長がヒナちゃんに御礼とお使いを頼みたいらしいんだ」
『社長が?』
月「いいもん貰えるかもよ(ニヤニヤ」
陽「もうっ!月牙さん!」
緋海は月牙と陽彩の会話に内心苦笑いしつつ、デボンの社員について行った
『(オレがここにいるのはかなりの場違いじゃ(汗)』
デボンに着き、通された場所は会社の最上階に位置する社長室
そこで社長が出てくるのを待っている緋海一行
緋海はガチゴチに緊張してた・・・それに釣られ
月「オレまで緊張してきた・・・」
陽「私もですぅ(泣」
月牙と陽彩も緊張していた
ガチャ
¥「待たせてしまったね、ヒナちゃん」
『あ、いえ
全然平気です』
¥「そんなに畏まらなくても大丈夫だよ」
『ハァ・・・』
ツ「私はこのデボンコーポレーション社長、ツワブキだ
キミには二度もウチの社員を助けてくれたそうだね」
『まぁ・・・巻き込まれてある意味ヤケクソで助けたんですけど』
‘タハハ’と緋海が笑って見せればツワブキ社長は優しく笑い
ツ「どんな理由があったにせよ、ヒナちゃんにはお礼を渡さなくっちゃね
ヒナちゃんは何色が好きなんだい?」
『?・・・黒とピンクっすかね』
ツ「そうか、ならちょうど良かった
持って来なさい」
ツワブキ社長の言葉で秘書さんが持ってきたのは黒地にピンクのラインが入った機械
ツ「これは我が社が今春から新しく販売し始めた
トレーナーの旅をサポート、ナビゲーターする機械、通称‘ポケナビ’
新しく開発した機能も入れてある最新版だよ」
『え、そんな高価な物を!』
ツ「遠慮はいらないよ、なんたってヒナちゃんは我が社の大事な社員と書類を護ってくれたからね」
『・・・わかりました、貰います』
ツ「良かったよ、受け取ってくれて
実は頼みが二つあるんだが・・・いいかい?」
『全然構いません』
ツ「そうかい・・・まず一つ目はこの手紙をムロタウンにいる私の息子、ダイゴに渡しておくれ
二つ目はカイナシティの造船所にこの荷物を届けてくれないかい?」
『(両方ともハギ老人に頼めば行ける)はい!分かりました』
ツ「頼んだよ」
緋海は二人を連れ、デボンを後にした
陽「ハギ老人のもとへ行くのですね」
『イヤ、その前にツツジんとこ寄る』
月「?なんでだよ」
『ポケナビにエントリーコールとか言う機能が付いてたからな、番号交換すんだよ』
陽「いいと思います!」
月「アイツは持ってんのか?ポケナビ」
『腰に確か下がってた』
緋海はジムまで来るとドアを開け、中に入っていった
『ツーツージー、いるかー?』
ツ「?あら、緋海
どうなさったの?」
『ポケナビ貰ったからよ・・・その//・・・番号交換しねーか?//』
ツ「喜んで!」
月「・・・(番号交換しようって言うだけなのになんでつっかえるてんだ?)」
陽「(意外と照れ屋さんなんですね(クスクス)」
緋海はツツジと番号交換すると、ハギ老人の小屋へ向かった
To be continue..
(意外と照れ屋さんですね、緋海さん♪)
(うっさい!//)
(クックック、おもしれーな)
- 元不良のポケモン珍道中 ( No.40 )
- 日時: 2012/01/27 21:17
- 名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)
- 参照: http://yuma-y1995@m2.pbc.ne.jp
第十九話〜信じること〜
『ここか?ハギ老人の小屋ってのは』
陽「だと思います」
月「ん?緋海、アイツ等・・・」
『お、ユウキ〜ハルカ〜』
ユ「あ、緋海さん!」
ハ「緋海さん!」
ハギ老人の小屋へ行く途中、ユウキとハルカコンビに会った緋海
ハ「ちょうど良かったです!パパが緋海さんのこと探してました」
『?博士が?』
ユ「なんでも頼みたい子がいるって話ですよ」
ユ・ハ「な/ね」
『(コンビネーションいいなこの二人)』
月「思考を他んとこ飛ばしてんじゃねぇ」
バシッ
『イテッ』
ユ「あ!!ポケモン増えてる!」
ヒョイッ
陽「ひあぁ!」
ハ「もう!いきなり抱き上げたらその子がビックリしちゃうよ!」
ユ「あ・・・ごめんな」
ユウキは興味深そうに陽彩のことを眺めた
『ソイツはリオル、波紋ポケモンっつて本来この地方には生息しねぇポケモンなんだ
オレの相棒の一人だ』
ユ「へぇ〜〜〜〜」
ハ「タイプはなんですか?」
『一応・・・格闘タイプだけなんだけどよ、こないだ使える技を一通り出して貰ったらメタルクロー出してたから鋼も持ち合わせてる』
ユ「すげぇ・・・」
『ハルカ、博士は研究所か?』
ハ「はい、今の時間は研究所にいると思います」
『そうか・・・行くぞ、月牙陽彩』
月・陽「ん〜/はい!」
ユ「今度会った時、リオルについて詳しく聞かせて下さい!」
ハ「あ!わ、私もいいですか!?」
『かまわねぇ、じゃあな』
緋海は二人と別れ、研究所へ向けて歩き出した
『よっと、大丈夫かー』
陽「なんとか・・・」
月「オレの上に乗るか?」
陽「すみません、いいですか?」
月「かまわねぇぞ、ほら」
陽「うんしょ」
『・・・・・・(なんだこれ、スゲー可愛い)』
段差を降りる過程に疲れてきた陽彩は月牙の背中に跨って移動し始めたのだが・・・
あまりのカワイさに緋海が内心で悶えていた
陽「?緋海さん、どうしたんですか?」
『なんでもない、気にするな』
月「どーせくだんねーこと考えてたんじゃねぇのか」
『失礼な』
そんなこんなで数分後(省きすぎだby緋海)
『ついた
ちわ〜っす、緋海っすけど〜』
オ「おお!緋海ちゃん良く来てくれたね!」
『なんかオレに頼みたいたい子がいるってハルカに聞いたんすけど・・・』
オ「そうなんだ・・・ちょっとこっちに来てくれるかい」
博士に緋海が付いていくと、連れてこられてのは小さな部屋
オ「ここにキミに頼みたい子がいるんだが・・・
その子は元々のパートナーに暴力されてね、人を寄せ付けようとしないんだ」
『・・・・・・博士、そのパートナーに会えますか?』
オ「あぁ、今別部屋で研究員達が説教してるよ」
『あとで会わせてもらえますか?』
オ「かまわないよ」
陽「(博士ー!緋海さんの後ろから黒い影がでてきちゃいましたー(泣)」
月「(死亡フラグだなこりゃ(汗)」
博士は気付いてなかったが、緋海の後ろにはどす黒いオーラが漂っていた
ガチャ
『・・・水の匂い?博士、水タイプの子か?』
オ「ミズゴロウだよ、しかもここの研究所出身のね」
『・・・・・・しばらくオレ等だけにしてくれますか?』
オ「分かった、頼んだよ」
バタン
緋海は博士に退室してもらい、緋海は明かりを点けた
『おっす、初めましてだな』
ミ「「・・・・・・」」
『オレは緋海、キミの新しいパートナーなんだが・・・
無理強いはしねぇぞ』
ミ「「・・・人恐い・・・着いて行きたくない」」
月「おい緋海、オレと陽彩に任せろ」
『?了解』
月牙に言われ、緋海は部屋の入口近くに座った
陽「私にとって緋海さんは母親的存在です
でも、卵から孵るまでにいろんな人に触れてまらったんですけど・・・
あそこまで波動というか・・・雰囲気が暖かい人は初めてでした」
ミ「「・・・・・・・・・」」
月「オレは最初、野生のポケモンだった
けどアイツはケガしたオレを助けてはくれたし、何よりポケモンを第一に考えてくれる」
ミ「「そんな人いるはずない」」
月「イヤ、緋海は完全にポケモン第一に考えてるぜ?
今だってこの後お前に暴力したトレーナーを絞めるつまりだぜ」
『おいコラ言うな』
ミ「「・・・言葉分かるの?」」
『まぁな、ミュウがくれた力だけどな』
ミ「「・・・・・・」」
『でもまぁ、絞めるつもりではいる
どーせ弱いとかいう理由で暴力されたんだろ?』
ミ「「・・・うん」」
『それはトレーナがキミの力を引き出せなかっただけだ
お互いが信じあえばトレーナーはパートナー達の力を存分に引き出せる
少なくとも、オレ等はそうやってこのバッジを手に入れた』
月「オレの不得意なタイプだったけどな、勝てたぜ」
陽「私も全力出せました!」
ミ「「もう、痛い思いしなくていいの?」」
『バトル以外ではしなくて大丈夫だ
どうだ、オレ達と来るか?』
ミ「「・・・・・・行く!」」
『よし、月牙、陽彩
睡蓮のこと頼んだぞ』
ミ「「すい・・・れん?」」
『キミの名前だ、気に入らなかったか?』
睡「ううん!ありがとう、ねぇね♪」
『ん、つーことで・・・
絞めてくる』
月「イッテラ〜」
緋海は指をパキパキ鳴らしながら部屋を出て行った
『博士〜』
オ「緋海ちゃん、どうだったかな」
『オレには懐いてっつーか、心開いてくれました』
オ「そうか・・・で、どうしたんだい?」
『いや、トレーナーに・・・』
オ「ならこっちだよ、緋海ちゃんにも言って欲しくて・・・」
『もちろんそのつもりっすよ、あっぶん殴るかもしれないっすけど』
オ「全然構わないよ(女の子だからそこまで力ないだろうし)」
博士に連れられ、緋海はトレーナーのいる部屋へ・・・
オ「皆、緋海ちゃんを連れてきたよ」
@「博士!」
$「・・・んだよ、テメー」
『お前が捨てたミズゴロウの新しいパートナーだ』
$「アイツの?へ、あんな使えねー奴」
『・・・テメーのが使えねーよ』
$「んだと!」
ガッ
オ「緋海ちゃん!‘ガスッ’へ?」
掴みかかって来た男の子を緋海は蹴りを入れた
『いいか?ポケモンはパートナーの指示、観察力によって本来持ってる力・・・
イヤ場合によってはそれ以上の力でオレ達に答えてくれる。
弱いから捨てた?ザケンナ!ポケモンは自分よりデカイ相手に怯まず立ち向かう
ソレを弱いっつうのか?バカだろお前』
$「う・・・ウルセー!テメーはソレが出来んのかよ!」
『出来たから言ってるんだよ
岩タイプに悪タイプのパートナーで挑んで勝ったぜ?文句あっか?』
$「〜〜〜〜ッ!どーせただのトレーナー『ジムリーダーツツジ』んなっ」
オ「そうなのかい?緋海ちゃん」
『まぁ、頑張ってもらいました・・・
お前はもうポケモン持つ資格はねーよ、どーせ強いポケモン貰ったって力を出し切れず負けるのがオチだ』
$「う・・・うわぁぁぁぁ!!」
オ「緋海ちゃん!」
男の子は緋海に殴りかかってきたが・・・
ゴスッ
ガン
ドサッ
返り討ちにした
『舐めんなよ?これでもケンカで負けたことねーんだからな』
緋海は踵を返し、部屋のトビラの前へ歩いていった
『博士、オレアイツ等んとこ戻ります
ミズゴロウのボールってどこっすか?』
オ「ん?あぁこれだよ」
『ありがとうございます、じゃあオレ等次の町向かいますね』
オ「こちらこそ、ミズゴロウのこと頼んだよ」
『へーい』
緋海は博士からボールを受け取るとそのまま部屋を出た
『三人共、出発するぞ』
月・陽・睡「は〜い」
『睡蓮と陽彩はボールに入ってろ
月牙、オレの隣にいろ』
月「オレだけ出てるのかよ・・・」
睡「すい、道知らない」
陽「身長的にキツイです」
月「・・・・・・分かったよ」
『おし、行くか』
二人はボールに入り、緋海は月牙を連れ
部屋を出た瞬間・・・
$「おい!」
睡蓮の元パートナーが声をかけて来た
『チッ、月牙走るぞ』
月「理由はしらねーが了解」
$「あ!待て!」
『・・・月牙もボールに入れ、全力で走る』
月「OK」
パシュ———ン
緋海は月牙をボールに戻すとスピードを上げた
$「テメッ!」
『キミと話す事なんてもうないからな、もう二度と会わないこと祈るよ』
緋海は開いてた窓から外に飛び出た
『ハギ老人の小屋行くとするか・・・
船上に出てたい奴』
月「はい!」
陽「私も・・・」
睡「すいも出る!」
『全員か(苦笑』
To be continue..
- 元不良のポケモン珍道中 ( No.44 )
- 日時: 2012/01/27 21:25
- 名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)
- 参照: http://yuma-y1995@m2.pbc.ne.jp
第二十話〜ムロタウンでの出会い〜
『ハギ老じ〜ん、いますか〜?』
ハ「おぉ!緋海ちゃんどうしたんじゃ?」
『ムロタウンとカイナシティに行きたいんですけど・・・
船出して貰ってもいいですか?』
ハ「構わないぞ、キミはピーコちゃんの恩人だからな(笑
いったいどんな用事があるんじゃ?」
『ムロにはある人に手紙を渡しに、カイナには荷物の運搬に』
ハ「よし、わかった
それくらいお安い御用だ!ワシに任せておきなさい!
よっしゃ!行くぞピーコちゃん!」
ピ「「は〜い」」
『お願いします
あ、船上でポケモン出してても大丈夫ですか?』
ハ「大丈夫じゃよ、ここらの海は波が高くないからの」
『はい!』
緋海は船に乗り込むと、陽彩と睡蓮を出した
『端っこ行き過ぎて落ちるなよ、特に月牙』
月「オレかよ!」
『陽彩はオレが抱っこしてるし、睡蓮は水タイプでいざとなりゃ泳げるけどな』
月「ダーーーー!分かったよ、緋海の隣で大人しくしてる」
緋海の言葉に少々膨れながらも緋海が座ってる長椅子に飛び乗って座った月牙
睡「・・・・・・・・・」
睡蓮は船の先端部分に座ってキョロキョロ周りを見渡してた
睡「(始めて見る景色ばっかり・・・楽しいな♪)」
『・・・睡蓮、楽しいか?』
睡「うん!見たことない物がいっぱい!」
『これからはオレが色んなとこ連れてってやるからな
二人も』
陽「はい!楽しみです」
月「ん〜〜〜」
睡「ヤッターーー♪」
緋海は三者三様の返事に苦笑しながらも、空を仰ぎ
‘GANGAN 進め 風切って
GANGAN 行くゼ 最後まで
完全.燃焼 YES,I'm OK!
ウ−イエ
DONDON パワ− 盛り上がって
DONDON 勇気湧いてくる
限りない 力を信じよう’
歌を歌い始めた・・・大好きだった向こうの歌を
ハ「緋海ちゃん、ムロに着いたよ!」
『ありがとうございます!』
しばらくしてムロタウンに到着した緋海一行
ハギ老人には用事が終わるまでの2,3日待ってもらうことにして、PCを目指した
ウィ————ン
『すいませーん』
ジ「はい、なんでしょうか?」
『小部屋を一つ借りたいんですけど・・・』
ジ「ではトレーナーカードの提示をお願いします」
『あ、はい』
カチャカチャカチャ・・・
ジ「はい、いいですよ〜
部屋はこの先突き当たりにありますエレベータで二階、207号室になります」
『はい』
緋海は部屋の鍵を受け取り、三人の健康状態をチェックをお願いし部屋へ直行した
バタン
『ッハァ〜〜〜〜〜・・・
(少し疲れたかもしんねーな)』
緋海は部屋に備え付けてあるベッドにダイブした
バッフン
『・・・振り向いてごらん 君のつけた道が
顔上げてごらん 未来を創るよ』
‘頑張ることに 疲れたときには
空を見上げて 涙を流そう
頬なでる風が きっと言うから
「転んでもいいさ 君は君がすてきさ」’
『あ!それポケモンの曲だ!』
『フフフ、実はお母さんもポケモン好きなの
凄い懐かしい気持ちがしてくるの・・・
お父さんもね、ポケモン好きだったのよ?』
『そうなの?会ってみたいな〜』
『大丈夫、きっと会えるわ
あの人も緋海に会いたがってるはずよ』
『ねぇ、私のお父さんってどんな人〜?』
『そうね・・・
困ってる人が放って置けなくて、悪いことをする人達に容赦ない
それでいてとっても人気者だったのよ』
『サトシみたいだね!お父さんって!』
『そうでしょ、だからかもしれないわね』
『・・・母さん
・・・父さん』
タン
寝てしまった緋海の側に降り立った一つの影
《緋海、大きくなってくれたんだな・・・
辛い思いをさせてしまっていたようだね・・・》
透「なーに仕事サボってんのさ、ボクにはいつもガミガミ煩い癖に」
《透樺か、たまにはいいだろう
貴様とは違い、我は仕事を終わらせて来ているのだからな》
透「チェー、言ってくれるじゃん」
《真実だからな
どれ、緋海が起きる前に戻るとするか》
透「は———い」
部屋内に一筋の風が吹き込み、男と透樺は消えた
『ん・・・寝ちゃったのか』
緋海は簡単に服装を整えると一階に降りて行った
『すいませーん、ポケモンの健康チェックをお願いしてた緋海ですけど』
ジ「あら、ちょうど良かったわ
はい、ポケモン達は皆元気でしたよ」
『ありがとうございます』
緋海はジョーイさんに頭を下げるとPCから出た
緋海は人気の無い浜辺まで来ると、ボールを放った
『出て来い、三人共』
ポーン
月「クハッ・・・んだよもう夕方だぞ」
『分かってる、睡蓮が覚えてる技を知りたくてな
睡蓮、覚えてる技を一通り出してくれ』
睡「は〜〜〜い♪」
『よし、取り合えず標的は月牙』
月「オレかよ!!?」
睡「いっきまーす♪」
月「イヤイヤイヤイヤ、おかしいだろ!
つか睡蓮も乗るんじゃねーよ!!」
睡「水鉄砲〜☆」
月「ノワー!!?」
睡「泥かけー♪」
月「イッテェ!!」
緋海はその様子を少し離れた所にあった岩に腰かけ見ていた
陽「・・・・・・緋海さん」
『ん?』
陽「今の状況楽しんでますね?」
『楽しんでる』
陽「言い切らないで下さい(ため息」
月「止めろよバカパートナーァ!!!!(怒」
ガスッ
『ゲフッ』
緋海が‘楽しんでる’と言った瞬間、月牙が緋海の腹に突っ込んできた
月「楽しんでんじゃねーよ!
人が必死に睡蓮の攻撃から逃げてるのによ??!」
『悪い悪い、ただ今ので睡蓮の能力値が分かったからな
睡蓮はHPと防御が高いな』
陽「そうなのですか?」
『あぁ
っと人が来た』
緋海は人が来たのに気付くと月牙以外、ボールに戻した
+「おや?君はトレーナーかい?」
『はい、どうしたんすか』
+「いや・・・ジムと石の洞窟以外の場所でトレーナーを見るのが久しぶりでね・・・
特訓中かい?」
『いえ、石の洞窟ってどこにありますか?』
+「此処とは反対側の浜辺にあるよ
でもジムのバッジがないと入れないよ」
『ハァ・・・(メンドくさ)』
緋海は教えてくれた老人にお礼を言い、PCに戻った
『ハァ・・・どうすっかな』
緋海は部屋のソファに座って頭を抱えてた
陽「どうされました?緋海さん」
『此処のジム・・・格闘がメインなんだよな〜・・・』
月「オレ圧倒的不利(汗」
『わかってっから悩んでんだろーが(怒
陽彩と・・・睡蓮』
睡「?な〜に、ネェネ」
『相手は格闘タイプのジムリーダー・・・行けるか?』
睡「モチロン♪ネェネの為ならすい頑張る!!」
『ありがとな・・・睡蓮』
緋海が睡蓮の頭を撫で、穏やかな空気が流れていると・・・
グウゥゥゥ〜〜〜〜〜
『・・・・・・誰?』
月「オレ」
『・・・飯作るか(苦笑い』
月牙のお腹が大きくなり、緋海は苦笑いをしながら備え付けのキッチンに向かった
〜翌朝〜
『ん・・・朝か』
クァ〜と欠伸をし、ベッドから起き上がろうとした緋海
グィン
『っと
・・・なんで皆してここで寝てんだ?』
いきなり引っ張られ、不思議に思い周りを見れば
シングルベッドギュウギュウに寝てる手持ち達
『おら、もう朝だ
起きろ月牙、陽彩、睡蓮』
陽「ん・・・おはようございます緋海さん
ってあれ?なんで私ベッドに?」
睡「すい、ベッドで寝てたっけ?」
月「お?なんでオレまで?」
『(ため息)原因考える前に一旦オレの上から降りろ
飯が作れねー』
全「はーーーい」
三人が降りると緋海はノロノロと起き上がり、立ち上がった
『睡蓮、陽彩、手伝ってくれ
月牙は荷物の確認してくれ』
陽「はい!睡蓮さん、行きましょう♪」
睡「うん♪陽彩チャン」
月「あ〜〜〜〜っと?
ボールの個数は・・・?」
『おし、げっが〜
確認終わったか〜?』
月「終わったっちゃぁ終わったけどよ・・・」
陽「どうされたんですか?
ハッ!まさか何か無くなってたとか!」
月「逆だ、ぎゃーく」
『逆?』
月「なんか増えてる」
『ハァ?』
睡「?これのこと〜?」
睡蓮が翳したのは・・・
『・・・・・・オレ、ピッピ人形なんて買ったっけ?
というより売ってるところに寄ったっけ?』
手にした覚えのないピッピ人形
睡「あ、なんか紙ついてるよー」
『どれ?
・・・・・・おい』
全「?」
『今日中にジム戦突破すっぞ』
月「んでだよ、いきなり」
緋海が三人に見せた紙には・・・
‘よく来たね、僕は石の洞窟にいるよ
君のことを気に入ったからね
楽しみにしてるよ byダイゴ’
と書かれていた
陽「・・・・・・不法侵入?」
月「・・・だな」
睡「じゃあ、すい達がベッドに移動してたのも?」
『多分な・・・取り合えず朝飯食うか
少し冷めちまってるかもしんねーが』
月「今日の朝飯なんだー?」
『スクランブルエッグとサラダ、三人はそれにポケモン用のパンな』
月「・・・つくづく性格とやれることがあってねーな」
『文句いうなら食うな』
ウィ————ン
『おし、行くか』
月「・・・取り合えずオレの上になんで二人して乗ってんだよ」
陽「緋海さんに乗せられました」
睡「同じくすいも〜」
月「ひ〜な〜(怒」
『いいじゃねーか、可愛いぞ』
怒ってる月牙をムシして歩き出す緋海
ため息を吐きつつ二人を乗せ、ついてく月牙
『ここか?ジムは・・・』
月「だろうな、ところで緋海」
『なんだ』
月「オレの上で二人して寝てるんだが?」
『・・・・・・少し待て、今写メを』
ピピッ
『いいの撮れた
おい起きろ二人共、ジムに着いたぞ』
陽「ん・・・ありゃ寝ちゃってましたか」
睡「ミュ〜〜〜」
緋海は二人が目を擦ってるのを止めると抱き上げ、月牙をボールに戻し
ジム内に入った
『すいませーん、挑戦したいんですけどー』
@「はいはいはいはい、お名前と出身を」
『ヒマワキシティ、緋海です』
@「では中にどうぞ、トウキさーん
挑戦者ですよー!」
ジムの人が奥に声を掛けると出てきた青年
ト「ありがとう、先にフィールドの方を確認してきてくれるかい」
@「はいはいお任せを」
タッタッタッタッタッ
ト「さて、君の名前を教えてくれるかな」
『?今の人に教えましたけど・・・』
ト「あちゃー・・・ゴメンね、アイツは女の子の名前だと絶対聞くから」
『ハァ・・・じゃあ改めて・・・
ヒマワキシティ出身、緋海と言います』
ト「ヒナ?・・・あぁこないだミュウが説明しに来た子かな?」
『まぁ、そうっすね』
ト「そうか、君がヒナちゃんか
ボクはムロジムのジムリーダートウキ、格闘タイプ専門だよ
ようこそムロジムへ」
歩き出したトウキの後ろを着いていく緋海
ト「もう知っているかもしれないけど、この地方のジムは全部挑戦者の手持ちに合わせるんだけど・・・
ヒナちゃん、手持ちは何体いるんだい?」
『三体ですけど・・・バトルで出すのは二体です』
ト「珍しいね(驚)大抵の子はフルで挑んでくるけど」
『パートナーが格闘を苦手とするんです』
ト「優しいんだね、ヒナちゃんは」
トウキは目の前のトビラを開けた
ト「ここがバトルフィールドだ
さてヒナちゃん、準備はいいかい?」
『いつでもどうぞ』
ト「この辺りの激しい波にもまれ・・・
暗い洞窟で修行しているのさ!
ボクに挑戦しようという、君の実力・・・
どれほどのモノか見せてもらうよ!」
『臨む所です!』
ト「頼んだよ、ワンリキー!」
『睡蓮!It showtime!』
ワ「「オッシャ————!!」」
睡「頑張る〜!」
ト「ワンリキー、けたぐり!」
ワ「「おりゃあぁ!!」」
『睡蓮、避けろ!
水鉄砲だ!』
睡「ん〜〜〜〜、プゥ————!」
ビシャ———!!
ワ「「ワップ」」
ト「ワンリキー?!」
『続いて泥かけ!』
睡「エイヤー!」
ボンッ!
ワ「「クッ」」
ト「中々やるね、ワンリキー空手チョップ!」
ワ「「ホッ!」」
ガスッ
睡「イテテ・・・」
『いけるか?睡蓮』
睡「まだまだ!」
『おし、もいっちょ水鉄砲!』
睡「んっプゥ——————!」
睡蓮の水鉄砲はワンリキーの急所に入り、ワンリキーは目を回した
ト「ワンリキーお疲れ様
次はこうもいかないよ?
頼むよ、アサナン!」
ア「「アイアイサ———!」」
『連続でいけるか?』
睡「まだまだ元気!」
ト「いけるみたいだね、君のミズゴロウ
アサナン、気合パンチ!」
—アサナンは集中力を高めている—
『させるか!睡蓮、泥かけ!』
緋海は技が放たれる前に睡蓮に指示を出した
睡「プ—————!」
ア「「ウワッ!」」
『うし、そのまま体当たり!』
睡「テヤッ!」
ト「そのままキャッチしろ!」
ガシッ
ア「「オット」」
ト「そのままミズゴロウを上に上げろ!」
ア「「エイ!」」
ガシッ
睡「うわぁあぁ!」
睡蓮はアサナンに捕まれ、上に上げられた
睡「うに〜〜〜!
離してよ————!」
ジッタバッタ
『睡蓮落ち着け、あんまり暴れると落ちるぞ(慌』
睡「ん————!
は・な・せ———!」
バシャ————
アサナンの手から逃れようと
睡蓮はアサナンの顔面に水鉄砲を発射した
ア「「ウワッ!」」
慌てたアサナンは睡蓮を手放した
睡「バカ————!!!」
睡蓮はそのまま頭のヒレでアサナンのことを突いて追い掛け回した
ア「「イテテテテ(涙目」」
睡「ワ————ン!!」
『ダー!落ち着け睡蓮!』
ト「アサナン(慌
どうなってるんだ?」
『オレのが知りたいっすよ!すーいーれーんー!』
トウキと緋海は予想外の事態に慌てた
『チッ、一旦戻しますよ』
ト「あぁ、かまわない」
『戻れ、睡蓮』
緋海は一旦睡蓮をボールに戻し、もう一度フィールドへ出した
睡「あれ?」
『怒りに身を任せんじゃねーよ
バトルがグダグダだ』
睡「ゴメンなさい・・・」
『・・・トウキさん、試合再開お願いします』
ト「OK、アサナン」
ア「「大丈夫!」」
ト「それじゃあ行くよ、アサナン
ビルドアップ!」
『睡蓮、鳴き声!』
ア「「ウオォォ!」」
睡「う・・・ウニャー!」
月「(なんか鳴き方変じゃないか?)」
『(なんか今違和感が・・・?)
睡蓮そのまま水鉄砲!』
ビシャーー
ア「「ウワッ!」」
睡蓮の水鉄砲の水圧に耐え切れず、アサナンは壁に激突した
ト「アサナン!」
アサナンは目を回して倒れていた
睡「ヤッター!また勝ったー!」
『お疲れ、睡蓮
次頼むぜ、陽彩』
陽「任せて下さい!」
ト「ありがとなアサナン、ゆっくり休んでくれ」
ア「「はい・・・」」
トウキはアサナンをボールに戻し、次のボールを構えた
ト「最後はこの子で行くとするか、頼むよマクノシタ!」
マ「「ドッセイ!」」
緋海はトウキがマクノシタを出したのを確認すると
『陽彩、It showtime!』
陽彩を出した
陽「負けません!」
ト「へー、リオルなんて珍しい子連れてるね」
『博士のところにあった卵が孵ったんです
陽彩、お前の凄さ見せるぞ』
陽「任せて下さい!」
ト「それじゃボクから行くよ
マクノシタ、ビルドアップ!」
『陽彩、ギリギリまで近づけ!』
マ「「ウオォォ!!」」
陽「はい!」
ト「あて身投げ!」
マ「「ふんぬ!」」
ブゥン
陽「アワワワ(慌」
『陽彩!』
マクノシタのすぐ近くまで寄った陽彩は、マクノシタに上空へ投げ飛ばされた
『電光石火!』
緋海は陽彩に電光石火を指示し、陽彩は無事、地面に着地した
ト「かなり高度なことをやってのけたね
マクノシタ、突っ張り!」
マ「「ドッセイ!」」
『カウンター!』
陽「エリャ!」
バシン
マ「「クッ」」
マクノシタの攻撃をカウンターで弾き返した陽彩
マクノシタは少しよろけてしまった
『今だ!ハッケイ!』
陽「ハッ!!」
ドスッ
マ「「グフッ!」」
一体何処からそんな力が出るのか、陽彩のハッケイでマクノシタは後ずさった
ト「起死回生!」
『もう一回カウンター!』
マ「「ハアァァァァ!!」」
陽「ウリャ!」
陽彩のカウンターは、マクノシタ渾身の一撃である起死回生を跳ね返し
マクノシタに二倍の威力となって当たり・・・
マ「「キュゥゥゥ」」
ト「マクノシタ!」
マクノシタは立ったまま目を回した
『勝てた・・・勝ったぞ陽彩!』
陽「やりました!」
ポン! ポン!
睡「ヤッター!すい達の勝ち〜♪」
月「頑張ったじゃねーか二人共」
ボールから睡蓮と月牙も出てきて四人で喜んでいると
ト「ううーん、予想していたよりヒナちゃんはビッグウェーブだったよ」
マクノシタを戻したトウキが近寄ってきた
ト「君の才能はいつの日にか大きな波となって、トレーナー達の間に驚きの嵐を巻き起こすと思うよ!」
『そう・・・ですかね?』
ト「あぁ、出来ればまたバトルがしたいな・・・
そうだ、ヒナちゃんはポケナビを持っているかな?」
『あ、持ってます
え〜〜〜〜〜っと?』
トウキに言われ、ポケナビを探し出す緋海
ト「(・・・何故だろう、この子と話してると少しだけ胸がドキドキする)」
『あった!』
ト「あったかい?じゃあボクと番号の交換しないかい」
『全然構いませんけど・・・』
緋海は不思議そうにトウキと番号交換をし、その後バッジと意志の洞窟に入る許可を貰った
『此処が石の洞窟か・・・』
月「オレ達ボールに入ってた方がいいんじゃねーか?」
睡「えぇ————」
月「文句言うな」
陽「睡蓮さん、ボールで待ってましょう、ね?」
睡「ブゥ———・・・」
『悪いな、睡蓮
戻っててくれ、三人共』
緋海は三人をボールに戻し、石の洞窟へ足を踏み入れた
『ん〜〜〜と?此処の奥が?』
途中で会った山男に懐中電灯を貰った緋海
足元や周りを照らしながら奥へと進んでいた
月「おい、あっちの方に灯かりが点いてるぞ?」
『本当だ、サンキュー月牙』
ザクザクザク・・・
『・・・歩き辛っ』
灯かりの点いてる小部屋?に行こうとする緋海は足元の悪さにブツブツ文句を言った
ヒョコッ
『・・・あのー』
小部屋に顔を覗かせ、中にいる男性に声をかけた緋海
;「あぁ!やっと来てくれた!
僕の名前はダイゴ!
珍しい石と珍しいトレーナーに興味があってね、あちこち旅してるんだ!」
『(それでオレのことを気に入ったのか・・・(怒)』
ダ「キミのことも興味があってね!
詳しく教えてくれないかい!」
男性は凄い勢いで自己紹介し、緋海に顔を近づけてきた
『・・・・・・』
緋海はあらか様に眉間に皺を寄せ、カバンから手紙を取り出し
バン!!
ダ「ブッ!」
『ツワブキ社長からの手紙、確かに渡しました』
ダイゴの顔面に手紙を叩き付けて渡した
『それじゃあ』
緋海は踵を返し、出口へ歩き出した
ダ「キミのポケモン、中々良い感じだね」
『!!?』
ダ「修行を続ければいつかは、ポケモンリーグのチャンピオンにだってなれると思うよ」
『・・・・・・』
ダ「僕はそう思うな」
『オレは興味ない
でも、パートナー達が行きたいと言うなら別』
緋海はそれだけ言うとさっさと出て行った
『オレ、アイツは苦手だ』
月「みてーだな(ため息」
To be continue..
- 元不良のポケモン珍道中 ( No.50 )
- 日時: 2012/01/27 21:39
- 名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)
第二十一話〜船の荷物で大騒ぎ?!〜
『ハギろーじーん!』
ハ「おぉヒナちゃん!」
あの後PCに戻り、一晩泊まった緋海
早朝にハギ老人も下へとやって来た
ハ「用事は終わったのかい?」
『はい、カイナシティへお願いします』
ハ「よっしゃ、行くとするか」
『ピンチとチャンス ウラ・オモテ
勝つも負けるも オレ次第
強さ 優しさ まぶしい笑顔
胸のMAPで見つけるぜ
もっと もっと 高く
めざせ オレはチャレンジャー』
ハ「ヒナちゃんは歌が好きなのかい?」
『というより・・・この手の曲はオレにとっての思い出でもあるんで』
ハ「そうかい、思い出は大切にして損はないからね」
ハギ老人の言葉に緋海は顔を伏せた
『(・・・ママ)』
ハ「カイナシティが見えてきたよ」
緋海は軽く頭を振ると街の方を見た
ハ「ほい、カイナシティに到着」
『ありがとうございます!』
船から降りた緋海はハギ老人にお礼を言った
ハ「また何処か行きたい時は声をかけておくれ、ヒナちゃんの為ならいつでも船を出すよ」
『はい!』
小屋に戻っていく船を見送ったあと、緋海は街の中心部へと歩き出した
『(造船所何処だかきかねーとな・・・)』
ピルルルルル
陽「緋海さん!ポケナビ鳴ってます!」
『ん?おぉ、サンキュー』
鳴り出したポケナビをとり、通話を繋げた緋海
ユ《あ、緋海さん、聞こえてますかー?》
『ユウキじゃん、どうしたんだよ』
ユ《今どこにいますー?》
『カイナシティ』
ユ《オレ達も今カイナシティに向かってるんでー
良かったら一緒に動きませんかー?》
『全然かまわねーけど・・・
ハルカはどう言ってんだ』
ユ《ハルカが緋海さんと買い物とかがしたいって》
『分かった、待っててやる
カイナシティの灯台にいる』
ユ《わかりましたー》
通話を切り、中心部へと向けていた足を灯台方向へと向けなおした
月「メンドくせー」
睡「そう?すいは楽しみ」
月「女子って買い物好きなのか?」
陽「大概の方は好きだと思います」
『女の子と買い物・・・・・・久しぶりすぎる』
ハ「緋海さ〜〜〜ん!」
『オッス、ハルカ』
ユ「緋海さん」
『ユウキも』
灯台の下で佇んでいた緋海に気がついたハルカは緋海に飛びついた
ハ「緋海さん!我侭聞いてくれてありがとうございます!」
『気にすんな、オレも買い物は結構好きだからな』
月「(今サラッとウソ言わなかったか?)」
睡「(ネェネって買い物好きなんだ♪)」
陽「(緋海さん・・・笑顔が微妙に引きつってます)」
ユ「すいません、旅の途中で・・・」
『いや、ところでハルカは何処に買い物に行きたいんだ?』
ハ「カイナ市場です!」
『そこか・・・ユウキも来るだろ』
ユ「はい、ハルカの荷物持ちで」
『偉いなユウキ、自分から荷物持ちとして来るなんて』
ユ「小さい頃からの習慣ですね」
『幼馴染か、よし行くか』
ハ・ユ「はい!」
カイナ市場についた緋海たちは待ち合わせ場所を決め、別行動をとった
月「別に緋海が一緒じゃなくても良かったんじゃねーか?」
陽「違いますよ、きっとキッカケがハルカさんは欲しかったんですよ」
月「キッカケ?」
陽「えぇ、ですよね緋海さん」
『多分な
口実として誘われたにしろ、せっかく市場に来たんだ少し見てくぞ』
睡「すい出たいー!」
突如我侭(?)を言い出した睡蓮、緋海は少し考えたあと睡蓮をボールから出した
『オレが抱っこしてるが、いいな』
睡「はーい♪」
睡蓮を腕に抱きながら緋海は市場を見て回っていた
『・・・・・・・・・ん?』
睡「どうしたのー?」
いきなり立ち止まった緋海、睡蓮の声も気にせず一つの商品を手に取った
『・・・(まさかね、こっちの世界にコレがある訳ねー)』
@「お譲ちゃん気に入ったかい?」
『いえ・・・少し気になって』
@「そうかい、ソレは何処で作られてどういう人が使っていたのか全く分からなくてね・・・
その上開け方も分からない代物なんだ」
『・・・・・・』
@「お譲ちゃんが気に入ったなら特別にタダであげるよ」
『いいんですか・・・?』
@「あぁ!お譲ちゃんなら開けられそうだしね」
『ありがとうございます』
緋海はおじさんにお礼を言うと待ち合わせ場所に向かった
睡「ネェネ、それどーするの?」
緋海は待ち合わせ場所の花壇に腰掛、小箱を両手で持った
『・・・まさかな』
自傷的に笑うと小箱の蓋に付いてる飾りに触れ・・・
クルクルクル
回しだした
月「え!そこまわんのか!?」
『・・・・・・』
クルクルクルクルクル
緋海は無言で飾りを左右に回していた
カチン
陽「開いたんじゃないですか?今の音」
睡「だよね、やっぱり」
緋海は震える手で小箱を開けた、出てきたのは・・・
睡「?なーにコレ?」
陽「ピアスですよ、耳につける飾りの一つです」
ターコイズの嵌まっていて、銀細工が施されているピアスだった
月「(なんで緋海泣きそうなんだよ・・・)」
ピアスを眺めていた緋海の目に涙が浮かんでることに月牙は気付いたが
『・・・今度穴開ける道具買わねーとな』
笑って睡蓮と陽彩に話しかける緋海に声が掛けられなかった
ハ「おまたせしました!」
『ん、ってあれ?なんにも買わなかったのか?』
ユ「いえ、先にPCへ置いて来ました」
ハ「緋海さん、他に行きたい所ありますか?」
『行きたい所・・・・・・造船所に荷物届けたいんだが一緒に来てくれるか?』
ハ・ユ「はい!」
ハルカとユウキが造船所へ荷物を届けるのに同行してくれることになり、来た造船所
『すいませーん、デボンからの使いの者ですがー』
「あぁ、君がクスノキ艦長の言ってた子か
僕はクスノキ艦長から連絡船の設計を任されたツガというものだけど・・・
うーん・・・困ったな・・・クスノキ艦長今ここにいないんだよね」
『何処にいますか?』
「あ、渡して来てくれるの!」
『元々狙われやすい荷物だって話ですからね
届けますよ』
「ありがとう!確か‘海の科学博物館’にいるはずだ」
『了解しました』
ツガさんに頭を下げ、出てきた三人
『でユウキ、一つ聞く』
ユ「なんでしょう?」
『博物館って何処にあんだ?』
ユ「・・・街の中央部です」
ユウキは少し苦笑いしながら指差した
『付いて来るか?』
ハ「はい!どうせだから博物館見て行こうよ!」
ユ「うん、そうしようか」
『ここか・・・』
博物館前まで来た三人
そこで緋海はあることに気が付いた
『(おかしい・・・いくら平日とは言え人が少な過ぎる
中で何かあったな)
二人共』
ハ「?」
ユ「どうしたんですか?」
『手持ちの体力大丈夫だな?』
ユ「えぇ、一応大丈夫ですけど・・・」
『中でなにか起こってるかもしれない、気を付けてくれ』
ハ「え!なんでそんなこと分かるんですか?」
『周りに人が少な過ぎる、平日とは言えもう少し多くてもいいだろ』
ユ「確かに・・・」
周りに用心しながら博物館の入口内まで行くと・・・
@「はーい、すいませーん
今御入場はお断りしていまーす」
*「また今度来てくださーい」
いきなり帽子を深く被った係員に止められた
ハ「え?入れないの?」
ユ「そんな筈ない、休館日は昨日だもん」
@「臨時休館でーす」
*「さぁ、出てくださーい」
係員は三人を無理矢理外へ押し出そうとした
『・・・なぁ、受付のお姉さんじゃなくてなんで係員の人がこういうことしてるんだ?
それに臨時休館の理由教えてくれよ』
*「お、教えることは出来ませーん」
@「今、受付のお姉さん達は休憩時間中でーす」
『・・・・・・』
緋海はいきなり一人に向かって回し蹴りをした
ガスッ
ドサッ
*「グッ」
『ビンゴ♪団服見えてますよ、アクア団の人』
うつ伏せに倒れた団員の背中を緋海は踏みつけ、帽子を剥ぎ取った
*「くそ!」
@「バレたんなら仕方ねぇ、お前らも人質だ!」
残った団員はハルカとユウキを捕まえようとしたが
フワッ
@「え?」
ズダン!
いつの間にか床に組み伏せられていた
『わりぃけど、テメェ等よりはケンカ慣れしてんだよ
ハルカ、なんか紐あるか?』
ハ「ありますけど・・・」
『サンキュ』
緋海は素早く一人の腕を後ろへ回し縛り上げると、そのままもう一人の腕も縛り上げた
『うし、完了
ドッチかこのバンダナ持って警察に行ってくれ』
ハ「じゃあ私が行ってきます!」
『頼む、ユウキはオレと一緒に中にいるアクア団ブッ倒すぞ』
ユ「はい!」
緋海は団員を気絶させバンダナを乱暴に取るとハルカに渡し
ユウキと一緒に奥へ入って行った
ユ「結構いますね、人数」
『めんどくせーな、バトルすんの』
ユ「さっきの奴等も素手で気絶させてましたもんね」
『そっちのが手っ取り早いしな
オレは素手で奴等を気絶させる、ポケモンの方はユウキに任せた』
ユ「ケガしないで下さいよ(汗」
『そんなヘマしねーよ
せーので飛び出すぞ』
ユ「はい!」
せーーーのっ!
バッ
二人が飛び出すと慌てだすアクア団の下っ端
緋海はボールを構えた団員やそれ以外の団員を片っ端から気絶させて行き
ユウキは残り少なくなった団員が繰り出してきたポケモンを倒しって行った
—15分後—
『よし、粗方片付いたな』
ユ「(ほとんどバトルしなくてすんでしまった(汗)」
緋海の周りには気絶した団員が倒れていて
ユウキが‘バトル’で倒した相手は部屋の隅で怯えていた
『おい、何が目的で此処に立て篭もってやがる』
+「し、しらねーよ!ただ隊長達はナニカの荷物を奪いに来たって!」
『・・・ここの人達はどこにいる』
$「上の階に集められてる!」
『そうか・・・ユウキ、行くぞ』
緋海は踵を返し、階段へ歩き出した
カンカンカンカン・・・
ユ「クスノキ艦長ももしかしたら・・・」
『捕まってるだろうな、オレが持ってる荷物を渡すように迫られてるかもしんねーな』
ユ「そんなに狙われてるんですか?その荷物」
『少なくとも、オレはこの荷物を二回護った』
ユ「なるほど・・・」
『チッ、鍵が掛かってやがる』
二階に登ってきた二人、しかし非常用のトビラが閉まっていて入ることが出来ない
『ユウキ、少し下がれ』
ユ「?」
『陽彩、波動弾』
ポンッ
陽「はい!」
緋海は陽彩にトビラを壊すよう指示した
ガシャン!
ユ「凄い・・・」
『よし、陽彩』
陽「はい」
『オレとユウキがまず中へ入る、合図で入れ』
陽「了解です」
緋海はトビラ(だった物)を蹴り開け、中に入った
$「なんだお前達は!」
『異変に気付いた通りすがりのトレーナーとでも言っておこうかな?
取り合えず、下の奴等は全員身動き取れない状況だよ』
二人は一先ず人質にされてる人の下へ走った
ユ「大丈夫ですか!」
ク「ありがとう、私達は平気だよ
暴行される寸前にキミ達が来てくれたからね」
『寸前か・・・始めましてクスノキ艦長、オレは緋海、隣は友人のユウキです』
ク「おぉ、キミが緋海ちゃんか
ということは・・・」
『御名答』
二人が捕まってた人達の縄を切っていると
#「くそ、リーダー!」
下っ端が一人、奥に入って行き
大柄な男を連れてきた
?「お前は・・・カナズミシティで我々の邪魔をしたトレーナー」
『なんだ、オレ顔知られてたんだ』
?「当たり前だ、アレがどれだけ計画の進み具合を止めたことか」
『まぁ、いっか
オレはクスノキ艦長に用があるんだけど?
ちなみに隣の少年は巻き込んだだけだ、手は挙げんなよ』
?「フ、その言葉を守るとでも?」
リーダー格の男が指を鳴らすと二人の下っ端がグラエナとズバットを繰り出してきた
『だと思った、ユウキ手持ちの体力は?』
ユ「限界です!」
『予防線張っといて良かった』
緋海はユウキを後ろ手に庇うと、大きく息を吸い込んで・・・
『陽彩!ズバッドに電光石火!』
陽「テヤッ!」
隠れさせていた陽彩に指示を出した
?「なに!」
『戻れ、陽彩
睡蓮、It showtime!』
睡「は〜い♪」
『泥かけ!そのまま‘団員’に水鉄砲!』
睡「えい!
ん・・・・プゥ—————」
あっという間に下っ端とそのポケモンを倒した緋海
『ユウキ、後ろの人達を頼む』
ユ「任せた下さい」
『・・・さて、オレは緋海
ご覧の通りトレーナーだ、リーダーさん、お名前は?』
緋海は睡蓮もボールに戻すと、月牙のボールを構え、不敵に笑って見せた
?「我々は海を愛する‘アクア団’
そしてオレはアクア団のリーダー、アオギリだ」
『ふ〜〜ん・・・で、アオギリさんは何故このようなことを?
たった二人の駆け出しトレーナーに勝てない部下を連れて』
緋海はボールを構えたままアオギリをにらみつけた
ア「ポケモンも人も全ての命は海から生まれた・・・
だからアクア団は海を増やそうとしているのだよ!
どうだい?とても素晴らしいことだろう?
その為に、ソイツが持ってるパーツが欲しかったんだが・・・」
『残念、まだオレが持ってます』
ア「そのようだな
パーツを奪うのにいつまでかかっているのかと思えば・・・
こんな子供に邪魔されていたのか?」
『まぁ、実力はこっちのが高かったっすから
つかバカな野望っすね』
ア「フン!まぁいい、まだ若いお前に我々の理想など分かるまい・・・
だが、この先も我々の活動の邪魔をするつもりなら
ただでは済まさないからな!
それだけは覚えておくのだ!」
アオギリはそういうと煙幕玉を投げ、撤収して行った
『つか気絶した部下置き去りかよ・・・』
ユ「そううですね・・・」
『クスノキ艦長』
緋海はクスノキ艦長に近づくと、バッグから頼まれていた荷物を手渡した
ク「あぁ、ありがとう!
おかげで出発出来そうだ!」
『良かった、誰かケガしてる人はいますか!』
ユ「立てますか?」
二人は人質にされていた人達の無事を確認し、恐怖のあまり立てなくなってる人に手を貸していた
ハ「ユウキくん!緋海さん!」
ユ「ハルカ!」
そんな中、ハルカが警察を連れて戻って来た
ジョ「君達、此処でなにやっていたの!」
『何って・・・悪者退治っすけど・・・』
ジョ「そういう時はすぐに警察へ連絡しなさい!」
『そんなことしてる間にこの人達がケガしたらどーするんすか!
唯でさえオレ達が来た時にはギリギリだったのに・・・』
緋海は例のごとくジョーイさんと口論を始めた
ク「まぁまぁ、ジョーイさんそんなに怒らないであげてください」
ジョ「クスノキさん・・・」
クスノキ艦長は緋海、ユウキとジョーイさんの間に立って庇ってくれた
ク「彼女達が来てくれたおかげでここの従業員も私も無事でしたし、
なにより彼女は私達のことを第一に考えて動いてくれました。
もしかすると警察の方より寄り迅速に、尚且つ的確に動いてくれますよ?」
ジョ「・・・・・しかし、警察の仕事ですから」
『じゃあ、一つ聞く』
ジョ「なんですか」
『ハルカが行くまで、アクア団が此処にいること気付きましたか?』
ジョ「いえ・・・」
『そうですか、これからもオレは首突っ込むんでよろしくお願いします』
ジョ「な!」
『ちょくちょく邪魔してたら顔を覚えられたんで、ダメだって言われても巻き込まれそうなんで』
緋海はそう言って不敵に笑った
『(伝説系のポケモンはハルカとユウキに任せっけどな)』
警察にケンカを売った緋海
はたしてこれからの旅路はどうなることやら・・・
そして動き出す二つの組織
緋海はどういう選択をするのか・・・
To be continue..
- Re: 元不良のポケモン珍道中 ( No.52 )
- 日時: 2011/07/15 22:58
- 名前: ラティアス ◆u3cfqUzBz6 (ID: /m6A2I47)
- 参照: http://ryuumei-net.at.webry.info/201106/article_15.html
よかったらわたしの小説にもコメントください。あと、始めまして。
ラティアスです。
小説題名
ポケモン トウコと白き英雄
ポケモンBW 不思議の探検隊白い炎と青い雷
スマブラDX&X しばっていこー!
よろしかったら・・・お願いします。
ただいま必至こいて小説宣伝してるアホでぇすw^ω^
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